「仮想通貨ECOMIってなんだろう?」
「ECOMIの将来性が気になる」
ECOMIはNFT取引用のプラットフォームを構築していて、近年注目のNFTに関わる仮想通貨となっています。ECOMIのプラットフォームはNFTの交換、販売、オークションなどの取引とNFTのウォレットを提供します。
本記事ではNFT取引のベースとなるであろうECOMIについて特徴や将来性について解説します。ECOMIについて詳しく知りたい方は是非最後まで読んでいってください。
目次
ECOMI(OMI)とは
名称 | ECOMI |
トークン名称 | OMI |
過去最高値 | 1.54円(2021/3/19) |
過去最安値 | 0.05円(2021/2/17) |
公式ホームページ | https://www.ecomi.com/ |
公式Twitter | https://twitter.com/ecomi_ |
ECOMIはECOMI CollectとECOMI SecureWalletの2つのシステムで構成されているNFT取引プラットフォームです。ECOMIのプラットフォームではNFTの購入、保存、保管といったNFTを取り扱うアプリケーションを公開し、NFTをAR(拡張現実)として投影するサービスも展開予定です。
NFTとは
NFTとは「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」といい、デジタルデータに所有権や希少性を持たせる技術のことを言います。「非代替性」というようにNFTはコピーすることができず、「唯一無二」のデジタルデータとして存在します。
現在NFTに対する世間の注目度は高く、アートやゲームの分野にもNFTの技術が応用され始めています。
ECOMI(OMI)の特徴
ECOMIの特徴には根幹となるシステムである「ECOMI Collect」、「ECOMI Secure Wallet」、「OMIトークンの役割」の3つが挙げられます。以下ではそれぞれについて解説します。
特徴①ECOMI Collect
ECOMI Collect(現在はVeVeに名称変更)はユーザーがプレミアムライセンス(商標登録)を持ったNFTをはじめ、それに関連する商品の購入、販売、取引ができるアプリケーションです。
ECOMI Collectアプリケーションでは様々なブランドやカテゴリを取り扱っており、これらの商品はすべて公式から発売されているNFT商品として販売されています。現在ECOMIでは「キャプテンアメリカ」や「ゴーストバスターズ」などのNFT商品が紹介されています。
他にもユーザーは自分のNFTを公開しオリジナルのショールームを作成することもできます。このショールームはソーシャルフィード内(ECOMI Collectのコミュニティスペース)で公開することができ、自らのアートをNFTとして展示すればNFTの個展なども開くことが可能です。
このコミュニティではコメント機能を実装しているので、閲覧者たちのリアクションも確認することができます。
拡張機能
ECOMI Collectアプリケーションの拡張機能を利用すると、NFTをスマートフォンなどから操作することができるようになります。この操作では、ソーシャルメディアサービスへNFTの画像を投稿したりECOMIのゲーム内のアイテムとして所持しているNFTを利用することが可能です。
特徴②ECOMI SecureWallet
ECOMI SecureWalletはクレジットカードサイズのコールドストレージ(長期間データを保存できる外部記憶装置)であるハードウェアウォレットです。
ECOMI SecureWalletの特筆すべき点は「オフラインでNFTを保護、保管することができる」ということです。オフラインで利用できるメリットは、インターネットにウォレットを接続しないので、悪意のあるユーザーからのハッキング被害や、ウイルスによる資産の流出を防ぎます。
ECOMI SecureWallet本体はスマートフォンのブルートゥースと接続することで残高の確認や取引のフィードバック情報を確認でき、詳しい情報の確認や取引操作などはSecureWalletアプリケーションで行います。
SecureWalletアプリケーションでは以下のような操作を行うことができます。
- ECOMI SecureWalletのセキュリティ制御(認証キーの任意変更など)
- ビットコイン、イーサリアムをはじめとしたすべての仮想通貨の残高表示
- サポートされている仮想通貨の取引
- 仮想通貨ごとに最大5つまでのアカウント作成
ECOMI SecureWalletの中身
ECOMI SecureWalletはハードウェアになっているので実物が存在します。
上記の図はECOMI SecureWalletの分解図です。この図からもわかるように内部構成は非常にシンプルで、部品も7つしか使われていません。参考までに内部構成を簡単に紹介します。
- ハードウェアセキュアエレメント(ECOMI SecureWalletの中心部品です)
- 液晶画面
- ブルートゥースコネクタ
- 電源、確認ボタン
- 電気基盤回路
- バッテリー
- 充電コネクタ
構造は簡易的ですが、そのセキュリティ性能はとても高く、多くの銀行が採用するセキュリティ規格であるCC EAL5+に準拠しています。
仮想通貨のウォレットは通常ネットワーク内で存在しているものでECOMI SecureWalletは非常に特殊な仮想通貨のウォレットになります。「そもそも仮想通貨のウォレットって?」という方は以下の記事を参考にしてみてください。
仮想通貨のウォレットに関する記事はこちら
特徴③OMIトークン
ECOMIのネイティブトークンであるOMIトークンには2つの特徴があります。
- NFTの販売購入の手段に利用
- 「マスターコレクタープログラム」などECOMIのアプリケーションの追加機能へのアクセスに利用
それぞれ解説します。
OMIトークンを利用したNFT取引のメリット
OMIトークンを利用したNFTは永久に保存され、他からの干渉を一切受けないというメリットがあります。
