【仮想通貨】OasisNetworkとは?特徴や将来性を解説

インターネットが世に普及して30年。ブロックチェーンネットワークの台頭により、インターネットを取り巻く個人情報保護への関心は高まるばかりです。

今回ご紹介する仮想通貨、OasisNetworkは個人情報の保護に特化したプラットフォームを提供する仮想通貨です。

近年個人情報の流出は世界的に大きな問題となっています。そんな社会問題を解決する可能性があるOasisNetworkとはどの様な仮想通貨なのでしょうか。

本記事ではOasisNetworkの特徴や将来性を詳しく解説していきます。

「OasisNetworkはどんな仮想通貨?」

「OasisNetworkの将来性が気になる」

この様な疑問を解決します。是非ご覧ください。

参考記事はこちら

仮想通貨FINSCHIAは、メッセージアプリ“LINE”が開発した仮想通貨“LINK”の名称が変更された銘柄です。 上場と同時に大きな人気...
今話題の仮想通貨Celestiaをご存じでしょうか? この銘柄は、従来のブロックチェーン構造とは異なる技術“モジュラー構造”を取り入れた仮...

OasisNetworkとは

名称 OasisNetwork
トークンシンボル ROSE
公式ページ https://oasisprotocol.org/
X(旧Twitter) https://twitter.com/OasisProtocol
Discord https://oasis.io/discord
reddit https://www.reddit.com/r/oasisnetwork/
Telegram http://t.me/oasisprotocolcommunity
GitHub https://github.com/oasisprotocol/
Youtube https://www.youtube.com/channel/UC35UFPcZ2F1wjPxhPrSsESQ

OasisNetworkとは、個人情報保護に重点を置いたプラットフォームです。OasisNetworkのプラットフォーム内で利用できるユーティリティトークンをROSEといい、ROSEはアルトコインの中では時価総額75位に位置しています。

OasisNetworkが注目する個人情報保護の問題

OasisNetworkがなぜ個人情報保護に注目するのかというと、それは今のインターネット環境の問題点にあります。

現在のインターネットは、通称Web2.0と呼ばれており、個人がSNSを通じて情報を発信したり閲覧したりできるようなネットワークが構築されています。

このSNSで発信した情報はSNSの運営企業に集約され、企業データとして保存。情報が一局集中するようなシステムとなっています。

わかりやすい例で言えばGoogle。Googleの検索エンジンを使って調べた情報は利用者データとして保存され、Googleに蓄積。ユーザーへのレコメンドや検索情報の優劣に利用しています。

インターネットを利用すると出てく“あなたへのおすすめ”などはまさにこのシステムをりようしたものです。

しかしこのような情報が一局に集中するような構造は、中心に位置するサーバーがダウンしたり、ハッキングの被害に逢うと多くの利用者に被害が発生します。

この構造を問題視し、新しいネットワークを構築しようとしたのがOasisNetworkになります。

OasisNetworkが目指すのは分散型のネットワーク

OasisNetworkが目指す新しいネットワーク構造とは、情報が一局に集中しない“分散型”のネットワーク構造です。

このネットワークをWeb3.0とよび、ブロックチェーンネットワークを始めとした分散型システムの多くがこの構造の構築を目指しています。

分散型ネットワークにおける情報はすべて個人の所有物であり、Web2.0のように一部の企業で情報を独占するようなことはありません。

そのためIDやパスワードといった個人情報が外部に漏れることもなくセキュリティ性能も抜群。

プライバシー保護という観点ではWeb3.0は完成されたネットワークといえるでしょう。

参考記事はこちら

https://bitcastle.io/column/post-12128/

分散型ネットワークにはデメリットもある

一見するとメリットが多い分散型ネットワーク、しかしデメリットも少なからず存在します。

分散型ネットワークのデメリットには

  • 専門的な知識が必要になる可能性がある
  • 法整備が追い付いていない

などの課題が考えられます。

ネットワーク上のすべての個人情報を自身で管理する分散型ネットワークは、ネットワーク上のトラブルを外部からサポートすることはできません

たとえば接続エラーやログイン不良など、今までであれば遠隔操作などを用いて動作サポートをできていたサービスが、分散型ネットワークでは機能しなくなると考えられています。

