仮想通貨OriginDollar(OUSD)とは?特徴や将来性について解説

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保有するだけで高利回りの報酬が獲得できるステーブルコイン「OriginDollar」をご存じでしょうか?

「聞いたことはあるけれど、詳細はよくわからない」

「投資してみたいので情報を集めている最中」

「将来性はどうなの?」

OriginDollarはローンチからまだ1年半しか経過していない新しい仮想通貨で、このように思っている方も多いのではないでしょうか。

本記事では新興ステーブルコインであるOriginDollarについて、特徴や将来性を詳しく解説します。

  • OriginDollarについて詳しく知りたい
  • ステーブルコインとは何だろう?
  • OriginDollarの将来性が気になる

この様な疑問を解決できる内容となっていますので、是非最後まで読んでいってください。

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OriginDollar(OUSD)とは

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名称OriginDollar
シンボルトークンOUSD
過去最高値ステーブルコインにつき1USDT
過去最安値ステーブルコインにつき1USDT
公式ホームページhttps://www.ousd.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/origindollar

OriginDollarはイーサリアムのブロックチェーン上で稼働するステーブルコインで、保有するだけで、最大の利回りで収益を発生させる仮想通貨です。

新興の仮想通貨ではありますが、開発元である「Origin」のメンバーはPayPal、youtube、Googleなど誰もが知る有名IT企業に携わっていた方が多く、クオリティの高いシステムを構築しています。

OriginDollarのネイティブトークンである「OUSD」はUSDT、USDC、DAIといったトークンと交換することで簡単に入手が可能で、OUSDを保有した瞬間からステーキング利回りが発生します。

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ステーブルコインとは

ステーブルコインとは仮想通貨の価値と法定通貨の価値がほぼ連動するようなトークンのことを言います。

有名なステーブルコインにはテザー(USDT)というものがあり、1USDTがほぼ1ドルになるように価値が調整されています。

仮想通貨は価値の変動が激しく、ビットコインなどは1日の間に数万円、多い時には数十万円も価格が変動し、商品購入などの決済手段としては不向きな資産とされていました。

ところがステーブルコインは価格の変動が小さく、USDTであればどんなに大きく変動しても2~3円程度です。

価格が安定していることからステーブルコインは、法定通貨と同じように「経済活動ができる仮想通貨」と期待され、現在ではUSDTを始めDAIやOUSDといった通貨が存在します。

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OriginDollar(OUSD)の特徴

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OriginDollarはステーブルコインなので、他の仮想通貨にはない特徴を多く持っています。この項目ではそんなOriginDollarの特徴を3つの項目に分けて詳しく解説します。

特徴①ステーキングが特殊

OriginDollarの特徴に「トークンを保有するだけで高利回りの金利を受け取ることができる」というものが存在します。どれほどの利回りかというと2022年4月時点でのOUSDの年間利回りは約14%

株式や債券などと比べてもかなりの高金利であることが分かります。

これだけの金利が発生する通貨であれば通常はステーキングによるロック期間が長期であったり、手数料が高額であるなどのデメリットが存在しますが、OriginDollarはそのようなデメリットが一切ありません。(デメリットが発生しない理由についてはイールドファーミングとはで詳しく解説します)

ロックステーキングと手数料について

ステーキングは本来「ロックステーキング」というステーキング用に預けた仮想通貨を動かすことができない期間が存在します。

そのため、ステーキング中に仮想通貨の価値が暴落したとしても途中で売却はできませんし、引き出して使うこともできません。

このロック期間はステーキングの最大のデメリットとされ、高利回りな仮想通貨ほどロック期間をよく確認する必要がありました。

また手数料についてもステーキングは高額になることが多く、デメリットの一つとして考えられます。

イーサリアムのブロックチェーンを利用している仮想通貨のステーキングでは、出金処理などの操作(トランザクション)毎に手数料としてガス代が発生します。

イーサリアムのガス代はイーサリアムチェーンに掛かる負荷に応じて増減し、利用者の増加に伴ってその金額は年々増加傾向にあります。

これではステーキングで得られた金利が出金によるガス代で相殺され、実質まったく稼げないという事態に陥ってしまいますし、トランザクションを発生させる場合は常にガス代の動向にも気を配る必要がありました。

