最近話題のブロックチェーンゲーム「NFT Wars(NFTウォーズ)」をご存じでしょうか?このゲームは初期投資がかからない上に、ゲーム外のNFTを持ち込んで遊ぶことができるゲームで、様々なNFTをコレクションしているユーザーたちの間で話題になっています。
プロジェクト自体が非常に新しいので事前情報が少なく、「気にはなっているけれど始め方や遊び方が分からなくて困っている」という方も少なくないでしょう。
そこで本記事ではNFT Warsについて始め方と稼ぎ方について詳しく解説します。NFT Warsに興味がある方は是非最後までご覧ください。
目次
NFT Warsとは
ゲームタイトル | NFT Wars(NFTウォーズ) |
ジャンル | ブロックチェーンカードバトル |
トークン | TCGC |
対応デバイス | PCブラウザ |
公式ページ | https://nftwars.xyz/ |
公式Twitter | https://twitter.com/NFTWars_ |
Discord | https://discord.gg/wZqpNvvEKf |
NFT Warsは日本のゲームスタジオ、クリプトゲームスが開発したトレーディングカード形式の新しいブロックチェーンゲームです。日本の企業が開発してるということもあり、グラフィックはアニメーションのように美しく、公式ページも非常に見やすい仕上がりとなっています。
プロジェクトはまだ始まったばかりですが、既にホワイトリスト当選者に向けてテストプレイも始まっていますので、正式リリースがとても楽しみなゲームですね。
NFT Warsの特徴
NFT Warsの特徴は、ゲーム内で使用するカードに手持ちのNFTが利用できるという点です。「手持ちのNFTを使う?ブロックチェーンゲームなんだからゲーム用のNFTを所有するのは当たり前じゃない?」と思った方もいるでしょう。
ですがNFT Warsは違います。このゲームは外部のNFTをカードに変換してトレーディングカードバトルが楽しめます。
もちろん現時点ではすべてのNFTが対応しているわけではありません。ですが、NFT Warsと提携しているNFTならどのようなものでもトレーディングカードになるので、コレクションとして保有していたNFTがゲームで使えるなんて少しワクワクしますね。
現在提携しているNFTサポートの数は19プロジェクト。中には元素騎士オンラインやクリプトスペルズといった超有名プロジェクトも参加しているので、もしこれらのNFTをお持ちでしたらすぐにでもゲームに参加できます。
今までNFTと言えばコレクションとして保有するか、投資目的で購入するくらいしか利用方法はありませんでしたが、NFT Warsの登場で、ユースケースの少なかったNFTに、新たな利用方法ができるかもしれませんね。
NFTを利用できると何がすごいの?
NFTとはNon-Fungible-tokenの略称で、日本語では非代替性トークンと言います。簡単に言えば「コピーが容易だったデジタルデータに所有権を残せるようにして、付加価値をつけよう」といったものになります。
一点物の腕時計などに高額なプレミアが付くのと同じ原理ですね。
このNFTは、ブロックチェーンゲーム内で利用される特別なNFTを除けば、今のところただ保有する以外に利用方法がありません。
コレクションの値上がりした場合には売却してしまうこともできますが、最近ではNFTブームも落ち着きを見せていて、ピークから比べれば取引高も減少傾向です。これでは短期的な値上がりは期待できませんよね。
しかしNFT WarsでコレクションしていたNFTがゲームで使えるとなると事情が一気に変わるのではないでしょうか。
NFTが値上がりするまではNFT WarsのPlay to earnでマネタイズすることもできますし、最終的に値上がりした際には売却してしまえばそこでもマネタイズが可能です。
一つの資産で二通りの稼ぎ方ができるようになるNFT Warsの登場は、NFT市場に大きな影響を与えるゲームになるかもしれません。
運営元は日本企業なので全て日本語で書かれている
ブロックチェーンゲームを新しく始めようと思った時、最もネックになるのが「英語」ではないでしょうか。ブロックチェーンゲームの多くは開発元が海外であり、基本的には全て英語で表記されています。
ホームページはもちろん、SNSの情報発信やゲーム内の言語なども英語で書かれているので、英語が苦手な方にとってはこの時点でもうすでにやる気がそがれてしまいますよね。
Google翻訳を使えばある程度分かる様にはなりますが、なかなか完璧に翻訳はされないので、理解しにくいところもあるでしょう。
しかし、NFT Warsを開発しているクリプトゲームスは日本企業が開発しています。ですので公式ページはすべて日本語表記となっていますし、もちろんゲーム内言語も日本語対応です。
これならブロックチェーンゲームに不慣れな方でも始めやすいですし、英語が苦手な方でも関係なく楽しめますね。
クリプトゲームス(Crypto Games)とは
クリプトゲームスは「ブロックチェーンでゲームをもっと面白くする」をテーマにするブロックチェーン関連企業です。
ブロックチェーンゲームとNFT関連事業を主軸としており、開発ゲームには大人気ブロックチェーンカードゲーム「クリプトスペルズ」があります。
NFT販売では人気アイドルグループAKB48のカレンダーNFTを販売するなど国内のブロックチェーン関連企業の中ではかなり注目度の高い企業です。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-13705/
NFT Warsの始め方
NFT Warsはブラウザ上ですぐに始めることができます。必要な手順は以下の二つです。