さらに、現行の法律で定められている“不正アクセス禁止法”も分散型ネットワークでは法律の適用外になる可能性があります。

不正アクセス禁止法は、現行のインターネット(Web2.0)に対応した法律です。ログインIDの不正取得やハッキングによって不正にアカウントにアクセスすることを規制したこの法律は、アクセス方法が異なる分散型ネットワークでも適応されるのか疑問なところです。

分散型ネットワークのプラットフォームはこういった問題点を解決するように設計されており、OasisNetworkはその最先端のプラットフォームを提供する仮想通貨です。

OasisNetworkの特徴

Oasis Networkの特徴は次の通り

  • 個人情報の分散管理
  • スケーラビリティ問題の解決
  • データをトークン化できる
  • ステーキング可能

詳しく見ていきましょう。

個人情報の分散管理

Oasis Networkは個人情報保護に注力した仮想通貨です。そのため個人情報へのハッキングに強いネットワーク構造を構築しています。

具体的には先ほどご紹介した分散型ネットワークと同じ仕組みで個人情報を保護します。

Oasis Networkのプラットフォームを使ってネットワークにアクセスすると、接続したユーザーの情報サーバーではなく任意の場所へ保存できます。

これにより個人情報が分散管理され、Web2.0の弱点である、情報の一局化によるハッキングリスクを低減できるわけです。

スケーラビリティ問題の解決

Oasis Networkはスケーラビリティが高く、多くのユーザーが利用しても負担がかかりにくいシステムとして設計されています。

スケーラビリティ問題の解決とは、ブロックチェーンネットワークのトランザクション負荷にかかる問題のことです。

通常、ブロックチェーンネットワークはトランザクション(命令処理)を行った後、情報の真偽を確認(不正なデータの割り込みが無いかなど)ブロックチェーンにデータを格納といった処理を繰り返します。

しかし、このプロセスは非常に時間がかかり、ビットコインであれば1トランザクション10分といわれています。

これだけ時間がかかる処理を大勢のユーザーが一度に行ってしまうと、処理が遅延。トランザクションがストップする事態に発展します。

これをスケーラビリティ問題の解決といい、ブロックチェーンネットワークにおいてこの問題は解決すべき重要な課題とされています。

ところがOasis Networkはブロックチェーンの処理構造を“2レイヤー方式”にすることでこの問題を解決。スケーラビリティ問題を解決しています。

この2レイヤー方式とは1つのブロックチェーンを2つの階層(レイヤー)に分割し、役割分担を行うことでブロックチェーンの負担を減らすというもの。

Oasis Networkではトランザクションを行うレイヤーと、データをブロックチェーンにデータを格納するレイヤーを分けて、トランザクションの高速化を実現しています。

データをトークン化できる

Oasis Networkでは、自身のデータをトークン化し、情報を自ら管理できます。イメージ的には自分の個人情報が入ったカバンをひとりひとりに渡されるイメージですね。

こうすることで利用者の個人情報は利用者が管理することとなり、情報がOasis Networkのサーバーに残ることはありません。

また、このトークン化は自身の情報を売買するときにも役立ちます。

例えばあなたがある商品に対するレビューデータをトークン化したとしましょう。この商品を販売している企業があなたのレビューを欲しいとなったときは、トークンの販売が可能です。

この様にデータをのトークン化は、情報をより個人の所有物にする意識が強くなり、分散管理に役立つ仕組みです。

トークン化したデータの取引量は今のところまだ保温度ありませんが、いずれは当たり前になる可能性がありますね。

ステーキング可能

Oasis NetworkのネイティブトークンROSEはステーキングが可能です。トークンの総発行数の約23%がステーキング報酬に利用され、還元率は比較的高め。

ROSEはトークンの価値も上昇中なため、ステーキングは魅力的なマネタイズ方法といえるでしょう。

ステーキングの参加方法はOasisNetworkが運営するROSEガーデンより行います。

ステーキング方法は2種類。USDCなどのステーブルコインを預けてROSEを獲得する方法と、ROSEを預けてROSEを獲得する方法です。

但し、ROSEを預けてROSEを獲得するROSE cultivateは、ステーブルコインを預けてステーキングを行うROSEファームに参加する必要があるので、まずはそちらを試してみるといいでしょう。

