仮想通貨Crypto.com Coin(CRO)の将来性は?特典や購入方法も解説

Crypto.com Coin(CRO)は日本国内で話題に上がることが少ないニッチな仮想通貨ですが、「ここまで安心してガチホできる銘柄はない」というトレーダーの声も耳にします。

今回は、そんな仮想通貨Crypto.com Coin(CRO)の特徴や購入方法、推移価格などを、将来性を交えながら解説していきます。

Crypto.com Coin(CRO)に興味がある方は、ぜひ参考にご覧ください。

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Crypto.com Coin(CRO)とは

Crypto.com Coin(CRO)はCrypto.com社によって開発されたブロックチェーンプロジェクトで、「すべての財布に仮想通貨を」というコンセプトを持っています。

Crypto.com社は家電製造やイーコマースなど複数の企業を経営するKris Marszalek氏らによって2016年6月に設立され、Crypto.com Coin(CRO)は製品ラインナップの1つとしてローンチされました。

Crypto.com Coin(CRO)はもともとMONACO(MCO)というブロックチェーンプロジェクトでしたが、2018年からリブランディングという形で再スタートを切っています。ICOは行われず、MONACO(MCO)ホルダーへのエアドロップで配当され、大手仮想通貨取引所への上場を皮切りに時価総額を一気に上げていきます。

現在の時価総額ランキングは14位、1CRO=80円台で取引されています(2021年12月2日時点)。

エアドロップとは
エアドロップとはキャンペーンなどの一環で実施される無償配布のことです。
Crypto.com Coin(CRO)の場合、MONACO(MCO)を専用ウォレットで保有しているユーザーに対してCROが配られていきました。

ICOとは
ICOとはInitial Coin Offeringの頭文字を取った略称で、「通貨を新しく公開する」という意味を持ち、実質的には「初めての販売」を指します。ICO時は価値がまだ低いこともあって、ICOを狙って投資するトレーダーも多くいます。

MONACO(MCO)とは

Crypto.com Coin(CRO)の前身であるMONACO(MCO)は、仮想通貨のデビットカードサービスを提供する目的で開始したプロジェクトです。

ICOが実施された2017年5月〜8月頭頃までは1MCO=約100円で取引されていましたが、世界最大規模の仮想通貨取引所Binanceへの上場をきっかけに急騰し、約2,700円まで上昇しました。

アルトコインバブルの崩壊や、Crypto.com社より関連プロジェクトの廃止宣言などの影響から値を下げましたが、2018年4月に最大手の仮想通貨取引所bithumb (ビッサム) へ上場したことで持ち直し、その後始まったMCOホルダーへのCROエアドロップで一気に上昇を見せました。

Crypto.com Coin(CRO)の特徴

Crypto.com Coin(CRO)の特徴は「決済サービス」にあります。

Crypto.com社がCrypto.comチェーンを運営する意図としては、

  • 金銭の個人管理を強化する
  • ユーザーデータを保護する
  • ユーザーのアイデンティティを保護する

といった思いが込められており、安全に仮想通貨で決済できるソリューションの展開を目指しているのです。

まだ日本未対応のサービスもありますが、保有するだけで嬉しい特典満載ですので、投資+アルファのメリットが欲しい方にも打って付けです。

それでは、詳しい特徴を見ていきましょう。

特徴①デビットカードの発行

デビットカードの発行は、前身のMONACO(MCO)から引き継いだプロジェクトになります。

Visaと提携した「Crypto.com Visaカード」は、すでにアメリカで発行が開始されており、そのお得感から多くの支持を得ています。

特典

  1. キャッシュバックがある(CROがもらえる)
  2. 各種サブスクリプションが無料で使える

残念ながら日本は未だ対応していませんが、2020年に日本でのマーケット拡大に向けてナガハマ・ノブユキ氏が責任者として就任した経緯から、今後近いうちに国内でのリリースが期待されます。

現在どのような特典があるのか、一足先にチェックしておきましょう。

【特典①】キャッシュバック

Crypto.com Visaカードで決済すると、ランクに応じた額がCROでキャッシュバックされます。カード発行から6ヶ月間保有したユーザーのみという条件はありますが、決済に利用するだけで最大8%というハイレートのキャッシュバックがありますので、かなりお得と言えます。

【特典②】各種サブスクリプションが無料で使える

Crypto.com Visaカードを保有していれば、NetflixやAmazonプライム、Spotifyが無料で使えます。すでにCrypto.com Visaカードが利用できる海外では、これまで仮想通貨取引をしていなかった主婦層にまで「節約術」として広まっている様子があります。

いよいよ仮想通貨が実生活に馴染み深いものになってきたという期待感はCrypto.com Coin(CRO)自体の価格上昇にも影響を及ぼしそうですね。

特徴②毎週報酬を受け取れる「Crypto Earn」

Crypto.com Coin(CRO)は、仮想通貨を預けて報酬を得る「Crypto Earn」というサービスを提供しています。残念ながらこのサービスもまだ日本では未対応です。

