Play to earnやMove to earnなど、ゲームをプレイして仮想通貨を稼ぐ“ブロックチェーンゲーム”が流行っているのをご存じでしょうか?
これらのゲームは遊ぶだけで仮想通貨が稼げると話題になっており、タイトルによっては大金を稼げる可能性があることから、ゲーマーから投資家まで幅広い層のユーザーがプレイしています。
今回ご紹介するGMTはそんなブロックチェーンゲームの一つ“STEPN”のガバナンストークンです。
STEPNは歩くだけで仮想通貨が稼げるPlay to earnブロックチェーンゲーム。運動して動いた分が稼ぎになると健康志向のユーザーに大人気のゲームです。
本記事ではそんなGMTの将来性、STEPNとはどのようなゲームなのか、今後の価格動向などを詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
参考記事はこちら
目次
GMTとは
名称 | STEPN |
トークンシンボル | GMT |
公式ページ | https://www.stepn.com/ |
Discord | https://discord.com/invite/stepn |
X | https://twitter.com/Stepnofficial |
Youtube | https://www.youtube.com/channel/UCzgCFuyDV6083rnJwaGEK1w/videos |
GMTとは、ブロックチェーンゲームSTEPNのガバナンストークンです。ガバナンストークンとは、プロジェクトの運営方針の決定に影響を及ぼすトークンのことをいい、ガバナンストークンのホルダーには運営方針に意見できる特別な権限が与えられることもあります。
GMTは、STEPNの運営方針を決定するガバナンス投票に参加できるだけではなく、ゲーム内で利用するNFTの購入に使用したり、NFTにレベル上げにも利用できるなど、ユーティリティトークンとしての一面も持ち合わせています。
STEPNとは
ではGMTを発行しているSTEPNとはどのようなアプリなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
STEPNは動いて稼ぐMove to earnアプリ
STEPNとはSocialFiとGameFiを掛け合わせたMove to earnアプリです。Move to earnアプリとはM2Eともいい、その名の通り“動いて稼ぐ”ブロックチェーンゲーム全般のことを指します。
有名なMove to earnアプリにはSTEPN以外に“Walken”、“STEP”、“TEKKON”などがあります。
どのゲームも動いて稼ぐというゲーム性は変わらず、稼ぐ手段や稼ぎ方の難易度がゲームによって異なります。
中でもSTEPNは比較的稼ぎやすいMove to earnアプリとして知られており、初期投資も下がってきた今では、多くのユーザーがプレイしているブロックチェーンゲームです。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-15826/
STEPNの稼ぎ方はスニーカーを履いて運動する
STEPNの稼ぎ方はスニーカーを履いて運動するだけです。といっても、ここでいうスニーカーとはSTEPNのアプリ内で使用するNFTの名前です。
STEPNのプレーヤーはアプリ内のマーケットプレイスでスニーカーNFTを購入し、そのスニーカーを装備したうえで、ウォーキングやランニングをすると仮想通貨が稼げます。
スニーカーNFTのレベルやレアリティによって、同じ運動量でも稼げる仮想通貨の量に違いがあることが特徴で、よりレベル高いNFTほど多くの仮想通貨が手に入ります。
報酬として手に入るのはGST
STEPNで稼げる通貨はGSTというユーティリティトークンです。ガバナンストークンであるGMTを稼ぐにはレベル30以上のスニーカーNFTが必要となり、ゲーム序盤では運動で直接GMTを稼ぐことはできません。
ですのでSTEPNの基本的な稼ぎ方は、
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- STEP.01スニーカーNFTを購入
- スニーカーNFTを装備して運動する
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- STEP.02スニーカーNFTをレベル上げする
