【FX】MT4とMT5はどちらがいい?それぞれの違いを詳しく解説

FXの有名な取引プラットフォームといえばMT4やMT5といったMTシリーズですよね?海外の取引所ではほとんど業者が対応しており、日本でも一部の業者が対応するなど、非常に人気のツールとなっています。

そこで今回は大人気MTシリーズの4と5の違いや特徴について解説。どちらを選べばいいか分かりやすく紹介します。

MT4やMT5とはどのようなツール?

FX取引を行う際には、専用の取引プラットフォームが必要です。その中でも、MT4(MetaTrader 4)とMT5(MetaTrader 5)は、世界中のトレーダーに広く利用されている代表的な取引プラットフォームです。これらのツールは、トレーダーに対して高度なチャート分析や自動取引機能を提供し、FX取引を効率的かつ効果的に行うためのサポートをします。

MT4の概要と解説

MT4(MetaTrader 4)は、2005年にリリースされた主にFX取引向けの取引プラットフォームです。このプラットフォームは、シンプルで直感的なインターフェースを持ち、初心者から経験豊富なトレーダーまで幅広い層に適しています。

MT4では、30種類以上のテクニカルインディケーターと9つの時間枠を使った分析が可能で、さらにMQL4というプログラミング言語を使用して、自動取引を行うためのエキスパートアドバイザー(EA)を作成することができます。

また、シングルスレッドのバックテスト機能を備え、取引戦略の検証もサポートしています。MT4は、成行注文、指値注文、ストップ注文、トレイリングストップの4種類の注文タイプを提供し、FX取引をシンプルかつ効率的に行えるプラットフォームです。

MT4の概要まとめ

  • 2005年にリリースされた、主にFX取引向けのプラットフォーム。
  • シンプルで直感的なインターフェース、初心者にも使いやすい。
  • 30種類以上のテクニカルインディケーターと9つの時間枠を提供。
  • MQL4プログラミング言語を使用した自動取引機能をサポート。
  • シングルスレッドのバックテスト機能を持つ。
  • 4種類の注文タイプ(成行、指値、ストップ、トレイリングストップ)をサポート。

MT5の概要と解説

MT5(MetaTrader 5)は、2010年にリリースされた取引プラットフォームで、FX取引に加えて株式や先物取引など、幅広い市場での取引をサポートするよう設計されています。

MT4よりも多機能で、カスタマイズ性の高いインターフェースを持ち、トレーダーは38種類のテクニカルインディケーターと21の時間枠を利用して、詳細な市場分析を行うことができます。自動取引には、MQL5という高度なプログラミング言語を使用しており、マルチスレッドのバックテスト機能を提供することで、より高速で正確な取引戦略の検証が可能です。

MT5は、成行注文、指値注文、ストップ注文、トレイリングストップに加えて、ストップリミット注文やリミット注文を含む6種類の注文タイプをサポートし、さらに経済指標カレンダーや市場深度(DOM)など、取引に役立つ追加機能も充実しています。

このように、MT5は複数の市場での取引や高度な分析を求めるトレーダーにとって理想的なプラットフォームです。

MT5の概要まとめ

  • 2010年にリリースされ、FXに加えて株式や先物取引などの幅広い市場に対応。
  • より多機能で、カスタマイズ性の高いインターフェース。
  • 38種類のテクニカルインディケーターと21の時間枠を提供。
  • MQL5プログラミング言語を使用した高度な自動取引機能をサポート。
  • マルチスレッドのバックテスト機能を持ち、高速で正確なテストが可能。
  • 6種類の注文タイプ(成行、指値、ストップ、トレイリングストップ、ストップリミット、リミット)をサポート。
  • 経済指標カレンダーや市場深度(DOM)などの追加機能を提供。

MTシリーズで使えるインジケーターの種類

MTシリーズ、すなわちMT4(MetaTrader 4)とMT5(MetaTrader 5)は、トレーダーが市場を分析し、取引戦略を立てるための強力なツールであり、多様なインジケーターをサポートしています。これらのインジケーターは、価格の動きや市場のトレンドを視覚的に捉え、トレーダーが最適なエントリーやエグジットのポイントを判断するのに役立ちます。

MT4では、30種類以上のテクニカルインディケーターが標準で利用可能です。これらのインジケーターは、価格や取引量、時間を基にして市場の動向を分析するために使われます。MT4で特に人気のあるインジケーターには以下のようなものがあります。

MT4がサポートするインジケーター

  • 移動平均線(Moving Average): 一定期間の平均価格を表示し、市場のトレンドを把握するために使用されます。移動平均線の交差は売買のシグナルとして利用されることが多いです。
  • ボリンジャーバンド(Bollinger Bands): 移動平均線を中心に、価格のボラティリティを反映した上下のバンドを表示し、価格が過大評価または過小評価されているかを判断します。
  • 相対力指数(RSI: Relative Strength Index): 一定期間の価格変動を基に、市場が「買われすぎ」か「売られすぎ」かを示すオシレーターです。
  • MACD(Moving Average Convergence Divergence): 短期と長期の移動平均線の差を使ってトレンドの強さや方向性を分析します。
  • フィボナッチリトレースメント(Fibonacci Retracement): 特定の価格範囲におけるリトレースメントレベルを示し、反転ポイントを予測するために使用されます。

