バイナリーオプションに税金はかかる?節税対策・おすすめ取引所も紹介

「バイナリーオプションで税金を払う必要はある?」「税金の確定申告はどうやってやるの?」

バイナリーオプションを始め、このような疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

バイナリーオプションでは利益が発生した場合、税金を払わなければなりません。また国内と海外の取引所では税金の計算方法も異なります。

今回はバイナリーオプションの概要や税金、節税方法などについて徹底解説します。また仮想通貨のバイナリーオプションにおすすめの取引所も併せてご紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。

「仮想通貨の利益にかかる税金は高そうで心配!」「節税方法が知りたい」 仮想通貨の取り引きで利益が出始めると、具体的な税金や節税について知り...
ますます注目を集めている仮想通貨。今回紹介する内容は「仮想通貨のバイナリーオプション」についてです。仮想通貨を運用している人であれば、1度は...

バイナリーオプションの概要

バイナリーオプションは投資対象である為替相場や株価指数、仮想通貨などを対象に「あらかじめ決められた時点・期間の騰落」を予測し、選択したレートより「高くなるか・低くなるか」を二者択一で選択する取引です。

バイナリーオプションの「バイナリー」は二進法で0か1を意味し、「オプション」は投資対象商品を決まった日時とレートで購入または売却する取引を意味します。

またバイナリーオプションでは主にラダー取引と呼ばれる取引を行います。具体的には開始時刻から判定時刻までの期間で、レートが選択通りの方向へ動いていれば「利益獲得」逆の方向へ動けば「損失」となります。

例えばバイナリーオプションを購入する時にはまずオプション代を支払い、一定時間が経過したらその時点のレートがあらかじめ決められた条件を満たすかどうか判定が下されるのです。

その予想が当たった場合ペイアウト(一定金額の払い戻し)が得られ、払い戻し額とオプション代の差額が利益となります。逆に予想が外れるとペイアウトがないため、オプション代が損失となります。

一見シンプルな取引に見えるバイナリーオプションですが、利益を上げるには勉強が必要です。またギャンブル性も高いと言われており、初心者は注意が必要でしょう。

バイナリーオプションの注意点

バイナリーオプションを始めるにあたり3つの注意点をご紹介します。

  • ①無登録者との取引はしない
  • ②専門知識・高度なリスク管理が必要
  • ③詐欺に注意

①無登録者との取引はしない

「金融商品取引法」の登録を受けず、違法に金融取引業を行う業者や団体も存在します。バイナリーオプションを始める時はそのような無登録者との取引はしないようにしましょう。

②専門知識・高度なリスク管理が必要

バイナリーオプションは前述したように、単純な取引に見えて実は「高度な専門知識・リスク管理」が必要な金融取引です。

そのため「誰でもすぐに簡単に稼げる」などの勧誘を鵜呑みにしないようにしましょう。

③詐欺に注意

金融庁には年々バイナリーオプションの詐欺による被害報告が増加しています。

例えばバイナリーオプション取引の分析ツールが入ったUSBなど、高額な商品を売りつけられるのがその一例です。その結果海外無登録者と取引をすることになり、多額の損失が発生するなどの被害を被っています。

従って友人の勧誘や、Instagramや TwitterなどのSNSを通した勧誘には絶対に乗らないようにしましょう。

バイナリーオプションの利益には確定申告が必要

バイナリーオプションで利益を上げた際には、自分で確定申告を行う必要があります。

取引を行う人の中には「バイナリーオプションで得た利益など、申告しなくてもばれない」と考える人もいるかもしれません。

しかしバイナリーオプションの業者から税務署に損益証明書が届けられるため、無申告の場合は税務署からのチェックが入る可能性が高いのです。従って必ず確定申告は行うようにしましょう。

万が一確定申告を行わず、税務署より申告漏れを指摘された場合には追徴課税が課せられます。追徴課税はバイナリーオプションで得た利益の最大1.4倍の税金を支払う必要があるのです。

