仮想通貨VisaデビットカードをCrypto.comが発表?仮想通貨に対する風向きは変わるのか?

仮想通貨は取引量が減少していますが、それと対照的に投資家や大手企業は仮想通貨に参入しています。

仮想通貨VisaデビットカードをCrypto.comが発表した事により大きな反響が投資家の中であっています。

ブロックチェーンスタートアップ企業のCrypto.comが、仮想通貨対応のVisaデビットカードを発行する事を決めたので、今後仮想通貨の流通がはかれます。

具体的な発表だと、Crypto.comは今後2ヵ月の間に10万枚の仮想通貨Visaデビットカードを発行し、世界中の金融機関に大きな影響を与える事が考えられています。

更にシンガポールから様々な国に届ける予定であるとSouth China Morning Postが報道したので、今後Crypto.comは新しいマーケティング開拓をしていく事が考えられています。

仮想通貨Visaデビットカードによって新しく追加で対応できる通貨が沢山出ました。
そのコインは5種類あり、将来性があるとされているコインが対象になりました。
その一部を紹介します。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • ライトコイン(LTC)
  • モナコ(MCO)
  • バイナンスコイン(BNB)

が対象になっています。
更にこの5つと交換できる法定通貨は現在3つあり、対象になっているのは米ドル(USD)、シンガポールドル(SGD)、香港ドル(HKD)です。

この3つの法定通貨は世界中の投資家の取引を網羅できるといわれています。
日本人も日本円からアメリカドルに簡単に変更できるのでそこからの購入が可能になっています。

Crypto.comの共同設立者兼CEOであるKris Marszalek氏はドイツのWirecard Bankと提携した事による将来性や今後どの様に使用されるかなどを発表しました。

Kris Marszalek氏は、仮想通貨保有者が好きなタイミングで仮想通貨から法定通貨(現金)に変える事が出来るという事は非常に重要な事で今後に大きな期待がもてる反面、全ての仮想通貨が法定通貨と取引する事が出来ないのが最大の弱みになります。

今後取引所から直接現金化するプロセスの確立が何よりも重要であるといえます。
したがって、Visaカードによって仮想通貨を直接現金化することは、保有者のニーズを満たし、世間も仮想通貨がデジタル資産としての信頼を高める事がいえます。

金融業界へ大きな参入を検討するCrypto.comですが、今後も大きな改革とともに金融業界に大きなダメージを与えると言われています。

既にCrypto.comは、お金を貸すためのライセンスの申請取得を2カ国行なっており、その内訳はシンガポールと香港です。

2カ国は金融国の中でも先進国と言われているので仮想通貨を使用したビジネス展開をより大きくする事が出来ると思います。

Crypto.comは、お金を貸すためのライセンスの申請取得が許可された場合、認定されている仮想通貨によりVisaカード保有者がお金を借りる事が可能になります。

Kris Marszalek氏は現在マネーローンサービスは従来の無担保のクレジットカードによる非倫理的なビジネス形態になっており、悪循環が凄いとしています。

Crypto.comのビジネスが成功するとクレジット業界に大きな影響を与えると言われています。

Crypto.comでは保有する仮想通貨のおよそ40~60%までしか貸し出しをしないので、お金を貸す側の負担が少なく、債権回収がしやすいといわれています。

何より投資家にお金を貸すとなるとリスクが付きまとってくるのでCrypto.comのシステムは魅力的だといえます。

しかし、仮想通貨の価格は1日で最大50%以上も変化する事はざらにあります。
そんな価格帯で動く金融にリスク回避が実際有効なのか?リスクを避けて通るのは難しいとも考えられています。

執筆者 西村大樹

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