【仮想通貨】Linear Financeとは?特徴や将来性を解説

2023年、最も急騰した仮想通貨で知られるLinear Finance。いままでノーマークだった人も多いようで、ひとたび急騰すると「なんだその銘柄は!」と注目を集めたそうです。

そこで今回は、今かなりアツい仮想通貨Linear Financeの特徴と将来性、トークンの価格動向について解説します。

今からでも投資は遅くないのか、それとも直近での急騰は望めないのか、そんな疑問や悩みを解決できる内容となっています。

是非ご覧ください。

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Linear Financeとは

名称 Linear Finance
トークンシンボル LINA
時価総額ランキング 299位
公式ページ https://linear.finance/
Twitter https://twitter.com/LinearFinance

Linear Financeとは、合成資産を作成、取引するためのブロックチェーンプロトコルです。

この合成資産とは、多くの金融資産価格と連動した価値を持つトークンのこと。簡単に言えば金や銀、債権の価格と連動した仮想通貨ということです。

Linear Financeを使用して作成できる合成資産は、主にLINAトークンに他の暗号資産を組み合わせたものになります。

こうして作成した合成資産をステーキングすることで、ユーザーはプロジェクト内の通貨であるLinear USDを受け取ります。

受け取ったLinear USDは、Linear Finance内のプラットフォームで他の合成資産の購入に使えるなど、様々な利用方法があるそうです。

Linear Financeの特徴

Linear Financeの特徴は次の3つ。

  • クロスチェーン
  • 分散型
  • 特徴的なエコシステム

それぞれ順番に見ていきましょう。

特徴①クロスチェーン

Linear Financeは、クロスチェーンに対応したブロックチェーンプロジェクトです。そのため取り扱える仮想通貨の銘柄が多く、利便性の高いプラットフォームです。

ではクロスチェーンであることがなぜ取り扱い銘柄の幅広さにつながるのか。それはブロックチェーンの仕組みにあります。

ブロックチェーンはもともと単一のネットワークしか取り扱えない

まずブロックチェーンの前提条件として、あるブロックチェーンで作成されたトークンは、そのネットワークに対応したトークンでなくてはいけません。

どういうことかというと、例えば、ビットコインのブロックチェーンを使ったトークンはBTC。イーサリアムのブロックチェーンを使ったトークンはETH。

といったように、トークンはそれぞれのブロックチェーンに紐づけられていて、それぞれのネットワークで対応しているトークンが決められています。

ですので、ビットコインのブロックチェーンでETHは使えませんし、イーサリアムのブロックチェーンでBTCは使えません。

これを異なるブロックチェーンでもそれぞれのトークンを使えるようにした技術が“クロスチェーン”というわけです。

クロスチェーンはこれからのブロックチェーンプロジェクトには欠かせない技術になる

クロスチェーンが使えるようになると、仮想通貨を利用できる幅が広がります。例えば実店舗での仮想通貨支払いや、分散型の金融ネットワークの構築など。

特に分散型金融(DeFi)の分野ではクロスチェーンが重宝されます。

今までであれば、あるDeFiプロジェクトで複数のトークンに対応させようと思った場合、一度所有しているトークンをDeFiプロジェクトが発行するネイティブトークンに変換してから利用しなくてはなりませんでした。

ところがクロスチェーン対応のプロジェクトであればトークンの変換は不要。ダイレクトに各種仮想通貨を取引できるようになります。

直接取引が可能になれば、トークンを変換する取引手数料(ガス代)を削減できたり、第三者を介さないセキュリティの高い取引が実現するため、実用性の高い技術といえるでしょう。

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特徴②分散型

Linear Financeの特徴の二つ目は分散型です。仮想通貨の取引ができる金融系のプロジェクトは中央集権型と、分散型の2種類に分けられます。

中央集権型のプロジェクトにはBinanceやCuCoinなどの仮想通貨取引所が挙げられ、運営元が管理責任者として存在します。

一方、Linear Financeのような分散型金融のプロジェクトでは中央管理者が存在せず、ネットワーク参加者みんなで保守・運営を行っています。

分散型プロジェクトのメリット

分散型プロジェクトのメリットは取引のコストダウンやセキュリティ性の向上。

銀行のような中央集権取引所と異なり、中央管理者を挟まずにダイレクトな取引をする分散型金融は、取引コストが安く、高速な取引が可能です。

また、セキュリティ面にも強く、万が一ハッキングされるとデータの改ざんやデータの流出が容易な中央集権型に比べて、データが中央に集約されない分散型は、ハッキングによるデータ流出や改ざんのリスクがとても低くなります。

Linear Financeのように、仮想通貨のステーキングや合成資産の売買が可能な金融プロジェクトでは、セキュリティ性の高さは重要課題です。

そのような背景の中で、分散型のプロジェクトを採用するLinear Financeのプラットフォームは、信頼性の高いプロジェクトと考えられるでしょう。

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特徴③特徴的なエコシステム

Linear Financeには様々な機能が備わっています。

主なLinear Financeのアプリケーションは次の通り。

  • Linear Builder
  • Linear Swap
  • Linear Exchange
  • Linear Vault
  • Linear DAO

