「Persistence(XPRT)って何?」
「Persistence(XPRT)の将来性が気になる!」
今回は、実世界とブロックチェーンの金融を橋渡しするDeFiプロトコル「Persistence(XPRT/パーシステンス)」についてご紹介します。
将来性や各機能の利用方法についても解説していますので、ぜひ参考にご覧ください。
なお、説明の都合上、専門用語が多くなってしまうため、用語解説や関連記事もご紹介しています。そちらも合わせてご覧ください。
目次
仮想通貨「Persistence(XPRT)」とは
仮想通貨プロジェクト | Persistence One(パーシステンス ワン) |
ネイティブトークン | XPRT |
公式サイト | https://persistence.one/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/PersistenceOne |
Discord | https://discord.com/invite/qXRmTTGcYD |
telegram | https://t.me/PersistenceOneChat |
仮想通貨Persistence(XPRT/パーシステンス)は、Persistence One(パーシステンス ワン)というDeFiプロトコルのネイティブトークンです。
Persistence Oneは、銀行や証券といった従来の金融とDeFiを橋渡しする目的で開発されました。
Decentralized Financeの略語。中央に管理する者がいない、分散型金融アプリケーションのこと。
プロトコルは規格・約束・手順・規則といった意味を含む言葉。DeFiプロトコルとは、分散型金融アプリの規格というニュアンス。
ここでは、Persistence Oneで提供されているサービスや、ネイティブトークンのPersistence(XPRT)について解説していきます。
【参考】DeFiについて詳しく知りたい方はコチラ
Persistence One(パーシステンス ワン)とは
Persistence One(パーシステンス ワン)は、実世界の資産を担保として、仮想通貨の借入や資金調達を容易にできるDeFiプロトコルとなっています。企業や投資家にとってのニーズが満たされるだけでなく、各機関のオープンファイナンスを強化できるという側面も持っており、多くの期待が寄せられているプロジェクトです。
オープンファイナンスとは、ユーザーが自分の資産データを銀行などの企業や組織と共有することで、資産管理や資産状況に応じた新しいサービスの利用が可能となる過程や環境を指す。
- Persistence Wallet(パーシステンスウォレット)
- Persistence Explorer(パーシステンスエクスプローラー)
- Persistence Bridge(パーシステンスブリッジ)
それでは見ていきましょう。
①Persistence Wallet(パーシステンスウォレット)
引用:https://wallet.persistence.one/
Persistence Wallet(パーシステンスウォレット)は、ネイティブトークンのXPRTトークンを管理できるウォレットです。トークンの保存や送金に利用できるだけでなく、ステーキングすることで最大35%の年間報酬を獲得できるようになっています。
②Persistence Explorer(パーシステンスエクスプローラー)
引用:https://explorer.persistence.one/
Persistence Explorer(パーシステンスエクスプローラー)は、Block Height(ブロックの高さ)やTxHash(トランザクションハッシュ)、トークンの供給量などを調べられる検索ツールです。
Block Height(ブロックの高さ)とは、ブロックチェーンにおける最初のブロック(ブロック0)から何番目のブロックなのかを指す値。ブロックチェーンが生まれてからのおおよその時間が把握できる。
TxHash(トランザクションハッシュ)とは、出金処理が完了した際にブロックチェーン上に記録される暗号化された文字列。送金状況の確認などが把握できる。
③Persistence Bridge(パーシステンスブリッジ)
引用:https://bridge.persistence.one/
Persistence Bridge(パーシステンスブリッジ)とは、イーサリアム(ETH)をPersistence(XPRT)に変換する機能です。
