仮想通貨の取引方法の1つに、長期保有があります。長期保有という言葉をなんとなく聞いたことがあっても、どんなものか詳しくは分からないという人もいるでしょう。
そこで、この記事では仮想通貨を長期保有するメリット・デメリットや、長期保有が向いている人の特徴を解説します。その他にも、仮想通貨を長期保有するのにおすすめな銘柄や取引所も紹介するため、ぜひ参考にしてくださいね。
なお、長期保有のことを「ガチホ」とも言います。ガチホについては、以下の記事でも紹介しています。
また、仮想通貨には、長期保有以外にも様々な投資方法があります。以下の記事で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
仮想通貨の長期保有ってどんなもの?
ここでは、仮想通貨の長期保有の意味や特徴について解説します。
長期的な投資スタイルのこと
長期保有とは、仮想通貨の投資スタイルの1つです。購入した仮想通貨を長期的に保有することで、数年単位で利益を上げられます。
なお、長期保有は別名「ガチホ」とも呼ばれています。これは、「ガチでホールド(所有)する」の略称で、ネットスラングの1つです。
他にも3つの投資方法がある
仮想通貨には、長期保有の他にも3つの投資方法があります。具体的には、1分単位で売買を行う「スキャルピング」、1日単位で売買を行う「デイトレード」、数日~数か月単位で売買を行う「スイングトレード」です。
長期保有は数年~10年かけて利益を生む投資方法なため、上記3つに比べ、最も期間が長くなります。
仮想通貨の長期保有のメリット
仮想通貨の長期保有には、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
この項では、仮想通貨の長期保有のメリットを5つ紹介します。
日々の値動きを気にしなくても良い
仮想通貨を長期保有するメリットの1つ目は、日々の値動きを気にしなくても良い点です。数年単位で利益を生む長期保有では、短期間での値動きはそれほど重要ではないためです。
一方、1分単位で売買するスキャンピングや1日単位で売買するデイトレードの場合、細かい値動きをチェックし続けなければならず、精神的な疲労にも繋がります。その点、長期保有は精神的負担が少なくて済みます。
以上のことから、日々の値動きを気にしなくて良いことは長期保有のメリットと言えます。
手数料や課税回数を抑えられる
手数料や課税回数を抑えられる点も、仮想通貨を長期保有するメリットです。
仮想通貨投資では取引の度に手数料がかかるため、取引回数の少ない長期保有は、手数料も少額となります。また、仮想通貨は利益が確定する度に課税される仕組みとなっています。長期保有は利益の確定を数年単位で行うため、課税される回数も少なくなります。
このように、仮想通貨を長期保有するメリットの1つに、手数料や課税回数を抑えられる点が挙げられます。
なお、仮想通貨の確定申告や税金に関しては、以下の記事でも詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。
少額から参入できる
3つ目のメリットは、少額から参入できる点です。
長い時間をかけて利益を生むことを目的とした長期保有は、数千円程度の投資であっても大きく儲けられる可能性があります。一方、スキャルピングやデイトレードで大きな利益を生もうとすると、潤沢な資金が必要となります。
以上のことから、長期保有は他の投資方法に比べ、少額から参入しやすい点がメリットです。
たくさん儲けられる可能性がある
長期保有のメリットとして、たくさん儲けられる可能性があります。
仮想通貨は今後実用化が見込まれていたり、大企業が次々と参入していたりと、将来性のある通貨です。実際に2017年~2018年には、仮想通貨の1つであるビットコインが一気に値上がりしたこともあります。仮想通貨には2000種類以上もの銘柄があるため、今後ほかの銘柄が数年かけて大きく値上がりする可能性も十分にあるのです。
このように、たくさん儲けられる可能性がある点も、仮想通貨を長期保有するメリットと言えます。
手間を削減できる
仮想通貨を長期保有するメリットには、手間を削減できる点も挙げられます。
仮想通貨を購入したあと、しばらくの間放置できるためです。一方、デイトレードなどの短期的な投資方法の場合、日々の値動きをチェックし、売るかどうかの判断を行う必要があるため、手間がかかります。
このように、手間を削減できる点も仮想通貨を長期保有するメリットです。
仮想通貨の長期保有のデメリット
