Bybitのtestnet(テストネット)の使い方｜API keyの取得方法や登録方法・入金手順を解説

Bybit (バイビット) は、無料でトレードの練習ができるtestnet (テストネット) を提供しています。

初めて仮想通貨FXに挑戦する方や取引の練習をしたい方にとって、testnet環境は非常に大きいメリットといえるでしょう。

しかし、Bybit testnetと本番環境を間違えてしまうと、実際のお金を失ってしまう可能性もあるので注意が必要です。

この記事では、Bybit testnetの登録方法や入金手順・取引方法などを詳しく解説していきます。

なお、Bybitの評判に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

あわせて読みたい

Bybit(バイビット)の評判は？口コミから分かったメリットや始め方を解説！ Bybitは、ユーザー数が6,000万人を超える信頼性の高い海外仮想通貨取引所です。最大約450万円の入金ボーナスや、1,500種類を超える仮想通貨銘柄を扱っていることが特徴と言えます。本記事では、Bybitの評判・口コミを解説するので、参考にしてください。

Bybitのtestnet(テストネット)とは無料でトレードできるデモ環境

Bybitのtestnet(テストネット)は、実際のお金を使わずに仮想通貨取引の練習ができる環境です。

海外FXや仮想通貨取引を始めたい初心者にとって、最初から実際のお金を使うのはリスクが高いもの。

そこで活躍するのがBybit testnetで、本番環境と同じ機能を無料で試せるのが大きな魅力です。

testnet(テストネット)とは無料でトレードできるデモ環境

Bybit testnetは、トレーダーが取引スキルを向上させるための仮想環境です。

testnetの最大の特徴は、本物のお金を使わずに取引練習ができることです。

初心者が最初に直面する課題が「損失の恐怖」ですが、testnetならリスクなしで様々な取引戦略を試せます。

新しい取引方法やチャート分析を実践的に学べるので、本番環境での失敗を減らせるでしょう。

通常の本番環境では必要な本人確認(KYC)も不要なので、すぐに取引練習を始められます。

配布される主な通貨	配布量
USDT	50,000
BTC	0.2
ETH	1
その他	複数種類

テストコインがなくなっても24時間に1回、追加申請が可能なので安心です。

スマホアプリには未対応

Bybit testnetを利用する際の注意点として、スマホアプリには対応していません。

testnetは公式アプリではなく、ウェブブラウザからのみアクセス可能となっています。

ただし、スマホのブラウザからでもtestnetにアクセスして取引練習ができるので、外出先でも利用可能です。

モバイル環境でtestnetを使いたい場合は、スマホのブラウザで「testnet.bybit.com」にアクセスするだけです。

複雑なチャート分析や細かい設定をする場合は、画面の大きいパソコンからの利用がおすすめです。

Bybitのtestnetの登録手順について解説【PC版】

Bybit testnetの登録は本番環境より簡単で、数分で完了します。

実際のお金を使わないので、気軽に試せるのが魅力的ですね。

①Bybitのtestnet URLにアクセス

まずはBybit testnetの公式サイトにアクセスしましょう。

Bybit testnet URLは「https://testnet.bybit.com/ja-JP/」です。

本番環境と間違えないよう、URLに「testnet」という文字が含まれているか必ず確認してください。

参考までに本番環境のURLは「https://www.bybit.com/ja-JP/」となっています。

正しいURLにアクセスしたら、次のステップに進みましょう。

②登録情報を入力

testnetのトップページで「登録」ボタンをクリックし、登録画面を開きます。

必要な登録情報はEメールアドレス(または携帯電話番号)とパスワードのみです。

本番環境のBybit口座をすでにお持ちの方は、同じEメールアドレスでも登録できます。

これは本番環境とtestnet環境が完全に分離されているためです。

すべての情報を入力したら「アカウントを作成する」ボタンをクリックします。

③認証をクリア

アカウント作成ボタンを押すと、ロボットではないことを確認するための認証が始まります。

パズル認証やタイル認証など、画面の指示に従って操作するだけで簡単にクリアできます。

スライドバーを動かしてパズルを完成させるなど、直感的な操作で認証を完了できるようになっています。

画面の指示通りに操作して認証をクリアしましょう。

④認証コードを入力

