ファクトム(Factom/FCT)の今後は?仮想通貨ではない?将来性や最新情報を公開!

仮想通貨のファクトム(Factom/FCT)をご存知でしょうか。ファクトム(Factom/FCT)はアルトコイン(altcoin)の一つで、日本ではまだあまり知られていない仮想通貨です。

今回はファクトム(Factom/FCT)の基本情報や将来性、今後の動向などをご紹介します。また買い方や注意点についても徹底解説!

今後新しくアルトコイン(altcoin)の投資に挑戦したい人や、ファクトム(Factom/FCT)の投資を始めようと考えている人に是非読んで頂きたい最新情報をお届け致します。

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ファクトム(Factom/FCT)のリアルタイムチャート


仮想通貨ファクトムの基本情報6選

ファクトム(Factom/FCT)は2015年にアメリカのFactom社が開発した分散管理型プラットフォームです。名称は英語で真実を意味する「Fact」に由来しています。

ファクトム(Factom/FCT)は正確に言うと仮想通貨ではなく、主に電子情報データ管理を行うプラットフォームであると言えます。そのプラットフォーム上で取引される仮想通貨をファクトイド(FCT)と呼んでいるのです。

ファクトム(Factom/FCT)では電子化された情報を第三者機関を挟まずに記録や保管、追跡および監視することが可能で、コロナ禍でより書類の電子化が進む社会で今後も需要が高まるでしょう。

そのようなファクトム(Factom/FCT)には以下の6つの特徴があります。順番に見ていきましょう。

  • 分散管理型プラットフォーム
  • ビットコイン(BCT)がベース
  • 2種類の仮想通貨を持つ
  • 医療記録の管理ができる
  • 住宅ローンのデータ管理ができる
  • マイニングができない

①分散管理型プラットフォーム

ファクトム(Factom/FCT)は電子化された書類などを電子情報データとして管理できる分散管理型プラットフォームです。

ユーザーはファクトム(Factom/FCT)を利用することで、電子化された書類をまとめて管理することができます。

また分散管理によりネットワークに関わる全ての人が情報を監視できるため、書類の改ざんを防止したり情報が漏れるリスクを下げたりすることも可能です。

②ビットコイン(BTC)がベースとなる仮想通貨

ファクトム(Factom/FCT)はビットコイン(BTC)をベースに作られ、「ビットコイン2.0」という系統に属しています。具体的にはビットコイン(BTC)で使用されているブロックチェーン上に「データレイヤー」という別の層を作り、そこで電子データなどを管理する仕組みです。

そのためファクトム(Factom/FCT)の価格はビットコイン(BTC)に常に連動しています。

③2種類の仮想通貨が存在する

ファクトム(Factom/FCT)の分散管理型プラットフォームでは以下の2種類の仮想通貨が取引きされています。

  • ファクトイド(FCT)
  • エントリークレジット(Entry Credit)

1つ目のファクトイド(FCT)はファクトムと呼ばれる仮想通貨のことです。つまり仮想通貨取引所でファクトムを購入する場合、正確にはファクトイド(FCT)を購入していることになります。

2つ目のエントリークレジット(Entry Credit)は仮想通貨ですが、仮想通貨取引所では取引されない通貨です。これはファクトム(Factom/FCT)にはサービスを利用する際に、ファクトイド(FCT)をエントリークレジット(Entry Credit)に変換してから利用するシステムがあるためです。

④医療記録の管理ができる

ファクトム(Factom/FCT)は、「dLoc」と呼ばれる医療記録管理システムの開発を進めてきました。「dLoc」は主に医療の現場でやりとりされる書類の管理に特化しています。例えば患者の通院や医療の履歴、カルテの情報を独自のブロックチェーン技術により記録や保管が可能です。

このシステムはSMARTRAC(スマートロック)という会社と共同で開発されました。QRコード化された「dLocステッカー」と呼ばれるコードを読み込むと、医療従事者は電子化された患者の書類情報を見ることができます。

医療従事者にとって患者の情報管理がしやすくなるだけではなく、個人情報漏洩のリスクも下げることが期待できます。また患者が通院する全ての病院がわかるため、重複して薬を処方することも防げます。

⑤住宅ローンのデータ管理ができる

ファクトム(Factom/FCT)は住宅ローンに関するデータ管理に特化したシステム開発も進めてきました。

ファクトムハーモニー(FactomHarmony)と呼ばれるそのシステムは、独自のブロックチェーン技術により、世界中の膨大な不動産の登記情報や住宅ローンのデータを記録し管理することができます。