OMIトークンを利用して購入したNFTはトランザクション(取引処理)終了後にNFTと交換され、交換に使用したOMIトークンが無効になります。無効となったOMIトークンはアクセスすることのできないスマートコントラクト(自動取引プログラム)に送信され、OMIトークンと関連付けられたNFTは、永久的に存在できるようになります。
マスターコレクタープログラム
このプログラムを利用しているECOMI Collectのユーザーは様々な利点や追加機能にアクセスすることができます。
- オリジナルNFTのリリース
- プレミアムライセンスの限定版NFTへのアクセス
- ボーナスOMIトークンの獲得
マスターコレクタープログラムにはマスターコレクターレベルというものが存在し、レベルに応じてECOMI Collect内での優待が受けられるようになります。マスターコレクターレベルはECOMI Collectに新規登録が完了するとレベル1から始まり、OMIトークンの保有量やNFTの取引記録といった様々な利用履歴からレベルアップしていきます。
レベルアップには有料のレベルアップ方法と無料のレベルアップ方法があり、詳細は以下の通りです。
- 有料のレベルアップ方法:OMIトークンをECOMIより購入し、ステーキング(トークンの長期保有)を行う。
- 無料のレベルアップ方法:ECOMIアプリケーション内でのイベントや、クエストからOMIトークンを入手してステーキングを行う。
有料、無料のいずれにしてもステーキングを行うことがレベルアップの近道になりますので、NFTの取引を検討している方はOMIトークンを購入しておくといいでしょう。
ECOMI(OMI)の現在の推移価格
現在価格(2021/2/1) | 0.006USDT |
直近高値 | 0.008USDT(2021/11/8)) |
直近安値 | 0.004USDT(2021/12/5) |
レジスタンスライン(抵抗線) | 0.008USDT |
サポートライン(支持線) | 0.004USDT |
価格の方向感 | 横ばい |
上記はOMI/USDTペアと日足チャートと価格動向をまとめたものです。値動きが乏しくボラティリティ(価格変動率)がとても小さいことが分かります。この価格推移では投資による利益を得ることは難しく投機目的の購入はお勧めできません。
OMIトークンの値動きが乏しい理由
原因はもちろん一つではないのですがOMIトークンの値動きが乏しい理由について考察していきます。
結論から言えばOMIトークンの値動きが小さいのはECOMI Collectが大きなマーケットを対象とした取引プラットフォームを構築しているからだと考えられます。
ECOMI Collectはメトカーフ効果と呼ばれるネットワークの価値は接続ユーザーの2乗に比例する法則に基づいて設計されています。
上の図はメトカーフ効果のイメージ画像で、電話を繋いでいる線が多くなるほどネットワークの価値が向上します。
この様にユーザーの増加とネットワーク価値が向上した結果、市場が大きくなり以下のようなメリットが生まれます。
- OMIトークンの流動性増加による安定した取引の実現
- ステーキングされるOMIトークンの増加
- ECOMI Collectアプリ内の経済圏が成長する
つまり市場が大きくなることで、ECOMI内での流通が安定したOMIトークンは、取引による需給の偏りが起きにくく、価格が安定し、その結果がOMIトークンの小幅な値動きにつながっていると考えられます。
OMIトークン自体に人気がないわけではなく、取引量に対して十分なOMIトークンの量が確保されているため値動きが落ち着いているとすれば、OMIトークンの需給が偏るようなユーザーの増加があればOMIトークンの価格は急上昇するかもしれません。
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バイナリーオプションは今後の価格が上昇するか下落するかのどちらかを当てるオプション取引の商品のことを言います。
今回のOMIトークンのように小さな値動きを繰り返している通貨でも、少し先の価格の方向を当てるだけでバイナリーオプションでは大きな利益を獲得できる可能性があります。まだOMIトークンの取り扱いはありませんが今後取り扱いの可能性もありますので今のうちに登録してみてはいかかでしょう?
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ECOMI(OMI)の今後と動向
ECOMIの将来性は非常に期待できると考えられます。OMIトークンの急激な価格上昇はあまり望めませんが、その理由がECOMI Collectの市場拡大によるOMIトークンの価格安定によるものであれば、ECOMIへの今後の成長性は大変期待が持てるでしょう。
多くのユーザーに支持される市場は緩やかですが確実に価値が向上していくので、今後も動向からは目が離せません。
独自のNFT取引を行っている仮想通貨は他にもあります。
NFT取引ができるその他の仮想通貨の記事はこちら
ECOMI(OMI)の購入方法
現在ECOMIは国内の仮想通貨取引所では取り扱っておりません。現在OMIトークンに対応している仮想通貨取引所は以下の通りです。
- OKX
- AscendEX
- BitForex
- Uniswap
いずれもECOMIの公式で紹介されている取引所になるので安心して購入可能です。
【まとめ】ECOMI(OMI)はNFT取引プラットフォームのスタンダードになれる
ECOMIについての解説は以上になります。NFTの2021年の取引高は4.7兆円とものすごい勢いで市場の拡大が進んでいます。NFTのプラットフォームを提供している仮想通貨は現在も数多く公開されていますが、ここまで汎用性に富んだNFT取引プラットフォームはECOMIの他にはないでしょう。
特にECOMI SecureWalletに関して実際にハードウェアとして手元に存在することの安心感もECOMIが普及するかもしれない理由の一つに挙げられます。今後NFT取引の普及が進み、ECOMIのプラットフォームが拡大するとOMIトークンは現在の価格では到底購入できないトークンとなる可能性があります。
もしNFTに興味を持たれたのであればOMIトークンを購入してNFTを手に入れてみてはいかがでしょうか?
執筆者 西村大樹