「MobileCoin(MOB)はどんな特徴の仮想通貨?」
「MobileCoin(MOB)に将来性あるの?」
MobileCoin(MOB)は分散型デジタル決済ネットワークとして作成された、安全かつ効率的な方法で価値(資産)の交換を可能にすることを目的としたプラットフォームです。
この記事では、仮想通貨MobileCoin(MOB)が 具体的にどの様な特徴を持つ通貨なのか。また、保有するにあたって将来性があるかを解説していきます。現在のチャートを用いた解説もしていくので、この記事を読めばMobileCoin(MOB)に対して理解を深めることができます。
どの仮想通貨を保有するかお困りの方。是非とも最後まで読んで頂き、判断材料の一つにして貰えれば幸いです。
目次
MobileCoin(MOB)とは?
MobileCoin(MOB)は安全かつ効率的な方法で価値(資産)の交換を可能にすることを目的とした、分散型デジタル決済ネットワークです。
ブロックチェーン技術を用いて、セキュリティーが高くなおかつ効率的な決算サービスを提供しています。
具体的には「携帯電話をはじめとするモバイル機器をデジタル現金として使用できるように設計された暗号通貨」であり、トランザクション(業務上の処理)の効率化や決済サービスの利便性向上を期待できます。
また、安全性という観点からはプライバシーに関する問題に力を入れており、もしウォレット(財布)をインストールした端末を紛失した場合でも、資金へアクセスをできるような特徴をもっています。
これまでは、端末の紛失以外でもパスワードの紛失や忘れた場合であってんも、資産へアクセスができなくなるといった問題がありました。
セキュリティー面を考えると必要な処理なのですが、これにより多大な資産が運用できなくなるというのは、暗号資産の大きな課題です。
MobileCoin(MOB)はセキュリティー面を維持しつつ、これらの問題を解決する決済を目指しています。
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MobileCoin(MOB)の基本情報
仮想通貨名 | モバイルコイン |
トークン名 | MobileCoin(MOB) |
公開年 | 2020年 |
発行上限 | 250,000,000MOB |
発行枚数 | 74,218,324MOB |
現在の価格 | 463.34円 |
時価総額 | 34,388,136,850円 |
市場ランキング | 240位 |
公式ホームページ | https://mobilecoin.foundation/ |
https://twitter.com/mobilecoin |
2022年4月24日時点
MobileCoin株式会社は、Josh Goldbard氏とShane Glynn氏によって2017年に設立された、カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置くベンチャー支援企業です。
MobileCoinプロトコルは、2020年にMobileCoin Foundationによってオープンソース化されました。ネットワークは2020年12月7日にライブになりました。
Josh Goldbard氏はMobileCoin株式会社のCEOであり、MobileCoinプロトコルの共同発明者でもあります。MobileCoinに入社する前は、暗号ヘッジファンドのマネージングディレクターでした。
Shane Glynn氏は現在ジェネラルカウンセルであり、法務およびポリシーチームを率いています。MobileCoinに入社する前は、Googleのシニアカウンセルを8年間務め、PixelおよびNexus電話、Google Fiber、さまざまなオープンアクセスパブリックWiFiプロジェクト、およびその他の特別プロジェクトの製品法務業務を主導していました。
MobileCoin(MOB)の特徴
特徴①モバイルによるトランザクションの効率化
MobileCoin(MOB)の特徴として、トランザクションの効率化による処理速度の速さが挙げられます。
ここでいうトランザクションは資金運用をはじめとする、業務上の様々な処理のことを指します。
通常、業務上で資金のやり取りをする場合、様々な処理作業を必要としますが、モバイル機器を利用することで携帯一つで資金の運用を可能とします。
アプリをインストールし、4桁のPINを入力さえすれば、電話番号または他のユーザー識別子でアドレス指定された他のユーザーとの間で資金を送受信することができるようになります。
トランザクションの所要時間は 1 秒未満で、資金はすぐに使用することが可能です。
特徴②プライバシーによる問題の解決
仮想通貨を利用する際、多くのユーザーはウォレット(財布)というサービスを利用することになります。
このサービスを利用するにあたり、パスワードの紛失やインストールした端末の紛失は資産へアクセスできないといった問題を引き起こします。
これは、高いセキュリティを保証上でなくてはならないものなのですが、同時に仮想通貨投資家の間でも頭を悩ませる問題となっていました。
資産を保持するためのデバイスの多くは、一定以上の外部からのアクセスを遮断するハードウェア製品であることからパスワードを回復させるサービスは提供されていません。そのため世界のビットコインのうち約15兆円が、アクセスできなくなっている状況だと言われています。
MobileCoin(MOB)の場合、ユーザーはいつでもアプリを再インストールするか、新しい電話を入手し、4桁のPINを入力するだけで資金への安全なアクセスを取り戻すことが可能です。
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MobileCoin(MOB)の将来性
MobileCoin(MOB)は今現在、暗号資産の中でも注目を集めている仮想通貨の1つです。
2020年の公開当初から噂され、2021年の頭には通貨価値が急上昇しました。
その理由としては大きく2つ存在します。それぞれ解説していきましょう。