こちらもファクトム(Factom/FCT)の分散管理型プラットフォームにより、データの改ざんや不正を防止する効果も期待されています。また情報のデジタル化によって情報管理のコストを下げることにもつながるのです。

⑥マイニングができない

ファクトム(Factom/FCT)はFactom社によって中央管理されているため、マイニングができないという点も特徴です。

マイニングとは簡単に説明すると「取引の内容を検証して報酬をもらえるシステム」と言えます。ビットコイン(BTC)などのマイニングができる仮想通貨では報酬を得ている人も存在します。

ファクトムの買い方とおすすめの取引所

ファクトム(Factom/FCT)の買い方とおすすめの取引所についてご紹介します。

これからファクトム(Factom/FCT)の購入を検討している人は参考にしてみましょう。

ファクトムの買い方

ファクトム(Factom/FCT)が購入できる国内の仮想通貨取引所は、コインチェック(Coincheck)のみになります。

コインチェックは国内の仮想通貨取引所の中で最も多い16種類の仮想通貨を取り扱っています。海外の仮想通貨取引所でも購入できますが、日本円から直接ファクトム(Factom/FCT)を買うことができる便利さと、セキュリティの高さがコインチェックの魅力です。

コインチェックの特徴

コインチェック株式会社によって運営されるコインチェックは、数ある仮想通貨取引所の中でも金融庁より公式に「仮想通貨交換業者」として認定された信頼できる国内取引所です。

セキュリティの高さや初心者でも使いやすいサービスなどから多くのユーザーに人気があります。またコインチェックの経営陣はSNSで実名と顔写真を使用し、仮想通貨の情報発信を行う点も信頼できるポイントです。

現在は仮想通貨の取引だけでなく、貸仮想通貨サービスやビットコイン(BTC)決済サービスなど幅広い事業展開を行っています。

コインチェックの特徴として主に以下の3つが挙げられます。

  • アルトコイン(altcoin)の種類が豊富

コインチェックは国内の仮想通貨取引所の中でもアルトコイン(altcoin)の種類が豊富な点が特徴です。ファクトム(Factom/FCT)以外にも様々なアルトコイン(altcoin)を購入したい人にも適しています。

  • 初心者でも使いやすいシステム

コインチェックのサイトは、仮想通貨を購入するのが初めてという初心者でもわかりやすい点が特徴です。仮想通貨上級者はもちろん、これから仮想通貨取引を始めるという人にもぴったりのため「親しみやすい取引所」とも言われています。

  • 貸仮想通貨サービス

コインチェックには貸仮想通貨サービスがある点も特徴です。貸仮想通貨サービスでは、ユーザーがコインチェックへ貸し付けした仮想通貨とその利息報酬を年間最大5%受け取ることができます。仮想通貨を長期に渡り運用したいと考えている人におすすめのサービスです。

ファクトムの将来性について

ファクトム(Factom/FCT)のこれまで動向から予測した将来性についてご紹介致します。

現在ファクトム(Factom/FCT)を既に保有している人や、これから投資を始めようと考えている人は是非参考にしてみて下さいね。

財団・大企業との連携で価格上昇

ファクトム(Factom/FCT)は世界的に影響力のある大企業との提携によって大きく価格が上昇する可能性があります。

ファクトム(Factom/FCT)はこれまでにも様々な財団や大企業と提携してきました。2017年6月にはビル・ゲイツ財団から約8億円の出資を受け提携し、アメリカの住宅ローンの管理計画であるファクトムハーモニー(FactomHarmony)の開発に着手しています。

また2018年11月にはマイクロソフト社との技術提携を始めたり、アメリカの不動産ローン会社であるEquator社はファクトムハーモニー(FactomHarmony)を自社のプラットフォームである「Equator PRO」に統合したりと多くの企業から注目を集めました。

2021年の時点では、新たな財団、企業との提携やプロジェクトについての発表はありませんが、今後影響力のある財団や大企業との提携があればファクトム(Factom/FCT)の価格は上昇すると言えるでしょう。

これまでのように世界的な影響力を持つ財団や大企業と提携し、良好な関係を築き続けることがファクトム(Factom/FCT)の価値や信頼性をより高めるのです。

世界的な認知度で価格上昇

ファクトム(Factom/FCT)の世界的な認知度が進むことも価格上昇のポイントとなります。世界的にファクトム(Factom/FCT)の流通量が上がれば、日本でもアルトコイン(altcoin)として人気が高まることでしょう。