- ウォレットの作成
- ウォレットの接続
ウォレットの作成
ブロックチェーンゲームを始めるには、まずウォレットの準備が必要です。ウォレットの種類は複数ありますがNFT Warsで利用する場合はメタマスクがいいでしょう。
メタマスク以外のウォレットも利用できそうですが、NFT Warsの固有トークンがMATICチェーンと呼ばれるネットワーク上に存在しているので、こちらに対応しているメタマスクの用意がおすすめです。
ウォレットの接続
ウォレットの準備ができたらトップページの「コネクトウォレット」をクリックして先程用意したウォレットを接続します。
これでゲームの準備は完了です。
NFT Warsの遊び方
NFT WarsはNFTをカードに変換してデッキを作り、相手プレイヤーと対戦してプレイします。ゲームシステム自体は王道のトレーディングカードバトルで、子供のころからカードバトルを楽しんできた方たちにとっては、馴染み深いシステムではないでしょうか。
ゲームルール
カードバトルは1対1のターン制で、相手のライフポイントを0にしたら勝利となります。
- 1ターン30秒
- デッキあたりのカード枚数は15枚
- 最初の手札は3枚
- 手札の最大枚数7枚
- ライフポイント20
- 初期MPは1
- 空のMPは最大で10
- フィールド単位の制限3
MPは手札からフィールドにカードを出す場合に必要となるポイントで、MPを使用しなければ1ターンごとに増加します。
カードによっては支払うMPが大きくなるので、消費するMPとフィールドに出すカードのバランスが勝利を決めるカギとなりそうです。
バトルモード
NFT Warsでは2つのバトルモードのどちらかを選択して遊びます。
無料バトル
無料バトルは不特定多数のプレイヤーとのランダムマッチバトルです。対戦相手は同じレートのプレイヤーが選択されるようになっているので、常に白熱した戦いが楽しめます。
レートのはバトルの勝敗によって変化し、たくさん勝利すればそれだけ高レートのプレイヤーとバトルができるようになります。
カスタムマッチ
カスタムマッチは好きなプレイヤーと戦うことができます。家族や友達とブロックチェーン上でオンラインカードバトルがプレイできるので、仲間と楽しく戦い時にはこちらを選ぶといいでしょう。
カードの見方
カードの絵柄は自分の所有しているNFTが描かれていて、カードには様々なスペックが用意されています。
スペックの見方は画像に示してある通りです。中でも特に重要なのはコストとアタック。コストはカードをフィールドに召喚するときに消費するマナのことで、アタックはそのまま攻撃力となります。
デッキを考えるときに攻撃力の高いカードばかりにしてしまうと、コストが高いカードが多くなってしまって不利なデッキとなるかもしれません。デッキを組むときにはカードのスペックに注目して、バランスの取れたカード選ぶといでしょう。
カードの作成について
NFT Warsで自分のNFTをカードに変えてしまったら、元のNFTはどうなるの?と心配されている方、ご安心ください。NFT Warsで作成したカードは元のNFTに影響を与えません。
あくまでもNFTのデザイン部分を利用してカードにするので、カードデータそのものは元のNFTと全く別のものになります。
ですので、カードスペックは元のNFTに依存せず、完全にランダムです。なので仮に全く同じNFTでカードを作成したとしても、同じスペックのものができるとは限りません。
ステータスの決定はガチャが実装されるそうなので、最終的には高スペック確定ガチャなんてものが登場するかもしれませんね。
NFT Warsの稼ぎ方
NFT Warsの稼ぎ方は「ライバルのプレイヤーに勝利して賞金を獲得する」という非常にシンプルな稼ぎ方です。
カードは元々が自分が所有するNFTをベースに作られているので、マーケットプレイスでの販売もなさそうですし、ステーキングなどの情報も記載されていませんでした。
とにかくゲームをプレイして稼ぐ、最新のブロックチェーンゲームでありながら稼ぎ方はPlay to earnの原点のような方法となっていますね。
NFT Warsのトークンについて
NFT WarsのトークンはTCGCトークンの1種類のみです。ブロックチェーンゲームの多くは2種類、もしくは3種類のトークンを使い分けていますが、NFT Warsはトークンを1種類に絞っています。そうすることでトークンの価値の分散化を防ぎ、一定以上の価格を維持する狙いがあるそうです。
トークンの入手方法
トークンの入手はDEXとなるそうです。既に流動性プールはできているようなので、パンケーキスワップやユニスワップなどの大手DEXでは取引可能となるでしょう。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-14431/
【まとめ】NFT Warsは次世代のブロックチェーンカードゲーム
NFT Warsの解説は以上です。提携先のNFTであればなんでもカードにできてしまうブロックチェーンカードゲームはとっても魅力ですよね。
いままで保有して眺めるだけだったお気に入りの作品が、カードゲームになって登場すると思うと今からワクワクが止まりません。
実際同じことを考えているプレイヤーはたくさんいるみたいで、先日行われたゲーム先行プレイのホワイトリスト応募者は4000千人を超え、アッという間に抽選となっていました。
ロードマップを確認する限り、ライトバージョンのリリースが2022年第4四半期に実施予定となっていますので、ホワイトリストに当選しなかったという方も、もう少しの辛抱で遊べるはずです。
お気に入りのNFTとウォレットを準備して準備万端で待機しましょう。
執筆者 西村大樹