Bybitでの本人確認(KYC)のやり方を解説!できないときの対処法も紹介

Bybit(バイビット)では、本人確認(KYC認証)が必須となりました。
「本人確認なしでも取引できるの?」「KYC認証の手続きが面倒くさい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
本人確認なしでBybitを使おうとすると、ほとんどの機能が制限されてしまうので本人確認は行うようにしましょう。
この記事では、Bybitの本人確認(KYC認証)について詳しく解説していきます。
なお、Bybitの評判に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

Bybit(バイビット)の本人確認・KYC認証について

Bybit(バイビット)を利用するには、本人確認(KYC認証)が必要です。
本人確認とは、Bybitに登録する人が実際に本人であることを証明する手続きのことです。
「KYC認証」という呼び方もされており、これはKnow Your Customer(顧客確認)の略です。
以前は本人確認なしでもBybitのサービスを利用できましたが、2023年5月から全てのサービスで本人確認が義務付けられました。
この変更により、今ではBybitに口座開設した後、必ず本人確認を完了させる必要があります。

本人確認を終えることで、Bybitの全機能が使えるようになるだけでなく、各種キャンペーンやボーナスも受け取れるようになります。
特に最近では、「口座開設ボーナス」が充実しているので、この機会に本人確認も一緒に済ませておくことをおすすめします。
Bybit(バイビット)は本人確認なしで取引・利用が可能か?


結論から言うと、Bybitは本人確認(KYC認証)なしでは実質的に利用できません。
2023年5月以前は、本人確認をせずに取引やその他のサービスを利用することが可能でした。
しかし、マネーロンダリング対策の強化により、2023年5月からはBybitのすべてのサービス利用に本人確認が必須条件となりました。
すでにBybit口座を持っている人も、本人確認を完了させなければサービスを使えなくなっています。
中には「本人確認なしでも使えるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、現在のBybitでは不可能です。



口座開設後に必ず本人確認を行わないと、入金やトレードといった基本的な機能も使えないためです。
次のセクションでは、本人確認なしで利用できる限られた機能について解説します。
本人確認なしで利用できるBybit(バイビット)のサービス


Bybitでは本人確認なしで利用できる機能はほとんどありません。
強いて言えば、本人確認なしの状態では「出金」機能だけが限定的に利用可能です。
ただし、この出金機能も実質的にはほぼ使えないと考えた方がいいでしょう。
なぜなら、出金するためには事前に入金して取引を行い、利益が出ている必要があるからです。
しかし、Bybitへの入金自体が本人確認なしではできないため、出金する資金そのものを用意できないのです。
さらに、本人確認なしの状態では出金限度額も制限されています。
具体的には、1日の上限が20,000USDT、月間上限が100,000USDTまでと設定されています。
これに対し、本人確認レベル1を完了すると、1日の出金上限が1,000,000USDTまで大幅に引き上げられます。



つまり、Bybitを実際に取引目的で使うなら、本人確認は必須の手続きだと言えるでしょう。
次のセクションでは、本人確認レベル別で利用できる機能について詳しく解説します。
Bybitの本人確認(KYC認証)後に利用できる機能一覧【レベル別】


Bybitの本人確認には「レベル1」と「レベル2」の2種類があります。
レベルによって利用できる機能や制限が異なるため、自分に合った認証レベルを選ぶことが大切です。
本人確認なしの状態とレベル1・レベル2で利用できる機能を比較した表を見てみましょう。
本人確認なし | レベル1 | レベル2 | |
---|---|---|---|
法定通貨の入金 | × | ○ | ○ |
暗号資産の出金 | △ (2万USDT /日) | ○ (100万USDT /日) | ○ (200万USDT /日) |
法定通貨の出金 | × | ○ | ○ |
クレジットカード | × | ○ | ○ |
P2P取引 | × | ○ | ○ |
現物取引 | × | ○ | ○ |
先物・オプション | × | ○ | ○ |
Bybitカード | × | × | ○ |
ステーキング・ レンディング | × | ○ | ○ |
Bybitでは本人確認レベル1を完了するだけで、ほとんどの機能が利用可能になります。
本人確認(KYC認証)レベル1
Bybitの本人確認レベル1を完了することで、法定通貨や暗号資産の入金が可能になります。
さらに、現物取引や先物取引、レバレッジトレードなどの各種取引機能も全て利用可能です。
出金に関しては、1日あたり最大1,000,000USDT、月間では無制限に出金できるようになります。
また、レベル1の本人確認を完了すると、ステーキングやレンディングなどの資産運用サービスも利用可能です。



