2018年の確定申告泣けた?この微妙な仮想通貨市場の空気と新生活慣れした頃の展望とは

2018年の確定申告の締め切り日は3月15日でしたが、厳しい現実を味わった人も多いのではないでしょうか。2018年1月は仮想通貨が暴落したこともあり、タイミングが悪かった……と思っている人も多いかもしれません。

さらに、ネムハッキング事件がありました。このどちらからも大きな影響を受けて、2017年の利益をかなり減らしてしまった人が多いのではないでしょうか。それなのに納税をしなくてはならなくて泣きたい人も多かったでしょう。

ここでは、2018年に入ってからの仮想通貨市場から感じる微妙な空気と、今後の希望を込めた展望を相場歴10年以上の触覚で感じ取ってまとめました。

Twitterで仮想通貨関連の投稿のインプレッションが下がった

2017年8月くらいからTwitterでは「仮想通貨」とか「ビットコイン」などという単語が入った投稿のインプレッションが上がってきていました。

筆者は気が付くと、時々トレードをしながら投稿をしています。しかし、2017年春までは為替取引関連の投稿がメインだったのですが、2017年夏になる前には仮想通貨取引関連の投稿をするようになっていました。そんな中おもしろい動きを感じていました。

●2017年10月くらいからは「リップル」が人気ワード

すると、徐々に仮想通貨関連のインプレッションの数字が高くなりました。2017年の10月くらいからは「リップル」というワードのインプレッションが異常に高くなって驚きました。

たまたま、筆者がまたリップルが1円にもなっていなかった時にトレードをしたことがあることなどを投稿したら、一瞬でものすごいインプレッションになりました。

●2018年2月は「コインチェック」が人気ワードだったかも!

2018年2月は「コインチェック」というワードが入っている投稿のインプレッションが高かったです。コインチェックさんで筆者もネムを持っていましたから、ハッキング事件に関して投稿することも多かったです。

●2018年3月中旬は仮想通貨関連のワードに対する興味が薄い時期?

2018年3月中旬になりました。ネムは補償してもらえたこともあり、かなり満足した方もいるでしょう。諦めの気持ちも交じって、とりあえず一段落した感じに思っている方も多い気がします。

筆者がこの記事を書いている3月中旬、Twitterに「ビットコイン」とか「リップル」とかのワードを入れて投稿しても、そんなにインプレッションが高くならないことに気が付いています。

多分、残念ながら、現在失意の中にいる人や、まだ動かせないアルトコインを保有中で、最終的な損失がどのくらいになるのか確定していないので、トレードしたい気分でない人もいるでしょう。

それでは仮想通貨の話しは目が向かないのも当然ともいえます。これは自然な流れ、というか現象のような気がします。

そのようなことも、仮想通貨関連の話題のインプレッションが以前よりは落ちる原因になっているのかもしれませんね。

仮想通貨ブログのアクセス数で仮想通貨市場の人気度がわかる?

2017年は仮想通貨ブログがたくさん誕生していました。そして、Twitterには「×××@仮想通貨@××××××」とかいう似たような名前のアカウントが大量発生しました。筆者も@の前に仮想通貨とつけようと思いましたがやめました。

そして、筆者の雑多ブログでも、仮想通貨の話題は時々取り上げています。アフィリエイトもしています。それで、仮想通貨の記事を書いた時は人気があるということにはすぐに気がつき、仮想通貨の記事を多めに書くようにしました。

実際のところ、筆者のような時々仮想通貨記事を書く程度でもアクセスを稼げたので、仮想通貨特化ブログですと、かなり儲かってしまったのではないでしょうか。

●2月の暴落時には仮想通貨ブログのアクセスは停滞……

2018年2月に入ったころくらいから、ブログのアクセスが落ちました。その時に、思うことがあってTwitter検索をしてみたら、やはり同じようなことを投稿している方がいました。もちろん全ての人ではありません。

つまり、下げ相場になると仮想通貨ブログのアクセスが落ちると投稿していた人がいました。ブログなど、全ての人が同じ条件で更新しているわけではありませんから、簡単に比較できるものではないことは充分に理解しています。

ですから、あくまでも個人の感覚ですが、仮想通貨ブログは仮想通貨が暴落し始めたばかりの時は一時的にアクセスが増えます。多分、多くの人が不安だから検索をする人が増えるのでしょう。

しかし、暴落した状態が長く続いたり、更に暴落していく場合、アクセスが減るような気がします。

そして、また、相場が回復し始める少し前くらいから、徐々にアクセスが増えるような気がします。これはTwitterのインプレッションでも同じことがいえると、今までの例から感じでいます。

つまり、下げ相場が続く時には仮想通貨の話しは今は見たくないという人が増えるのか、アクセスが減る気はします。しかし、下げ止まったあたりくらいから徐々にアクセスが増える気がします。結構、皆、敏感なんですよ。

●3月は確定申告も仮想通貨人気が下火になっていた原因かも?

2018年の確定申告は3月15日が期限でした。それまで、忙しくしていた人もいるでしょう。筆者も睡眠時間を若干削って確定申告をしました。

今回の確定申告では、年初のビットコイン暴落からのアルトコイン全般の暴落、そして、コインチェックさんのネムハッキング事件があったので、かなり条件が悪い中で確定申告をしなければならなかった人も多かったでしょう。

そのような状況は時間もお金も不足気味で、仮想通貨トレードのほうに気が向かなくても不思議はありません。人のことは言えませんが、確定申告を自分で行う人はちょこちょこと帳簿くらいちゃんとつけておくべきですね。提出期限間際で慌てなくてすみますから。

仮想通貨に戻ってくる人は戻ってくるし他の投資に目覚める人もいる

確定申告が終わって時間ができたり、4月からの新生活に慣れて落ち着いたりすると、また仮想通貨トレードに戻ってくる人は戻ってくるでしょう。産休や育休が終わって職場復帰するかの如く相場復帰する人もいるでしょう。仮想通貨市場ではなく、株とか為替に興味を持つ人もいるかもしれません。

そして、新しく仮想通貨市場に入ってくる人もいるでしょう。そのころには仮想通貨市場が少し変化しているかもしれません。2017年と同じような若い相場とは違ってきている気がします。敗者復活戦にはいつでも参戦できます。大ダメージさえ受けなければ、億り人程度になるチャンスくらいは多くの人にあるはずです!楽しんでいきましょう。

執筆者 西村大樹