「MediBloc(MED)ってどんな仮想通貨なの?」
「MediBloc(MED)の医療情報システムに将来性はある?」
MediBloc(MED)<メディブロック>といえば、分散型の医療情報プラットフォーム「MediBloc」で使われる仮想通貨(暗号資産)です。
これまでブロックチェーンが2回変更になったことから、MED(QRC-20)とMEDX(ERC-20)、2種類の仮想通貨が別に存在するので、混乱してしまった人も多いのではないでしょうか。
この記事では、MediBloc(MED)の特徴や将来性について解説します。MEDとMEDXの違いやトークンスワップについても説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
MediBloc(MED)とは
単位 | MED |
プラットフォーム | MediBloc(メディブロック) |
ブロックチェーン(メインネット) | Panacea |
開発元・運営元 | MEDIBLOC社 |
現在の価格 | 約5円 |
時価総額 | 約28,550,757,047円 |
市場ランキング | 174位 |
公式サイト | https://medibloc.com/en/ |
公式Twitter | https://twitter.com/_medibloc |
公式Telegramコミュニティ | https://t.me/mediblocannouncement |
公式YouTubeチャンネル | https://www.youtube.com/channel/UC_bbdfVECp1qRJCR6P_-UDQ |
※2022年1月21日時点。
MediBloc(MED)<メディブロック>は、分散型の医療情報プラットフォーム「MediBloc」とそこで発行・利用される独自トークン(仮想通貨)「MED」のことです。
開発したのは、韓国の企業「MEDIBLOC社」。エンジニアであり歯科医の資格も持つAllen Wookyun Kho(ゴ ウキュン)氏によって生み出されました。
価格が安い仮想通貨ですが、ブロックチェーン技術の発達が見込まれる医療分野のプロジェクトであることから、値上がりを期待して長期保有している投資家が多い印象の銘柄です。
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MediBloc(MED)の特徴
MediBloc(MED)<メディブロック>を説明するうえで、プラットホーム「MediBloc」の役割はとても重要なポイントです。
ブロックチェーンと独自トークン「MED」の関係は少し複雑ですが、プロジェクトが積極的に動いていることの証明でもあるので、しっかりと理解しておきましょう。
ここでは、MediBloc及び、MEDの主な特徴を4つご紹介します。
特徴① MediBlocはデータを安全に管理できる医療情報システム
プラットフォーム「MediBloc(メディブロック)」は、ブロックチェーン技術を利用した医療情報システムです。「MediBloc」では、患者・医療提供者・データ研究者にとって価値のある医療情報などを、分散型ストレージで管理することができます。
機密性が高い情報を扱うには、データの改ざん防止や、安全に情報のやり取りを行なえる環境が必須。そのため、ブロックチェーンは医療分野にとって、非常に相性の良い技術と言えます。
「MediBloc」の目的は、これまで病院や機関が個々に保存していた医療情報を「MediBloc」でデータベース化することにより、医療情報の扱いにまつわる様々な課題を解決すること。
実際にマサチューセッツ中央病院や漢陽(ハニャン)大学病院などが、現在「MediBloc」を利用した医療データ管理を行なっています。
特徴② 様々な利用法が予想される医療データ
医療情報システム「MediBloc(メディブロック)」で収集された医療データは、患者が自分の医療データへアクセスしたり、新しく担当になった医師が患者の医療データを確認したりすることに利用されます。
また、医療現場での利用だけでなく、製薬会社や保険会社などでも検討されているのが大きな特徴。多数の病院によって構築された信頼性の高いビッグデータは、幅広い業界での活用が期待されています。
将来的には、ビッグデータに基づく疾病の予測もできると考えられているため、医療分野の発展にも大いに貢献してくれるのではないでしょうか。
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特徴③ 独自ブロックチェーン「Panacea」を使用
「MediBloc(メディブロック)」は、独自ブロックチェーン「Panacea」を分散型ブロックチェーンネットワークとして利用しているのが魅力の一つです。
「Panacea」は医療データの交換用に最適化された高性能ブロックチェーンで、「MediBloc」のエコシステムを支える役割を担っています。
また、「MediBloc」の利用者はブロック生成などの貢献をすることにより、報酬として独自トークン「MED」を獲得できるのが特徴です。「MED」はPanaceaチェーン上で発行され、仮想通貨として扱われます。
特徴④ MED(QRC-20)・MEDX(ERC-20)とスワップ可能
「MediBloc(メディブロック)」には、Panaceaチェーン上で発行される「MED」以外に、2種類のトークン「MED(QRC-20)」と「MEDX(ERC-20)」が存在します。これは過去に発行されていたトークンです。
