顧客の要望でブラジル最大の金融グループが動き出す?

仮想通貨に参入する銀行が徐々に増えている傾向がありますが、その中でも国によっては一切仮想通貨に興味を示さず、仮想通貨の参入を渋っている国も多々あります。

そんな中顧客の要望で動き出した大きな金融機関があります。
その銀行はブラジル最大の金融グループGrupo XPです。ブラジルに住んでいる人であれば知らない人はいないといわれているくらい有名な企業です。

日本で言うとゆうちょ銀行や三井住友銀行がGrupo XPと同じくらいなのでは?と投資家の間では言われています。

ブラジル最大の金融グループGrupo XPは本格的に仮想通貨取引所を立ちあげましたが、その中で取り扱うコインは2つを予定しているとの事です。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)

上記の2つの通貨は時価総額や知名度が安定しているだけでなく将来デジタル通貨として広く広まる可能性が高いので採用されたのでは?という意見が多くいわれています。

このニュースは海外メディアでも有名なブルームバーグが報じている事から信憑性が高いです。
何よりブラジルの国民は仮想通貨という存在にとても良い印象をもっており、取引量も徐々に増加して言っています。

顧客の要望の背景もありますが、何より他の企業が取引所を作り顧客が流れてしまうならブラジル最大の金融グループGrupo XP自身が取引所を作るべきだと考えたとも考えられれます。

最近ではリップルなどが100%以上の価格を高騰している事から仮想通貨の第2シーズンが始まったのではないのか?とも噂が囁かれています。

具体的な話をするとGrupo XPのギルヘルメ・ベンチモルCEOが発表した内容によると、現在仮想通貨取引所は調整しており、セキュリティ面になにより重点を置いて物事を進めているとしています。

期間としてはGrupo XPはXDEXという名前の仮想通貨取引所を今後数カ月で立ち上げる予定しており、少し期間が開きますが、その期間でセキュリティ強化の為にプログラマーなどを多く雇う予定としています。

資産運用は今の資産に加えて仮想通貨取引所で更に2020年までに1兆レアル(約2450億ドル)の資産管理を目指し、保有資産を大きく伸ばしたいともしています。

更にギルヘルメ・ベンチモルCEOは仮想通貨市場に参入する事は危険が付きまとうが避けられないともしています。

リップルのブロックチェーン技術は実際送金テストも成功しており実用段階の一歩手前に来ている事は事実です。

仮想通貨に参入しないという事は、それだけ金融業界で遅れを取ることになり現在ブラジルの中で先頭を走ってきたGrupo XPとしては受け入れがたい事です。

つまりGrupo XPが仮想通貨市場に参入する事は、検討するといっても義務になるという事です。
Grupo XPのCEOであるギルヘルメ・ベンチモルは投資家の間で株やFX離れは深刻で頭を悩ませてきたが、仮想通貨という若者が参入してきやすい相場が生まれた事で数年後が楽しみとも発言しています。

調査によるとブラジルに住んでいる人口の300万人の人が仮想通貨に接点がある事からGrupo XPが仮想通貨取引所を完成したら更に相場が面白くなりそうです。

2019年4月にGrupo XPの子会社XPインベストメントスは、店頭市場の仮想通貨取引を開始をスタートするといっているので、早めにスタートしたい人は情報を整理する必要性があります。

ハッキング被害は最近ではザイフが65億円もやられてしまいましたが、現在も調査中との事です。
仮想通貨が今後生きてくるとなると何よりハッキング被害からどの様に逃げ切るかが大切だと考えられます。

執筆者 西村大樹