Persistenceチェーンは、Cosmosで開発された「IBC(Inter-Blockchain Comunication protocol)」という“異なるブロックチェーン間でトークンを転送できる仕組み”を採用しており、このIBCを活用しているのがPersistence Bridgeとなります。
利用方法はシンプルで、イーサリアム(ETH)のウォレット「Meta Mask」と、Cosmosのウォレット「Keplr」を接続するだけ。あとは、変換したい金額を入力して[Transfer]ボタンを押せば完了です。
詳しい手順は公式Youtubeチャンネルでも公開されていますので、参考にご覧ください。
XPRTトークンとは
XPRTトークンは、Persistenceのネイティブトークンで、下記のような役割を果たします。
- トランザクション(取引)の料金
- Persistenceエコシステム内での共通通貨
- IBCハブルーティングを利用した経済活動の活発化
Persistenceは、先ほどご紹介したIBCという仕組みを活用した異なるチェーンへの複数チャンネルを持っている上、実世界の資産を担保にして仮想通貨の借入ができるという「実世界とブロックチェーンを繋ぐ」橋渡しのできるプロジェクトです。
XPRTは、Persistenceエコシステム内で重要な役割を果たすだけでなく、実世界とブロックチェーン全体を行き来できる仮想通貨として存在しています。
「生態系」という意味を持つ単語。ビジネスや金融分野においては「経済圏」というニュアンスで使用され、製品やサービスを取り巻く共通の収益環境のことを指す。
複数のブロックチェーンをつなぐための中継地点から、目的地点までの経路を判断する仕組み。
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Persistence(XPRT)の特徴
Persistence(XPRT)は、実世界の資産(アセット)をNFTを用いてトークン化し、資産の交換や流動性を集約するといった機能を持ちます。
これらの機能を可能にするPersistence(XPRT)の特徴を、以下の3つにまとめました。
- 資金調達の可能性を広げる
- コンセンサスメカニズムにTendermint PoSを使用
- 複雑さを取り除いたシームレスな機能
それでは見ていきましょう。
特徴①資金調達の可能性を広げる
Persistence(XPRT)は、企業や投資家の資金調達ニーズを満たすため、実世界で保有している債権に対し仮想通貨でローンを組めるといった役割を果たします。
Persistenceが提供する新しいアセットクラスによって、金利の低い国や地域に住んでいる投資家が世界共通の高い利回りを得られ、実世界で資産を生み出すことにつながる、というわけです。
つまり、Persistenceは「資金調達の可能性を広げる」特徴を持ち合わせていると言えるでしょう。
アセットクラスとは、投資対象となる資産の種類や分類のこと。
【参考】資金調達に興味のある方はコチラをチェック!
特徴②コンセンサスメカニズムにTendermint PoSを使用
Persistence(XPRT)のコンセンサスメカニズムは、Tendermint(テンダーミント)のPoS(プルーフ・オブ・ステーク)が採用されています。
Tendermintとは、ブロックチェーンなどの分散化されたネットワークにおいて不正を阻止する機能のあるソフトウェアで、Tendermint社(Ignite社)が開発しました。処理速度の低下や送金遅延といったスケーラビリティ問題を解決し、分散型アプリケーションの開発を簡単に行える環境を目指すといった目的が掲げられています。
実際、Tendermintを採用することで、ブロックチェーンやコンセンサスメカニズムの開発にリソースを割くことなく、アプリケーション層の開発に集中できるといった環境がPersistenceにも備わっています。
そして、コンセンサスメカニズムであるTendermint PoSは、新しいブロックが生成されたと同時にファイナリティが得られる仕組みになっており、承認されたトランザクションがキャンセルされることがなく、わずか1〜3秒というスピードで処理が行われます。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)が採用しているPoW(プルーフ・オブ・ワーク)で約15秒かかりますので、その処理能力の高さがおわかりいただけるかと思います。
ファイナリティとは、取引を確定させること。AさんからBさんへ現金を渡した時、Aさんの手元からBさんの手元に渡っただけでは確定とは言えず、Bさんが「本物の紙幣か」の確認が完了した段階が確定と言える。
