「バイナリーオプションを始めてみたけど全く勝てない」
「バイナリーオプションはギャンブルだから勝ち続けるのは無理と言われた」
短時間で大きな利益を獲得することができるバイナリーオプションは、その投資方法から「勝てない」「ギャンブル」といったネガティブなイメージが先行しがちですが、バイナリーオプションは有効な手法を使えば勝率を上げることができる「投資」です。
本記事ではバイナリーオプションで勝率を上げるためのポイントとチャート分析の基本を解説し、バイナリーオプションに有効な具体的な手法を3つ紹介します。
バイナリーオプションで勝てる方法を知りたい!勝率を上げる方法はないの?という方は是非参考にしてみてください。
目次
バイナリーオプションとは
勝率を上げるためにはまずバイナリーオプションについて深く理解することが大切です。
バイナリーオプションは対象の取引商品が為替であることが多く、FXと混同されがちですが、それぞれの取引方法は全く異なるものなので、「FXとは違う取引である」ということを改めて認識しておかなくてはなりません。
FX解説書を読んで勉強したとしても参考にはなりますが、まったく同じ手法はバイナリーオプションで有効とは言えません。
バイナリーオプションの勝率が上がらない理由の一つには、「バイナリーオプションについてよく理解していなかった」ということもあるので、まずはバイナリーオプションについて詳しく解説します。
バイナリーオプションのルール
バイナリーオプションは取引対象の商品(為替や仮想通貨など)が一定時間後に上がるか下がるかの二択を当てる取引商品です。
バイナリーオプションを購入し、判定時間が経過した時点で予想通りの結果になっていた場合は「ペイアウト(報酬)」を受け取ることができます。反対に予想と外れてしまうとペイアウトは受け取れず、バイナリーオプションの購入金額が損失額になります。
判定
ペイアウトが発生する判定条件は業者によって様々で、ペイアウト率も変動します。ペイアウトが発生する条件とペイアウト率の関係は業者によって異なるので、判定ルールをよく確認して、なるべく不利の無いルールで取引しましょう。
ペイアウト率はユーザーに不利な条件になるほど高くなる傾向にあり、ペイアウト率が2倍を超えるようなルールでの取引はあまりお勧めできません。
以下では仮想通貨のバイナリーオプション取引ができる「bitcastle」の判定条件とペイアウトの紹介をしていきます。
判定条件 | ペイアウト | 特徴 |
High/Low | 掛け金の1.8倍 | 価格の上下を予想するだけのオーソドックスなルール |
High/LowSpread | 掛け金の1.9倍 | スプレッド分不利な価格で予想する取引 |
Lightning | 掛け金の1.8倍 | 最短5秒で判定される |
LightningSpread | 掛け金の1.9倍 | Lingtningのスプレッドありバージョン |
上記表を見るとペイアウト率は1.8~1.9に設定されているので、勝率50%では資金が減り続けることが確認できるかと思います。つまりバイナリーオプションで資金を増やすためには2択の予想を最低でも55%以上の精度で当てる必要がある為、適当な取引では絶対勝てない仕組みになっています。
仮想通貨でバイナリーオプションをするなら「bitcastle」がおすすめ
「bitcastle」は最も安く、最も早く、最も安全な仮想通貨取引所です。
業界最速の5秒判定で取引ができるのはbitcastleのLightningだけなので、超短期でバイナリーオプションを始めたい方にお勧めです。
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テクニカル分析に重要なローソク足の見方
バイナリーオプションで勝率55%以上をマークする為にはテクニカル分析が重要です。テクニカル分析とは過去の値動きの傾向から未来の値動きを予測する分析方法で短期取引には有効な分析方法とされています。
テクニカル分析は主に「ローソク足」と呼ばれるチャートを利用しますが、ローソクの形にはそれぞれ意味があり、それらを理解することで取引精度の向上が期待できます。
以下では基本的なローソク足の見方と覚えておきたいローソクの形を詳しく解説するので是非参考にしてみてください。
ローソク足の構成
ローソク足はある決められた時間の値動きをローソクのような図にして表したもので、5分足と言えばローソク足1本が5分間の値動きを示し、1時間足と言えばローソク足1本が1時間の値動きを示します。
ローソク足には2種類存在し、始値より終値が高い足を「陽線」、始値より終値が安い足を「陰線」と言います。ローソクの上下に描かれている「ヒゲ」はローソク足が完成するまでの間に付けた最高値と最安値を結んで直線を引いたもので、上ヒゲや下ヒゲと言います。
バイナリーオプションではかなり短期的な値動きを予測する為、特定のローソク足の形が確認出来たらエントリーするという方法だけでも勝率の向上が見込めます。