メッセージングアプリ「Signal」
MobileCoin(MOB)は元々、プライベートメッセージングアプリ「Signal」を開発したMoxie Marlinspike氏からの技術指導を受け、開発された仮想通貨です。
なのでMobileCoinのネットワークはSignalの基盤技術を利用しているため、Signalとは親和性が高いのです。
このつながりにより、現在は利用できないSignalのプラットフォーム上でMobileCoinが利用できるようになる可能性があります。
これは、MobileCoin(MOB)利用に対しての実証実験を英国向けに行うことが発表されたことにより、ほぼ確実となりました。
メッセージングアプリ「Signal」は、アメリカ合衆国上院議員の公式な連絡ツールとして認められているほど有名なアプリです。Signalの月間アクティブユーザーは2021年1月の時点で4,000万人に上り、昨年12月比で倍増、未だに利用者が増え続けています。
Signalのプラットフォーム上でMobileCoinが利用できるようになれば、MobileCoin(MOB)の認知度はかなり上昇することでしょう。
2回の投資ラウンドで1,135万ドルの資金を調達
MobileCoin(MOB)は投資会社Future VenturesとGeneral Catalystの主導により、2回の投資ラウンドで1,135万ドル(約12億4000万円)の資金調達を受けました。
このことからも、他のマイナー通貨と違いMobileCoin(MOB)に対する関心の高さが見て取れます。
最も、これは上記した「Signalからの技術指導を受けて開発した仮想通貨」という点が大きく、「Signal」の後ろ盾がなければ、これ程容易な資金調達はできなかったでしょう。
とはいえ、MobileCoin(MOB)の「モバイル機器を利用した資金の運用」という着眼点もよく、一定以上の需要が見込めることも確かです。
MobileCoin(MOB)の推移価格
MobileCoin(MOB)は2021年3月から注目を集めだしました。
これは上記した投資会社Future VenturesとGeneral Catalystの主導よる、1,135万ドル(約12億4000万円)の資金調達によるものです。
「Signal」の影響により公開当初80ドル代までの急上昇が見られましたが、そこからの揺れ戻しにより価格が低迷しています。
現在の価格動向
2022年4月24日時点のMobileCoin(MOB)価格は3.57ドル、直近一週間の高値が3.88ドルで安値が3.46ドルでした。これは、2022年3月25日から続く下降トレンドのさなかにいます。
とはいえ、この下降トレンドはウクライナ戦争による経済影響によるものだと思われます。
こうなってくると、チャートによる分析はできません。
トレンドとは?
為替相場は基本、上昇、下降、横ばいの3つの方向性しかなく、政治や経済の情勢など様々な要因の影響を受けながら、3つの方向性を波打ちながらに繰り返している。この方向性のことを「トレンド」と呼び、波の高値同士、安値同士に補助線を引くことで為替の動きを予想する。この補助線が「トレンドライン」である。
購入のタイミング
現在はウクライナとロシアによる非常事態といえます。
この経済状況ではチャートによるテクニカル分析ができません。
戦時状況を確認しつつ、下降トレンドの下げ止まりを待っているのが良いでしょう。
経済状況は決して良くありませんが、逆に考えれば最安値での資産購入が可能となります。
安易な判断を行わず、時事情報を集めて判断しましょう。
・テクニカル分析
チャートを用いた分析方法、主にデイトレードなどの短い期間での分析に利用される。・ファンダメンタル分析
経済指標などを用いた分析方法、主に金利による資産運用を目的とする、長期保有での分析の際に利用される。
MobileCoin(MOB)の購入方法
MobileCoin(MOB)は残念ながら現時点で国内取引所での取り扱いがありません。
MOBトークンを購入するためには、以下のステップを踏んで海外取引所で購入する必要があります。
- STEP.01登録
- 任意の取引所でアカウントの取得
- STEP.02口座開設
- 取引所の指示画面に従い、口座開設
- STEP.03購入
- 仮想通貨を購入
- STEP.04交換
- 海外の取引所に登録後、購入した仮想通貨と交換
STEP.01では、使いやすい国内取引所で登録しましょう。
海外取引所で発生する利益(報酬)は仮想通貨で支払われるので、国内取引所で仮想通貨から日本円に換金する作業が必要です。
日本国内でおすすめの仮想通貨取引所は「Coincheck(コインチェック)」です。
- 17種類もの仮想通貨が上場(国内トップクラス)
- 取引手数料が無料
- 500円から始められる
【参考】Coincheckの口座開設方法の解説はコチラ
- FTX
- BigONE
- Bitfinex
【まとめ】MobileCoin(MOB)の将来性は「Signal」の動向に注目すべき
仮想通貨MobileCoin(MOB)の発展はプライベートメッセージングアプリ「Signal」と大きな関りがあります。
それは、MobileCoin(MOB)が元々、プライベートメッセージングアプリ「Signal」を開発したMoxie Marlinspike氏からの技術指導を受け、開発された仮想通貨であることだけでなく、MobileCoin自体が携帯端末(モバイル)によるトランザクションの効率化や処理速度の速さを強みとしている以上、認知度の高いアプリケーションの影響を受けやすいことも原因の1つです。
Signalのプラットフォーム上でMobileCoinが利用できるようになることがほぼ確定したことにより、今後MobileCoinの注目度はどんどん上がっていくでしょう。
とはいえチャートを確認する限り、現在の経済状況では市場自体が混乱のさなかにいます。
Signalや仮想通貨の狭い観点だけでなく、戦争のなり行きや市場全体の経済状況などを広い観点から観察していく必要があるでしょう。