【参考】Tendermint社(Ignite社)が開発する仮想通貨Cosmos(ATOM)はコチラ
特徴③複雑さを取り除いたシームレスな機能
Persistenceエコシステムでは、商品取引業界における1.5兆ドルの資金調達ギャップを埋めることも目標に掲げています。
目標を達成するために、Terra(LUNA)などのプロジェクトと戦略的パートナーシップ契約を結び、確かなバリデータセットを構築。製品と市場の適合性を日々検証し続けています。
Persistenceエコシステムで一番最初にローンチされたアプリケーション「Comdex」では、すでに約3,000万ドル(約37億円)相当の商品取引実績をあげています。
バリデータとは、入力されたデータがルールや仕様通りに記述されているかを判断する機能・ソフトウェアのこと。判断する行為をバリデーションと呼ぶ。
Terra(テラ)は、各国の法定通貨に紐づくステーブルコインの発行を目的としたプロジェクトで、LUNA(ルナ)はそのガバナンストークン。
【参考】Terra(LUNA)について詳しく知りたい方はコチラ
Persistence(XPRT)の現在の推移価格
仮想通貨Persistence(XPRT)は現在¥399.65〜¥451.55で取引されており、市場ランキング171位に位置しています(2022年4月8日時点)。2021年5月15日にマークした¥1,703からは下降トレンドに入り、底値のレンジ幅で値動きしている状態です。
情勢のめまぐるしい変化やウィズコロナの影響で世界的に経済活動が縮小する傾向にあり、経済活動と密接に関係するPersistence(XPRT)にもその影響が反映されているように見てとれます。
今後の景気回復に向けて、今のうちに保有しておくという選択も良いかもしれません。
Persistence(XPRT)の今後と動向
私たちが住む日本は、世界でも有数の超低金利国家です。金利が低いと、お金を借りる時やお買い物をする時はお得と感じるかもしれませんが、お金を貸したり資産を保有したりといった場面ではマイナス要素です。郵便局(ゆうちょ銀行)での定期預金の金利は現在0.001%ですが、バブルが崩壊する前はなんと8%と8,000倍もの利息がついていたことになります。
一方、高金利で有名な南アフリカの政策金利は4.25%(2022年3月時点)となっており、国による金利格差に驚かされます。
Persistenceでは、こういった金利のギャップを埋めるために開発されたプロジェクトであり、今後DeFiやブロックチェーンが生活に浸透し、Persistenceへの信頼性が確立されることで、「将来性に期待できるプロジェクト及び通貨である」と言えるのではないでしょうか。
【参考】低金利で借入するならコチラをチェック!
Persistence(XPRT)の購入方法
Persistence(XPRT)を得るには、Persistence Bridgeでイーサリアム(ETH)から交換する方法が一般的です。
大手取引所でも取り扱いがありますが、ウォレットから送金する手間がかかりますので、購入というよりは売却する際に利用することが多いかもしれません。
- KuCoin
- Gate.io
- Huobi Global
Persistence Bridgeを利用するにしても、取引所で購入するにしても、まずはイーサリアム(ETH)が必要となります。
上記の取引所では日本円の入金ができないため、まずは日本の取引所で円からイーサリアム(ETH)に交換する手順を踏まなければなりません。
日本のおすすめ取引所は「Coincheck(コインチェック)」
日本国内でおすすめの仮想通貨取引所は「Coincheck(コインチェック)」です。
- 17種類もの仮想通貨が上場(国内トップクラス)
- 取引手数料が無料
- 500円から始められる
Coincheckでイーサリアム(ETH)を購入したあとはMetaMaskに送金し、Persistence Bridgeと接続してPersistence(XPRT)を入手するといった流れになります。
【参考】Coincheckの口座開設方法の解説はコチラ
【まとめ】Persistence(XPRT)は将来に期待できるDeFiプロジェクト
実世界とブロックチェーンをつなぐDeFiプロトコル「Persistence(XPRT)」について解説しました。
Persistence(XPRT)は、企業や投資家といった資金調達したい方々にマッチしたプロジェクトです。まずはDiscordなどのコミュニティに参加し、保有・利用の検討をされてみてはいかがでしょうか。