OriginDollarのステーキングではこのようなデメリットを全く考慮しなくて良いので、ステーキングに最適な仮想通貨と言えます。

特徴②その他のステーブルコインへの変換が容易

OUSDはいつでも他のステーブルコインへの変換が可能で、利便性が高いことも特徴の一つです。

ステーブルコインは通貨同士の互換性が希薄で、実際に利用するためには対応しているステーブルコインへの変換が必要となる場合があります。

この時ステーブルコインの変換には独自の分散型アプリケーションである「OrigindApp」を利用すると常に最適なレートで他のトークンへと変換してくれます。

変換にかかるコストはウォレットからの出金手数料変換時のガス代変換レートの合計から計算されますが、出金手数料については「AMM(自動マーケットメイカー)でOUSDを販売する」という手法を取ることで削減可能です。

AMM販売によるデメリット

但し販売にはデメリットもあり、AMMでは流動性が確保されていない仮想通貨は取引することができません。流動性とは特定の仮想通貨の取引のしやすさを表す指標で、流動性が高ければ取引はスムーズに行われ、流動性が低ければ取引が不成立になる場合があります。

また流動性の低い仮想通貨はレートの変動(スリップページ)が発生しやすく、わずかな需給の変動で交換に必要なレートが大きく変動することがあります。

イメージとしては限定商品の価値がわずかな人気で簡単に高騰する状態と思っていただけると分かりやすいかもしれません。

AMMについて

AMM(自動マーケットメイカー)とは、DEX(分散型取引所)の一種で、仮想通貨の価格を自動で決定する仕組みを構築しています。

AMMでは流動性プールと呼ばれる取引用の仮想通貨プールが用意されていて、取引はこのプールを介して実行されます。

例えばOUSDをUSDTに交換したい場合、ユーザーは「OUSD/USDTの流動性プールにOUSDを預け、USDTを取り出す」という作業が行われます。

プール内の流動性が確保されている限り24時間いつでも取引可能であることが特徴です。

この流動性プールは仮想通貨のペアの均衡が常に保たれるように設計されていて、仮想通貨の価格は、流動性プール内の仮想通貨ペアのうち、量の少ない方の仮想通貨の価格が高騰し、反対に量の多い方の仮想通貨の価値が減少します。

厳密にはやや異なる部分もありますが大まかに言えばこのような仕組みでAMMは機能し、有名な取引所にはユニスワップ、バランサー、カーブなどが挙げられます。

特徴③Automated Yield Farming

OUSDの高利回りはAutemated Yield Farming(オートマテッドイールドファーミング)によって実現されます。

OriginDollarのスマートコントラクトはユーザーが預けたOUSDを、カーブなどのDeFiに運用してもらうことによって利回りを獲得しています

運用してもらうDeFiはOriginDollarがプログラムに基づいて自動(オートマチック)で決定するので、ユーザーはOUSDを保有するだけでイールドファーミングに参加していることになります。

運用によって得られた金利や報酬のトークンはユーザーが引き出さなければ再度ステーブルコインとしてOriginDollarにプールされ、自動的に複利運用される仕組みです。

仮想通貨は価格変動率の高さから長期保有による資産形成は難しい資産とされていましたがステーブルコインであるOUSDのイールドファーミングは長期保有に最適な仮想通貨と言えるでしょう。

イールドファーミングとは

イールドファーミングはDeFiなどの分散型取引所の流動性プールに資金を預けることで利益を得る方法のことです。銀行預金の利息をイメージしてもらえると分かりやすいでしょうか。

