仮想通貨Kadena(カデナ)とは?将来性や特徴について解説!

Kadenaはバイナンス上場前に時価総額が仮想通貨ランキング上位に食い込み注目されている仮想通貨です。まだ情報が少なく、将来性などを調べている方も多いのではないでしょうか? 本記事ではKadenaの将来性をはじめ、基本情報、特徴、価格動向を詳しく解説していきます。 

Kadena(カデナ)とは 

Kadenaは発行元の名前が付けられており、2021年11月時点での発行枚数は1億6千万枚、総発行枚数10億枚、時価総額3600億円と新規の仮想通貨の中でも大注目の取引量です。 今後バイナンスなど大手仮想通貨取引所に上場後は価格の大幅な上昇が見込まれるので、投資判断の情報としてまずはKadenaの特徴から紹介していきます。 

Kadena(カデナ)の特徴 

Kadenaの特徴は主に

  • 開発者のネームバリュー
  • 採用されているコンセンサスアルゴリズムがPoWであること
  • 大手取引所上場前の価格高騰

の3つが挙げられます。それぞれ詳しく解説します。 

開発者のネームバリュー 

Kadenaの開発者はJPモルガンで取引システムの構築を担当していたスチュアート・ポープジョイ氏と、同じくJPモルガンでブロックチェーンのリードアドバイザーを務めていたウィル・マルティーノ氏によって開発されました。そしてKadenaのブロックチェーンアドバイザーにはスチュアート・ハーバー氏が就任しています。

 スチュアート・ハーバー氏はビットコインが開発されるよりも以前にブロックチェーン技術のベースとなる暗号学論文を発表した、ブロックチェーンの生みの親とも呼べる人材です。 この著名な三人がアップデートを重ね、2019年にメインネットワークがローンチしました。 

こういった製作者の背景もあってかKadenaはリリース前から話題性は十分にあり、注目の仮想通貨でした。先日Crypto.com(クリプトドットコム)で取り扱いを開始した際には価格が大幅に上昇しました。 

【用語補足】 

ローンチ:新しい商品やサービスを世に送り出すこと。アプリケーションのサービス開始などに使われる言葉 

 コンセンサスアルゴリズム

KadenaのコンセンサスアルゴリズムはPoW(プルーフ・オブ・ワーキング)が採用されています。PoWは「マイニング」と呼ばれる作業を行い、その対価として報酬を仮想通貨で支払う仕組みです。ビットコインやイーサリアムなどでマイニングを行うと時価総額の高い仮想通貨を得ることができるので、マイニングブームが起こるほどの人気でした。

しかし近年、「マイニングによる消費エネルギーが膨大で、そのエネルギーを生み出すために環境に負担をかけている」と警鐘を鳴らす専門家も出てきました。マイニングは仮想通貨の発行枚数の増加につれて計算するハッシュの桁が大きくなるので、大きなエネルギーを使いコンピューターの性能をフル活用する必要が出てくるからです。

実際問題、本当に環境負荷が大きいかはさておいて省エネルギーでマイニングをできることに越したことはありません。Kadenaはそうしたマイニングにおけるエネルギー問題を解決するコンセンサスアルゴリズムが搭載されています。 

【用語補足】 

コンセンサスアルゴリズム:ブロックチェーンネットワークにおいて一つのブロック(取引データの集合体)と新しいブロックの繋がりを承認するためのアルゴリズムです。各ブロックの最後にこのアルゴリズムを独自に開発、付帯させることで次のブロックを承認するための仕組みを作っています。マイニングやステーキングの作業とはこの承認の作業のことを言います。 

ハッシュ(ハッシュ値):あるデータを変換して得られる固定長のデータのこと。暗号化技術に応用されます

 Chainweb(チェーンウェブ) 

Kadenaでは上記のエネルギー問題を解決するために「Chainweb」という仕組みを採用しています。この仕組みは各ノードをネットワーク上で並列に繋ぎ、高速処理を低負荷で行えるようなシステムを実装しました。例えばビットコインなどでは1秒当たり10件のトランザクションが実行できますが、Cheinwebでは1秒当たり10,000トランザクションまで拡張することが可能です。

最新の秒間処理速度はKadenaは48万件まで処理可能になっています。高速処理を強みにしているSolana(ソラナ)が秒間処理5万件なので9倍以上の速度差です。 これだけの高速処理が可能で、省エネルギーのマイニングが可能になるChainwebの可能性には大いに期待が持てます。 

【用語補足】 

ノード:インターネットネットワーク上の集合点を言います。例えばインターネットに接続しているパソコン端末もスマートフォンの端末もインターネットに接続されていればそれがノードになります

トランザクション:情報処理を意味します

上場前の価格上昇 

Kadenaはバイナンスやコインベースなどの大手仮想通貨取引所へ上場していません。にもかかわらず時価総額が仮想通貨ランキングに食い込んでくるほどの急騰ぶり。上場前にここまで注目度が高い仮想通貨はアルトコインの中でも例を見ません。 

