「Enjin Coin(ENJ)ってどんな仮想通貨?」
「Enjin Coin(ENJ)の将来性は?」
Enjin Coin(ENJ)<エンジンコイン>といえば、日本でもNFT銘柄として人気のある仮想通貨(暗号資産)の1つです。
2021年に起こったNFTブームで、NFTゲームやNFTアート関連とともに注目されたことから、気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、Enjin Coin(ENJ)の特徴や将来性について解説します。購入方法についても説明するので、NFT銘柄に投資をしたいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
Enjin Coin(ENJ) とは
Enjin Coin(ENJ)<エンジンコイン>は、ブロックチェーンゲーム開発ができるプラットフォーム「Enjin Platform(エンジンプラットホーム)」にて使われる仮想通貨です。
イーサリアムをベースに作られたEnjin Coin(ENJ)は、オンライン上のゲームプラットフォームであるこの「Enjin Platform」で発行され、ゲーム内で利用することができます。
「Enjin Platform」を運営するのは、シンガポールのゲームコミュニティ企業「Enjin Pte. Ltd.」。プラットフォームは2009年から運営されていて、Enjin Coin(ENJ)自体は2017年に誕生しました。
現在「Enjin Platform」は全世界で2,000万人以上のユーザに利用されていて、35種類以上のオンラインゲームをプレイすることができます。
仮想通貨に用いられるブロックチェーン技術を利用して作られたゲームのこと。
通貨名 | エンジンコイン |
シンボル | ENJ |
取引開始日 | 2017年11月 |
発行上限 | 1,000,000,000ENJ |
現在の価格 | 約292円 |
時価総額 | 約247,497,547,123円 |
市場ランキング | 62位 |
※2021年12月6日時点。
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Enjin Coin(ENJ) の特徴
Enjin Coin(ENJ)の主な特徴を3つご紹介します。
NFT銘柄と呼ばれるEnjin Coin(ENJ)は、一般的なアルトコイン(オルトコイン)とは性質が異なるため、投資をする前にその特徴をしっかりと把握しておくことが重要です。
▼アルトコイン(オルトコイン)については、こちらで解説しています。
特徴①プラットフォームでNFTゲーム開発が可能
Enjin Coin(ENJ)が使える「Enjin Platform」では、ブロックチェーンゲームを開発することができます。
「Enjin Platform」を活用することにより、ブロックチェーンコードを書くスキルを持たないエンジニアでも通常のプログラミング言語を使用してゲーム開発できるのは、大きな強みであると言えるでしょう。
また、イーサリアムのメインネット上に公開されている「Enjin Platform」では、スマートコントラクトやNFTを簡単に統合させることができます。
そのため、NFTゲームを作りたい人にとってはまさに最適な開発環境。一般的なエンジニアであれば誰でもゲーム開発できるチャンスが与えられているので、幅広い分野から注目を集めています。
ブロックチェーンの機能で、自動的にいろんな取引を行なう仕組み。例えば、ある条件が成立したらサービスを自動的に提供するなど。
●NFTとは?