認証をクリアすると、登録したEメールアドレスか携帯電話番号に認証コードが送信されます。

受け取った認証コードを入力して「確認」をクリックすれば登録完了です。

もし認証コードが届かない場合や期限が切れた場合は、「再送」ボタンを押すと新しいコードが発行されます。

認証コードの有効期限は通常5分程度なので、届いたらすぐに入力しましょう。

testnetでは本番環境と違って本人確認(KYC)は不要なので、これで登録手続きは完了です。

これでtestnet環境でのトレード準備が整いました。次は入金手順に進みましょう。

Bybitのtestnetの入金方法について解説【PC版】

Bybit testnetでは、実際のお金を入金する必要はありません。

登録完了時点で自動的にテストコインが付与されますが、追加で必要な場合の申請方法を解説します。

①Bybit testnetのホーム画面右上にある「資産」をクリック

Bybit testnetにログインしたら、まずはテストコインの残高を確認しましょう。

画面右上にある「資産」ボタンをクリックすると、現在所有しているテストコインの一覧が表示されます。

初回登録時には自動的に以下のようなテストコインが付与されているはずです。

通貨の種類	初期配布量
USDT	50,000
USDC	50,000
BTC	0.2
ETH	1
XRP	10,000
EOS	2,000

これらのテストコインで十分な場合は、そのままトレードを開始できます。

もし残高が少ない場合や追加でテストコインが必要な場合は、次のステップに進みましょう。

②「テストネット用の通貨を申請」のリンクをクリック

資産画面に移動したら、「テストネット用の通貨を申請」というリンクを探します。

このリンクをクリックすると、テストコインの申請画面が表示されるので「申請」ボタンを押すだけです。

申請が完了すると、通常24時間以内に追加のテストコインが口座に反映されます。

主に10,000 USDTと1 BTCが追加されることが多いようです。

本番環境と違って実際のお金は関係ないので、入金や出金の操作は存在しません。

これでテストコインの入手方法は完了です。

次は実際の取引方法に進みましょう。

Bybitのtestnetで取引する方法を解説

Bybit testnetでは本番環境と同じように現物取引やデリバティブ取引を練習できます。

実際の取引方法を詳しく見ていきましょう。

現物取引のやり方

Bybit testnetでの現物取引は仮想通貨を直接売買する基本的な取引方法です。

現物取引の手順は「通貨ペアの選択→注文方向の選択→注文方法の選択→注文価格・数量の入力→注文実行」です。

まず、testnetのホーム画面上部で「現物」にカーソルを合わせて「現物取引」をクリックします。

次に画面左上で取引したい通貨ペア(例：BTC/USDT)を選択しましょう。

注文方法は以下の3種類から選べます。

注文方法を選んだら、注文価格(指値の場合)と取引数量を入力します。

すべての設定が完了したら「買い」または「売り」の注文ボタンをクリックしましょう。

注文が約定すると、資産画面で残高の変動や取引履歴を確認できます。

デリバティブ取引のやり方

Bybit testnetではデリバティブ取引も練習できるので、レバレッジを利用した取引も体験できます。

testnetでは以下の4種類のデリバティブ取引が可能です。

デリバティブ取引は初心者には少し複雑に感じるかもしれませんが、testnetで何度も練習することで理解できるようになります。

デリバティブ取引を始めるには、ホーム画面上部の「デリバティブ」をクリックし、希望する取引タイプを選択しましょう。

注文方向(ロング/ショート)、注文方法(指値/成行/条件付き)、数量を選択して注文を実行します。

本番環境と同じ操作感でデリバティブ取引を練習できるため、実際のトレードに移行しやすくなるでしょう。

Bybitのtestnetで取引bot(ボット)の使い方

Bybit testnetでは取引bot(自動売買)の機能も試すことができます。

実際のお金を使わずにボット取引の仕組みや効果を確認できるので、初心者にも安心です。

取引botとは、あらかじめ設定した条件に基づいて自動的に取引を行うシステムのこと。

24時間休みなく市場を監視し、感情に左右されず冷静な判断で取引できる点が大きなメリットです。

Bybit testnetの取引botは本番環境と同様の機能を持っており、様々な戦略を試すことができます。

ボットの種類には「グリッドボット」「DCAボット」「コピートレード」などがあり、それぞれ異なる戦略に対応しています。

ボットの設定画面では、取引する通貨ペアや投資額、価格帯、利益確定条件などを指定できます。