世界的な認知度が上がるきっかけとして考えられる要素は、ファクトム(Factom/FCT)独自のシステムが現代社会に広く役立つようになることです。

例えば医療記録管理システムであるdLocが世界の医療現場で実際に採用されるようになったり、住宅ローン管理システムのファクトムハーモニーが多くの不動産業界で取り入れられるようになったりすることがその一例です。

多くの業界の中でも医療分野や不動産業界は扱う書類数が特に多いため、ファクトム(Factom/FCT)の電子データ管理技術の導入が革新を起こすと言っても過言ではありません。

このようにファクトム(Factom/FCT)が世界中で社会貢献をすることで自然と認知度があがり、仮想通貨の価格も自ずと上昇するでしょう。

利用手段増加で価格上昇

ファクトム(Factom/FCT)独自の分散管理型プラットフォームがより進化して、ユーザーの利用手段がこれまで以上に増えると価格上昇につながるでしょう。

具体的にはこれまでに開発されたdLocやファクトムハーモニーだけでなく、顧客情報や契約情報をファクトム(Factom/FCT)で管理したい企業にサービス提供が可能になることです。

更なる分散管理型プラットフォームの改良と開発により、医療分野や不動産業界にとどまらず様々な業界へサービスが導入できるようになれば前述したように世界的認知度も高まります。

今後ファクトム(Factom/FCT)がそのようなプロジェクトを発表するタイミングがあれば、知名度が高まり大幅な価格上昇が予想されます。

今後のファクトム価格動向について

ファクトム(Factom/FCT)をはじめ全てのアルトコイン(altcoin)はビットコイン(BTC)と連動して価格が大きく上下するという特徴を持っています。従ってビットコイン(BTC)の今後の動向と併せて予測する必要があります。

ファクトム(Factom/FCT)は2020年まで価格が下降しましたが、ビットコイン(BTC)の価格上昇に連動して2021年では290円前後と緩やかに上がっています。

そのため今後のファクトム(Factom/FCT)の価格上昇が続くポイントとして「ビットコインの価格が上昇し続ける」ことが鍵となります。ビットコイン(BTC)が暴落する場合は同様にファクトム(Factom/FCT)も暴落すると言って良いでしょう。

2021年5月よりファクトム(Factom/FCT)の公式発表は途絶えており、今後急激な価格上昇を短期間で見込むのは難しいと考えられています。

ファクトム購入時の注意点

以下はファクトム(Factom/FCT)を購入する際に留意しておきたいポイントです。

ビットコインの動きに注意する

ファクトム(Factom/FCT)に投資をするのであれば、必ずビットコイン(BTC)の上昇と連動して価格上昇をしている点を確認するようにしましょう。

ファクトム(Factom/FCT)は分散管理型プラットフォームとして企業から注目され、様々なプロジェクトを手がけてきました。しかし現在新しいプロジェクトの発表はなく、これまで手掛けてきたプロジェクトの進捗が不明な点が投資家から懸念されています。

公式Twitterの更新も2020年1月でストップしているため新規プロジェクトの発表による価格上昇を見込んで投資するのはあまりおすすめできません。

ファクトムには発行上限がない

ファクトム(Factom/FCT)には発行上限数がないことも留意しておきたいポイントです。

つまり仮想通貨を何枚でも発行できるということは、通貨の希少価値が高まらず1枚あたりの価格が安くなるデメリットもあることを考慮する必要があります。

一方でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった認知度の高い仮想通貨は希少価値を高めるために発行上限が定められています。

その点で発行上限数のないファクトム(Factom/FCT)は将来的に伸びないと考える投資家もいるようです。

【まとめ】ファクトムにはビットコインの動向を踏まえて投資しよう

ファクトム(Factom/FCT)についてご理解頂けましたでしょうか。

現在ファクトム(Factom/FCT)に投資をするのであれば、ビットコイン(BTC)の動向に注意することが最も重要なポイントです。保有する際は利確や損切りのタイミングを見極めて開始するようにしましょう。

本来ファクトム(Factom/FCT)は注目される分散管理型プラットフォームでしたが、価格上昇のポイントとなり得るプロジェクトがストップしています。そのため財団や大企業との提携やプロジェクト発表による価格上昇はしばらく見込めないでしょう。

しかし今後ファクトム(Factom/FCT)で以前のようなプロジェクトが再始動されれば、世界的な注目が集まるのは間違いありません。

長期的な視点を持ち、分散管理型プラットフォームとして今後の可能性を期待したい人にファクトム(Factom/FCT)はおすすめの投資先です。

執筆者 西村大樹

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