- 稼いだGSTを使ってスニーカーNFTのレベルを上げる
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- STEP.03高レベルスニーカーNFTを手に入れる
- 高レベルスニーカーNFTを使ってGMTを稼いでいく
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- STEP.04GMTを取引する
- 稼いだGMTを売却することで収益を得る
上記のようなゲームフローとなります。
ユーティリティトークンであるGSTは仮想通貨取引所に上場していないため、収益化にはGMTが必要です。どれだけ効率よくGMTを手に入れるかがSTEPNで稼ぐカギとなるでしょう。
STEPNの注意点
運動するだけで稼げるSTEPNですが、稼ぐためには初期費用やランニングコストがかかる点に注意が必要です。
まず初期費用関しては、ゲームをプレイするために必要なスニーカーNFTの購入コストです。STEPNを始めるには最初に必ずスニーカーNFTを購入しなければなりません。無料では始められないので注意しましょう。
次にかかるコストとしてはスニーカーNFTの修理代。一度購入したスニーカーNFTはずっと使えるわけではなく、適宜修理が必要です。
スニーカーNFTは稼いだ仮想通貨の量によって消耗し、一定量消耗すると修理をしなくてはなりません。修理をしていないスニーカーNFTではGSTが稼げなくなります。
STEPNで継続的に稼ぐためには、初期費用以外にも、スニーカーNFTを修理するランニングコストも用意しておくことが重要です。
その他のコスト
実はSTEPNはそれ以外にも発生するコストがあります。
- スニーカーNFTのレベル上げ
- ミステリーボックスの開封
- スニーカーNFTのソケット解放
- 新しいスニーカーNFTの作成(ミンティング)
- ジェムのアップグレード
STEPNをやりこむとそれなりにランニングコストがかかることが分かりますね。これはMove to earnアプリの課題といわれており、STEPN以外にも初期投資が必要であったり、ランニングコストがかかるゲームはたくさんあります。
STEPNだけが特別コストのかかるゲームというわけではありません。
GMTの特徴
GMTの特徴は次の3つ。
- ガバナンス投票への参加
- スニーカーNFTのレベル上げ費用
- インクリメントシステム
ガバンストークンでありながらSTEPNを進める上で重要な役割を果たすGMT。その特徴とユースケースを解説していきます。
ガバナンス投票への参加
ガバナンストークンとしてローンチされているGMT。STEPNの方針を決定するガバナンス投票への参加権があります。
しかし、投票に参加するためには一定期間GMTをロックしなければならず、保有するだけで投票に参加できるわけではないので注意が必要です。
ロック期間 | GMTの影響度 |
1か月 | 1 |
3か月 | 4 |
6か月 | 8 |
1年 | 16 |
2年 | 32 |
3年 | 64 |
ロック期間が長期になるほどGMT1つあたりの影響度が増すような設計となっており、長期的なホルダーほど影響力のある決定が下せる仕組みです。
スニーカーNFTのレベル上げ費用
GMTはガバナンス投票以外にもユースケースがたくさんあります。
中でも重要なユースケースが、スニーカーNFTのレベル上げです。STEPNでまとまった金額を稼ぐためにはスニーカーNFTのレベル上げは必須。GMTを使用しなければ特定のレベル以上のスニーカーNFTを作成することはできません。
特に運動でダイレクトにGMTを稼げるレベル30のスニーカーNFTを作るためには一定量のGMTが必要です。
ゲーム内トークンであるGSTを稼ぐと同時に、GMTも積極的に集めていきたいところですね。
インクリメントシステム
GMTの重要なユースケースにインクリメントシステムがあります。これはスニーカーNFTを強化するアイテム“ジェム”をレベルアップするときに使用するシステムです。
一定レベル以上のジェムを作成する場合にはGMTが必ず必要です。高レベルのジェムを手に入れるほどスニーカーNFTの収益性が向上し、マネタイズ効率が上がります。
しかし、ジェムのレベルアップは必ず成功するわけではありません。
レベル1~レベル5までのジェムは一定確立でレベルアップに失敗し、レベルアップに失敗するとレベル上げに使用したGMTは消失します。