バイナリーオプションで税金が発生する金額

バイナリーオプションで得た利益には税金が課され確定申告が必要となります。それではいくら利益が発生すると確定申告が必要なのでしょうか。

税金が発生する金額は以下の条件により異なります。

  • 被扶養者の場合
  • 会社員の場合
  • 個人事業主の場合
  • 年収2000万円以上の場合

被扶養者の場合

【被扶養者とは?】

被扶養者とは家族や配偶者など(事実婚を含む)の収入によって生活している人。年間で130万円までの収入を得ることが認められている。

バイナリーオプションや仕事などで、合計年間48万円以上の所得を得た場合は確定申告が必要となります。

ただし配偶者の被扶養者手当を受けている人は、48万円を越えると手当が受けられない可能性もあるので事前の確認が大切です。

会社員の場合

給与所得がある会社員の場合、バイナリーオプションの利益が年間20万円を越えると確定申告が必要となります。

また雇用形態が正社員ではなく契約社員やアルバイトであっても、年間130万円以上の給料を得ていれば同様の条件です。

個人事業主の場合

個人事業主の場合はバイナリーオプションの損益に関わらず、確定申告をする必要があります。

年収2000万円以上の場合

給与所得が2000万円以上の人は、バイナリーオプションの損益に関係なく確定申告が必要です。

年末調整前に勤務する会社へ申告する旨を連絡するとスムーズに手続きができます。

また確定申告者の申告書第二表にある「住民税に関する事項」で自分で納付にチェックをすれば、税務署から会社へ連絡されることはありません。

バイナリーオプションの税率は国内・海外で異なる

確定申告方法は国内バイナリーオプションと海外バイナリーオプションで異なります。

【国内・海外の違い】

  • 国内:申告分離課税
  • 海外:総合課税

2012年以前は海外と国内のバイナリーオプションの税率は同じものでした。つまり国内のバイナリーオプションも「総合課税」だったのです。

しかし2012年に税制改正修正法が適用となり、国内のバイナリーオプションの方が優遇されて「申告分離課税」となりました。

以下で申告分離課税と総合課税の違いや計算方法をご紹介します。

国内のバイナリーオプション

バイナリーオプションの利益は「申告分離課税」が適用されます。申告分離課税はバイナリーオプションの利益額や年間所得に関わらず一律で「20.315%」となります。

【20.315%の内訳】

  • 所得税:15%
  • 住民税:5%
  • 復興特別所得税:0.315%

※申告分離課税は他の所得とは別に計算されるため、20.315%の税金はバイナリーオプションの利益にのみ適用されます。

国内バイナリーオプション税率計算方法

【計算方法】

  • 課税所得=バイナリーオプション利益-バイナリーオプションの経費
  • 税額=課税所得×20.315%

【バイナリーオプションで200万円の利益を得た例】

  • バイナリーオプションの経費例

バイナリーオプション用のPC:10万円
デスクや椅子:10万円
セミナー参加:10万円

  • 計算方法

利益(200万円)-経費(10×3万円)=課税所得(170万円)

課税所得(170万円)×20.315%税額(34万5355円)

海外のバイナリーオプション

海外のバイナリーオプションで得た利益は「雑所得」に分類され、総合課税が課せられます。総合課税は得た所得を全て合計して税額を計算する方法です。

※国内バイナリーオプションの利益は含まれません。

【全所得とは?】

  • 利子所得
  • 配当所得
  • 不動産所得
  • 事業所得
  • 給与所得
  • 譲渡所得
  • 一時所得
  • 雑所得

国内バイナリーオプションの税率と異なり累進課税が適用されるため、利益が出るほど税金が高くなります。また所得税額に2.1%の復興特別所得税や住民税も10%がかかります。

海外バイナリーオプション税率計算方法

【税額の計算方法】

  • 税額合計=所得税+復興特別所得税+住民税
  • 所得税=得金額×税率-控除額
  • 復興特別所得税=所得税×2.1%
  • 住民税=課税される所得金額×10%+均等割(自治体ごと)-調整控除額

【所得税率】

※課税される所得金額/税率/控除額

  • 〜1950000円/5%/0円
  • 1950001円〜3300000円/10%/97500円
  • 3300000円〜6950000円/20%/427500円
  • 6950000円〜9000000円/23%/636000円
  • 9000001円〜18000000円/33%/1536000円
  • 18000001円〜40000000円/40%/2796000円
  • 40000000円〜/45%/4796000円

【復興特別所得税】

  • 所得税額×2.1%

【住民税】

  • 市区町村民税:課税される所得金額×6%
  • 都道府県民税:課税される所得金額×4%
  • 均等割:自治体により異なる

海外バイナリーオプションで確定申告が不要な場合

海外のバイナリーオプションでは確定申告が不要な場合もあります。

給与以外の所得が20万円以下の場合

源泉徴収をしている会社員の年収が2000万円以下で、雑所得の合計が20万円以下の場合は確定申告が不要になります。

扶養内の家族で年間所得38万円以下の場合

扶養されている人は38万円の基礎控除があります。もし収入が海外バイナリーオプションのみで38万円以下である場合、所得が控除され税金を課されません。

※雑所得が38万円を超えた場合は扶養から外れる可能性があります。

バイナリーオプション節税対策3選

バイナリーオプションで利益を出した場合、以下の3つの方法で節税対策をすることをおすすめします。

  • ①経費精算を行う
  • ②繰越控除を行う
  • ③損益通算を行う

経費精算

バイナリーオプションでは経費として落とせるものがあります。従って経費精算をすると利益から経費分の金額が引かれ、課税額を減らすことができるのです。

領収書やレシートなどの領収書は、確定申告後7年間は保管しておきましょう。

バイナリーオプションでは以下の内容が経費として認められます。

【バイナリーオプションの経費】

  • 通信費:インターネットなど
  • 新聞図書費:書籍購入など
  • 消耗品費:筆記用具など
  • 参加費:セミナーや勉強会など
  • 旅費交通費:セミナーなどの旅費
  • 飲食代:情報交換会など
  • 家賃
  • 光熱費
  • 借金の利息
  • 取引手数料(スプレッドは対象外)
  • パソコン周辺機器の購入費
  • パソコン購入費