仮想通貨の長期保有には、様々なメリットがあることが分かりました。
一方、長期保有にはメリットだけではなくデメリットも存在します。長期保有のデメリットを5つ紹介するため、ぜひ参考にしてください。
利益を得るまでに時間がかかる
仮想通貨を長期保有するデメリットの1つ目は、利益を得るまでに時間がかかる点です。
長期保有は、数年単位で利益を出す投資方法なため、投資を始めてすぐに利益を得られません。その点、デイトレードなどの短期的な投資スタイルは、短い期間で利益を生めます。
以上のことから、「利益を得るまでに時間がかかること」は仮想通貨を長期保有するデメリットです。
ハッキングリスクを孕んでいる
2つ目のデメリットは、ハッキングリスクを孕んでいる点です。
インターネット上にのみ存在する仮想通貨は、取引所がハッキングされる危険性を孕んでいます。最悪の場合、あなたがコツコツと投資して積み上げた仮想通貨が全て盗難されるという事態も起こり得るのです。実際に、過去にはコインチェックという仮想通貨取引所で580億円にも及ぶ仮想通貨が盗難されたこともありました。
このような事態を防ぐためにも、セキュリティ体制の整った取引所を選ぶことをおすすめします。なお、おすすめの仮想通貨取引所は後ほど紹介します。
仮想通貨取引所が倒産するリスクがある
仮想通貨取引所が倒産するリスクがある点も、長期保有するデメリットです。
日本では仮想通貨取引所が倒産した事例はないものの、海外ではFCoinやマウントゴックスといった取引所が倒産したことがります。仮想通貨を預けていた取引所がある日突然倒産し、これまで積み上げてきた資産が0になる危険性があるのです。
そうならないためにも、規模の大きい仮想通貨取引所を利用すると良いでしょう。
利益の額によっては確定申告が必要
4つ目のデメリットは、利益の額によっては確定申告が必要となる点です。
仮想通貨は、利益が確定した時点で税金が発生するという仕組みとなっています。そして、給与以外の所得が年間で20万円を超えると、確定申告をする必要が生じます。
以上のことから、確定申告の手間が生じる点もデメリットと言えます。慌てて確定申告をしなくて済むよう、必要そうであれば前もって確定申告の準備をしておくと良いです。
いつ売るべきか迷いやすい
いつ売るべきか迷いやすい点も、仮想通貨を長期保有するデメリットの1つです。
例えば、「これからもっと値上がりするかもしれないのに、本当に今売っていいのかな」、「含み損が出ているけど、もう少し待てば回復するかもしれない」という風に、売るタイミングを迷ってしまうケースがあります。
このような事態を防ぐためには、あらかじめ運用ルールを決め、厳守する必要があります。
長期保有に向いている人の特徴
様々な投資スタイルがある中で、長期保有に向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。
この項では、長期保有に向いている人の特徴を3つ説明します。
日々の値動きに一喜一憂したくない人
日々の値動きに一喜一憂したくない人は、仮想通貨の長期保有に向いているでしょう。
長期保有はデイトレードなどの短期的な投資スタイルとは違い、毎日値動きを追う必要がありません。そのため、精神的な負担を抑えつつ、投資を行えるのです。
このことから、仮想通貨の長期保有は「投資に挑戦してみたいけど、毎日値動きを確認して精神をすり減らすのは嫌…」という人におすすめです。
少ない手間で大きく儲けたい人
少ない手間で大きく儲けたい人も、仮想通貨の長期保有に適していると言えます。なぜなら、長期保有は、数年間仮想通貨を保有し続けた後に一気に売る投資スタイルなためです。
そのため、「投資で儲けたいけど、仕事が忙しくて毎日時間を取るのは難しい…」という人にも仮想通貨の長期保有が向いています。
仮想通貨投資に不慣れな初心者
仮想通貨の長期保有に向いている人の3つ目の特徴は、「仮想通貨投資に不慣れな初心者」です。
前述の通り、長期保有は精神的負担も手間も少ないため、初心者であっても始めやすいためです。一方、短期的な投資で利益を生む場合は深い知識や時間的コストが必要となり、初心者にとっては挑戦しづらいことでしょう。
以上のことから、初めての仮想通貨投資に挑戦する人には、長期保有がおすすめです。
仮想通貨を長期保有する際のポイント
仮想通貨を長期保有する際には、注意すべきポイントがあります。
ここでは5つのポイントを紹介するため、あらかじめ頭に入れておきましょう。
あらかじめ運用ルールを決める