順番に解説します。

Linear Builder

Linear Builderは、Linear Financeのメイン機能である合成資産(リキッド)を作る機能です。仮想通貨、コモディティ、インデックスなどを組み合わせてリキッドを生成。それをステーキングすることでLinear  FinanceのユーティリティトークンであるLinear USDを受け取れます。

受け取ったLinear USDはリキッドの購入や、Linear Financeのエコシステム内の他のアプリケーションに移動可能です。

Linear Swap

Linear Swapは、トークンの交換機能。クロスチェーン互換により、Linear Financeの中で直接異なるトークンと交換できます。

特徴は低コスト取引。Linear Swapの取引コストはイーサリアムチェーンを使用しているDEXに比べて安く、取引をしやすい環境が整っています。

Linear Exchange

Linear Exchangeは、Linear Financeの仮想通貨取引プラットフォームです。仮想通貨、コモディティ、法定通貨、インデックスの4つのマーケットで取り扱っているリキッドを取引できます。

取引できるマーケットのほとんどは仮想通貨ですが、一部コモディティと法定通貨も取引可能です。残念ながらめにゅーにはあるもののインデックスまだ取引できる銘柄がありません。

今後取引銘柄の追加によって、インデックスもマーケットに取引銘柄が追加されるでしょう。

Linear Exchangeのブロックチェーンはイーサリアム上に構築され、高速トランザクションが可能です。将来的にはBinance Smart Chainと統合し、Polkadotとの相互利用も計画されています。

Linear Vault

Linear Vaultは、Linear Financeのリキッドのステーキング報酬を保管しておく金庫です。ステーキングによって支払われるトークンはLinear USD、BUSD、LINAでの3種類。

ステーキングに参加できるトークンはLinear USDとBUSDのペアのみとなります。

2023年7月時点の利回りは37.3827%。かなり高利回りなステーキング報酬が規定できることがわかりますね。

Linear DAO

Linear DAOは、Linear Financeの機能や改善点を議論するコミュニティフォーラムです。

このフォーラムを通じてLinear Financeは新たな機能を実装したり、システムの改修を行います。

ちなみに、DAO(Decentralized Autonomous Organaization)とは、日本語で分散型自立組織といい、特定の管理者や運営が存在しなくてもプロジェクトが推進する組織です。

ネットワークの参加者たちが協力して組織の運営を行い、民主的に意思決定を行うことで、特定のユーザーに都合のよいシステムなどが生まれにくくなるメリットがあります。

ブロックチェーンプロジェクトの多くがDAOを採用し、プロジェクトの進行方針を民主的に決定している現状から見ても、今最も注目されているトレンドであることが分かります。

LINAの価格動向

LINAの2023年7月時点の取引価格は約0.01ドル。6月に付けた最高値が約0.03ドルであったことを踏まえると1/3にまで価格が下落しています。

とはいえ、年初来の最安値が約0.005ドルですので、そこから比べると200%ほど価格が上昇しているといった状況です。

今後の価格推移の予測

恐らく今後の価格推移としては上場基調が強めではないかと判断。もし買うなら今がチャンスではないでしょうか。

そう考える根拠は以下の3つ

  • 底値圏からの脱出
  • 最高値からの半値戻し
  • 直近安値の切り上げ

どの根拠も中長期投資の買いサインの一つに数えられます。特に、今もみ合っている価格帯はちょうどローンチ後の最高値から半値付近です。“半値戻しは全値戻し”と格言があるように、このもみ合いを抜けたら一気に価格は0.03ドルを狙うでしょう。

警戒ポイントはもみ合いを抜けるかどうか

但し、もみ合いを抜けれなかった場合、トレンド方向が下に転換する可能性もあるので要注意。

特に今もみ合っている価格帯では、チャートの形状的に上昇の圧力はあるものの、今一つ力不足を感じる相場です。上ヒゲの乱立も気になりますし、最高値で言えば価格は切り下がってきています。

こういった状況から弱気相場の目が出ると、投資家たちはいっせいに悲観的になり、それまでもポジションを決済する可能性が出てきます。

こうなるとなかなか急騰は難しくなってきそうですので、損切の決定は早めの方がいいでしょう。

LINAの購入方法

LINAの購入方法は公式ページかBinanceから購入できます。いずれの方法にしても日本円での購入はできませんので購入用の仮想通貨を用意しましょう。

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【まとめ】Linear Financeの将来性は非常に期待できる

分散型、クロスチェーン、高速トランザクション。DeFiの利便性を突き詰めたLinear Financeは革新的なブロックチェーン金融プラットフォームとなるでしょう。

自由にリキッドを作成できる点や、高利回りのステーキングは他のDeFiにはない特徴です。LINAトークンの価格動向からもこういった特徴に期待しているユーザーが多いことが推測でき、Linear Financeは今後も要注目のプロジェクトとして成長していくことでしょう。

投資を検討しているユーザーにとっては要注目の銘柄です。

執筆者 西村大樹