つまり、通常のトレードを行うだけであれば、レベル1の本人確認で十分と言えるでしょう。
本人確認レベル1を完了するためには、以下のいずれかの身分証明書が必要です。
- パスポート
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 特別永住者証明書
本人確認(KYC認証)レベル2
本人確認レベル2は、レベル1の機能に加えて追加の特典が得られるアップグレード版です。
レベル2の最大の特徴は、Bybitカードが発行できるようになる点です。
Bybitカードとは、Bybitが提供する仮想通貨デビットカードで、保有している暗号資産で日常的な支払いができるようになります。
例えば、買い物をした時の支払い金額が自動的にBybitのウォレットから引き落とされるため、暗号資産の実用性が大きく向上します。



また、出金限度額も1日あたり2,000,000USDTまで引き上げられるため、大口取引を頻繁に行うトレーダーにはメリットがあります。
本人確認レベル2を完了するには、レベル1で必要な身分証明書に加えて、以下のような住所確認書類が必要です。
- 公共料金の請求書
- 住民票
住所確認書類は発行日から3ヶ月以内のものが有効です。
本人確認(KYC認証)レベル1とレベル2の違いを解説
レベル1とレベル2の主な違いは以下の3点です。
まず、1日の出金限度額がレベル1では1,000,000USDT、レベル2では2,000,000USDTと倍になる点が挙げられます。
次に、レベル2ではBybitカードが発行できるようになります。
これは日常的に暗号資産を使いたい人には大きなメリットです。
最後に、認証に必要な書類の違いです。



レベル1では身分証明書のみですが、レベル2では住所確認書類も追加で必要になります。
どちらのレベルを選ぶべきかは、利用目的によって異なります。
- 通常の取引がメインなら:レベル1で十分
- Bybitカードを使いたい:レベル2が必要
- 大量の出金を頻繁に行う:レベル2がおすすめ
基本的にはレベル1の本人確認だけでもほとんどの機能が使えるため、まずはレベル1を完了させて、必要に応じてレベル2にアップグレードするのが良いでしょう。
次のセクションでは、Bybitの本人確認を実際に行うための具体的な方法と手順を解説します。
Bybitの本人確認(KYC認証)のやり方


Bybitの本人確認は、スマホアプリとPCのどちらからでも行うことができます。
ここでは、両方の方法を分かりやすく順を追って解説します。
Bybitの本人確認は書類提出から承認まで、通常10分〜20分程度で完了します。
スマホアプリでの本人確認のやり方
スマホアプリで本人確認を行う場合の手順を解説します。
スマホはカメラ機能を使って直接書類を撮影できるため、PCよりも手軽に本人確認を完了できるのがメリットです。
- Bybit公式サイトから口座開設
- 口座開設後に「本人確認を行う」をタップ
- レベル1の条件を確認後「今すぐ行う」をタップ
- 発行国・地域、身分証明書の種類を指定して「つぎへ」をタップ
- 注意事項を確認後、「次へ」をクリック
- カメラが起動するので本人確認書類を撮影
- 本人確認レベル1の申請完了(通常10〜20分で完了)
撮影する際は明るい場所で、書類の文字がはっきり読み取れるよう注意しましょう。
また、身分証明書の全体が写るように余白を十分に取ると、認証がスムーズに進みます。
PCでの本人確認のやり方
PC版で本人確認を行う場合の手順を解説します。
PCの場合は、デジタルカメラなどで撮影した画像ファイルをアップロードする形になります。
- Bybit公式サイトから口座開設する
- 口座開設後に「本人確認(KYC)を行う」をクリック
- 発行国・地域を選択し、本人確認書類を選択する
- 注意事項を確認後、「次へ」をクリック
- PCのカメラで撮影するか手動アップロードを選択し本人確認書類をアップロード
- 本人確認レベル1が完了(通常10〜20分ほどで完了)
PCの場合、アップロードする画像のファイル形式には制限があります。
JPG、JPEG、PNGなどの一般的な形式のみ受け付けられます。PDFやGIF形式は受け付けていないので注意しましょう。
また、アップロードする画像は鮮明で、書類の全体が写っていることを確認してください。