「Crypto Earn」はCROを預けて運用することで年利最大8%の利益を得られ、毎日発生する利息をまとめて1週間に1度受け取れる仕組みです。

元本の預入期限に厳しいルールはなく、ある程度の期間が過ぎれば自由に引き出せるので、手軽に資産運用ができるようハードルが低く設定されていると言えるでしょう。

特徴③ウォレットアプリでCRO以外の通貨も保有可

Crypto.com社は、CROをはじめ、主要通貨であるビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などの保管も可能なウォレットアプリを提供しています。

こちらはすでに日本でもダウンロードが可能となっています。

App Storeでダウンロード>
Google Playでダウンロード>

ウォレットアプリは100%コールドウォレットとなっており、後述するレンディングサービスで貸すトークンもコールドウォレットで保管されるとのことです。

特徴④2種類のレンディングサービス

Crypto.com社では、アプリユーザー向けのレンディングサービス「Crypto Credit」と取引所でのレンディングサービス、2種類のレンディングサービスを利用することができます。

2種類のレンディングサービス

  • アプリユーザー向け「Crypto Credit」
  • 取引所

レンディングサービスは、保有している仮想通貨を貸すことで利息が得られたり、仮想通貨を担保としてテザー(USDT)とUSD Coin(USDC)の借り入れができるといったものになります。

利率に関しては、拘束期間やCrypto.com Coin(CRO)のステーキング期間によって異なります。

特徴⑤booking.comで最大25%の割引

おまけ的な要素ですが、Crypto.comはBooking.comとコラボレーションしており、最大25%の割引が受けられます。

Crypto.com VISAカードの特典は日本未対応なのに対し、この割引は日本国内でも利用可能ですので、旅行好きな方はぜひ活用したいところですね。

Crypto.com Coin(CRO)の現在の推移価格

 

Crypto.com Coin(CRO)は2021年11月4日、ナスダック上場の仮想通貨取引所Coinbaseが運営する個人トレーダー向けプラットフォームCoinbase Proに上場しました。それを受けて急騰していることが見て取れます。

Crypto.com Coin(CRO)はこれまでも取引所への上場をきっかけに価値をあげており、今後も上昇が見込めると予想できます。

Crypto.com Coin(CRO)の今後と動向

Crypto.com Coin(CRO)の供給量は最大1,000億コインに設定されており、すでにブロックチェーン公開時に生成が完了しています。総供給量のうち40%は資本準備金・ネットワーク長期インセンティブとして2022年11月7日まで凍結されるとのことです。

Crypto.com社は今後も決済に重点を置いた新サービスや新製品の拡張に向け、プラットフォームの拡大を予定していますので、将来性に期待できる銘柄と言えるでしょう。「安心してガチホできる」とトレーダーから声が上がるのも頷けますね。

Crypto.com Coin(CRO)の購入方法

Crypto.com Coin(CRO)は国内の仮想通貨取引所に上場していませんので、購入は海外の取引所のみとなります。

ステーキングを検討しているのであれば、Crypto.com社が運営する取引所「Crypto.com Exchange」で購入するのが一番スピーディーです。ウォレットアプリのアカウントでログイン可能です。

Crypto.com Coin(CRO)を購入できる取引所一覧

  • Crypto.com Exchange
  • Coinbase Pro
  • Bittrex
  • OKEx
  • Huobi Global

いずれも日本の金融庁に登録のない事業者となっていますので、利用は自己責任となります。リスクも踏まえた上で取引するようにしてください。

海外の取引所なら「bitcastle」もオススメ

bitcastle(ビットキャッスル)は、バイナリーオプションにも対応している仮想通貨取引所で、主要通貨ペアの取引手数料が0%・最大ペイアウト率2.0倍と、利益が出やすい仕組みになっています。大半の通貨をオフラインとコールドウォレットで保管しているので、安心して預けられますね。

今後も続々と仮想通貨が上場予定で、Crypto.com Coin(CRO)も上場する可能性があります。今なら最大50$の仮想通貨がプレゼントされるので、今のうちにぜひ登録してみてください。

【まとめ】Crypto.com Coin(CRO)は将来性が期待される仮想通貨

Crypto.com Coin(CRO)は2019年に入ってから次々と取引所に上場しています。また、最近ではNFT分野での活躍も目まぐるしく、主にスポーツ業界での拡大が進んでいます。

Crypto.com Coin(CRO)はまだBinanceへの上場を果たしていませんが、前身のMONACO(MCO)が上場していることから望みは高いと言えるでしょう。

Coinbaseの例にある通り、Binanceへの上場は価格が急騰するきっかけとなりますので、長期保有で将来性に期待したいところです。

執筆者 西村大樹