仮想通貨の時価総額は仮想通貨取引をしている人であれば、殆どの人が気になっている一つの要因だと考えます。
現在仮想通貨の時価総額は右肩下がりに落ちていますが、機関投資家や大口投資家は、逆に基盤が安定してきた事を意味するし楽観的な印象を今の相場にもっているともされています。
更に仮想通貨両替サービスで一躍有名になったシェイプシフトのエリック・ボールヒーズCEOが14日、コインテレグラフ日本版の取材に答え、様々な視点から仮想通貨の今後の成長や動きについて発言しました。
仮想通貨は近いうちに高値を超えるという評論家はいますが、あながち間違ってはいないと考えています。更にいうなら仮想通貨の時価総額を含め価格帯が1000倍になる事も夢物語でなく実現の範囲内とも発言しています。
幾つかの条件が必要とされるが、何より1000倍になるには金融システムと仮想通貨の融合が大前提と話、今の技術だと到底出来ないともしています。
期間としては最低でも10年間と考え、今後パソコンやIT機器の成長グラフから考えても軌跡が起こったとしても5年はかかるとも発言しています。
仮想通貨の1000倍の話を聞くと一定数で前にも聞いた事がある?と思った人は存在すると思いますが、それはイーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏が「仮想通貨は1000倍も成長しないだろう」という発言が頭の中に残っているのだと思います。
イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏が「仮想通貨は1000倍も成長しないだろう」という発言にいち早く仮想通貨取引所バイナンスのジャオ・チャンポン(通称CZ)CEOが反論をしており、その意見も利にかなっていたので投資家や仮想通貨市場にプラスのイメージを植えつけました。
しかしながらイーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏の発言は間違っているともいえないという後押しが多くあります。
その一人としてビットコイン創成期からの提唱者であるボールヒーズ氏も仮想通貨は1000倍にならないと発言しています。
正確には1000倍にはならないが、それに近い数字にはなるのではないのか?という考えをもっています。それに近いというのは300倍や500倍程度であれば可能性としては有り得るとしています。
ただ、どちらにしても10年という短いスパンでは達成が不可能だろうと考えており金融システムと仮想通貨の融合はそんなに簡単なものではないのでは?という課題店を幾つもあげています。
- 仮想通貨の理解が全くしていない政府が仮想通貨をコントロールできるはずがない
- 仮想通貨の技術がおいついていない
- 法整備などが追いついていないせいで分散型のファイナンスで実験する決意が鈍る
大まかには3つの理由があげられます。
上記の3に関連している事は仮想通貨の事を理解していない政府が、今後数年間で仮想通貨に対する理解が深まり政府の戦略にも組み込み始めたら仮想通貨は本当の意味でスタートラインにたったともいえます。
その期間を個人的な見解で予想する事は可能ですが、当たるわけもなく彼らの考え方次第で仮想通貨の時価総額は大きく変わると考えていると発言しています。
政府が仮想通貨に興味を持つ条件としては、何よりハッキング被害などの外部攻撃を完全に遮断して、仮想通貨にしか存在しない強みを出す事が大切だとも考えています。
更にボールヒーズ氏は仮想通貨に対してマイナス情報を発信した反面、仮想通貨が法定通貨の代わりになる事を望んでいるともし、ビットコインやアルトコインの技術がこれ以上進歩しなくても今の段階でも充分に価値があるとも発言しています。
仮想通貨暴落はなんだったのか?
仮想通貨が大きく暴落した事件で様々な見解が噂されていますが、最初に出た暴落の原因であるゴールドマンサックスというのはフェイクニュースだとゴールドマンサックスが公式に発表した事から違うことがわかった。
ゴールドマンサックスでなければ何が暴落の引き金になったのか?と考えると思いますがその要因になったのは仮想通貨両替サービスを手がけるシェイプシフトの運営上の方針転換だと考えられています。
仮想通貨はフェイクニュースが多く存在しており、投資家は流れで売却をしてしまう人が多いです。投資や取引は情報戦なので如何に本当の情報化を自分で見極める必要があります。
実際にシェイプシフトの運営上の方針転換は大きく事業を拡大する上で必須の事で全くマイナスな情報ではありませんでした。
しかし、一部の投資家や評論化が匿名性を排除した動きがある。価値がこれでなくなったなどとSNS上で発言した事により大口が資金を引き上げ暴落になり、一般投資家も続いて資金を引き上げる結果となりました。
執筆者 西村大樹