「Mdex(MDX)って仮想通貨?トークンのこと?」
「Mdex(MDX)の人気はどのくらい?将来性はある?」
Mdex(MDX)は、DEX(分散型取引所)の「Mdex」と、そこで使われている仮想通貨(暗号資産)「MDX」のことです。
DEXといえば「~Swap(スワップ)」という名前が多いので、「MdexがDEXであることを知らなかった」という人もなかにはいるのではないでしょうか。
この記事では、Mdex(MDX)の特徴や将来性について解説します。DeFi(分散型金融)に興味がある人や、DeFi関連銘柄に投資を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Mdex(MDX)とは
通貨名 | MDX |
単位 | MDX |
DEX(分散型取引所) | Mdex |
ブロックチェーン | Huobi ECO Chain/Binance Smart Chain |
現在の価格 | 約35円 |
時価総額 | 約29,317,115,134円 |
市場ランキング | 179位 |
公式サイト | https://mdex.co/#/ |
公式Twitter | https://twitter.com/Mdexswap |
公式Telegramコミュニティ | https://t.me/MdexEN |
公式Twitter(日本版) | https://twitter.com/MdexJapan |
日本語公式Telegramコミュニティ | https://t.me/MDEXJapan |
※2022年1月17日時点。
Mdex(MDX)は、DEX(分散型取引所)の「Mdex」と、そのプラットフォームで発行・利用される独自トークン「MDX」のことです。トークンの単位は「MDX」で、仮想通貨(暗号資産)として扱われています。
DEXの「Mdex」は、DEXの「Uniswap(ユニスワップ)」をベースに構築されたAMM(自動マーケットメーカー)形式の仮想通貨プロジェクト。中国の大手仮想通貨取引所「Huobi(フォビ)」によって開発され、2021年1月に設立されました。
「Decentralized EXchange」の略称。特定の管理者を持たず、ユーザーがシークレットキー(秘密鍵)や仮想通貨を管理する仮想通貨取引所のこと。Binanceのような特定の組織や会社が運営する取引所は、CEX(中央集権型取引所)と呼ばれる。
「Automated Market Maker」の略称。CEX(中央集権型取引所)を利用することなく、自分のウォレットから直接取引ができる仕組み。流動性プールに預けられた仮想通貨(トークン)とスピーディに交換・取引ができる。
【関連記事】DEX(分散型取引所)についての詳しい解説はこちら。
Mdex(MDX)の特徴
Mdex(MDX)を説明するうえで、DEX(分散型取引所)の「Mdex」、仮想通貨(暗号資産)としての価値を持つ「MDXトークン」の関係性はとても重要です。
ここでは、「Mdex」及び「MDX」の主な特徴を3つご紹介します。
特徴① HECOとBSCが利用できるDEX
「Mdex」は、Huobi ECO Chain(HECO)<フォビエコチェーン>上と、Binance Smart Chain(BSC)<バイナンススマートチェーン>上に構築されたDEXです。
Huobi ECO Chainとは、仮想通貨取引所「Huobi(フォビ)」が開発した独自のブロックチェーン。そしてBinance Smart Chainは、仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が開発した独自のブロックチェーンです。
「Mdex」はイーサリアムブロックチェーン上に構築された「Uniswap(ユニスワップ)」をベースに作られているため、EVM互換性を持たせている点が大きな特徴。これにより、HECOとBSC、そしてイーサリアムチェーンのマルチチェーンを実現しています。
また、プラットフォーム上でクロスチェーン取引ができるのもポイント。他のチェーンのDEXに切り替える手間が省けるので、高い利便性を誇ります。
「Ethereum Virtual Machine(イーサリアム仮想マシン)」の略称。イーサリアムチェーン上で動くスマートコントラクトの機能を実行させる。
異なるブロックチェーンネットワークで、同じアプリケーションが使える環境のこと。
異なるブロックチェーン同士をまたぐこと。
【関連記事】取引所「Huobi(フォビ)」についてはこちら。
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特徴② デュアルマイニングで効率的に稼ぐ
「Mdex」は、DEXでは珍しいデュアルマイニングを導入しています。
デュアルマイニングとは、流動性マイニングと取引マイニング(トレードマイニング)、2種類のマイニングに参加できる仕組みのこと。これによって、両方で利益を得ることができます。
流動性マイニング
DEX内の流動性プールに仮想通貨(トークン)を預けて流動性を提供することで、利息を得ることができます。
預け入れる通貨ペアの種類によってAPR(年利率)が異なるので、好きな組み合わせを選べる点が魅力の一つ。なかには、APRが100%を超えるものもあります。
また、1種類のみを預け入れる「単体ステーキング」でも高APRを狙えるので、効率の良い運用がしたい人にオススメです。
【関連記事】高APRに注意!魔界DeFiや魔界コインについて解説。
取引マイニング(トレードマイニング)
DEXで仮想通貨の取引(スワップ)を行う際に、報酬として取引手数料の一部が還元されます。具体的に説明すると、手数料0.3%中の約0.1%が、取引マイニングの報酬としてユーザーへ還元される仕組みです。
