最近爆上げのアルトコイン|シバイヌコインとは?高騰の理由や特徴を解説

シバイヌコインといえば、かつてイーロンマスクが注目して価値が高騰したアルトコインです。それ以降価値は低迷を続けていたのですが、ここに来て突如トークン価値が高騰。再びブームが来ています。

今回はそんなシバイヌコインにフォーカスして、特徴や価格動向、高騰の理由を解説していきます。アルトコイン投資の参考にしてみて下さいね。

シバイヌコインといえば、かつてイーロンマスクが注目して価値が高騰したアルトコインです。それ以降価値は低迷を続けていたのですが、ここに来て突如トークン価値が高騰。再びブームが来ています。

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シバイヌコインとは

シバイヌコイン(SHIBA INU トークンシンボル:SHIB)はドージコインのパロディーとして誕生。エコシステムはドージコイン(DOGE)をベースに開発され、ドージコイン同様、柴犬をマスコットとしています。

これらの仮想通貨はまとめて“犬系コイン”と呼ばれ、ミームコインの中でも一つのジャンルを確立しています。

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SHIBA INU(SHIB)には3つのトークンが存在する

SHIBA INU(SHIB)には、SHIB、LEASH、BONEの3つのトークンが存在。

それぞれユースケースが異なり、違いは次の通り。

  • SHIB:シバイヌコインのメイントークン。分散型取引所(DEX)の「ShibaSwap」に預けておくと、報酬でBONEを得ることができる。
  • LEASH:シバイヌコインのトークン。SHIBよりも総発行枚数が少ないため、希少価値が高い。
  • BONE:シバイヌコインのガバナンストークン。保有枚数により、SHIBA INU(SHIB)の運営に参加することができる。SHIBの次に人気のコイン。

それぞれ特徴はありますが、基本的に価格変動で注目するのはSHIBのみ。投資目的で注目する場合、その他のトークンについてはそれほど気にする必要はないでしょう。

ドージコイン(DOGE)のミームコインとして登場

シバイヌコインはドージコインから発想を得たミームコインです。ミームコインとは“ミーム”つまりジョークで作られたコインであり、ユースケースや利便性よりも、コミュニティを主体として作られた仮想通貨です。

シバイヌコインの元となったドージコインもミームコインであり、イーロンマスクをはじめとした強力なコミュニティが形成されています。

余談ではありますが、シバイヌコインがドージコインのミームコインとして登場した背景には、ドージコインのコミュニティを奪おうとした計画がありました。

そのため、シバイヌコインは別名“ドージキラー”とも呼ばれ、当時大きな話題に。ドージコインとシバイヌコインの双方はミームコインの2大銘柄として知られるようになりました。

膨大なトークン供給量

シバイヌコインのトークンの総供給量はなんと1兆SHIB。非常に膨大な数となっています。

供給上限は定められていますが、ビットコインやイーサリアムと比べてもその供給量は圧倒的です。

現在流動性のあるトークンの部分は全体の約50%といわれており、今後流動性の減少により、価値の高騰が見込まれています。

シバイヌコインは独自の分散型取引所(DEX)のShibaSwapを持つ

シバイヌコインの面白いところは、ミームコインでありながら独自のプロジェクトを持っています。ミームコインはプロジェクトやユースケースを持たないものが多い中で、この試みは非常にユニークです。

シバイヌコインが進めているプロジェクトは“ShibaSwap”という独自の分散型取引所(DEX)。この取引所は2021年7月にローンチされ、ベースのネットワークにはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン技術を活用されています。

ShibaSwapではシバイヌコインが公開しているSHIB・LEASH・BONEの3つトークンが多く取引されており、公式のHPでは他の取引所よりも、ShibaSwapでSHIBを取引することをおすすめしています。

ShibaSwapを利用してSHIBをステーキングすると、報酬としてBONEがもらえるため、シバイヌコインのネットワークを多く利用する人は試してみるといいでしょう。

とはいえ、今やシバイヌコインは多くの取引所で取り扱うほど有名なトークンへと成長しました。SHIBを購入するだけであれば、よりお得な取引所を選ぶのも選択肢の一つになります。

補足:DEXとは

分散型取引所、“DEX”とは中央管理者を置かない仮想通貨取引所のことを言います。通常、取引所は中央管理者が存在するCEXという方式で運用されています。銀行や証券会社がCEXの代表例ですね。

それに比べてDEXは管理をネットワーク参加者たちが行い、送金や取引をネットワークに接続した参加者たちが分担して行います。

そのため、手数料が安かったり取引相手とダイレクトにやり取りができるなど、処理が簡素化できる一方で、トラブルに対する補償が無いことや、不正取引が発生しやすいなどのデメリットもあります。

シバイヌコインのNFT

シバイヌコインは独自のNFTプラットフォームであるShibaNFTを公開しました。

このプラットフォームでは、オリジナルデザインの7,777匹の柴犬をオリジナルのNFTとして飼って育てたり売買したりすることができます。

もっとも高い商品は日本円で約3千円ほどでOpenSEAにて販売中。NFTは急に価値が高騰するデジタルアセットとしても人気ですので、面白い投資先かもしれませんね。

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SHIBの特徴

SHIBには他のミームコインには無い特徴を持っています。これらの特徴が人気を生む秘密であり、コミュニティを支えています。

SHIBの特徴を詳しく見ていきましょう。

ShibaSwap

シバイヌコインの最たる特徴は分散型取引所、ShibaSwapの運営。ユースケースを持たないミームコインがほとんどの中で、これだけはっきりしたプロジェクトを立ち上げているのはシバイヌコイン以外にそうありません。

