【仮想通貨】BEAMとは?特徴や将来性を解説

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仮想通貨BEAMとは、匿名トランザクションや、スケーラビリティを実現する仮想通貨です。この技術は分散型ネットワークを普及させる上で非常に重要な技術であり、将来性の高さからいま注目の銘柄の一つです。

そこで今回は仮想通貨BEAMについて、特徴と将来性を詳しく解説します。

「BEAMの将来性が気になる」

「BEAMに投資しようか検討している」

といった方の参考記事となる内容です。

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BEAMとは

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名称 BEAM
トークンシンボル BEAM
公式ページ https://beam.mw/jp
GitHub https://github.com/BeamMW
Telegram https://t.me/BeamPrivacy
X https://x.com/beamprivacy
Substak https://beamprivacy.substack.com/
Reddit https://www.reddit.com/r/beamprivacy/
Discord https://discord.gg/BHZvAhg
Youtube https://www.youtube.com/@beamprivacy/videos
Anchor https://anchor.fm/beam-privacy
Forum https://forum.beam.mw/
BitcoinTalk https://bitcointalk.org/index.php?topic=5052151
Medium https://medium.com/beam-mw
CoinGecko https://www.coingecko.com/en/coins/beam
CoinMarketCap https://coinmarketcap.com/currencies/beam/

BEAMとは、匿名トランザクションとスケーラビリティを実現する仮想通貨です。プロジェクトの設計にはMimblewinble技術を利用。高いプライバシー保護機能と高速のトランザクションを実現しています。

日本では大手企業リクルートが出資したこともあり、一気に注目を集めました。

Mimblewinbleとは

プライバシー保護に注力しているBEAMが利用するプロトコル“Mimblewinble”。このプロトコルはネットワークのスケーラビリティを改善し、新しいProof of Workの仕組みを実装します。

ブロックチェーンでは、新しいトランザクションが発生すると、データをひとまとめにし、ブロックを形成。それをチェーン上につなぐという処理を行います。

このとき、新しいブロックを生成するためには情報の確実性の承認とブロック追加への合意(コンセンサス)が必要です。

ですが、コンセンサスは今までのブロックの情報すべてに対して行わなければならないため、トランザクションの量が増えるとブロックの生成遅延が発生。処理に時間がかかる“スケーラビリティ問題”が発生してしまいました。

そこでMimblewinbleはトランザクションの中身をコンパクトにし、処理を簡略化。匿名性とスケーラビリティ問題を改善します。

具体的な例を一つ挙げるとすれば、お金の流れが分かりやすいでしょう。

Aさんは母親と父親から預かったお金をBさんに振り込みました。ブロックチェーンの従来の仕組みであれば、母親と父親がAさんにお金を渡すところからトランザクションが発生しますが、Mimblewinbleではこの部分のトランザクションをカット。

AさんからBさんに送金したという事実だけがトランザクションとして記録されます。

最終結果だけをトランザクションとすることで、コンセンサスする情報を減らし、処理をコンパクト化。さらに途中経過を不透明にすることで第三者に詳細情報が見られない仕組みになっています。

用語補足:トランザクション

トランザクションとは、ブロックチェーンに送られた取引のルールを記載したデータのことを言います。

たとえば、ブロックチェーン上でAさんからBさんに100万円を送金したとすると、トランザクションの中身にはAさんからBさんに100万円を送金するためのルールが記載されています。

他にもブロックチェーンゲームのトランザクションであればゲーム内での取引や、処理動作、NFTであれば保有者の移転情報などがトランザクションとしてブロックチェーンで処理されます。

用語補足:スケーラビリティ

スケーラビリティとはブロックチェーンの拡張性を意味しています。

おもにブロックチェーンネットワークにかかる負担の度合いを示す指標として用いられ、スケーラビリティ問題とは、ネットワーク利用者の増加によりブロックチェーンにかかる負担が大きくなることを言います。

スケーラビリティ問題を改善しない場合、トランザクションの遅延や手数料(ガス代)の増加などが発生し、ユーザービリティが極端に低下することから解決すべき最優先課題として取り組まれれています。

BEAMの特徴

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ビームの特徴は次の3つ。

  • 世界初のMimblewinbleを利用したブロックチェーンプロジェクト
  • Dandelion Technologyを採用
  • DeFiプラットフォームを併設

順番に見ていきましょう

世界初のMimblewinbleを利用したブロックチェーンプロジェクト

BEAMは世界で初めてMimblewinbleをネットワークプロトコルに採用したブロックチェーンプロジェクトです。

Mimblewinbleの特徴である匿名性・スケーラビリティを改善改善する特徴を活かして、BEAMはプライバシー保護に特化したプラットフォームを形成しています。

BEAMを利用いた取引ではダイレクトに送金できる

BEAMを利用した取引では当事者がダイレクトに送金を行い、匿名性の高い取引が可能です。Mimblewinbleを利用したBEAMの取引では、相手先のウォレットのアドレスを指定する必要がありません

取引は送金側と受け取り側の双方がウォレットを接続するだけで簡単に取引が完了します。

実際に取引する相手との直接のコミュニケーションが必要になりますが、同時にネットワークに接続している必要はないため、送金側は好きな時に送金し、受け取り側も任意のタイミングで受け取りを完了できます。

これにより、指定した送金アドレスを間違えたことによる“セルフGOX”のリスクを低減し、P2Pによる匿名性の高い取引が可能になります。

 セルフGOXとは、間違ったアドレスに送金したことにより、仮想通貨を失うことを言います。セルフGOXが発生した場合、その仮想通貨が戻ってくる可能性は低く、送金の際には最も気を付けなくてはならないミスのひとつ。