流動性マイニングに比べれば微々たる数字ではあるものの、報酬としてもらえる仮想通貨を選択できる点がとてもユニーク。仮想通貨取引所の中でもこの取引マイニングを採用している所は少ないので、積極的に利用したいところです。
【関連記事】HECOの手数料「Huobi Token(HT)」について解説。
特徴③ 様々な役割を持つMDXトークン
「MDEX」が発行する独自トークン「MDX」は、流動性マイニングや取引マイニングの報酬として支払われます。
また、「MDX」はMDEX内におけるガバナンストークンとしての役割もあるのが特徴です。そのため、ユーザーは「MDX」を保有することにより、MDEX内での取引手数料比率などの変更に対する決定権を持つことができます。
「MDX」の総供給量は1,000,000,000MDX。ローンチしてから半年ごとに、トークン配布量の半減期を迎えます。つまり、半年毎に希少価値が高まる可能性が高いというわけです。
更に、ある期間中に運営が保有する「MDX」をバーン(焼却)することがあります。これにより、「MDX」の総供給量を減らして価格を上げることが可能です。
このように、定期的に流通枚数が減ることで価格が上がりやすい仕組みとなっているMDXトークンは、長期保有に向いている仮想通貨と言えるでしょう。
【関連記事】長期保有(ガチホ)のメリットデメリットについて解説。
Mdex(MDX)の現在の推移価格
Mdex(MDX)は2021年1月に登場、4月にはBinance Smart Chain(BSC)にも対応すると発表され、当初はUniswap(ユニスワップ)とPancakeSwap(パンケーキスワップ)に並ぶ人気DEXでした。
仮想通貨の価格追跡ウェブサイト「CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)」によると、2022年1月17日時点で、トップ仮想通貨分散型取引所において、MDEXは27位、MDEX(BSC)は140位という結果になっています。
2022年1月15日にNFTマーケットプレイス「OpenMeta」立ち上げや、NFTステークマイニングプールがオープンしたと発表されましたが、チャートは下がったまま。今のところ大きな値動きがないところを見ると、現状のままでは以前のような価格に戻るのは難しいでしょう。
Mdex(MDX)の今後と動向
Mdex(MDX)は、トークン配布量の半減期や、運営が保有するMDXをバーンすることによって、価格が急騰するチャンスを待っているユーザーが多い印象です。
DEXとしてはローンチされてまだ新しいMdex。Twitterなどをみるとプロジェクトは積極的に動いている印象なので、きっかけさえあれば価格が上がる可能性もあります。
そういった意味では、価格が安い今のうちに購入しておくのも良いかもしれません。
Mdex(MDX)の購入方法
Mdex(MDX)は日本の仮想通貨取引所では取り扱っていません。そのため、海外の仮想通貨取引所やDEX(分散型取引所)などで購入する必要があります。
ただし、取引所によっては日本人向けサービスを停止しているところもあるようです。また、海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないため、リスクも踏まえたうえで利用しましょう。
- Binance(バイナンス)
- Huobi Global(フォビ)
- Gate.io(ゲート)
- CoinEx(コインイーエックス)
- Pionex(パイオネックス)
- Hotbit(ホットビット)
- Pancakeswap(パンケーキスワップ)
海外の仮想通貨取引所でMdex(MDX)を購入する手順は下記の通りです。
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- STEP.01口座開設
- 日本と海外、それぞれの仮想通貨取引所に口座を開設。
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- STEP.02取引ペア
- 国内取引所でMdex(MDX)の取引ペアとなっている仮想通貨を購入。
※取引ペアとして一般的なのは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)です。
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- STEP.03海外送金
- 国内取引所から取引ペアの仮想通貨を海外取引所に送金して、Mdex(MDX)を購入。
【関連記事】取引所を選ぶ際は、こちらも参考にしてみてください。
日本語対応の「bitcastle」で海外取引所に慣れよう
海外の仮想通貨取引所を利用することに不安を感じている人は、まず「bitcastle(ビットキャッスル)」に登録してみてはいかがでしょうか。bitcastleは日本語に対応しているので、まずはこちらで海外の取引所の雰囲気に慣れておくのもオススメです。
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【まとめ】仮想通貨Mdex(MDX)の将来性は今後に期待
Mdex(MDX)は、DEXの「Mdex」と、そのプラットフォームで発行・利用される仮想通貨(暗号資産)「MDX」のことです。
Huobi ECO Chain(HECO)とBinance Smart Chain(BSC)上に構築され、EVM互換性を持たせたDEXは、マルチチェーンに対応しています。
また、デュアルマイニングを採用している点も高く評価されているので、今後これらの要素をどう活かしていくかが、将来性を見極める判断材料となりそうです。
執筆者 西村大樹