「カイカコイン(CAICA)ってどんな仮想通貨なの?」
「カイカコイン(CAICA)の将来性が知りたい」
世界中には仮想通貨(暗号資産)が2000種類以上あります。そのなかでも、カイカコイン(CAICA)は上場企業の株式会社CAICAが発行する仮想通貨で、1年で12倍に跳ね上がったことのある仮想通貨のため、気になる方も多いのではないのでしょうか。
近年、仮想通貨は世間でも認知され、注目度が高まっています。カイカコイン(CAICA)について詳しく知りたいけどよくわからないという方のために、ここではカイカコイン(CAICA)の特徴やメリット、デメリット、将来性などを詳しく紐解いていきます。
目次
カイカコイン(CAICA)の特徴
カイカコイン(CAICA)とは、上場企業の株式会社CAICAが発行する仮想通貨で、株式会社CAICAの株主に仮想通貨を体験してもらう目的で生まれた仮想通貨です。
ここでは、カイカコイン(CAICA)の特徴をご紹介していきます。
カイカコイン(CAICA)は株主優待券として配布された
カイカコイン(CAICA)は40年以上に渡って、銀行・証券・保険・物流・情報などの市場においてシステム構築を続けてきた
株式会社CAICAが2016年10月末に株主に株主優待券として無料配布したのが始まりです。
配布方法はフィスコ仮想通貨取引所の口座宛てに配布するというものでした。
そのため、株主はフィスコ仮想通貨取引所に登録して、カイカコイン(CAICA)を受け取る必要がありました。
発行当初は、自社グループ内での使用を目的とする実用性の無いトークンだと思われていましたが、2017年2月に国内大手仮想通貨取引所のZaifに上場したことで大きな話題になりました。
カイカコイン(CAICA)の使い道は2種類
現在のカイカコイン(CAICA)の使い道には2種類に限定されています。
【カイカコイン(CAICA)の使い道】
- カイカコイン(CAICA)のトレードで稼ぐ
- カイカコイン(CAICA)を売って他の仮想通貨を買う
しかし、カイカコイン(CAICA)の使い道は今後増加していく予定であることが株式会社CAICAから発表されています。
カイカコイン(CAICA)にはブロックチェーンが使われている
カイカコイン(CAICA)は、ビットコイン(BTC)をはじめとする他の仮想通貨と同じくブロックチェーンが採用されています。
プラットフォームもビットコイン(BTC)のブロックチェーン上に構築されている分散型合意形成に基づく金融プラットフォームであるカウンターパーティーを利用し、カイカコイン(CAICA)を発行しています。
中央集権的な仮想通貨
カイカコイン(CAICA)は、株式会社CAICAにより発行、運営されるため、ビットコイン(BTC)などの他の仮想通貨に比べると中央集権的な特徴があります。
中央集権的な仮想通貨は、ある程度運営元がコントロールするため、市場に大量供給されたり、価格が急落、暴騰するリスクは低いと言えます。
中央集権的な仮想通貨のデメリットは、運営会社の破綻による通貨の価値が落ちる可能性が挙げられます。一方で、中央集権的な仮想通貨は意思決定スピードの早さ、意見の対立が起こりにくいなどのメリットもあります。
中央集権も非中央集権のどちらにもメリット・デメリットが存在するのです。
カイカコイン(CAICA)のメリット
ここまでで、カイカコイン(CAICA)の特徴がお分かりいただけたかと思います。ここではカイカコイン(CAICA)にはどのようなメリットがあるのかをご紹介していきます。
Zaifに上場しているため信用度が高い
Zaifは取引量が日本で1番多い取引所です。その取引所に上場できる仮想通貨というのは信用度が高くなければ上場することができません。そのため、カイカコイン(CAICA)は信用度が高い仮想通貨だといえます。
金融庁のホワイトリストに認定されている
カイカコイン(CAICA)はその金融庁のホワイトリストに認定されています。
現在、多くの仮想通貨が市場に出回っていますが、その多くはアルゴリズムの信頼性、資産の匿名性、不正利用への対策など、金融庁の基準を満たすことが出来ず認定されていないのが現状です。
金融庁のホワイトリストで認定されている仮想通貨は、ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)など約20種類あり、どれも利用実績や認知度が高く、信頼性の高い仮想通貨として利用されています。カイカコイン(CAICA)はその金融庁のホワイトリストに認定されているため、安心して利用できる仮想通貨なのです。
カイカコイン(CAICA)のデメリット
カイカコイン(CAICA)は、信頼度が高く安心して利用することができる仮想通貨です。一方で、カイカコイン(CAICA)にもデメリットが存在します。ここではカイカコイン(CAICA)にどのようなデメリットがあるのかをご紹介していきます。