どちらの方法でも、本人確認レベル1を完了させれば、すぐにBybitの主要サービスが利用できるようになります。
Bybitで本人確認(KYC認証)が失敗する原因と対処法を解説


Bybitの本人確認を行った際に、「認証失敗」や「エラー」と表示されることがあります。
ここでは、よくある失敗の原因と具体的な対処法を説明します。
本人確認でエラーが出るのは珍しいことではありません。焦らず原因を特定して対処すれば解決できます。
住所確認書類のアップロードが不適切
本人確認レベル2を申請する際には、住所確認書類も必要になります。
住所確認書類は発行日から3ヶ月以内のものである必要があり、それより古いと認証が拒否されます。
また、書類に記載された住所と登録情報の住所が一致していない場合も失敗の原因になります。
対策としては、以下の点に注意してください。
- 発行日が3ヶ月以内の最新の書類を用意する
- 公共料金の請求書や住民票など、公的な書類を使用する
- 住所が登録情報と完全に一致していることを確認する
- 書類全体が鮮明に写るように撮影する
特に住所は細部まで一致している必要があるため、登録情報と書類を事前に照合しておきましょう。
画像のファイル形式が不適切
Bybitの本人確認では、アップロードできる画像形式に制限があります。
JPG、JPEG、PNGなどの一般的な画像フォーマットのみが受け付けられ、PDF形式やGIF形式は使用できません。
また、ファイルサイズが大きすぎる場合もエラーの原因になることがあります。
対策として、以下の点を確認してください。
- ファイル形式をJPG/JPEGまたはPNGに変換する
- ファイルサイズが5MB以下であることを確認する
- スクリーンショットではなく、直接撮影した画像を使用する
画像編集アプリなどを使って適切な形式に変換してから再度アップロードすると解決することが多いです。
KYC認証でアップロードした画像がぼやけている
本人確認の最も一般的な失敗原因は、書類の画像が不鮮明でシステムが情報を正しく読み取れないことです。
暗い場所で撮影したり、手振れしたりすると、文字情報が読み取れない画像になってしまいます。
対策としては、以下の点に気をつけて画像を撮り直してみましょう。
- 明るい場所で撮影する
- 身分証全体が枠内に収まるようにする
- 四隅がしっかり写るように余白を取る
- 文字が鮮明に読み取れる距離で撮影する
スマホで撮影する場合は特に、手振れに注意して安定した状態で撮影することがポイントです。
本人確認できない場合はBybitカスタマーサポートに連絡
上記の対策を試しても本人確認が完了しない場合は、Bybitのカスタマーサポートに問い合わせるのが最も確実な解決方法です。
Bybitのサポートは24時間体制で対応しており、チャットやメールで相談できます。
問い合わせる際には、以下の情報を準備しておくとスムーズです。
- 登録したメールアドレス
- エラーメッセージのスクリーンショット(ある場合)
- 具体的にどの段階で失敗したか
- 試した対処法
専門スタッフが個別に対応してくれるため、複雑な問題でも解決できる可能性が高まります。
サポートセンターからの指示があれば、必ず従うようにしましょう。
特定の書類の再提出や追加情報を求められることがあります。



本人確認は一度完了してしまえば、基本的に再度行う必要はありません。
少し手間でも、本人確認することをおすすめします。
よくある質問
ここでは、Bybitの本人確認(KYC認証)に関するよくある質問とその回答をまとめました。
まとめ
Bybit(バイビット)では、全てのサービスで本人確認(KYC認証)が必須となりました。
本人確認なしでは実質的にBybitを利用することはできず、入金や取引といった基本機能も使えません。
本人確認には「レベル1」と「レベル2」の2種類があり、レベル1だけでもほとんどのサービスが利用可能です。
本人確認の手続きはスマホアプリからもPC版からも可能で、書類提出から10〜20分程度で完了します。



エラーが発生した場合は、画像の鮮明さやファイル形式を確認し、それでも解決しなければカスタマーサポートに相談してみましょう。
Bybitで暗号資産取引を始めるなら、まずは本人確認レベル1を完了させることをおすすめします。