大企業の副業が解禁されて数年。現在では多くの方々が副業に挑戦しています。ところが一言で副業といっても、
「一体何から始めたらよいか分からない」
「副業に生かせる特別なスキルがない」
この様な悩みを抱えている方も少なくないでしょう。そこで今回は誰でも稼ぐことができる“メタバース”での副業をご紹介します。
メタバースで稼いだ仮想通貨は、価値の上がり方次第で、利益が何倍にも膨れ上がります。
副業に興味がある方、仮想通貨で稼いでみたい方、必見の内容です。是非最後までご覧ください。
目次
メタバースとは
実際の稼ぎ方の前にまずはメタバースについて理解を深めておきましょう。
メタバースとは、仮想現実空間の一種で、現実世界とは異なるデジタルの世界を表します。これは、人工知能、仮想現実、ブロックチェーン、クラウドコンピューティングなどのテクノロジーを使用して構築されます。
メタバースの特徴は、現実世界と同様に、人々が自由に移動し、対話し、作品を共有し、ビジネスを行うことができる点にあります。
仮想現実であるがゆえに、その世界観は現実世界よりも柔軟で、より豊富な経験を提供することが可能です。
例えば、メタバース内ではインディーズのアーティストがアバターを使って大規模なライブを開催したいとしましょう。
現実世界ではデビュー前のインディーズバンドが突然大規模なライブを行うことは金銭的にも現実的ではありません。しかしメタバースはそれが安価に可能になります。
この様にメタバースは多くの可能性を秘めており、使い方次第では現実世界よりもメジャーになるチャンスはいくらでもあります。
たくさんのユースケース
メタバースのつかいかたは、なにも音楽活動だけではありません。
ゲーム、社交活動、教育、不動産、アート、ビジネス、医療など様々な用途に利用されます。
これらの活動はすべて現実世界の制限を超えて、人々にとって新しいチャンスと新しいコミュニティを提供できることが特徴です。
医療に利用すれば、メタバースを通じて世界中どこにいても医師からの診察を受けられるようになるかもしれませんし、メタバース内の不動産を使って仮想空間上の不動産業を開業できるかもしれません。
とにかくメタバースは、その世界でできることに制限はなく、“やってみたい”という原動力だけですべてを実現させられる世界だと言えます。
メタバースは既に多くの企業がサービス展開をしている
そんな可能性無限大のメタバースは現在、多くの企業や組織が自分たちの仮想空間を作成しています。代表的なものには、Second Life、Minecraft、Roblox、Decentralandなどがあります。
これらのサービスでは、メタバース内の通貨に仮想通貨を利用しているものもあり、ビジネスだけではなく、経済システムが完成されているものもあります。
メタバースのリスク
経済活動まで行えるほどに発展したメタバースは、非常に便利で魅力的な一方で、技術的な問題や法的問題、倫理的問題などの課題があります。
例えばメタバース内で流通している仮想通貨を利用したマネーロンダリングや所得隠し、メタバース内の不動産をハッキングすることによる窃盗行為など、重大な犯罪の温床になる可能性も指摘されています。
このまま、メタバースが私たちの現実世界と密接に関連するにつれて、そのリスクは更に増していくことでしょう。
こういったメタバースの規制に関する部分は、将来的により重要になっていくことが予想されます。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-11981/
メタバースの稼ぎ方
メタバース内では個人があらゆる活動を行えるため、発想次第で稼ぎ方は無数にあります。
いくつか例を挙げるとすると、
- 仮想通貨の取引
- 不動産の賃貸
- アバターの販売
- 広告の掲載
- ゲーム内アイテムの販売
- コンサルティングサービスの提供
これらは、メタバース内での稼ぎ方の例の一部にすぎません。ここからは上記の中でも特に稼ぎやすいとされる
- 仮想通貨取引
- 不動産賃貸
- アバターの販売・ゲーム内アイテムの販売
これらについて具体的な稼ぎ方を紹介していきます。
仮想通貨の取引
メタバースでは、仮想通貨が使用されることが一般的です。これらの仮想通貨を購入し、取引することで収益を得る方法が最もスタンダードな稼ぎ方と言えるでしょう。
この方法の重要なポイントは、メタバース内で利用される仮想通貨の価値が上昇傾向になくてはならないという点です。
例えば、人気があまりないメタバースがあったとしましょう。しかもそこで利用できる仮想通貨はプロジェクトのネイティブトークン(メタバースの運営元が発行している専用の仮想通貨)しか利用できなかったとします。
この様にやや閉鎖的なメタバースでは、取引する仮想通貨の価値が上がりにくく、取引も活発に行われない為、購入した仮想通貨がそのまま損失につながる可能性があります。
仮想通貨取引のような一面を持つメタバースの稼ぎ方は、簡単に挑戦できる反面、ややリスクの高い稼ぎ方の一つです。
不動産の賃貸
メタバース内では、土地や不動産を購入し、それを他の人に賃貸、もしくは販売することで収益を得ることができます。
メタバース内の土地は“NFT”と呼ばれる特殊なトークンで構成されます。このNFTはコピーができず、同じものは原則存在しないことから、デジタルデータでありながら所有権が明確になるという特徴があります。
この特殊なトークンは、メタバース内で高額取引されることもあり、もしに入れることができれば、大きな利益を生み出すチャンスです。
メタバース内の不動産の入手方法は、購入、もしくはメタバース公開イベントでの先行プレゼントが一般的です。メタバース内の不動産業はまだ注目されたばかりのビジネスですので、はやく始めるほど先行者利益が期待できるでしょう。