ビットコイン(BTC)の影響を受ける
カイカコイン(CAICA)はビットコイン(BTC)のブロックチェーンであるカウンターパーティーをベースとして開発されています。
カウンターパーティーのデメリットとして、その価格がビットコイン(BTC)の価格に影響を受けてしまうことが挙げられます。ビットコイン(BTC)がどこかの取引所でハッキングされてしまうと、カイカコイン(CAICA)も影響を受け、価格が下落します。
このように、カウンターパーティーベースのトークンは、ビットコイン(BTC)に価格が依存してしまうため、仮想通貨関連のネガティブなニュースがあれば、すぐに反応してしまいます。
利用用途が限定的
カイカコイン(CAICA)には利用用途が限られているというデメリットもあります。
カイカコイン(CAICA)の開発目的はカイカの株主に配布して、仮想通貨を持つ感覚を掴んでもらうためだったため、実際に使うことを想定して作られたわけではありません。
そのため、カイカコイン(CAICA)は自社グループ・関連会社の商品・サービス購入に対してしか利用することができず、それ以外の用途での考えられていません。
利用用途が限定的であるため、カイカコイン(CAICA)が広く普及するのは今のところ難しいのかもしれません。
カイカコイン(CAICA)を購入できる取引所
カイカコイン(CAICA)のメリット・デメリットを理解できたでしょうか。ここでは、カイカコイン(CAICA)を売買することができるオススメの仮想通貨取引所を挙げていきます。
Zaif(ザイフ)
- 他社では取り扱いのない通貨の取引も可能
- ビットコイン(BTC)投資の資本分散先としても利用可能
- セキュリティ面でも安心
Zaifはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要な通貨から、カイカコイン(CAICA)などの他社では取り扱いがない通貨も取引することができます。
また、Zaifでは日本円をビットコイン(BTC)と交換することができるため、ビットコイン投資する際の資本分散先としても利用できます。
Zaifではセキュリティ向上のため、2段階認証やホットウォレットとコールドウォレットの使い分けができます。
このような強力なセキュリティによりり不正ログインやハッキングの防止ができます。
Coincheck(コインチェック)
- 国内ダウンロード数No.1の使いやすいアプリ
- 国内最多の全16種類の仮想通貨を取り扱っている
- 東証一部上場企業が親会社で信頼性が高い
東証一部上場企業であるマネックスグループが親会社のため、信頼性が非常に高く、初心者の人でも安心して取引することができます。また、アプリの国内ダウンロード数No.1という点も重要なポイントです。直感的に操作できるため、初心者でも特別な操作をせずに使うことができます。
操作面で不安がある人や、信頼性の高い取引所を使いたい人にはオススメです。
カイカコイン(CAICA)の将来性は?
カイカコイン(CAICA)の将来性は今のところ乏しいといえます。
理由としては、カイカコイン(CAICA)は自社グループ・関連会社の商品・サービス購入以外の使い道がなく、普通のお買い物の決済には使用することができないなど、使い道がない仮想通貨だからです。そのため、今後もこのまま実用性なないままだと価格が上がらずほとんど価値の無いコインになってしまう可能性があります。
しかし、株式会社カイカは今後あらゆるサービスに使えることを目指していると表明しています。例えば、株式会社カイカのレポートや情報商材をビットコイン(BTC)やカイカコイン(CAICA)で買えたり、将来的には会社主催のセミナーなどの入場料をカイカコイン(CAICA)で支払えるようになる予定です。
これらを皮切りに、今後さまざまな場面で使うことができる機会が増える可能性もあるため、その可能性に期待するしかありません。
【まとめ】カイカコイン(CAICA)の利用は限定的だが今後飛躍する可能性がある
カイカコイン(CAICA)は、Zaifに上場していたり、金融庁のホワイトリストに認定されているため、信頼度が高く安心して利用できる仮想通貨です。
一方で、ビットコイン(BTC)の悪い意味での影響を受けやすいことや、現在の用途が限定的であるといったデメリットもあり、現在のところは将来性がある仮想通貨とは言い難い点もありました。
しかし、株式会社カイカは今後、様々なサービスでカイカコイン(CAICA)を利用できるようにしたいという考えを持っていることからも、今後の動向次第で飛躍的に価値が上がる可能性を秘めている仮想通貨でもあります。購入を検討している人は以上のようなメリット・デメリットを踏まえたうえでカイカコイン(CAICA)を購入しましょう。
執筆者 西村大樹