参考記事はこちら

近頃、仮想通貨(暗号資産)の中でも“ステーブルコイン”と呼ばれる仮想通貨が注目を集めています。この仮想通貨は、価格変動率が非常に小さく安定し...
トレーダーのブログやSNSでcUSDC(CUSDC)という仮想通貨に触れられているが、取引所に取り扱いがなく、「cUSDC(CUSDC)とは...

ROSEの価格動向

ROSEの価格動向は次の通り。

2023年は超上昇トレンドとなり、ローンチ以降の最高値を記録しています。

チャート形状的には上ヒゲが続いており、小さなダブルトップを形成。一時的な下落の可能性もありますが、かなり強い銘柄であることは間違いないでしょう。

今後の方向性

今後のROSEの方向性はかなり強気の上昇トレンドになるのではないでしょうか。わずか数か月でトークン価格が3倍以上に急騰しているROSEは多くの投資家が注目しています。

あまりにも強い上昇トレンドのため、恐らくどこかで強めの押し目を付けることは間違いありません。しかし、そのまま価格が崩れる可能性は低いでしょう。

価格の下落はチャンスとして、とらえたいところです。

ちなみに現時点でのトークン価格は約0.13ドル。日本円にして15円ほどです。上昇率は高いものの、トークン価格は非常に安いため、リスクを取りすぎなければどこで購入してもチャンスです。

最近ミームコインを始めとしたアルトコインの値上がりがちょっとしたブームです。一足先に波に乗っているROSEは今注目の銘柄といってもいいでしょう。

OasisNetworkの将来性

OasisNetworkの将来性はかなり高いでしょう。OasisNetworkが掲げるコンセプト、分散型ネットワークとプライバシーの保護。

これら二つは今ネット環境において最も注目されているホットなワードであり、解決すべき課題として共通の認識を持たれています。

特に情報統制がされている国では、分散型ネットワークは国に縛られず世界の情報を手に入れる唯一の手段とも言われています。

そのような背景を考えれば、個人の采配で情報を管理し、自由にネットワークに接続できるOasisNetworkのプラットフォームが重宝されるのは当たり前かもしれません。

実際トークンの価格推移を見ても多くのユーザーが期待しているのは十分に分かりますし、そのもポテンシャルがあることも知られています。

OasisNetworkの将来性はかなり期待できるとみて間違いなさそうです。

【まとめ】OasisNetworkは分散型ネットワークプラットフォーム

個人情報の保護に特化した分散型ネットワーク用プラットフォームOasisNetwork。データのトークン化により分散管理された個人情報は、プライバシー保護に貢献し、現在問題視されているWeb2.0の課題を解決します。

Web3.0への転換期を迎えているいま、OasisNetworkの重要性が注目されるのは当然のことかもしれませんね。

ROSEを購入するならbitcastleを利用しよう

ROSEは残念ながら日本円では購入できません。一番スタンダードな入手方法はBinanceやDEXを利用したスワップになります。

スワップとは、BTCやETHを使って仮想通貨同士を交換する購入方法で、海外の取引所を利用するときにはスワップが基本です。

しかし、スワップは交換元となる仮想通貨を用意しなくてはならないため、事前に仮想通貨を購入する取引所を準備する必要があります。

このときおすすめな取引所がbitcastle。

bitcastleはメールアドレスと本人確認書類をメールで送信すればすぐに口座開設が完了。クレジットカードを利用して直接仮想通貨を購入できるため大変便利です。

bitcastleは海外取引所ですが、運営元は日本人が経営している企業です。そのため日本人ユーザーに使いやすい仕様になっているのもうれしいですね。

口座開設はスマホですぐに完了します。ROSEを購入するときは是非利用してみて下さい。

執筆者 西村大樹