仮想通貨Cyber Truck Token。サイバートラックとは、イーロンマスク氏率いるテスラが開発したピックアップEVトラックの名前で、何かと話題性に富んだことで有名です。
そんなサイバートラックの名を冠したCyber Truck Tokenとはどのような仮想通貨なのでしょうか。
特徴や将来性を詳しく解説します。
目次
Cyber Truck Tokenとは
名称 | Cyber Truck Token |
トークンシンボル | TRUCK |
公式ページ | https://cybertruck.finance/#! |
ホワイトペーパー | https://cybertruck.finance/assets/cybertruck.pdf |
Telegram | https://t.me/truckportal |
YahooFinanceの紹介記事 | https://finance.yahoo.com/news/truck-cryptocurrency-pioneering-future-crypto-185929307.html |
APの紹介記事 | https://apnews.com/press-release/news-direct-corporation/blockchain-cryptocurrency-0db66a04e3088fbacb6df2904f02dcde |
Cyber Truck Tokenとは、イーロンマスク氏が社長の自動車メーカー“テスラ”が開発したピックアップEVトラックをモチーフにしたミームコインです。
特にこれといったプロジェクトはありませんが“テスラの先進的なピックアップEVトラック、サイバートラックに大きく影響を受けた”とあるので、今後何らかの新しいプロジェクトが進行するのかもしれません。
現在BinanceやCoinBaseといった仮想通貨取引所には上場しておらず、購入方法はDEXからのスワップのみ。
イーロンマスクが関連するミームコインはトークンが急騰することでも有名なので、Cyber Truck Tokenの今後の動向には多くの投資家が注目しています。
サイバートラックとは?
ところでサイバートラックとはどのような車なのでしょうか。
サイバートラックはテスラ社が開発したピックアップEVトラックです。簡単に言えば、荷台付きトラック型の電気自動車ということですね。
頑丈なボディと大きなパワーでどんな悪路もグイグイ進むこの車は、公式プロモーションではその走破性をアピールするために、川を渡るパフォーマンスを見せています。
2023年12月より、いよいよ販売開始。購入価格は日本円で約733万円からとテスラシリーズの中では比較的リーズナブルな価格設定でした。
サイバートラックの最初のプロモーションでは、イーロンマスクが高強度防弾ガラスを簡単に割ってしまうハプニングなど、さまざまなトラブルもありましたが、ようやく完成にたどり着いたようですね。
実車の注目度が抜群なため、仮想通貨のCyber Truck Tokenも注目の的になることを期待してしまいます。
ミームコインとはどんな銘柄?
Cyber Truck Tokenは実際のところテスラや、実車のサイバートラックとは一切関係ありません。あくまでサイバートラックをオマージュしたミームコインです。
ミームコインとは“ミーム”つまりジョークコインを意味しています。そのため、明確なプロジェクトを持っていない銘柄も多く、ホルダーたちの多くは短期的な値上がりに期待したデイトレーダーがほとんど。
しかし、中には投資目的よりもミームコインのコミュニティが気に入って保有しているユーザーもいるため、ミームコインはコミュニティの結束力によって維持されている仮想通貨といっても過言ではないでしょう。
実際に柴犬がもチームになっているSHIBにいたっては、完全にコミュニティのファンで価値が保たれているトークンです。
サイバートラックも例外ではなく、テスラのファンや、車好き、サイバートラックのオーナーなどがホルダーとなってコミュニティを形成しているのでしょう。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-21673/
実際のサイバートラックがトークン価格に影響を及ぼす可能性も
Cyber Truck Tokenを始めとしたミームコインは、トークンのボラティリティ(価格変動率)が大きいことでも有名です。ちょっとしたことで価格が急騰したり、急落したりするため、短期で利益を伸ばしたいトレーダーが多く取引しています。
しかし、多くのミームコインはいったい何がきっかけとなり、価格が動くか分かりません。
そのため、トレーダーたちは常に膨大な情報の中から特定の銘柄に関する情報を探しますが、Cyber Truck Tokenは違います。テスラとイーロンマスクの動向にだけ注目すればある程度値動きが読める可能性があります。
例えば、サイバートラックの売れ行きや故障問題。イーロンマスクの発言に至るまで、すべてがCyber Truck Tokenの価格を動かす材料になってもおかしくありません。
もしかしたら、今後道路を走っているサイバートラックがCyber Truck Tokenの価格を大きく変動させる可能性も考慮する必要があるかもしれませんね。
Cyber Truck Tokenの特徴
Cyber Truck Tokenの特徴には次の3つが挙げられます。
- イーロンマスク銘柄
- プロジェクトの中身がない
- 価格の急騰具合
詳しく見ていきましょう
イーロン銘柄と呼ばれ急騰の可能性がある
Cyber Truck Tokenはイーロン銘柄と呼ばれ、価値が急騰する可能性があります。イーロン銘柄とは、イーロンマスクが関連するミームコインのことをいい、DOGECoinやDogelon Mars、ApeCoinなどが挙げられます。
これらの銘柄はイーロンマスクがXで情報を発信したり、インタビューなどで口にしただけで価格が急騰した銘柄であり、一時期はビットコインにまで影響を及ぼしていました。
当然、テスラが社運を賭けて発売したサイバートラックをモチーフにしたCyber Truck Tokenに対して、イーロンマスクが無関心であるとは考えにくく、イーロン銘柄の中でも特にCyber Truck Tokenに関する発言は要注目のワードとなっています。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-11549/