現在は発行されていませんが、価値がないわけではありません。また、「MED(QRC-20)」もしくは「MEDX(ERC-20)」を保有している人は、公式サイトにて「MED」とスワップ(交換)が可能です。このトークンスワップは、毎年6月1日と12月1日に行なわれます。
クアンタム(QTUM)のブロックチェーン上で発行される、QRC-20トークン。「MediBloc」は当初、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)それぞれの特徴を併せ持つクアンタム(QTUM)のブロックチェーンを利用していた。
イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で発行される、ERC-20トークン。当初クアンタム(QTUM)を利用していたが、その後こちらへ切り替わり、独自ブロックチェーン「Panacea」を開発するまでの繋ぎとして利用されていた。
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MediBloc(MED)の現在の推移価格
長期保有をしている投資家が多いためか、長らく大きな値動きはありません。
2021年12月からDEX(分散型取引所)「Osmosis(オズモシス)」の流動性マイニングに対応していますが、チャートでもそこまでの動きは見られないのが現状です。そのため、今後価格が上がる可能性は低いでしょう。
ただし、MEDトークンを保有することによって魅力的なメリットが生まれることがあれば、新たな投資家が参入して流動性が高まることもあるかもしれません。
【関連記事】DEX(分散型取引所)についての詳しい解説はこちら。
MediBloc(MED)の今後と動向
医療情報システム「MediBloc(メディブロック)」は、膨大な医療データを収集することにより、利便性が高まります。そのため、現在はまだ情報収集の途中段階です。
もしこのプロジェクトが思い描いているデータベースが完成すれば、医療分野において貴重なブロックチェーンビッグデータが出来上がります。また、医療の需要がなくなることは決してないため、今後も充分期待できる銘柄であることは確かです。
アップデートを繰り返し、現在は独自のブロックチェーン「Panacea」をメインネットとしている「MediBloc」。数ある医療系の仮想通貨プロジェクトのなかでも将来性も高い方だと思われるため、気になる人は今の価格のうちに購入しておくと良いかもしれません。
MediBloc(MED)の購入方法
MediBloc(MED)は日本の仮想通貨取引所では取り扱っていません。そのため、海外の仮想通貨取引所やDEX(分散型取引所)などで購入する必要があります。
ただし、取引所によっては日本人向けサービスを停止しているところもあるようです。また、海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないため、リスクも踏まえたうえで利用しましょう。
- Gate.io(ゲート)
- Bithumb(ビッサム)
- Korbit(コルビット)
- Osmosis(オズモシス)
- Upbit(アップビット)
- Bittrex(ビットレックス)
海外の仮想通貨取引所でMediBloc(MED)を購入する手順は下記の通りです。
-
- STEP.01口座開設
- 日本と海外、それぞれの仮想通貨取引所に口座を開設。
-
- STEP.02取引ペア
- 国内取引所でMediBloc(MED)の取引ペアとなっている仮想通貨を購入。
※取引ペアとして一般的なのは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)です。
-
- STEP.03海外送金
- 国内取引所から取引ペアの仮想通貨を海外取引所に送金して、MediBloc(MED)を購入。
【関連記事】取引所を選ぶ際は、こちらも参考にしてみてください。
日本語対応の「bitcastle」で海外取引所に慣れよう
海外の仮想通貨取引所を利用することに不安を感じている人は、まず「bitcastle(ビットキャッスル)」に登録してみてはいかがでしょうか。bitcastleは日本語に対応しているので、まずはこちらで海外の取引所の雰囲気に慣れておくのもオススメです。
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- 大半の通貨をコールドウォレットで保管
- 超高速バイナリーオプション取引に対応
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無料でデモトレードも体験できるので、気になる方はぜひ試してみてください。
【関連記事】bitcastleについて詳しく知りたい方はこちら。
【まとめ】仮想通貨MediBloc(MED)は医療分野という将来性に期待
MediBloc(MED)<メディブロック>は、医療情報システム「MediBloc」と、そのプラットフォームで発行・利用される仮想通貨(暗号資産)「MED」のことです。また、この独自トークン以外にも「MED(QRC-20)」と「MEDX(ERC-20)」が存在します。
このプロジェクトではクアンタム(QTUM)とイーサリアム(ETH)のブロックチェーンを経て、医療データの交換用に最適化された独自のブロックチェーン「Panacea」を開発。現在はPanaceaがメインネットとして活用されています。
医療データが収集されてビッグデータが完成すれば、のプラットフォームで「MediBloc」だけでなく仮想通貨「MED」の価値が高まる可能性は大いにあります。医療分野におけるブロックチェーン技術の発展を促すことは間違いないので、投資をするなら今がチャンスです!
執筆者 西村大樹