※バイナリーオプションに関連していないと経費として認められないため注意が必要です。

②繰越控除を行う

【繰越控除とは?】

バイナリーオプションなどで損失が出た場合、翌年以降の利益と相殺して課税対象となる金額を減らせる仕組みのことを指します。

バイナリーオプションは繰越控除が可能です。繰越控除は節税対策として最大3年間利用できます。

③損益通算を行う

バイナリーオプションは、他の金融商品との損益通算が認められています。申告分離課税に分類されるものであれば、合計して税金を計算できます。

例えばバイナリーオプションと損益通算ができる金融商品には以下のようなものがあります。

  • FX
  • くりっく365
  • 商品先物
  • 日経225先物
  • TOPIX先物

上記のような金融取引で損失が出た場合、バイナリーオプションの利益と相殺して節税対策ができます。

バイナリーオプションにおすすめの仮想通貨取引所

ビットキャッスル(bitCastle)は、海外仮想通貨取引所の1つであり、仮想通貨のバイナリーオプションを始めるにあたり特におすすめの取引所です。

ビットキャッスル(bitCastle)のバイナリーオプションは、世界最速の取引速度と高いペイアウト率で世界から注目を集めています。

ビットキャッスル(bitCastle)の詳しい内容はこちら

ビットキャッスル(bitcastle)のバイナリーオプションは、世界最速スピード&最短5秒で勝負が決まります。ユーザーの投資経験に合わせて取引が選べるため、投資初心者にもおすすめです。この記事では、ビットキャッスル(bitcastle)の魅力や取引全種類について解説しています。

ビットキャッスル(bitCastle)の特徴

仮想通貨取引所ビットキャッスル(bitCastle)の特徴を2点ご紹介します。

  • 取引手数料が無料
  • 高いセキュリティ性能

取引手数料が無料

ビットキャッスル(bitCastle)は手数料無料で取引ができます。

他の仮想通貨取引所では手数料が発生することがほとんどですが、ユーザーを第一に考えるビットキャッスル(bitCastle)では手数料という概念がありません。

バイナリーオプションの利益を最大限に出したい人におすすめの仮想通貨取引所と言えます。

高いセキュリティ性能

ビットキャッスル(bitCastle)はセキュリティ性能の高さに定評があります。

仮想通貨をオフライン上で管理するコールドウォレットを採用したことで、ハッキングを受けた場合でも被害を最小限に抑えられるセキュリティ環境が整っています。

ビットキャッスル(bitCastle)のバイナリーオプションは4種類

ビットキャッスル(bitCastle)で取引できるバイナリーオプションは4種類あります。

  • HIGH&LOW
  • HIGH&LOW Spread
  • Lightning
  • Lightning Spread

HIGH&LOW

規定時間後に価格が上がるか下がるかを予想します。具体的には「15分~1日」の時間内から選択し、予想が当たれば利益を得ることができます。

投資初心者から上級者まで楽しめるのが特徴です。

HIGH&LOW Spread

こちらはHIGH&LOWに比べて難易度が高い分、ペイアウト率が優遇されます。

規定時間後に価格が上がるか下がるかを予想する点では、HIGH&LOWとルールは変わりません。

しかしHIGH&LOW Spreadの場合、取引所が提示した価格を上回るおよび下回って利益が確定します。

【取引所が110円と提示していた場合】

例えば価格が101円のときにエントリーし「上がる」と予想し、規定時間後102円になっても利益を得ることはできません。

この場合、110円を超えない限り利益を得ることはできないのです。

Lightning

世界最速であり最短5秒で勝負が決まる仮想通貨のバイナリーオプションです。ユーザーが好きなタイミングでベット可能で、24時間取引できます。

最大のスパンは5分間でタイミングを見て利益を上乗せすれば、資産構築を簡単に成し遂げることも可能です。

Lightning Spread

Lightningの難易度が高くなったものがLightning Spreadで、こちらはバイナリーオプション上級者向けです。

取引所が提示した価格を上回るまたは下回ることが利益確定の条件となります。

ビットキャッスル(bitCastle)は日本の取引所とは異なった独自のサービスを今後も提供します。興味ががある方はぜひ登録してみてください。

登録はこちら

【まとめ】バイナリーオプションを行う際は賢く税金対策をしよう!

バイナリーオプションの概要や税金、確定申告などについてご理解頂けましたでしょうか。

バイナリーオプションの確定申告は適切に行わなければなりません。そのためバイナリーオプションで利益を出すことに併せて節税対策をすることが重要です。

バイナリーオプションの勉強だけでなく、確定申告や節税対策の知識も身につけて利益を最大限に上げてみませんか。

執筆者 西村大樹