「Moonbeam(GLMR)に仮想通貨としての将来性はありそう?」
「Moonbeam(GLMR)とMoonriver(MOVR)ってどう違うの?」
Moonbeam(GLMR)<ムーンビーム>といえば、Ethereum(イーサリアム)互換のブロックチェーン環境をサポートするプラットフォームで使われる仮想通貨(暗号資産)です。
2022年1月に海外の大手仮想通貨取引所Binance(バイナンス)へ上場したことから、気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、Moonbeam(GLMR)の特徴や将来性について解説します。Moonriver(MOVR)との違いについても説明しているので、投資を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
Moonbeam(GLMR)とは
通貨名・仮想通貨プロジェクト | Moonbeam |
単位 | GLMR |
プラットフォームの種類 | 分散型スマートコントラクトプラットフォーム |
ブロックチェーン | Polkdotのマルチチェーン |
開発 | PureStake |
最大供給量 | 1,000,000,000 GLMR |
現在の価格 | 約259円 |
時価総額 | 約52,225,081,150円 |
市場ランキング | 125位 |
公式サイト | https://moonbeam.network/ |
公式Twitter | https://twitter.com/moonbeamnetwork |
公式Telegramコミュニティ | https://t.me/Moonbeam_Official |
※2022年3月14日時点。
Moonbeam(GLMR)<ムーンビーム>は、Polkadot(ポルカドット)とEthereum(イーサリアム)、2種類のブロックチェーン間に完全な互換性をもたらすプロジェクトです。
また、GLMRはそのプラットフォームで発行される独自トークン(仮想通貨)で、取引手数料の支払いなどに利用されます。
開発したのは、ブロックチェーンインフラやツールを幅広く展開しているPureStake社。そのため、DAppsの構築をサポートするMoonbeam(GLMR)には、多くの企業が期待しているようです。
その証拠にMoonbeam(GLMR)は資金調達の段階から様々な企業から出資を受けていて、Web3財団からは助成金を二度も受け取っています。ブロックチェーンの投資会社や大手仮想通貨取引所からの信頼も高いので、投資家たちにとっても魅力的な銘柄と言えるでしょう。
また、Moonriver(MOVR)<ムーンリバー>という姉妹プロジェクトも存在します。名前が似ていることもあって混同しがちですが、投資する際は銘柄間違いに注意しましょう。
Decentralized Applicationsの略称。日本語では分散型アプリケーション。ブロックチェーン上でスマートコントラクト(プログラム)を動作させる仕組みを応用したアプリケーションのこと。
【関連記事】Moonriver(MOVR)の解説はこちら。
Moonbeam(GLMR)の特徴
Moonbeam(GLMR)<ムーンビーム>は、Polkadot(ポルカドット)系プロジェクトやインフラプロジェクトと呼ばれています。
機能としては、Moonriver(MOVR)<ムーンリバー>とほとんど同じ。投資する際はチェーンの違いなどを見比べるのがポイントです。
ここでは、Moonbeam(GLMR)の主な特徴を3つご紹介します。
特徴①Polkadotのパラチェーン
Moonbeam(GLMR)は、Polkadotのパラチェーンの一つ。パラチェーンとは、Polkadot(ポルカドット)の中心となるブロックチェーン「リレーチェーン」に接続するブロックチェーンのことです。
接続できるブロックチェーンは100個までと決められていて、スロットの使用権はオークションによって決められます。
今のところ、そのスロットの使用権を持つブロックチェーンは5つ。そのうちの一つがMoonbeam(GLMR)です。そう考えると、この銘柄がどれだけ期待されているのかが、良く分かるのではないでしょうか。
- Moonbeam(GLMR)
- Acala(ACA)
- Astar Network(ASTR)
- Parallel Finance(PARA)
- Clover Finance(CLV)
【関連記事】Polkadot(ポルカドット)の解説はこちら。
Moonriver(MOVR)との違いは?