「Non-Fungible Token(ノン・ファンジブルトークン)」の略語で、日本語で表すと「非代替性のトークン」。ブロックチェーン技術を利用した、唯一無二を証明&所有権を証明するデジタルデータ。
▼ブロックチェーンについては、こちらで解説しています。
特徴②NFTゲームのアイテムが作成できる
Enjin Coin(ENJ)には、NFTを作成できる機能があります。分かりやすく言うと、NFTを用いたゲーム内アイテム(トークン)を作ることができるということです。
NFTのゲームアイテムは、「Enjin Platform」内の異なるゲーム間でも共有可能なのが特徴。つまり、異なるゲームをプレイしていてもユーザー同士のアイテム売買が可能だったり、とあるゲームで買ったアイテムを別のゲームで利用したり、ということができます。
これは「Enjin Multiverse(エンジンマルチバース)」とも呼ばれ、広大なゲーム空間を構築する仕組みの一つです。ゲームの垣根を越えて様々なNFTゲームを楽しめるという点で、「Enjin Platform」はロマンに溢れたオンラインゲーム環境とも言えます。
そもそもこのようなことが実現できるのは、Enjin Coin(ENJ)によって「Enjin Platform」上で生成されるNFTが、「ERC-1155」といった規格に基づいて作られているためです。
複数のトークンを一括管理できる「ERC-20」と、世界に一つだけのユニークなトークンを生成できる「ERC-721」。それぞれの特徴を活かした「ERC-1155」は、まさにゲーム業界の常識を覆す可能性を秘めたNFT(代替不可能トークン)と言えるでしょう。
特徴③ゲームで遊びながら稼げる
Enjin Coin(ENJ)には「メルト(メルティング)」という機能があり、「Enjin Platform」内の売買で使用するトークン(アイテム)を、Enjin Coin(ENJ)に換金することができます。
つまり、アイテムをたくさん手に入れることができれば、それだけ利益を得ることができるというわけです。
また、ゲームの報酬としてEnjin Coin(ENJ)を得ることもできます。NFTゲームで遊びながら稼ぐことができるので、仮想通貨をただ持っているだけでは物足りないという人にはピッタリです。
▼NFTゲーム「Sorare(ソラーレ)」では、仮想通貨イーサリアム(ETH)が入手可能です。
Enjin Coin(ENJ) の現在の推移価格
- 2021年2月 「Enjin Craft(エンジンクラフト)」のリリース
- 2021年3月 3つの取引所への上場発表&NFTブームへの期待
- 2021年4月 アメリカの大手取引所Coinbaseへの上場
- 2021年8月 NFTブーム到来
▼NFT銘柄で人気のサンドコイン(The Sandbox/SAND)もチェック!
Enjin Coin(ENJ) の今後と動向
Enjin Coin(ENJ)は誕生以来暫くは価格が停滞していたものの、2021年にはわずか1ヶ月程で800%以上急騰した事例があるため、きっかけさえあれば価格が大幅に上昇する可能性があります。
また、これまで世界的な大企業であるマイクロソフトやサムスンなどと提携した実績があることから、今後も期待できる点がポイントです。ただ提携は話題性に注目した一時的な値上がりな場合が多いので、注意が必要かもしれません。
2021年2月にリリースされたEnjin Platform版Minecraft(マインクラフト)である「EnjinCraft(エンジンクラフト)」のような人気ゲームがたくさんプレイできるようになれば、ゲームユーザーが増えて価格が右肩上がりになる未来もあり得ると言えるでしょう。
Enjin Coin(ENJ) の購入方法
Enjin Coin(ENJ)は、国内の仮想通貨取引所「コインチェック」や「GMOコイン」で購入することができます。そのため、日本円でEnjin Coin(ENJ)を購入したい場合は、こちらを利用しましょう。
NFT銘柄の仮想通貨を他にもいろいろ購入してみたいという人は、海外の仮想通貨取引所を利用するのもおすすめです。なぜなら、国内の仮想通貨取引所では扱っている銘柄自体が少なく、NFT銘柄は更にその数が少ないため。分散投資をするなら海外の取引所が最適です。
また、仮想通貨の価格は取引所によって異なるため、NFT銘柄の取引が盛んな海外の取引所をチェックしておくのは必須と言えるでしょう。
海外でも安心!仮想通貨取引所「ビットキャッスル」
海外の仮想通貨取引所に不安を感じている人は、まず「ビットキャッスル(bit castle)」に登録して海外の取引所の雰囲気に慣れておくのも良いでしょう。
ビットキャッスルは大半の通貨をオフラインのコールドウォレットで保管しているため、資産をしっかりと守ってくれるのが特徴。海外の取引所ですが日本語対応なので安心して利用することができますよ。
今のところまだEnjin Coin(ENJ)を取り扱っていませんが、今後上場する可能性はゼロではないため、ぜひ今のうちに登録しておいてみてはいかがでしょうか?
【まとめ】仮想通貨Enjin Coin(ENJ) の将来性はゲームユーザーが支えている
仮想通貨Enjin Coin(ENJ)<エンジンコイン>は、国内の仮想通貨取引所で取引ができるメジャーなNFT銘柄です。
プラットフォーム「Enjin Platform」内で使える仮想通貨(暗号資産)であることから、ゲームユーザーのプレイ人口やアイテムの取引数などがEnjin Coin(ENJ)を支えています。
根強いファンも多いEnjin Coin(ENJ)だからこそ、今後もNFTゲームの発展とともに更なるファン獲得となりうるのではないでしょうか。
執筆者 西村大樹