ShibaSwapでは、ステーキングで報酬を得たり、NFTの売却・購入などが順次可能になる予定です。

SHIBをはじめとしたシバイヌコインのトークンはShibaSwapの利用、報酬の支払いに利用されるため、今後利用者の増加に伴ってシバイヌコインはさらに人気になっていく子御でしょう。

非中央集権的スタンス

シバイヌコインの運営は“非中央集権的”なスタンスを取っています。非中央集権的なスタンスとは、例えば、運営側がSHIBを保有していないなどです。こうすることで、トークンの価格動向を運営が握ることが不可能になり、安定した価値と、トークンの信頼性を担保します。

基本的に多くの仮想通貨プロジェクトが自らのトークンを大量に保有しています。これはガバナンストークン(プロジェクトの方向性を決定するトークン)を大量に外部に放出させないためで、運営の実権を握る為です。

ところがシバイヌコインはこういった実権の掌握を行いません。ネットワークの運営をコミュニティの自治で行います。

この様な方向性は強固なコミュニティ形成に役立ち、トークンの人気につながっています。

SHIBの価格動向

 

2024年3月はSHIBが再び注目され価格は一時400%以上値上がりしました。その後大きな上ヒゲを付けて下落、ピークより25%値落ちしたところで落ち着いています。

高騰の要因

ここにきて価格が急騰した要因は2つあるとされています。1つは大口投資家による大量の買い注文。そしてもう一つが独自ネットワークの立ち上げです。

これら2つの要因が重なったことで大口から小口まで買い注文が殺到。また、同時に仮想通貨市場全体の値上がりも後押しし、それに引っ張られる形でSHIBの急騰が見られたと言われています。

大口投資家による大量の買い注文

価格高騰が起こり始めた2/26から3/5までの出来高を確認すると、それまでに比べておよそ4,000%も出来高が増加しています。

これは大量のオーダーが入った証拠であり、SHIBに大量の資金流入があったことが分かります。ちょうどこのタイミングで大口保有者の資金移動が見られたそうなので、恐らくこれらの資金はSHIBに流れたとみて間違いないでしょう。

この動きにつられて小口の投資家の資金流入が始まり、全体的な取引量は増加。値上がりの後半では多くの投資家によってねガンがつり上がったと言われています。

その証拠に、SHIBは高騰後も高い水準で価格を維持しています。短期的なホルダーがキャピタルゲインを狙ったために起きた高騰では、急騰後の急落がよく見られるのですが、今回は価格を一定の場所でキープ。

今後の価格上昇に期待を込めた多くのホルダーたちが分散してトークンを保有しているものと思われます。

独自ネットワークの立ち上げ

シバイヌはオープンソース会社“Zama”と共同し、独自のネットワークを立ち上げると発表しました。このネットワークはプライバシーに特化したプラットフォームをShimariumブロックチェーン上で稼働させるというもの。

暗号化機能と、プライバシーセキュリティ機能を強化し、このプラットフォームの利用を進めることでSHIBの価値向上を狙っています。

ネットワーク上のプライバシー保護は現代インターネットの最重要課題とされており、近年、Web3など分散管理型のネットワークが注目を集めています。

そのような流れも手伝って、プライバシー保護というタイムリーな課題解決に取り組むSHIBが注目された可能性があります。

今後の値動きの見立て

今後の値動きの見立てとして、注目すべきは前回高値の0.000035USDTから0.00004USDTのレジスタンスを突破できるか否か。

急騰直後に付けた高値付近では大きな上ヒゲがみられています。その後一旦値下がりをし、再び上昇しているところ見ると、0.0035USDTより上では売り圧力が強くなり、それ以下では買い圧力が強くなっていると予想できます。

つまり、この売り買いが拮抗しているポイントを上抜けすることができれば、逆張り投資家の損切も巻き込んで一気に価格が急騰する可能性が高いでしょう。

とはいえ、3/18以降の上昇の勢いは3月上旬に比べれば緩やかです。かなり多くの売り注文が溜まっているであろう高値付近を突破できるかどうかはわかりません

とはいえ、短期的にはまだ上昇圧力はあると思われるので、買っておくのも悪くないでしょう。損切・利益確定のタイミングは、前回の高値を越えられなかった時にすればダメージは最小限で済むはずです。

【まとめ】シバイヌコインは今話題のミームコイン

2024年に入り、突如価格が高騰したミームコインである、シバイヌコイン。ミームコインでありながら多くのプロジェクトを持ち、ユースケースが用意されているSHIBは強い人気を誇ります

今回の価格高騰では大口投資家からの資金流入も確認できており、その人気は本物になりつつあります。

恐らくこのままスムーズに価格高騰が進むとはいかないと思われますが、それでも今後に期待できるトークンであることに違いはありません。

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執筆者 西村大樹