Moonbeam(GLMR)の姉妹プロジェクトであるMoonriver(MOVR)は、Kusama(クサマ)のパラチェーンの一つです。
Kusamaは、Polkadotの実験的検証ネットワークとして利用されている仮想通貨プロジェクト。Polkadotでできることをほとんど実行できるのが大きな特徴です。
Kusamaはパラチェーン接続のための条件がPolkadotよりも低いことから、初期段階の仮想通貨プロジェクトに利用されます。つまり、Moonriver(MOVR)はMoonbeam(GLMR)のテストも兼ねていたというわけです。
【関連記事】Kusama(クサマ)の解説はこちら。
特徴②Polkadotの相互運用性でマルチチェーンを実現
Moonbeam(GLMR)は、Polkadotの持つ相互運用性によってクロスチェーン及び、マルチチェーン展開を実現しています。
相互運用性とは、異なるブロックチェーン間で資産を移動できるようにすること。クロスチェーンは異なるブロックチェーン同士をまたぐことを指し、マルチチェーンは異なるブロックチェーンネットワークで同じアプリケーションが使える環境を指します。
つまり、分かりやすく言えばPolkadotのパラチェーンであることによって、いろんなブロックチェーン間で仮想通貨(トークン)のやりとりができるということです。
ちなみにKusamaもPolkadotと同様に相互運用性を持つため、KusamaのパラチェーンであるMoonriver(MOVR)も同じ機能を備えています。
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特徴③Ethereum完全互換性を持つインフラ系プラットフォーム
Moonbeam(GLMR)は、Ethereum(イーサリアム)の完全互換性を持った分散型スマートコントラクトプラットフォームです。
具体的に説明すると、Ethereumチェーン上で開発したスマートコントラクト(契約を自動化する仕組み)などの機能やDAppsを、Polkadotチェーン上にあるMoonbeam(GLMR)でも活用できる環境をサポートしています。
スマートコントラクトの構築はEthereumで行なわれる場合が殆どなので、多くの開発者はEVM(Ethereum仮想マシン)向けのプログラミング言語を学んでいます。そのため、他のブロックチェーンでも開発したいけど、互換性がなくて学んだ言語が使えないという人は少なくありませんでした。
そんな開発者にとって、Moonbeam(GLMR)はまさにインフラ的な存在。DAppsが開発しやすくなり、Polkadotへの参入のきっかけにもなることから、ブロックチェーン分野でも期待されているプロジェクトと言えるでしょう。
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Moonbeam(GLMR)の現在の推移価格
Moonbeam(GLMR)は、2022年1月に仮想通貨取引所Binance(バイナンス)へ上場したばかり。まだ間もないため、大きな値動きは今のところ見られません。
姉妹プロジェクトのMoonriver(MOVR)と同じ値動きをすると予想されますが、そちらは下落を続けているのが現状です。そのため、何かきっかけがない限り、右肩上がりのチャートになるのは難しそうです。
Moonbeam(GLMR)の今後と動向
Moonbeam(GLMR)には競合が多いため、それらの仮想通貨プロジェクトが順調であればあるほど価格が伸び悩む可能性が高いです。
特に最近はEthereumよりも手数料(ガス代)の安いブロックチェーンが生み出され、イーサリアムキラーと呼ばれる銘柄もいくつか登場しています。そうなると、Moonbeam(GLMR)の基軸となっているPolkadotとEthereumの開発状況にも左右されるでしょう。
また、PolkadotのパラチェーンでEthereumの互換を狙っているプロジェクトは他にも存在します。そのため、今後はMoonbeam(GLMR)を利用してどんなDAppsが構築されていくかも重要なポイントとなりそう。
将来性を見極めるためにも、Moonbeam(GLMR)に投資をする際は、最新のパートナーシップをチェックしておくと良いかもしれません。
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Moonbeam(GLMR)の購入方法
Moonbeam(GLMR)は日本の仮想通貨取引所では取り扱っていません。そのため、海外の仮想通貨取引所やDEX(分散型取引所)などで購入する必要があります。
ただし、取引所によっては日本人向けサービスを停止しているところもあるようです。また、海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないため、リスクも踏まえたうえで利用しましょう。
- Binance(バイナンス)
- MEXC(エムイーエックスシー)
- Gate.io(ゲート)
- KuCoin(クーコイン)
- Kraken(クラーケン)
- Huobi Global(フォビ)
- Pionex(パイオネックス)
- OKX(オーケーエックス)
- Mandala Exchange(マンダラエクスチェンジ)
海外の仮想通貨取引所でMoonbeam(GLMR)を購入する手順は下記の通りです。
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- STEP.01口座開設
- 日本と海外、それぞれの仮想通貨取引所に口座を開設。
-
- STEP.02取引ペア
- 国内取引所でMoonbeam(GLMR)の取引ペアとなっている仮想通貨を購入。
※取引ペアとして一般的なのは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)です。
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- STEP.03海外送金
- 国内取引所から取引ペアの仮想通貨を海外取引所に送金して、Moonbeam(GLMR)を購入。
【関連記事】取引所を選ぶ際は、こちらも参考にしてみてください。
日本語対応の「bitcastle」で海外取引所に慣れよう
海外の仮想通貨取引所を利用することに不安を感じている人は、まず「bitcastle(ビットキャッスル)」に登録してみてはいかがでしょうか。bitcastleは日本語に対応しているので、最初はこちらで海外の取引所の雰囲気に慣れておくのもオススメです。
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【まとめ】Moonbeam(GLMR)の将来性はパートナーシップ次第
Moonbeam(GLMR)<ムーンビーム>は、Ethereum互換のブロックチェーン環境をサポートするプロジェクト。そして、GLMRはそのプラットフォームで利用される仮想通貨(暗号資産)です。
Polkadotのパラチェーンの一つで、クロスチェーン及び、マルチチェーン展開を実現しているのが特徴となっています。
インフラプロジェクトでもあるため、将来性についてはパートナーシップによるDAppsの開発次第と言えるでしょう。
執筆者 西村大樹