仮想通貨Venus(XVS)の将来性は?DeFiのレンディングを解説

「Venus(XVS)はどこで発行される仮想通貨なの?」
「Venus(XVS)を利用したいけど将来性はある?」

Venus(XVS)<ヴィーナス>といえば、レンディングプラットフォーム「Venus」と、そこで使われる仮想通貨(暗号資産)のことです。

レンディングはDeFi(分散型金融)の一つですが、DEX(分散型取引所)との違いが分からないという人は意外と多いのではないでしょうか。

この記事では、Venus(XVS)の特徴や将来性について解説します。DeFiで資産運用や投資を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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Venus(XVS)とは

Venusの見出しと金星のイメージ画像

通貨名 Venus(ヴィーナス)
単位 XVS
プラットフォーム Venus(ヴィーナス)
ブロックチェーン Binance Smart Chain
現在の価格 約882円
時価総額 約10,535,346,700円
市場ランキング 382位
公式サイト https://venus.io/
公式Twitter https://twitter.com/VenusProtocol
公式Telegramコミュニティ https://t.me/VenusProtocol

※2022年1月25日時点。

Venusの公式サイト画像

Venus(XVS)<ヴィーナス>の正式名称は、Venus Protocol(ヴィーナス・プロトコル)。略して「Venusl(ヴィーナス)」と呼ばれるのが一般的です。

「Venusl」はレンディングプラットフォームと、そこで発行・利用される独自トークン(仮想通貨)の2つを指します。

レンディングとは、貸し借りのこと。つまり、「Venus」は仮想通貨の貸し借りを扱う銀行のようなサービスを行なっているというわけです。

これは、仮想通貨を利用した金融サービス「DeFi(分散型金融)」の一つ。有名なDeFiにはDEX(分散型取引所)がありますが、サービス内容が異なります。

DEXは仮想通貨のスワップ(交換)機能や、ユーザーが保有する仮想通貨を運用する機能の提供が主なサービス。それに対してレンディングは「資産を貸したい・借りたい」という双方の需要にフォーカスしているのがポイントです。

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Venus(XVS)の特徴

Venus特徴の見出しと金星のイメージ画像

Venus(XVS)<ヴィーナス>は、Binance Smart Chain(バイナンススマートチェーン)上に構築されたプラットフォーム。そのためBSC上のDeFiと相性が良く、DEX「PancakeSwap(パンケーキスワップ)」とあわせて利用する人も多いようです。

ここでは、Venus(XVS)の主な特徴を4つご紹介します。

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特徴① 高い利回りで仮想通貨を貸し出し

レンディングプラットフォーム「Venusl(ヴィーナス)」では、仮想通貨を貸し出しすることによって、リターンを受け取ることができます。

なかでも大きな特徴は、仮想通貨の利回りに加えて、独自トークン「XVS」を獲得できること。

実は仮想通貨を貸し出してリターンを得るレンディング機能自体は、仮想通貨取引所にもあります。ただし、この場合は預け入れた分の金利しかもらえません。

それに比べて「Venusl」は、預け入れた分の金利とあわせて、XVSトークンという金利も得られる点が魅力。つまり、同じ金額を貸し出しても、利回りが高くなりやすいというわけです。

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特徴② 仮想通貨を借りて更にそれを運用可能

「Venusl(ヴィーナス)」は、預けた資産を担保にして仮想通貨を借りることができます。そして、この借りた仮想通貨を更にイールドファーミング(流動性マイニング)で運用し、XVSトークンを得られるのが特徴です。

イールドファーミングとは、流動性プールに仮想通貨を預けて流動性を提供することにより、利息を得ること。借りることができる額の上限は預けた通貨の額の最大60%なので、少ない資金でも大きな利益を出すことができます。

仮想通貨を借りる以上、利息を支払う必要はあるものの、XVSトークンの金利付与分を考えると実質無金利で借りられると言ってもいいでしょう。

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特徴③ ステーブルコイン「VAI」を発行して運用

「Venusl(ヴィーナス)」は預けた仮想通貨を担保にして、独自のステーブルコイン「VAI」を発行することができます。

「VAI」の利点はボラティリティ(価格変動率)が小さいこと。なぜなら、米ドルと価格が同期するように調整されているためです。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を預けてステーブルコインに変換できるのは、「Venusl」の強みの一つ。また、「Venusl」内で「VAI」を運用することにより、XVSトークンを獲得することもできます。