出現すると要注目のローソク足の形状
バイナリーオプションでは特定のローソク足の形状が出た時にだけエントリーを行う手法が基本戦略になります
長期的な視点でバイナリーオプションを取引してしまうと、「方向性はあっているのに判定時間までに目的のレートまで届かず負けてしまった」ということがよくあります。
短期目線で分析することを心がけて、次のローソク足の形がどうなるかを意識してエントリーすることがバイナリーオプションで勝率を上げるコツとなります。
以下では出現時には注目したい、具体的なローソク足のパターンを2つ紹介します。
①ピンバー
始値と終値がとても近く、上ヒゲもしくは下ヒゲのどちらかがとても長いローソクの形状をピンバーと言います。
この形はどちらかに大きく価格が伸びたが、結局始値近くまで戻ってきてしまったためにできる形で、長いひげの先がレジスタンス(上昇抵抗)もしくはサポート(下降支持)になっている可能性があります。
トレンドの天井でピンバーが確認ができるとトレンド転換を示唆している可能性が高いと判断できるので以降のローソクは陰線である可能性が高くなります。
②大陽線・大陰線
ヒゲが短く実態が大きい陽線または陰線のことを言います。
このローソク足は大きな値動きがあったときに出現し、経済指標発表時や意識されていたレジスタンスラインもしくはサポートラインを抜けた時に多く見られます。
特にレジスタンスラインやサポートラインを大きく抜ける形で大陽線や大陰線が形成されると、ローソク足が伸びた方向にトレンドが強くなる傾向があるので注目したいローソク足の一つとなります。
特にトレンド発生の初期でこのローソクが確認できた場合はトレンド方向に逆らわないトレードが有効となり、大陽線が発生した次は陽線、大陰線が発生した次は陰線が出現する傾向にあります。
テクニカル分析の精度を向上させる「インジケータ」
チャートの分析にはインジケータと呼ばれる分析ツールの使用が欠かせません。取引の手法はローソク足のパターンとインジケータの両方を合わせて確認することで分析の精度を高めています。
以下では基本的なインジケータの解説をしていきます。
移動平均線
紫:短期移動平均線
赤:中期移動平均線
青:長期移動平均線
移動平均線とはローソク足の終値(始値の場合もあり)の平均を描写したもので、トレンド方向を分析をするときに利用する代表的なインジケータになります。
平均を取る期間は任意に設定でき、一般的には5本、25本、75本の3本の線を表示することで短期、中期、長期のそれぞれのトレンドを確認することができます。
簡単な移動平均線の見方
移動平均線は任意の期間での平均をグラフにしています。短期の移動平均線は直近の値動きに反応しやすく、長期になるにしたがって直近の値動きに反応しにくい性質があります。
3つの移動平均線の並びや向きからトレンド方向を分析しますが、ここでは代表的な移動平均線のパターンである「パーフェクトオーダー」を例にして説明します。
パーフェクトオーダーとは強いトレンド発生を示唆する移動平均線の並びであり、上から短期線、中期線、長期戦の順に並び、すべて同じ方向を向いている状態のことを言います。
この状態が発生すると相場は一方向に動きやすくなるのでトレンドに沿ったエントリーを繰り返すことで勝率向上につながります。
トレンドライン
紺色:レジスタンスライン
水色:サポートライン
赤色:上昇トレンドライン
トレンドラインとはチャートのレジスタンスやサポートになっているところに引く水平線やローソク足の安値を結んで斜めに引いた直線のことをいいます。
トレンドラインをテクニカル分析に取り入れるメリットはシンプルで直感的に判断しやすい分析方法という点が挙げられます。
特にレジスタンスラインやサポートラインが明確に引けるポイントではトレンドの転換になる可能性が非常に高く、水平線を引くだけで複雑なインジケータ以上の効果を発揮します。
トレンドラインは自由にラインを引くことができる分、有効な線を引くにはコツが必要ですが、まずは高値を結ぶレジスタンスラインと安値を結ぶサポートラインの2つを意識するだけで有効なラインを引くことが出来るでしょう。
テクニカル分析やインジケータは他にも多数の種類が存在します。その他のテクニカル分析の方法について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
その他のテクニカル分析の参考記事はこちら
バイナリーオプションで有効な具体的手法3パターン
それでは実践編です。バイナリーオプションは瞬間の値動きが大切になります。この項目では次のローソク足が読みやすいパターンを3種類紹介しますので、初心者の方はこのポイントだけに絞ってエントリーすることで高勝率が期待できます。
パターン①上昇トレンドで、パーフェクトオーダー中にピンバーが出現した場合
上昇トレンド形成中で、パーフェクトオーダーでありながらピンバーが出現すると、急落示唆、トレンド転換の予兆となります。