1つ目のポイントは、あらかじめ仮想通貨の運用ルールを決めておくことです。なぜなら、あらかじめ決めた運用ルールを守るようにしないと、感情に流された判断によって損をしてしまう可能性があるためです。
具体的に決めるべきルールは、以下の通りです。
- いくら投資するか
- いつまで保有するか
- 何円になるまで保有するか
- どれくらい損をしたら売るか
このように、「なんとなく」ではなく明確なルールを決めて必ず守ることで、利益を出せる可能性が高まります。
複数の銘柄に投資する
2つ目のポイントは、複数の銘柄に投資することです。
1つの銘柄のみを長期保有していると、損失が膨れ上がる可能性があるためです。一方で、異なる複数の銘柄を所有しておけば、1つが値下がりしたとしてもカバーできます。
なお、値動きの傾向が似ている銘柄を複数所有していても、リスク分散はできません。そのため、値動きの傾向が異なる複数の銘柄を所有しましょう。
銘柄や取引所を慎重に選ぶ
銘柄や取引所を慎重に選ぶことも、仮想通貨を長期保有するポイントと言えます。
値上がりが見込めない銘柄を所有していても、利益を得られないためです。また、倒産のリスクがある取引所を利用していると、最悪の場合これまで積み上げてきたあなたの資金が0になってしまいます。
そうならないためにも、仮想通貨の銘柄や取引所は慎重に選びましょう。おすすめの銘柄や取引所は後ほど紹介します。
証拠金取引ではなく現物取引を行う
仮想通貨を長期保有するポイントの4つ目は、証拠金取引ではなく現物取引を行うことです。
証拠金取引とは、取引所へ一定の金額を証拠金として預けることで、預けた証拠金よりも多額の取引ができる取引方法のことです。一方現物取引とは、預けた金額分で取引することを言います。
証拠金取引で長期保有を行うと、生活に支障を来したり、手元にあるお金で賄えないほどの損失を被る危険性があります。そのため、仮想通貨を長期保有する際には現物取引を行うほうがおすすめです。
パニック売りをしない
パニック売りをしないことも、仮想通貨を長期保有する際のポイントとして挙げられます。
パニック売りとは、急激な値動きなどによりパニック状態になり、非合理的な判断で仮想通貨を売ってしまうことです。感情的になって売ることになるので、後悔に繋がりやすいと言われています。そのため、パニック売りは極力避けるべきです。
パニック売りを避けるためにも、運用ルールを事前にきっちりと決めることをおすすめします。
長期保有におすすめの仮想通貨の銘柄
前述の通り、仮想通貨を長期保有する際には、銘柄や取引所選びがとても重要です。
とはいえ、2000以上もの種類のある中から、どの銘柄を選ぶべきか迷う人も多いでしょう。そこで、長期保有する銘柄の選び方のポイントと、おすすめの銘柄を6つ紹介します。
長期保有する仮想通貨の銘柄選びのポイント
長期保有する仮想通貨の銘柄を選ぶ際の、ポイントを3つ紹介します。
活発に取引されているか
1つ目のポイントは、活発に取引されているかです。
活発に取引されていれば、仮想通貨の現金化や他の仮想通貨との交換がしやすいためです。一方、あまり取引されていない銘柄は、スムーズに現金化や交換ができない可能性があります。
そのため、時価総額などを確認し、活発に取引されている仮想通貨を選びましょう。
優れた技術があるか
2つ目のポイントは、優れた技術があるかです。
既存の仮想通貨と比べ秀でた技術のある仮想通貨は、人気が出やすく値上がりする可能性も高いためです。例えば、ビットコインにはないスマートコントラクトを実装しているイーサリアムや、ビットコインやイーサリアムの弱点であるハードフォークを克服したテゾスは、技術の優位性から高い人気を誇っています。
このように、優れた技術がある銘柄を選べば、大きく儲けられる可能性も高いです。
信頼性が高いか
信頼性が高いかというポイントも、仮想通貨の銘柄を選ぶ上で重要です。
なぜなら、中には詐欺のような仮想通貨も存在するためです。なお、仮想通貨の信頼性を図るには、時価総額の高さやコミュニティの健全さを確認すると良いです。
詐欺を回避するためにも、信頼性は必ず確認しましょう。
長期保有におすすめの仮想通貨の銘柄6選
長期保有する際におすすめの、仮想通貨の銘柄を6つ紹介します。
ビットコイン
ビットコインは、世界で初めて開発された仮想通貨で、数ある仮想通貨の中で最も長い歴史があります。
絶大な人気があるため時価総額1位を誇っており、他の仮想通貨よりも相場が安定しています。また、発行上限数が2,100万枚と決まっているため、希少性が高い点も特徴です。
このように、ビットコインは圧倒的な時価総額や歴史の長さから、長期保有におすすめの仮想通貨銘柄の1つとして挙げられます。