アバターの販売・ゲーム内アイテムの販売
メタバースでは、コミュニティ内で使用するアバターや、ゲーム内のアイテムを販売して仮想通貨を稼ぐこともできます。
これらのアイテムも不動産同様、NFTで構成され、スペシャルなアイテムや有名クリエイターが監修したアバターには付加価値が付きます。
また、アバターやアイテムは、自信で作成して販売することも可能です。イラストや、デザインに自信がある方なら、この方法が最もリスクがなく、確実にメタバースで稼げる方法でしょう。
他にもゲームが好きな方であれば、たくさんプレイすることでしか手に入らないアイテムをゲットして販売しても収益になります。
アバターの販売やゲーム内アイテムの販売は、再現性が高く、誰でも確実に稼げる方法です。
大きく稼げる可能性は低いですが、メタバースで稼いでみたいと思ったら、まずはこの方法からチャレンジしてみるとよいでしょう。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-11763/
稼げるメタバース5選
メタバースの稼ぎ方が分かったところで、実際に稼げるおすすめのメタバース5選を紹介します。メタバースで稼いでみたいと思ったら、ぜひ試してみて下さいね。
Roblox
Robloxはあらゆるゲームがプレイできるメタバースです。月間アクティブユーザーは1億5千万人を超え、今最も人気のあるメタバースとして知られています。
主な稼ぎ方はオリジナルゲームの作成や販売。アメリカでは16歳の少年がゲームを作成し250万円もの大金を稼いでニュースになりました。
ゲーム好きにはもってこいのメタバースRoblox。一度は試してみる価値ありですね。
THE SANDBOX
THE SANDBOXは、メタバース内に作られたLANDと呼ばれる土地で、ゲームであったりキャラクターを作成して遊ぶプラットフォームです。
メインのネットワークはイーサリアム。メタバース内のネイティブトークンはSANDが利用されます。
作成したキャラクターはNFTとしてマーケットプレイスで販売可能ですし、オリジナルのゲームは他のプレーヤーが遊んでくれるほど収益が発生する仕組みになっています。
また、LANDは売買や賃貸が可能です。クリエイトのみならず、不動産でも収益が期待できるTHE SANDBOXは、稼ぎ方の幅が広いメタバースです。
Illvium
Illviumはオープンワールドスタイルのメタバースゲームです。プレーヤーはモンスターを集めてオーバーワールドという世界を冒険し、アイテムを集めていきます。
このメタバースはポケットモンスターのようなゲーム性からローンチ前から話題となっており、プレイするために必要なNFTは一時100万円を超える値段が付いたほどです。
あまりの人気ぶりからゲーム内のアイテムも高額で取引されており、レアなアイテムを見つけるほど大きな収益が期待できます。
稼ぐためには長時間のゲームプレイが必要になることと、初期投資が必要になる為、初心者には少しハードルが高いメタバースといえます。
しかしその分大きなリターンも期待できるので、メタバースでがっつり稼ぎたい方にはおすすめです。
元素騎士ON LINE
元素騎士ON LINEは日本のゲームスタジオ“Hyrule Guild Games”が製作したメタバースゲームです。
ゲームプレイで得たアイテムを販売して稼ぐことはもちろん、ゲームマップの運営、土地NFTの貸し出し、キャラクターの貸し出しなどでも収益が得られます。
メタバースゲームとしては珍しく、PC以外のデバイスでもプレイ可能となっており、スマートフォンやPS4などでもプレイできます。
累計ダウンロード数は既に800万件以上。あまりの人気ぶりからレアキャラクターはかなり高額で取引されているようです。
Illviumに比べると稼ぐチャンスは少ないですが、気軽に始められるゲームなので初心者におすすめです。
Axie Infinity
Axie Infinityは「“Play to earn”遊んで稼ぐ」という概念を生み出したメタバースゲームです。
プレイヤーはメタバース内でAxieと呼ばれるキャラクターを育成し、アリーナで戦わせることを目的とします。
アリーナでのバトルでランキング上位に食い込むと、賞品としてネイティブトークン“AXS”が配られ、けーむレベルが上がるほど、たくさんのトークンを稼ぐことができます。
また、ゲーム内で育てたAxieはNFTとしてマーケットプレイスで取引することも可能です。育て上げたAxieを販売して、Axieトレーナーといった活動も面白いかもしれませんね。
興味が湧いた方は是非公式ページを覗いてみて下さい。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-10051/
https://bitcastle.io/column/post-13705/
【まとめ】メタバースはやり方によってはかなり儲かる
仮想通貨が稼げるメタバースは、やり方次第によってはかなり稼げます。そのやり方の基本は、土地を始めとしたNFTの作成や販売、賃貸など。
価値のあるNFTは市場で高額で取引され、人気のアバターなどであればメタバース外でのNFTマーケットプレイスでも取引可能です。
自由度の高いメタバースはあらゆる経済活動が可能であり、その稼ぎ方は無限大と言っていいでしょう。
しかし、自由である分、自身の強みを生かした稼ぎ方でなければ、ほとんど稼げないことも事実です。
まずはあらゆるメタバースを体験してみて、「稼げそう!」と思った方法を試してみることがメタバースで儲ける秘訣かもしれませんね。
執筆者 西村大樹