上の図はパターン①で有効な移動平均線とローソク足の組み合わせです。円で囲ったポイントで必ず急落しているのが確認できると思います。これらはすべてパーフェクトオーダー中にピンバーが発生した例で、発生直後に下落が始まっていることが分かります。
特に注目したいところは「短期の移動平均線から離れた位置でピンバーが発生すると早いタイミングで下落する」という部分です。
一番左の円では短期の移動平均線に近い位置でピンバーが発生したことから下落に少し時間がかかっていますが、真ん中と右の円は短期の移動平均線から離れている為、ピンバー発生からの下落が早いことが分かります。
この傾向の理由は価格は平均値に戻るという相場の性質によるもので、平均からの乖離が大きいほど反対方向への力が大きくなるので、急落する確率が上がります。
ピンバーが起点のトレンドは強弱がはっきりせず、短期のトレンドになることが多いですが、発生から値動きまでのタイムラグが少ないのでバイナリーオプションでは注目したいポイントになります。
パターン②長い下ひげが連続して出現
長い下ひげが連続して出現するとその後は早いタイミングで上昇に転じる可能性が高くなります。
このローソク足の形状は出現頻度はあまり高くないですが、中期または長期の下降トレンドの終盤に確認できると、本格的なトレンド転換の前に短期的な上昇が見込めます。
上のチャートを見ると水色のサポートラインを強く割り込むことが出来ずに反発を繰り返していることが分かります。ピンバーと違うのは複数の下ヒゲを確認してからエントリーポイントを判断しているので、上昇に転じるまでにやや時間がかかっていることです。
もちろん下降のピンバーもパターンとしては存在しますが、トレンド転換に時間がかかることが多く、信頼度が低いため、下降トレンドでは連続した下ヒゲが確認出来てからエントリーするといいでしょう。
下ヒゲピンバーの信頼度が低い理由
下ヒゲピンバーの信頼度が低い理由は様々ですが、一つの要因としては「買い注文は慎重に入ってくる」ということが挙げられます。
多くの投資家は買いエントリーを非常に慎重に行います。1本だけの下ヒゲピンバーでは下落余地があるように見えるため底値判断が出来ません。
そのため1本の下ヒゲピンバーでは買い注文が入りにくく、上昇トレンドに転じるまでにタイムラグが発生するので、短期の値動きを意識したいバイナリーオプションでは信頼度が低いローソク足の形状と見ています。
パターン③移動平均線密集から大陽線出現
移動平均線が密集している状態から大陽線の出現は、強いトレンド形成の起点である可能性が高くなります。このパターンが確認できたときはローソク足の伸びた方向にエントリーすると勝率の向上が見込めるでしょう。
上の図は大陽線出現のパターンです。大きな上昇トレンドが形成されていることが分かります。相場は値動きの拡大と収縮を繰り返しており、円で囲った部分では3本の移動平均線が密集していて、値動きが縮小していることが分かります。
この段階ではどちらの方向にトレンドができるか分かりませんが、補助としてレジスタンスラインやサポートラインを引いておくとトレンド発生の判断が早くなります。
今回のチャートの例ではあらかじめオレンジのレジスタンスラインを引いておくことで上昇トレンドの起点が明確になっています。ちなみにこのパターンには一つ注意点があり、仮にトレンドラインを一度抜けても価格がすぐもとに戻ってしまう「ダマし」が発生する場合があることです。
上の図は仮にレジスタンスを抜けた足の終値が始値付近まで戻ってしまった場合の想定図です。円で囲ったの中の紺色のローソク足のような形になることが推測できます。
この形を見ると上昇時の上ヒゲピンバーのパターンに似ていると思いませんか?つまりこのパターンのダマしが発生するとトレンドが発生しないばかりか、見立てと反対方向に値動きが進む予兆と判断することもできます。
間違ってエントリーしてしまった場合は1度冷静になって次のチャンスを待つようにしましょう。
【まとめ】バイナリーオプションの手法は選択肢を減らすことで勝率が向上する可能性がある
以上がバイナリーオプションの手法の解説でした。
バイナリーオプションは投資ルールの単純さとは裏腹に多くの技術と判断力を必要とする難易度の高い投資商品です。
そこに個人の投資家が参入して勝率を向上させるためには多くの分析を行うよりも、手法の簡略化とシンプルなルール設定が最も有効であると考えます。
バイナリーオプションの1回あたりのトレード利回りは業者にもよりますがおおむね180%です。高利回りの株式でさえ年利4%なのに対してこれだけの利回りを誇る投資商品はバイナリーオプションを除いて他にないでしょう。
少資金から短期間で資産形成を達成することのできるバイナリーオプションは、挑戦を続けていればいつかは大きな資産を形成できる可能性が十分にあります。
まずはデモトレードから始めて手法の効果を検証してみてはいかがでしょうか?
執筆者 西村大樹