イーサリアム
イーサリアムは、ビットコインに次いで時価総額2位の仮想通貨です。
イーサリアムはビットコインよりも、より複雑な仕組みの上で成り立っています。そのため、ビットコインとは違い、売買の記録や決済が自動でできる点が特徴です。このような利便性の高さから支持が厚く、国内外の多くの取引所が取り扱っています。
今後ビットコインの時価総額を抜くかもしれないとまで言われているため、長期保有におすすめです。
リップル
リップルは、ビットコインやイーサリアムで利用されている「ブロックチェーン」という仕組みを使っていません。また、発行している通貨のうち多くを発行会社が保有しており、市場へ出回る量を調整しています。
このように、リップルは仮想通貨でありながら、法定通貨のように中央集権的な側面があります。また、リップルは国際送信のスピードに長けている点も特徴で、世界中の金融機関との連携を進めています。
これから世界で実用化が進む可能性があるため、長期保有におすすめの銘柄の1つです。
エンジンコイン
エンジンコインは、「Enjin Platform」というプラットフォーム上で発行される仮想通貨です。
この「Enjin Platform」には、ゲームが実装されていたり、NFTを発行できたりと、画期的な要素の多いプラットフォームです。また、マイクロソフト社などとも連携しているため、今後規模が拡大することも予想されます。
そのため、今のうちから長期保有しておくと良いでしょう。
ネム
ネムは日本人からの支持が厚く、リップルに並ぶ人気を誇る銘柄です。その人気ぶりから、2018年にはNEM JAPANという一般社団法人が設立されたり、東京にはnem barが設立されたりしています。
今後も使える場所が増えたりと発展が進むことが予想されるため、長期保有におすすめです。
テゾス
テゾスは、ビットコインやイーサリアムの弱点でもある「ハードフォーク」を克服しています。
このハードフォークとは、仮想通貨の仕組みであるブロックチェーンの仕様が変わることで生じる分岐のことです。テゾスではこのハードフォークが起こらないため、安定性が高い通貨であると言えます。
以上のことから、テゾスも長期保有におすすめな仮想通貨銘柄です。
長期保有におすすめの仮想通貨取引所
仮想通貨を長期保有し利益を生むためには、どの取引所を使うかも重要なポイントです。
なお、取引所とは仮想通貨を売りたい人と買いたい人を仲介してくれたり、所有している仮想通貨を保管できたりするサービスのことです。
ここでは、長期保有する取引所選びのポイントと、おすすめの仮想通貨取引所を5つ紹介します。
長期保有する際の仮想通貨取引所選びのポイント
長期保有する仮想通貨取引所を選ぶ際の、ポイントを3つ紹介します。
扱っている銘柄が豊富か
1つ目のポイントは、扱っている銘柄の数が豊富かという点です。
多くの銘柄を扱っている取引所であれば、分散投資が可能なためです。なお、どのような銘柄を扱っているかは、各取引所の公式ホームページで確認できます。
たくさんの種類の銘柄を取り扱っている取引所を利用することをおすすめします。
どれくらいの手数料がかかるか
2つ目のポイントは、どれくらいの手数料がかかるかという点です。
仮想通貨取引所によって、取引の際に生じる手数料が異なるためです。同じ額の利益を生み出せたとしても、手数料が高ければ手元に残る金額は少なくなります。
以上のことから、事前にどれくらいの手数料がかかるかよく確認しましょう。
仮想通貨取引初心者に優しいか
3つ目のポイントは、仮想通貨取引初心者にとって優しいかという点です。
取引所の画面が使いづらいものだと、誤った操作をしてしまったり、取引をするのが億劫になってしまうこともあるためです。
そのため、直観的に操作しやすそうで、初心者に優しい仮想通貨取引所を利用すると良いです。
おすすめの仮想通貨取引所5選
おすすめの仮想通貨取引所を5つ紹介します。
bitcastle
bitcastleは、手数料無料で主要仮想通貨の取引ができる仮想通貨取引所です。基本的にコールドウォレットで資産を保管しているため、長期保有をしていてもハッキングされる危険性がありません。また、最大ペイアウト率2.1倍で、世界最速である5秒の仮想通貨バイナリーオプション取引が出来る点も魅力の1つです。
上記のような手数料の安さや独自の機能が好評で、利用者が増えている仮想通貨取引所です。取り扱っている仮想通貨はまだ少ないものの、今後が期待できるでしょう。
コインチェック