ミームコインらしくほとんどプロジェクトの中身がない
Cyber Truck Tokenのプロジェクトには、これといって何か目的があるわけではありません。
公式ページでは配信イベントやトケノミクスなどが公開されていますが、こちらも詳細ページは公開されておらず今後の情報公開に期待です。
- トークンの総供給量は10億TRUCK
- スマートコントラクトの普遍性はトークン製作者が制御を放棄する際に信頼とセキュリティ性を確保します
- ゼロタックスの理念:TRUCKのホルダーは非課税環境となる
- トークン流動性の強化:トークンの安全性とセキュリティを確保し、トークンのバーンによってコミュニティの強化を図ります
正直、これだけでは抽象的過ぎてよくわかりませんね。
とはいえ、まったく何の情報も出ていないわけではなく、外部ページの特集記事は公開されています。
公式ページにアクセスすると、現在YahooFinanceとAPの記事が閲覧可能です。どちらもCyber Truck Tokenの概要が書かれているので、気になる方はアクセスしてみてはいかがでしょうか。
ローンチ以降価格は急騰を見せている
Cyber Truck Tokenはミームコインにしては珍しく、ローンチ以降価格は右上がり、急騰を見せた銘柄です。
ミームコインの多くはローンチと同時に急落し、その後は価格が低迷するものが多いなか、この値動きは特徴的といえるでしょう。
やはりトークンの名称がネームバリューのある車両なだけあってローンチ当初より人気銘柄として取引されました。
Cyber Truck Tokenの価格動向
Cyber Truck Tokenの現在の価格動向は次の通り。
ローンチ直後は順調に価格を伸ばしていましたが、12月に入ってからは価格が急落。ある程度出来高は戻ってきているものの、今一つパッとしない値動きです。
DEXでの価格はあまりあてにならない
いまのところ価格が失速気味なCyber Truck Tokenですが、これはあくまでDEXでのレート。中央集権型の取引所で購入できるようになれば話は変わってくるかもしれません。
というのも、DEXは他の流動性トークンと交換して取引する、いわば仮想通貨同士の物々交換所です。
なのでCyber Truck Tokenの価格は交換先のトークンの価値によっても変動するため、一概にトークン価格のみで、その銘柄の価値を判断することはできません。
特にボラティリティの高い銘柄同士で交換した場合、DEXでの交換レートは目まぐるしく変化します。
確かに現在のCyber Truck Tokenの価格は低迷しています。しかし、だからといって安くて投資不適格な銘柄というわけではないので、あまりDEXでのレートをあてにした投資判断はしない方がいいでしょう。
今後の価格動向
Cyber Truck Tokenの今後の価格動向は全く不明です。DEXにしか上場しておらず、交換できるトークンも限られている為、正直分析する材料がほとんどありません。
恐らくこの状況は他のユーザーにも言えることで、ここ最近の出来高の少なさは、様子見をしているトレーダーが多くいる証拠と考えることができるでしょう。
では、今後もしCyber Truck Tokenの価値が上昇するためにはどのような要素が必要なのしょうか。
今考えられる材料は次の2つ。
- イーロンマスクが注目する
- DEX以外の取引所に上場する
こういった変化が起きればトークンの価値は急騰するかもしれません。
特にイーロンマスクの発言に関しては、最近実車のサイバートラックが発売されたばかりとあって、もしかしたらCyber Truck Tokenにも注目する可能性は十分にあります。
いつ急騰するか分からない値動きはまさに“ミームコイン”といえますね。
Cyber Truck Tokenの将来性
Cyber Truck Tokenの将来性は未知数です。
そもそも目立ったプロジェクトもなく、コミュニティもTelegramだけ。あまり値上がりする要素もなさそうな仮想通貨にも関わらず、イーロン銘柄というだけである程度価値が出てしまっている以上、将来性に期待してもいいかもしれません。
とはいえ、今のところ期待できるプロジェクトは“特にない”というのが現状です。もしかしたら今後NFTの登場や、有志のコミュニティメンバーによってDAOが結成されるなど、何らかのアクションがある可能性も十分にあります。
いずれにしてもあらゆる可能性が不確定なCyber Truck Tokenは投機目的で保有しておく銘柄にはピッタリでしょう。
【まとめ】Cyber Truck Tokenはサイバートラックをオマージュしたミームコイン
仮想通貨Cyber Truck Tokenはテスラが開発したピックアップEVトラック“サイバートラック”をオマージュしたミームコインです。
一見テスラやイーロンマスクが関係していそうな銘柄ですが、本人たちとは一切関係がないということは注意しておきましょう。
ミームコインらしくこれといったプロジェクトはありませんが、ネームバリューとイーロン銘柄という期待感から価値が急騰する場面も見られ、今後の動向に期待が持てる銘柄ともいえます。
しかしながら、プロジェクトがないミームコインは将来性という面では非常に不確実というデメリットもあります。
トークンの価格動向だけ見れば魅力的な銘柄とはいえ、投資には十分な注意が必要です。
Cyber Truck Tokenの購入は仮想通貨取引所bitcastle
Cyber Truck Tokenが取引できるDEXを利用するためには、交換元となるBTCやETHといった仮想通貨を購入しなくてはいけません。そこで利用するのが仮想通貨取引所bitcastle。
bitcastleは仮想通貨のバイナリーオプションや、多くの銘柄の仮想通貨が上場していることから、現在たくさんの投資家に注目されている取引所です。
bitcastleではクレジットカードからの入金も対応しているので、簡単にBTCを購入できて大変便利。
まだbitcastleのアカウントをお持ちでない方はぜひこの機会に口座開設をしてみて下さいね。
執筆者 西村大樹