仮想通貨を保有して報酬を得る仕組みと言えば「ステーキング」が有名ですが、イールドファーミングも仮想通貨を保有するだけで利益が発生します。

双方の違いは報酬の発生プロセスによるもので、ステーキングはブロックチェーンの「保守、運営」に対する報酬。イールドファーミングは分散型取引所の「運営資金の貸し付けに対する利息」といった違いがあります。

つまりOUSDのステーキングにロック期間がないというメリットは厳密にはステーキングではなくイールドファーミングを行っているからで、OriginDollarの特徴①では便宜上ステーキングと表現をしていますが、実際はイールドファーミングによる報酬となります。

イールドファーミングについてもう少し詳しく知りたい方はこちら

流動的プール(Liquity pool)とは、DeFiサービスの資金として預け入れられた仮想通貨(暗号資産)の蓄えです。この記事では、流動的プールについて解説します。イールドファーミングについても説明しているので、参考にしてみてください。

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OriginDollar(OUSD)の現在の推移価格

 

OUSDはUSDTと価格が連動するステーブルコインなので価格は約1USDTで固定されています。

多少の変動はあるものの、価格はほぼ安定してるので優秀なステーブルコインであることがチャートからもお判りいただけるかと思います。

もちろん価格変動による投資は利益が望めないので、投資目的の購入には不向きです。

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OriginDollar(OUSD)の今後と動向

OriginDollarの今後と動向のイメージ画像

OriginDollarはステーブルコインとして非常に優秀で、将来性の高い仮想通貨であることは間違いないでしょう。しかしその成長速度は提携するDeFiの進歩や、交換するステーブルコインの普及度など外的要因に依存する可能性が高いと考えられます。

現在USDTをはじめとしたステーブルコインはデビットカードへのチャージに利用できたり、インターネットショップでの支払いに使えたりとその実用性が少しづつ増してきています。

中には日本のPPRP社など自社でステーブルコインを製作し、商品販売を行う企業まで登場しました。今後もステーブルコインの普及は加速度的に増えていくことが予想され、高利回りなステーブルコインであるOUSDが注目されることは間違いないでしょう。

しかし同時に懸念点も存在し、DeFiは成長とともに規制がかかる恐れがあります。

DeFiの最大の特徴は第三者が介入しない匿名性にあり、DeFiを利用したイールドファーミングでは資金の流れが見えません。

今後政府などによってこのような匿名性に規制がかかればDeFiによる最大のメリットが失われ、成長が鈍化するリスクがあります。そうなればDeFiの運用利回りによって高い利益が発生するOUSDの魅力が半減してしまいますし、OUSDを保有するメリットが少なくなってしまいます。

良い方向ばかりに成長していくのか、それとも成長にストップがかかるような事態が発生するのか。

OUSDを取り巻く環境と、その将来性からは今後も要注目です。

OriginDollar(OUSD)の購入方法

OriginDollarの購入方法のイメージ画像

OUSDは現在国内の仮想通貨取引所、海外の大手仮想通貨取引所どちらも取り扱いがありません。

入手は公式ホームページで可能ですので以下の手順を参考にしてみて下さい。

  • STEP.01アクセス
    公式ページにアクセスし、トップページの「OUSDを取得する」というバナーをクリック
  • STEP.02接続
    交換する仮想通貨が入ったウォレットを接続します
  • STEP.03交換
    必要なOUSDの数を選択しその分の仮想通貨を支払えば取引完了です

【まとめ】高利回りを目指すならOUSDがおすすめ

OriginDollarの解説は以上です。仮想通貨で安定的に高金利を目指せるOUSDは新しい長期投資の資産として今後注目を集めるかもしれません。

現在はまだ需給のバランスが安定しており、OUSDの入手は容易ですが何かのきっかけで人気が急上昇すれば、流動性が枯渇し、入手が困難になる可能性もあります。

少しでも興味がある方は是非入手してみてはいかがでしょうか?