Mimblewinbleを利用するとトランザクションをコンパクトにできる

さらにBEAMはMimblewinbleを活用し、トランザクションを縮小。スケーラビリティも改善しています。

これはトランザクションカットスルーという技術を利用して、重複したトランザクションをカット。結果だけをトランザクションとして記録することで、ブロックチェーンの負担を軽減しています。

トランザクションスルーの具体的な例としては先ほどのMimblewinbleの仕組みの中の水色の部分に相当します。

水色部分のトランザクションは“Aさんに送金、その後AさんはBさんに送金”というトランザクションが重複しているため、省略。AさんからBさんに送金という部分だけトランザクションとして記録します。

Dandelion Technologyを採用

BEAMではさらに匿名性を高めるためにDandelion Technologyという技術を採用しています。

Dandelion TechnologyとはGiulia Fantiによって提唱されたプロトコルで、トランザクションの起点を特定できないようにする技術です。

トランザクションが発生すると、まずはStem Phase(ステムフェーズ)と呼ばれるフェーズにて、ランダムに選ばれたピアにトランザクションを送信。その後Fluff Phase(フラッフフェーズ)にてすべてのピアへ送信され、トランザクションが完結します。

すべてのトランザクションはステムフェーズから始まりますが、どのタイミングでフラッフフェーズに移行するのかはランダムで決まります。

そのため、起点となるトランザクションがどのタイミングのステムフェーズに含まれていたかが分からなくなり、攻撃者はトランザクションの発生場所の断定が難しくなります。

DeFiプラットフォームを併設

BEAMではその高い匿名性とスケーラビリティによって非常に気密性の高いDeFiプラットフォーム“BeamX”を展開しています。

BeamXでは仮想通貨取引をはじめ、気密性の高い資産保持機能、仮想通貨の自動マーケット運用など、仮想通貨取引に関する金融取引を幅広くカバーしています。

公式ページでは既にアプリケーションが公開されているので気になる方はダウンロードしていてはいかがでしょうか。

参考記事はこちら

「DeFiとはそもそも何?どのような特徴があるの?」 「DeFiで仮想通貨を稼げるの?」 UniswapやMakerDAO、Compou...

BEAMの価格動向

BEAMの価格動向は次の通り。

 

一時は120ドルを超える価格を付けていたBEAMですが、このところは価格が低迷。最近の価格レンジは22.8ドル~27.8ドル付近で推移しています。

2023年8月から2024年1月までの5か月間では30ドル付近に強めなレジスタンスラインが発生。これ以上の高値を付けるにはかなり強い勢いが必要です。

今後の価格動向

BEAMの今後の価格動向はしばらくはレンジ相場が続くと思われます。一時はリクルートからの投資もあり活気のある銘柄でしたが、2023年から2024年にかけての1年間では緩やかに下降を続け、出来高も減少傾向にあります。

ユーザーニーズが拡大するようなビックニュースあれば、再び大きな上昇見せる可能性も考えられますが、今のところはレンジ相場が続くでしょう。

とはいえ、将来性を考えれば大きな下落もなさそうなので、値下がり時にはお買い得な銘柄かもしれません。

BEAMの将来性

BEAMの将来性のイメージ画像

BEAMの高い匿名性とプライバシーが保護されたプラットフォームは非常に将来性の高い技術です。

特にトランザクションの起点を攻撃者に判別させないDandelion Technologyの活用は、DEXのセキュリティ性能を更に高いものに引き上げています。

今はまだ仮想通貨取引が一般的ではなく、一部の人間にしか恩恵の無いBEAM技術ですが、DEXの普及につれてその重要性が見直されるでしょう。

【まとめ】BEAMは匿名性の高い取引を可能とするプラットフォーム

BEAMはMimblewinbleとDandelion Technologyを用いた匿名性とスケーラビリティを改善する仮想通貨です。

プライバシーを保護し、スケーラビリティの改善、セキュリティ性能の向上を狙ったこのプラットフォームは、DEXの運用に対して高い効果を発揮します。

BEAMが提供するDEX“BeamX”は気密性の高い資産の保存機能、仮想通貨の運用システム、トークンのレンディング機能など、多くの金融取引や商品をサポートしています。

既にスマホ版、ブラウザ版の双方でアプリを公開してるBEAMはいずれ高い認知度を誇る仮想通貨プロジェクトとなるでしょう。

将来性の高い仮想通貨を探している方におすすめです。

BEAMを購入するならbitcastleを利用しよう

BEAMは残念ながら日本円では購入できません。DEXや公式ページ、から購入する方法が一般的です。

特にDEX利用したスワップは非常に簡単に購入できるのでとてもオススメ。

スワップとは、BTCやETHを使って仮想通貨同士を交換する購入方法で、海外の取引所を利用するときにはスワップが基本です。

しかし、スワップは交換元となる仮想通貨を用意しなくてはならないため、事前に仮想通貨を購入する取引所を準備する必要があります。

このときおすすめな取引所がbitcastle。

bitcastleはメールアドレスと本人確認書類をメールで送信すればすぐに口座開設が完了。クレジットカードを利用して直接仮想通貨を購入できるため大変便利です。

bitcastleは海外取引所ですが、運営元は日本人が経営している企業です。そのため日本人ユーザーに使いやすい仕様になっているのもうれしいですね。

口座開設はスマホですぐに完了します。是非利用してみて下さい。

執筆者 西村大樹

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