Crypt.comに上場した現在,購入は幾分しやすくなりましたが、価格の面ではやや購入を慎重にならざるを得ません。 

では、買い場を探すため、今後の価格推移予想をチャートを使って解説していきましょう。 

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Kadena(カデナ)の現在の推移価格 

表示チャートはKDA/BTCの日足です。 

 

ものすごい上昇を見せています。12月6日時点では1Kadena0.00025000BTCから0.00019761BTC付近で価格が推移しています。特に11月6日の上昇が顕著で長い上ヒゲを付けた後一旦押し目を付けて再上昇、0.000432000BTCがレジスタンスになりました。 

ではここからの現在のポジション推移をまずはテクニカル分析の面からみていきましょう。 

現在の価格からのチャート分析

2021年5月11日リリース直後のKadenaは最高値0.03800000BTCを付けてこれが長い上ヒゲを付けて終値が0.00002424BTC。ヒゲだけで0.03797576もあります。狙われて価格を落とされたか、利益確定の急落かはわかりませんがいずれにしても一定数の含み損を抱えたまま逃げ場を失っている買いポジションが一定数いることが予想されます。そしてそのままずっと出来高が低いまま価格も0.0000500BTC付近を行ったり来たりで、11月に入ってようやく上昇という流れです。 

今後の予測 

現在は下落基調にあるKadenaですが、恐らく再度上昇することは間違いないでしょう。その根拠はポジションを持っている人が一定数いることと、戻しがない一方向の下落につき下降トレンドはまだ始まっていないのでは?という推測です。 

買いポジションの残りの量から推察 

初日の下落以降ずっと価格が低迷していましたが、11月に入って価格が上昇基調、現在はやや下落しています。上昇の勢いはよかったのですがそれでもピークは0.00040000BTC付近です。最高値は遠いですし、もし初日の終値で買いポジションを持ったとして、数か月含み損に耐えて、やれやれ売りを出すなら0.00010000BTCでもキリがい価格ではないでしょうか。ピークを付けるには少し中途半端な価格の様な気がします。

現に0.00010000BTCの価格帯で若干のもみ合いがあったことから、ある程度のポジション解消はあったと思います。しかしその後順調に価格を伸ばしピークを付けて下落したところを見ると一時的な利益確定の売りに短期筋の売りポジションが被っただけとも見て取れます。 

一方向の下落が始まる 

11月15日以降Kadenaは下落が続いていますがわかりやすい戻しがないのが気になります。もし本格的に下降トレンドが始まるのであれば先行の売りポジションが価格下落に伴い利益確定の買いが入るはずですがピークから半値まで下げて一向に買いが入りません。ということは売りポジションの積み残しは少なく買いポジションの利益確定のみでの下落であれば今回の下げは11月から始まった上昇トレンドの押し目とも見れるわけです。 

ポジションを持つなら買い 

テクニカル的には以上の点から買いポジションの方が有利に見えます。狙うポイントは0.00015000BTC。このあたりから買いポジションを仕込んでいきたいですね。ファンダメンタルの側面からもこれだけ注目され、期待度の高いKadenaは上昇の余地が十分にあると思うので、価格は安ければ安いほど買い時とみるのがいいでしょう。 

Kadena(カデナ)の今後と動向 

Kadenaの将来性については社会利用でどれぐらい普及するかがまず大きなポイントになるでしょう。現在開発中のものも含めてKadenaが開発しているプロジェクトは 

  • DeFi 
  • ステーキング 
  • Dapps 
  • NFT 
  • イーサリアムブリッジ 

現在主流の機能も随時実装されていくと思われるので今後に期待できます。またAWSやAzureのパブリッククラウド上で商業目的でKadenaのブロックチェーンを利用するための機能が公開されています。 懸念があるとすれば大手取引場への上場が進むかどうかですが、ほぼ間違いなく上場は達成するとみています。 

【用語補足】 

AWS:Amazon・Web・Servicesの略でアマゾンが提供するクラウドプラットフォームです 

Azure:Microsoft社の提供するクラウドサービスです 

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Kadena(カデナ)の購入方法 

Kadenaは現在日本の仮想通貨取引所では取り扱っておりません。 

ですが「Ku Coin]という仮想通貨取引所では日本語対応となっているので購入がしやすいです。 但し日本円に対応していませんので実際にKadenaを購入する際はバイナンスなどでUSDT(テザー)を購入送金といった流れになります。 

【まとめ】Kadena(カデナ)の将来性は非常に期待できる 

以上が仮想通貨Kadenaの概要と解説になります。現在はまだ開発中の部分も多く上場も果たしていませんが、開発者の素性からも今後の飛躍に期待を持てる仮想通貨です。一般利用というよりかは商用目的での普及が進みそうですが、ビジネスシーンでのやり取りにKadenaの技術が使用されるかもしれないと考えると今のうちに買っておくといいかもしれない仮想通貨です。 

執筆者 西村大樹