設定完了後は「作成」ボタンを押すだけで、ボットが自動的に取引を開始します。

testnetでは実際の利益は発生しませんが、ボットの性能や適切な設定値を探るのに最適な環境です。

本番環境に移行する前に、testnetで十分にテストしておくことで、実際の資金でのリスクを大幅に減らせるでしょう。

BybitのtestnetでNFTを購入する方法

Bybit testnetでは、NFT(非代替性トークン)の取引も体験できます。

実際のお金を使わずにNFT売買の流れを理解できるので、初心者にぴったりの練習環境です。

「NFT」タブをクリックする

NFT取引を始めるには、まずBybit testnetのホーム画面にアクセスします。

画面上部の「Web3」にカーソルを合わせると表示される「NFT」をクリックしましょう。

クリックするとNFTマーケットプレイスの画面に切り替わります。

このマーケットプレイスは本番環境とほぼ同じデザインなので、実際の操作感を体験できます。

このため、本番環境に移行する際にも戸惑うことなく取引できるようになります。

欲しいNFTを選ぶ

NFTマーケットプレイスが表示されたら、購入したいNFTを探します。

「ホーム」や「マーケット」タブから様々なNFTコレクションを閲覧可能です。

testnetの場合は練習用なので、どのNFTを選んでも問題ありません。

気になるNFTが見つかったら、そのアイテムをクリックして詳細ページを開きましょう。

購入を決めたら「購入する」ボタンをクリックして次のステップに進みます。

「今すぐ支払う」をクリックする

NFTを選んで「購入する」をクリックすると、購入確認画面が表示されます。

確認画面で「今すぐ支払う」ボタンをクリックすると購入手続きが進む仕組みです。

この画面では、NFTの価格や支払い方法、手数料などの詳細が表示されます。

内容を確認したら「今すぐ支払う」ボタンをクリックして次に進みましょう。

認証した後に決済する

「今すぐ支払う」ボタンをクリックした後、セキュリティ確認のための認証が求められます。

「クリックして検証」をクリックし、パズル認証をクリアすることで購入が完了します。

パズル認証は、スライドバーを動かしてパズルを完成させるだけの簡単な操作です。

購入完了後は確認画面が表示され、取引の詳細を確認できます。

購入したNFTをチェックする

NFTの購入が完了したら、自分のコレクションに追加されているか確認しましょう。

NFTマーケットプレイス画面右上のアカウントマークから「アイテム」または「コレクション」をクリックします。

そこで購入したNFTが表示されていれば、購入は正常に完了しています。

アイテム欄では出品ボタンもあり、購入したNFTを売りに出すこともできます。

testnetでNFT取引を練習することで、本番環境での取引の際にも自信を持って操作できるようになるでしょう。

Bybitのtestnetのメリット

Bybit testnetを最大限に活用するコツをいくつか紹介します。

上手に使いこなせば、実際の取引で失敗するリスクを大幅に減らせるでしょう。

無料でトレードできるので失敗しても問題ない

Bybit testnetの最大の魅力は、リスクなしで何度でもトレードを試せる点です。

失敗を恐れずに様々な取引手法やリスク管理戦略を試せるのがtestnetの一番のメリットです。

初心者トレーダーがよく陥るのが、「損失への恐怖」から思い切った取引ができないという状況。

testnetならテストコインを何度でも補充できるので、大胆な戦略も試せます。

例えば、ハイレバレッジでのデリバティブ取引や複雑なオプション取引など、通常なら躊躇するような取引も安心して練習できるのです。

失敗からも多くを学べるので、本番環境に移る前に十分な経験を積んでおくのが賢明です。

Bybitの本番環境と同様の取引ができる

Bybit testnetは本番環境とほぼ同じインターフェースと機能を持っています。

testnetで使える取引タイプは本番環境と同じなので、実践的なスキルが身につくでしょう。

現物取引、デリバティブ取引、NFT取引など、Bybitの全ての主要機能を試すことができます。

例えば以下のような高度な取引も練習可能です。

これらの機能を使いこなせるようになると、実際の取引でも自信を持って操作できるようになります。

APIを作成して自動売買を試せる

プログラミングの知識がある方にとって、testnetは自作APIを試す絶好の環境です。

自動売買プログラムを開発してtestnetで安全にテストできるのは大きなメリットです。

API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)とは、外部プログラムが取引所と通信するための仕組みのこと。

