Phantasma(SOUL)の将来性は?特徴や購入方法を解説

Phantasma(SOUL)という仮想通貨を知っていますか?

メールやチャット、ファイルの保存といった個人間のやり取りをサポートするプラットフォームで使える仮想通貨です。

またサイドチェーンとしての機能も優秀で、処理速度が5,000tx/秒と速く、Neo(NEO)Ethereum(ETH)といった仮想通貨との相互運用性があり、他のブロックチェーンのスケーリングソリューションにもなりえます。

Google社やMicrosoft社など、今ではたくさんの企業が無料でメールやチャット、データのやり取りができるサービスを提供していますよね。

しかし一方で、こうした重要な情報を企業に預けるということに対して不安を感じる声もあがっていました。

そこで開発されたPhantasma(SOUL)は、安全性を保つために第三者の会社を介さず、ブロックチェーン上で個人間のやり取りができるように作られました。

他にも、ネット上の物に保証書をつける技術(NFT)によって不動産やアートなどをNFT化するサービスや、ゲームの提供もしています。

まだまだ認知度の低いコインではありますが、仮想通貨の市場が発展していく中で、新しい技術も加わった将来性のある通貨です。

そこで今回は、Phantasma(SOUL)の特徴や将来性について、最新ニュースを交えてお伝えします。

仮想通貨に興味のある人や、新しく仮想通貨の購入を検討している人は、ぜひ最後まで読んでください。

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Phantasma(SOUL)とは?

通貨名 Phantasma(ファンタズマ)
ティッカー名 SOUL(ソウル)
最大供給量(初期) 94,000,000SOUL
運営元 Phantasma team
公式サイト https://phantasma.io/
公式Twitter(通貨) https://twitter.com/phantasma_soul
公式Twitter(BC) https://twitter.com/phantasmachain

Phantasma(SOUL)は2019年10月にメインネットが作られました。

Phantasma(SOUL)はデュアルトークンシステムを利用しています。

デュアルトークンシステムとは?
2つのトークンを組み合わせてサービスを提供するシステム

ガバナンストークンであるPhantasma(SOUL)はメールやチャット、データの保存機能の利用時や、運営方針を決める時の投票権などに使います。

そしてもう1つのトークンが「PhantasmaEnergy(KCAL)」です。

PhantasmaEnergy(KCAL)は、Phantasma(SOUL)のトランザクションの手数料や新しくNFTを作り出す際に使用される通貨です。

2つのトークンを利用することで、取引の時にPhantasma(SOUL)を消費することなく持ち続けられます。

自動決済システムを導入しているので、決済手続きも速く手数料も安価なので、仮想通貨本来の目的である非中央権性も保たれやすいことを狙っています。

冒頭にお伝えしたように、Phantasma(SOUL)が提供するサービスは多岐に渡るので、今後も注目を集めていくと予想されています。

Phantasma(SOUL)の特徴

それでは次に、Phantasma(SOUL)の特徴についてお伝えします。

特徴はこちらの4つです。

  • ステーキング目的の通貨
  • オラクルサポートの構築
  • NFTのサポート性の高さ
  • 安全性の高いファイルの保存ストレージ

順番にお伝えしていきますので、ぜひPhantasma(SOUL)の特徴を知ってください。

特徴①ステーキング目的の通貨

Phantasma(SOUL)はデュアルトークンシステムを導入して、保有する数を減らさないようにするくらい、持ち続けることでメリットを得られるという特徴があります。

なんとPhantasma(SOUL)をステーキングすることで、PhantasmaEnergy(KCAL)が毎月配布されます。

ステーキングとは?
一定期間、一定額以上を預けることで通貨の長期保有者を増やし、ブロックチェーンの維持や仮想通貨の価値を高めるなど、システムの運用に貢献する仕組み
一定期間、預ける代わりに一定額の報酬が仮想通貨で支払われる

Phantasma(SOUL)は最低1SOULから預けることができ、24時間動かすことができません。

その分、預けた1SOULに対して1日0.002KCALを報酬としてもらうことができます。

50,000SOULを預けるとSoul Masterの称号をもらうことができ、1日100 KCALの報酬に加えて、プールされた125,000SOULを毎月均等に分けられることになります。

特徴②オラクルサポートの構築

Phantasma(SOUL)は、オープンソースのブロックチェーンなので第三者が開発に利用することができます。

自動決済システムに接続する際に、ブロックチェーン外の情報を必要とする場面があります。

そのため、Phantasma(SOUL)はプラットフォームを立ち上げてからすぐに、オラクルの組み込みがされることになりました。

オラクルとは?
仮想通貨で使われる「オラクル」はデータ参照のことを指す

Phantasma(SOUL)のサポートがあれば、天気予報やスポーツの試合結果といった外部データから情報を抜き出して、誰でもスマートデータを利用できるようになります。

開発者はPhantasma(SOUL)のオラクルを利用することで、簡単に様々な種類の分散型アプリケーション(Dapps)を作っていくことができます。

特徴③NFTのサポート性の高さ

Phantasma(SOUL)の中核機能はNFTのサポートです。

ブロックチェーンの中には、既存の構造にプラスしてNFTのサポートも行う、言わばオプション的な考えのものもありますが、こちらではサポート機能をメインにしていることから、幅広いサポートが可能です。