MT5では、MT4よりも多くのインジケーターが利用でき、38種類以上のテクニカルインディケーターが標準で組み込まれています。これにより、より詳細な市場分析や多角的な視点での取引判断が可能になります。MT5のインジケーターには、MT4で利用できるすべてのインジケーターが含まれているだけでなく、以下のような追加のインジケーターもあります。

MT5がサポートするインジケーター

  • 一目均衡表(Ichimoku Kinko Hyo): 複数のラインを用いて市場のトレンド、支持線と抵抗線、エントリーとエグジットのポイントを総合的に分析します。
  • アリゲーター(Alligator): 移動平均線を基にしたトレンドフォロー型のインジケーターで、トレンドの方向性とその勢いを判断します。
  • エンベロープ(Envelopes): 移動平均線を基にした2本のラインを用いて価格の上下限を示し、価格がこれらのラインを超えた場合の逆張りシグナルを検出します。
  • チャイキン・オシレーター(Chaikin Oscillator): 市場の買い圧力と売り圧力を測定し、トレンドの反転を予測します。
  • マルチタイムフレーム分析(MTF Analysis): 複数の時間枠での価格動向を同時に分析でき、短期と長期のトレンドを一つのチャートで確認することができます。

MT4とMT5のどちらも、多彩なテクニカルインディケーターを備えており、トレーダーの分析能力を強化します。MT4はシンプルで効果的なインジケーターセットを提供しており、特にFXトレーダーに適しています。

一方、MT5は、より多くのインジケーターと分析ツールを備えており、複雑な市場分析や複数の市場で取引を行うトレーダーにとって、より包括的なプラットフォームとなっています。どちらを選ぶかは、トレーダーの取引スタイルや必要とする分析の深さによって決まります。

MT4とMT5の違い

  MT4 MT5
リリース年 2005年 2010年
対象市場 主にFX取引向け FXに加えて株式や先物取引にも対応
インディケーター 30種類以上 38種類
時間枠 9 21
プログラミング言語 MQL4 MQL5
バックテスト機能 シングルスレッド マルチスレッド
注文タイプ 4種類 6種類

これらの違いを踏まえると、MT4とMT5はそれぞれ異なるトレーダーのニーズに応じたプラットフォームと言えます。MT4はシンプルで使いやすく、特にFXトレーダーに適しており、自動取引や基本的なテクニカル分析を行うには十分な機能を備えています。

一方、MT5は多機能で柔軟性が高く、複数の市場で取引を行うトレーダーや高度な分析を行いたいトレーダーにとって理想的な選択肢です。MT5は、より多くの注文タイプや時間枠、インディケーターを提供し、またマルチスレッドのバックテスト機能など、MT4にはない強力なツールを備えています。

MT4とMT5はどちらがいいのか?

MT4とMT5のどちらが適しているかは、トレーダーの取引スタイルや目的に依存します。FX取引のみを行う場合や、シンプルで直感的な操作を求める場合はMT4が適しています。

一方、FX以外にも株式や先物など複数の市場で取引を行いたい、またはより高度なテクニカル分析や自動取引を活用したいトレーダーにはMT5が適しています。

どちらのプラットフォームも優れた取引環境を提供しますが、自分の取引スタイルや目標に最も合ったものを選ぶことが成功の鍵となります。

とはいえ、特にこだわりが無ければMT5の方が使い勝手が良いでしょう。というのも、MT4はリリースから時間が経ち、徐々に対応していない業者が増えてきている状態です。

特別使用感が変わるわけではないので、これから利用するのであればMT5が無難でしょう。

MTシリーズを使うならbitcastle

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まずはデモアカウント口座で練習

まずはデモアカウントで実際にMTシリーズを動かしてみましょう。

デモアカウントでは、実際のチャートでテクニカル分析を体験しながら取引することができるので、取引の仕組みや戦略の学習に最適です。

デモ口座の開き方

デモ口座の開き方は、とっても簡単。まずは以下のバナーをクリックして、メールアドレスを入力。アカウントの開設を始めましょう。

登録がすんだら、次にメニューバー上部のFOREXをクリック。

以下のデモ口座をクリックすればデモトレードがすぐに始められます。

しかし、bitcastleならボーナスクレジットもたくさん用意されているので、せっかくならリアル口座を開いてボーナスクレジットで取引を始めたほうがお得です。

ボーナスクレジットであれば仮に損失が発生しても資金を失いませんし、勝った場合には勝ち分を出金できます。

デモトレードよりもお得に効果的に勉強をしたいなら、リアル口座での取引がおすすめです。

ちなみに、リアル口座を開くときには、アカウント作成時に求められる本人確認書類の提示が必要です。この手続きが完了していないとリアル口座の開設ができませんので注意しましょう。

リアル口座の開設が選択できるようになったら必要事項を入力してアカウントを開設します。

ちなみにここで聞かれているプラットフォームとはFXを取引するためのアプリケーションのようなもので、基本的にMT5から変更する必要はありません。

取引通貨も日本円で取引するのであればJPYで問題ないでしょう。

MT5のインストール

MT5のインストールが完了していない場合はFOREXページ下部にあるダウンロードからアプリケーションを入手します。

アプリケーションを立ち上げると口座選択画面が表示されるので、口座をbitcastle、口座番号をアカウント開設時に表示された番号で入力します。

MT5が立ち上がり、画面右下が接続完了となればOKです。

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執筆者 西村大樹