ステーブルコインとは?
取引価格が変動しないように設計された仮想通貨のこと。ステーブル=ホチキスのことで、固定を意味している。主に法定通貨担保型、無担保型(アルゴリズム型)、仮想通貨担保型の3種類がある。

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特徴④ トークンを保有して投票に参加

「Venusl(ヴィーナス)」で発行されるXVSトークンは、運営方針などを決定するガバナンストークンとなっています。そのため、XVSトークンを保有することによって、下記のような提案作成や投票ができる点が魅力です。

  • エコシステムへの仮想通貨の追加
  • ステーブルコインの変動金利の決定
  • プログラムの改修・運営に関する投票

ちなみに、ガバナンスへの提案を作成するために必要なXVSトークンは最低30万XVS。また、承認されるためには最低60万XVSが必要です。

更に、「Venusl」は定期的にエアドロップを実施しているのが嬉しいところ。XVSトークンを保有しているだけで、「VRT」という仮想通貨を無料でもらうことができるようです。

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Venus(XVS)の現在の推移価格

 

Venus(XVS)は、2021年5月に大幅に下落しています。

これは、テスラ社およびスペースXのCEOであるイーロン・マスク氏が、ビットコイン(BTC)のエネルギー消費量が多いことに対して否定的なツイートをしたことによるものでしょう。当時はビットコインをはじめとした、多くの仮想通貨の価格が一気に下落しました。

また以前のような価格に戻るのではないかとVenus(XVS)に期待をしている人も多いですが、現状はなかなか厳しいようです。なにかきっかけがあれば急騰しそうではありますが、今のところはプロジェクトの活動も停滞気味なので可能性は低いと思われます。

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Venus(XVS)の今後と動向

Venus今後と動向の見出しと金星のイメージ画像

Binance Smart Chain(バイナンススマートチェーン)上に構築されたプラットフォームが充実しはじめた近年、BSC系DeFiの経済圏が形成されつつあるという見方もあります。

そのため「相乗効果でVenus(XVS)にも良い影響があるのではないか」という期待を持っている人は、意外と多いのではないでしょうか。

現在における「Venus」の競合プロジェクトとしては、イーサリアムチェーン上に構築されたプラットフォームである「Compound」「AAVE」「MakerDAO」が挙げられます。ETH系は大きな金額を運用する投資家が多く圧倒的なシェアを誇るため、今後はいかにしてシェアを奪うかが重要となりそうです。

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Venus(XVS)の購入方法

Venus購入方法の見出しと金星のイメージ画像

Venus(XVS)は日本の仮想通貨取引所では取り扱っていません。そのため、海外の仮想通貨取引所やDEX(分散型取引所)などで購入する必要があります。

ただし、取引所によっては日本人向けサービスを停止しているところもあるようです。また、海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないため、リスクも踏まえたうえで利用しましょう。

Venus(XVS)を購入できる取引所 一例

  • Binance(バイナンス)
  • Gate.io(ゲート)
  • Bithumb(ビッサム)
  • KuCoin(クーコイン)
  • Pionex(パイオネックス)
  • Pancakeswap(パンケーキスワップ)
  • ApeSwap (エイプスワップ)

海外の仮想通貨取引所でVenus(XVS)を購入する手順は下記の通りです。

  • STEP.01口座開設
    日本と海外、それぞれの仮想通貨取引所に口座を開設。
  • STEP.02取引ペア
    国内取引所でVenus(XVS)の取引ペアとなっている仮想通貨を購入。
    ※取引ペアとして一般的なのは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)です。
  • STEP.03海外送金
    国内取引所から取引ペアの仮想通貨を海外取引所に送金して、Venus(XVS)を購入。

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  • 大半の通貨をコールドウォレットで保管
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bitcastleではまだVenus(XVS)を取り扱っていませんが、今後上場する可能性もゼロではありません。ぜひ今のうちに登録しておいてみてはいかがでしょうか?

無料でデモトレードも体験できるので、気になる方はぜひ試してみてください。

【まとめ】仮想通貨Venus(XVS)の将来性はBSCの発展次第

Venus(XVS)<ヴィーナス>は、レンディングプラットフォーム「Venus」と、そこで発行・利用される独自トークン「XVS」のことです。

「Venus」はDeFi(分散型金融)の一つで、仮想通貨(暗号資産)を貸したり借りたりできる銀行のようなサービスを行なっています。

Binance Smart Chain(バイナンススマートチェーン)上に構築されたプラットフォームなので、BSC系のDeFi(分散型金融)の発展によって今後の需要が高まっていくと考えられるでしょう。

執筆者 西村大樹