NFTを作り出し、作ったものを個人間で送信する機能を、特別なプログラミングによる指令がなくても利用することができます。

保存される形式は、所有者の名前を変更できるRAM(SNSのアカウントの名前を変えるようなイメージのもの)と、不変性を持つROMの両方の対応があります。

NFTの技術が有名になってきたことから、様々な人が簡単に利用をしているように見えますが、所有者が誰なのか、またそのNFT(作品など)の唯一性を証明する技術を作ることは簡単ではありません。

そのため、NFTを利用するには高額な初期投資が必要だと考える人も多いのですが、Phantasma(SOUL)を利用してNFT化する手数料は、取引決済にかかる料金以下(1NFTあたり0.00001ドル未満)の金額しかかかりません。

NFTを購入したい人が現れた時に必要に応じてNFT化することができるので、在庫を抱えることやコストだけかかるといったこともないので安心です。

そのため、自作したアートを実際に販売することで手数料の回収も簡単にできるため、費用対効果の高いサービスになっています。

また、Phantasma(SOUL)が行うサービスの中にNFTの売買ができるマーケットとしてGhostMarketを作っています。

特徴④安全性の高いファイルの保存ストレージ

Phantasma(SOUL)の提供しているオンラインストレージ(データ保存の機能)は、保存したファイルを一般公開することも、ファイルを暗号化して保存することもできます。

またサイバー攻撃をしかけようとしても、データが暗号化されてしまえば情報が洩れることもなく、また秘密鍵(本人確認証のようなもの)を自分で管理するので乗っ取りなどを防ぐ効果もあります。

注意が必要な点は、法人など大きなデータ保存よりも、個人利用者がストレージ機能を使うことを想定されている造りになっていることです。

プライバシーの保護を重視した個人が、写真や文章の保存をするような利用方法が最適で、ゲームファイルや映画などの長時間の動画の保存といった大きなデータを保存することには向いていません。

ただ、Phantasma(SOUL)のブロックチェーン上に第三者が大きな容量を保存するソリューションを作ることもできます。

Phantasma(SOUL)でストレージを購入をするのではなく、Phantasma(SOUL)を持っている数量に応じて割り当てされます。

各Phantasma(SOUL)につき40KBが割り当てられ、50,000SOULを保有した人は2GB相当をもらうことができます。

ただし、保有された数の合計によって毎年ストレージの大きさは調整されます。

またストレージに保存されているファイルが間違って削除されないように、データ保有目的の通貨がある場合は手放すことができず、反対に保存ファイルを削除するとステーキング状態が解除されるようになっています。

仮想通貨のステーキングについての詳細はこちらで紹介しています

近頃仮想通貨取引ついて調べるとよく目にするのがステーキング。調べてみるとアルファベットが並んでいたり、専門用語が多かったりでなんだか難しい作...

Phantasma(SOUL)の現在の価格推移

 



2020年2月1日の中では¥170~¥180の間で値動きしています。

現在、日本や外国の株価も下がっている状況なのですがPhantasma(SOUL)も1か月間の中で緩やかに値下がりしています。

Phantasma(SOUL)の提供しているサービスに興味のある方は、今は買い時だと思いますが、値上がりによる売買を考える方は少し様子見をする方が良いかもしれません。

Phantasma(SOUL)の今後と動向

2022年1月27日に、公式ページにてPhantasma(SOUL)が技術提供しているGOATi社が、AMD社Cudos社とパートナーシップを結んだことを発表しています。

技術力が評価されて新たなサービスが生まれていけば、当然通貨の価値も上がっていきます。

またPhantasma(SOUL)はステーキング報酬を他の人へ渡すことができますので、家族や友人のためにステーキングをしている人からの紹介で、家族や友人などの新規ユーザーが増える可能性もあります。

Phantasma(SOUL)を持つことで受けられるサービスの魅力と、こうした技術力を利用したサービスの開発などの注目度から、通貨の価値も上がっていくと考えられます。

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Phantasma(SOUL)の購入方法

Phantasma(SOUL)を購入できる取引所はこちらです。

  • Kucoin(クーコイン)
  • gate.io(ゲート)
  • Uniswap(ユニスワップ)
  • PancakeSwap(パンケーキスワップ)

日本国内にはPhantasma(SOUL)を取り扱う取引所がないため、購入は海外の取引所を介して行います。

海外取引所では日本円の扱いがない可能性がありますので、アカウントの開設後は国内の取引所からBitcoin(BTC)やEthereum(ETH)を開設したアカウントへ送金する必要があります。

また、公式ページで推奨しているウォレットはこちらの2つです。

  • Poltergeist(ポルターガイスト)
  • Ecto Wallet(エクト)

仮想通貨は取引所やウォレットを介して国内外関係なく気軽に送金できるので、仮想通貨を初めて買うという人も安心してくださいね。

まとめ

Phantasma(SOUL)のブロックチェーンは、メールやファイルの暗号化やストレージ機能、ゲームのプラットフォームとしての機能やNFT化する技術の提供を行っています。

そのサービスに使われるのがPhantasma(SOUL)です。

この技術を利用して、新たなサービスを作る会社もいるほど、今後も注目を集めていく可能性のある通貨です。

ストレージ機能や個人情報保護のための通信手段としても良いサービスなので、個人利用としても検討してみてはいかがでしょうか。

執筆者 西村大樹