レベルアップにGMTが必要なレベル4以降のジェムに関しては、規定コスト以上にGMTを消費する可能性があることを押さえておきましょう。
GMTの価格動向
GMTの価格動向は次の通り。
2023年10月の価格レンジは0.13ドル~0.20ドル。長らく低迷していたGMTですが、ここに来て、ややトレンドが上向いてきています。
とはいえローンチ当初4.00ドル付近の価格で取引されていたことを考えるとまだまだ安値圏からの脱出はできていません。
もしかしたら今回の上昇も一時的なものかもしれませんね。
GMTが安いことでメリットもある
しかし、GMTが安い現状は悪いことばかりではありません。STEPNのプレイヤーにとってはむしろ歓迎すべき事態でしょう。
基本的に何をするにもコストがかかるSTEPN。初期費用、スニーカーNFTのレベルアップ、インクリメントシステムの利用、スニーカーNFTの修理などGMTのユースケースは多岐に渡ります。
これがもし仮にGMTが1ドルで推移していたとすると、マネタイズするまでにかなりの投資が必要です。
実際、ローンチ当初のレートではスニーカーNFT1足が10万円近い価格を付けており、参入ハードルが高いことでも話題になりました。
しかし、現在は当時の1/10以上に価格が落ちているGMT。高レベルのスニーカーNFTでさえ数万円で購入できる水準に値下がりしています。
Play to earnがどんなものか試してみたいプレイヤーにとっては今がチャンスです。
上昇トレンドのきっかけは参入ハードルの低下が原因か
そう考えると現在のGMTの緩やかな上昇トレンドは、参入ハードルの下がったSTEPNに少しづつ興味を持つユーザーが増えてきている状態なのかもしれません。
2023年11月現在STEPNのダウンロード数は100万件以上。Google評価も4.6と悪くありません。
ここへきてトークン価格の下落はMove to earnアプリに興味があるユーザーにとってはまさに追い風です。
STEPNが注目されるのもうなづけますね。
トークンが安くなってしまうとマネタイズの面でどうしても不利になってしまうデメリットがあります。
しかし、この小さな上昇トレンドの原因がマネタイズではなく、Play to earnへの興味からくるものであったとしたら、将来的にかなり期待ができるトークンといえるでしょう。
GMTの将来性
STEPNのユーザー数が今後も順調に増えていくとすれば、GMTの将来性はとても高いでしょう。
STEPNはPlay to earnアプリがリリースされ始めたころに誕生した老舗のアプリです。ローンチ当初は画期的なアプリとして注目されていましたが、現在では類似のアプリを多くリリースされており、ライバルが増えてきている状態にあります。
そんな環境の中でSTEPNが勝ち抜ける武器があるとしたら“Play to earnの先駆け”というアドバンテージでしょう。
既に一定数のユーザーを獲得しているSTEPNは知名度もあり、他の新しいPlay to earnに比べて有利な立場にあります。
この利点を活かせれば今後もSTEPNの人気は拡大し、GMTの価値は上がり続けることでしょう。
GMTの将来性はアプリの人気と直結しているため、必ずしも期待できるできるとは言えないかもしれません。
それでも順調にユーザ数を伸ばしている現状を考慮すれば、投資する価値は十分にあると考えられます。
【まとめ】GMTはSTEPNのガバナンストークン
GMTはPlay to earnアプリSTEPNのガバナンストークンとしてローンチされました。アプリ内でのユースケースも多く、マネタイズを増やすには重要な役割を果たしますが、取引価格は低迷しています。
しかし価格の低迷は新規参入のハードルを下げ、多くのユーザーが気軽にSTEPNを楽しめる地盤を作っていると考えれば、悪いことばかりではありません。
ここから大人気アプリとして確固たる地位を築くのか、それとも衰退してしまうのか。将来性には期待できますが、過信はできない銘柄といえるでしょう。
GMTを買うならbitcastle
GMTの購入はBinanseやGEMINIといった仮想通貨取引所での購入が一般的です。残念ながら日本円での直接購入はできません。
そのため購入用のBTCやUSDTといった仮想通貨を用意する必要があるのですが、そのトークンの用意には仮想通貨取引所bitcastleがおすすめです。
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執筆者 西村大樹