Bybit testnetでは本番環境と同様にAPIキーを発行でき、自作のトレーディングプログラムを接続できます。

APIの設定方法はアカウント設定から「API管理」に進み、新しいAPIキーを作成します。

APIキーとシークレットキーが発行されるので、これを自動売買プログラムに設定します。

自作の取引戦略をプログラム化して、testnetで十分にテストした後に本番環境に移行するのが理想的な流れです。

Bybitのtestnetのデメリット・注意点

Bybit testnetは非常に便利なツールですが、いくつかの注意点やデメリットもあります。

これらを理解した上で使うことで、より安全かつ効果的に活用できるでしょう。

testnetのサイトとBybitの本番環境を間違えやすい

Bybitの本番環境とtestnetはデザインがほぼ同じなので、間違いやすいという問題があります。

testnetと本番環境を混同すると、実際のお金で意図せぬ取引をしてしまうリスクがあるので注意が必要です。

特に同じメールアドレスで両方の環境に登録している場合は混乱しやすくなります。

「testnetだと思っていたら本番環境だった」という事故を防ぐため、以下の対策を取りましょう。

特に重要なのは、取引を始める前に必ずURLを確認することです。

本番環境のURLは「https://www.bybit.com/ja-JP/」である一方、testnetのURLは「https://testnet.bybit.com/ja-JP/」となっています。

毎回この確認を習慣づけることで、意図しない損失を防止できるでしょう。

本物の仮想通貨での入出金・取引はできない

Bybit testnetでは、実際の仮想通貨を入金しての取引はできません。

testnetで使用するのはあくまでテストコインであり、実際の価値は一切ない点を理解しておきましょう。

誤ってtestnet環境に本物の仮想通貨を送金しようとしても、基本的には入金アドレスが表示されないため安心です。

しかし、何らかの勘違いで他の仮想通貨ウォレットからtestnet用と思い込んだアドレスに送金してしまうと、取り返しがつかない場合があります。

testnet用の入金アドレスは存在しないことを常に念頭に置いておきましょう。

また、testnetで得られた利益や損失は全て仮想のものであり、実際の資産には一切影響しません。

本番環境に移行する際は、testnetでの成功体験に過度に自信を持ちすぎないよう注意し、実際のお金を使うときは慎重になることも大切です。

Bybit(バイビット)のtestnetがおすすめなトレーダー

Bybit testnetは特に以下のような方々にとって有益なツールです。

自分がどのカテゴリーに当てはまるか確認して、活用してみましょう。

Bybit testnetは初心者から上級者まで、様々なレベルのトレーダーが利用できる理想的な練習環境です。

おすすめの人	理由
Bybitに登録していない人	・Bybitの使い方を事前に理解できる ・Bybitの雰囲気をつかめる
仮想通貨取引に慣れていない初心者	・トレードの練習ができる ・新たなトレード方法にチャレンジできる
APIを自作している中上級者	・APIの試運転ができる

これから仮想通貨取引を始めたい初心者は、まずtestnetで基本的な操作に慣れるのがおすすめです。

実際のお金を使う前に、注文の出し方や約定の仕組みを理解できます。

少し経験を積んだ中級者は、新しい取引手法やリスク管理戦略を試す場として最適です。

例えば、ハイレバレッジでのデリバティブ取引やグリッドボットの設定など、実際のお金では試しにくい手法もtestnetなら安心して検証できます。

上級者や開発者にとっては、自作のトレーディングシステムやAPI連携をテストする環境として重宝するでしょう。

どのレベルの方でも、testnetでの経験は実際の取引に活かせるため、積極的に活用することをおすすめします。

よくある質問

Bybit testnetに関してよくある質問とその回答をまとめました。

まとめ

Bybitのtestnetは、実際のお金を使わずに仮想通貨取引の練習ができる貴重な環境です。

初心者は基本的な取引操作を学べますし、経験者も新しい戦略やボット取引、APIの検証などに活用できます。

testnetを使う際は、本番環境との混同に注意し、URLに「testnet」が含まれているか必ず確認しましょう。

Bybit testnetで十分に練習し、自信がついたら実際の取引に移行することで、より安全に仮想通貨取引を始められるでしょう。