コインチェックは、アプリダウンロード数NO.1の仮想通貨取引所です。
これだけたくさんの人から使われている要因の1つが、操作のしやすさです。仮想通貨取引が初めての人でも直観的に操作できるよう設計されています。また、仮想通貨をコインチェックに預けておけば、最大で年利5%が返ってくるサービスも提供しています。さらに、17種類もの銘柄を取り扱っているため、分散投資も可能です。
このことから、仮想通貨を長期保有する際にコインチェックを使えば、効率的に仮想通貨を貯められるのです。なお、コインチェックは2018年にハッキングを受けたことが報道されていますが、現在は厳重なセキュリティ体制を整えているため、比較的安全な仮想通貨取引所です。
GMOコイン
GMOコインは、13種類の銘柄を取り扱っています。
毎月決まった額の仮想通貨を自動購入できる「つみたて暗号資産」や、GMOコインのアカウントを保有しているだけで報酬を得られる「ステーキング」といったサービスが展開されています。
また、東証一部上場のGMOインターネットグループで培われたノウハウにより、高度なセキュリティ対策が講じれられています。そのため、長期保有をしていてもハッキングのリスクが比較的低いと言えます。
bitFlyer
bitFlyerは、ビットコイン取引数が5年間連続でNO.1です。
仮想通貨取引初心者でも操作しやすい画面設計が好評です。また、アカウント作成やビットコイン取引の際に手数料がかからないところも嬉しいポイントです。
さらに、預けた資産は100%コールドウォレットで保管されているため、長期保有する際に重要となるセキュリティ面の対策も手厚いです。
bitbank
bitbankは、第三者機関によりセキュリティ面を高く評価されています。そのため、bitbankで長期保有していても、ハッキングなどに遭うリスクは低いでしょう。
また、分析ツールがとても充実しており、初心者でも見やすい作りとなっている点も好評です。さらに、アルトコインも取引所で取引できるため、アルトコインの長期保有に適しています。
仮想通貨の長期保有に関するよくある質問
仮想通貨の長期保有のメリット・デメリットや長期保有のポイント、おすすめの銘柄と取引所について解説してきました。
この項では、実際に長期保有を始めた仮想通貨取引初心者が抱きやすい疑問と、それらに対する回答を3つ紹介します。
利確すべきタイミングとは?
「長期保有と言っても、一生保有し続けるわけにもいかないし、どのタイミングで売るのが正解か分からない…」
このような疑問を抱く人が多いです。
結論、利確をするタイミングに正解はなく、利益が出て入ればいつ売っても構いません。一方で、利確をする時期は非常に重要なポイントです。具体的には、年を跨いで数回に分けて利確をすることをおすすめします。なぜなら、年を跨ぐほうが節税できるためです。
以上のことから、利確をするタイミングに正解はありませんが、利確をする時期は年を跨ぐようにすると良いでしょう。
急激に暴落したら売るべき?
続いては、「長期保有中の銘柄が急激に暴落したけど、これ以上損しないように売った方がいいのかな…」というよくある疑問に対して回答します。
保有している銘柄が急暴落すると、不安が大きくなり感情的に売ってしまいがちですが、あまりおすすめしません。
そもそも長期保有というのは、数年~10年間かけて利益を生む投資スタイルなためです。一時的に急暴落したとしても、数年後には回復している可能性が十分にあるため、慌てて売ることはありません。
長期保有中にも税金はかかる?
「長期保有中にも課税されるのか」という疑問を抱く人も多いです。
仮想通貨投資では、利確をしたタイミングで課税されるため、長期的に保有している状態では税金はかかりません。仮想通貨を売却する、仮想通貨同士を交換する、仮想通貨で商品購入をする、などのタイミングで課税されます。
なお、給与以外の収入が年間で20万円以上あると確定申告が必要となるため、注意しましょう。
【まとめ】仮想通貨を長期保有して大きく儲けよう!
この記事では、仮想通貨の長期保有のメリットやデメリット、おすすめの仮想通貨銘柄や仮想通貨取引所を紹介しました。
仮想通貨には様々な投資方法がありますが、その中でも長期保有は精神的負担の少なさや手数料の安さなど、さまざまなメリットがあります。そのため、長期投資は特に初心者におすすめな投資方法です。
一方で、仮想通貨を長期投資する際には、銘柄や仮想通貨取引所を慎重に選ぶ必要があります。ぜひ本記事を参考にして、あなたにピッタリな銘柄や取引所で、仮想通貨の長期保有を行って下さいね。
執筆者 西村大樹