bitcastleFX(ビットキャッスル)金(XAU)相場はどう動く?年末までの展望を紹介【2025年最新】

金相場、最近すごく動いてるけど、年末に向けてどうなるの?

そんな疑問を持つ投資家の方も多いはずです。

今回は、各社アナリストが出している最新レポートを整理。

2025年末までの金相場がどんな展開を迎えそうかをわかりやすくまとめました。
ぜひ年末までの相場動向の参考にしてみて下さい。

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現在の金相場:史上最高値圏から乱高下へ

まず押さえておきたいのは、ここまでの金価格の動きです。

  • 2025年は年初から約50%も上昇し、史上最高値を何度も更新。
  • 10月には一時的に大きな下落も発生。
  • 11月20日時点では、4,400ドル付近の最高値圏から4,050〜4,100ドルへ調整している状態。

かなりボラティリティも高く、荒れ相場といっても過言ではない状況ですね。

では、その荒れた相場を作っている原因について深堀していきましょう。

金価格を動かしている材料

ニュースやレポートで繰り返し指摘されているのが、以下のような要因です。

米国の利下げ期待が後退

一部報道によれば、12月利下げの確率が急低下しており、金価格の重しになっているとのこと。

当初は12月も引き続き利下げが継続されると予想されていた米国金利ですが、ここにきて状況は一変。利下げが行われないのではないか?と懸念されています。

法定通貨のリスクヘッジ資産として見られる金は利下げに敏感です。利下げ期待が薄れると、金利を生まない金にとっては逆風となるために、相場の重しとなっているのが現状です。

米政府機関の閉鎖解除で重要指標が一気に再開

43日間続いたシャットダウンが11月12日に解除され、
止まっていた米重要指標が一気に発表され始めたことで、市場全体が不安定に。

これも金相場の乱高下に拍車をかけています。

中央銀行の買いがピーク近い可能性

一部では、大口の買いがピークに達しているとの情報もあります。

これは、主要国の中央銀行がすでに大量の金を保有しており、金準備が総外貨準備の20%を超えている国もあるため、これ以上の買い余力は大きくないという分析結果によるものだそうです。

とはいえ、中央銀行の正確な金保有率を調べることはできないため、参考程度に抑えておきたい情報です。

FOMO(取り残される恐怖)による過熱感

一部アナリストは、今年の金の急騰について
「上昇の大半はFOMOが主因」と分析しています。

つまり、今の金相場は、金の実質的な価値を大きく上回る水準だと言っているわけですね。

実需や根拠の伴わない買いが相場を押し上げてきた面がある以上、調整が意識されるのは自然な流れです。

テクニカルでは“4,000ドル”が分岐点

次はテクニカル面から今後の動向を探っていきましょう。下のチャートは2025年1月からの金相場のチャートです。

節目となりそうなのは4,000ドル。ここを割れてしまうと本格的な下げトレンドとなるかもしれません。

とはいえ、全体的に見るとかなり強い上昇相場を描いています。4,300ドルを勢いよく上抜ければまだまだ上昇トレンド続いていくかもしれませんね。

2025年末までの3つのシナリオ

これらをふまえて2025年末までの金相場のシナリオを大きく3つに分けて考えていきます。上昇、下降それぞれのトレンドのシナリオをポイントごとに整理していきましょう。

4,000〜4,300ドルのレンジで“横ばい”が続くシナリオ

まずは最も可能性が高いシナリオ。年内はレンジ相場が継続し4,000~4,300ドルのあたりをウロウロする展開です。ポイントは次の3つ。

  • 利下げ期待は低下、しかし急落を招く悪材料も少ない
  • 中央銀行の買いは鈍化するが下支えとして最低限機能
  • 地政学リスクなども水面下でサポート要因に

4,000ドルを割り込む“調整シナリオ”

次は下降トレンド、もしくは調整局面に入ってしまう可能性です。思いがけず市場の過熱感が急速に冷え込み、4,000を割り込むような下落を見せた場合は本格的な調整局面となるかもしれません。

注目のポイントは以下の3つ。

  • 利下げ期待がさらに後退
  • 米ドル高・実質金利上昇が続く
  • FOMO上昇の反動が出てくる

可能性はそれほど高くはありませんが、十分に考えられるシナリオです。

再び史上最高値をうかがう“上昇シナリオ”

最後はこのまま上昇トレンドが継続するシナリオです。ここから更に上昇を続ける材料はそれほど多くはありませんが、直近高値を更新するような勢いの上昇を見せれば可能性は十分あります。

また、ファンダメンタルズ的には以下のポイントにも注目したいところです。

  • ウクライナ戦争の激化など、地政学的リスクが急拡大
  • それに伴う市場のリスク回避ムードの高まり
  • 米経済指標が急速に悪化し、利下げ期待が復活

現実的にはややハードルが高いものの、長期的観点では無視できないシナリオです。

クリスマスアノマリーについては?

最後に、大筋のシナリオとは異なりますが、クリスマスアノマリーにも触れていきましょう。

クリスマスアノマリーとは別名“サンタクロース・ラリー”とも言われ、12月最後の5営業日と年初の2営業日に米株価が上昇するという有名なアノマリーです。

リスクヘッジ資産である金相場のアノマリーでは、世界最大の宝飾消費国インドの婚礼シーズンが始まる10月~11月、クリスマスの12月、そして中国の春節前の1月~2月が、金の需要増から相場が上昇しやすいと言われています。

では今年はどうなのかというと、正直あまり期待はできないかもしれません。

というのも、今年のサンタクロース・ラリーから春節前までのについて、金相場の具体的なレポートを公開している情報源はなく、直近の大きなボラティリティも相まって、目立った上昇はないかもしれません。

期待を込めて短期的に買いポジションを取る価値はあるかもしれませんが、強い上昇の根拠のないエントリーという点にだけ注意が必要です。

【まとめ年末の鍵は「4,000ドル」

2025年末の金相場を見るうえで、
現時点の情報から導ける最大のポイントは4,000ドルの攻防。

急騰相場の勢いは落ち着きつつあり、高値追いよりも「下値を探る動き」が意識されている現在、レンジ相場を念頭に4,000ドルのサポートラインがどのくらい機能するかに注目です。

ただし、金相場は突発的ニュースに強く動くため、材料次第で上下どちらにも走る余地は残されています。

どの局面でも柔軟に対処するのが投資のコツ。ぜひ参考にしてみて下さいね。

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執筆者 西村大樹