仮想通貨
国内の仮想通貨取引所、ビットバンク(bitbank)は開催中の「全ペア手数料無料キャンペーン」の期間を2019年1月4日まで延長することを発表しました。その他、DMMビットコインでも新たな動きがありました。
今回は国内仮想通貨取引所(販売所)の最新の動きをわかる範囲で紹介したいと思います。
目次
ビットバンク(bitbank)が手数料無料キャンペーンの延長決定
冒頭でも申し上げたように、国内取引所のビットバンクが全ての取引通貨ペアで実施している取引手数料無料の期間を延長することが分かりました。
当初は9月30日まででしたが来年、2019年1月4日までキャンペーンの延長を発表しています。ビットバンクではビットコイン、リップル、モナコイン、ビットコインキャッシュが日本円での取引が可能で、ライトコイン、イーサリアム、モナコイン、ビットコインキャッシュはビットコインとの通貨ペアで取引が可能になっています。
現在、それら全ての通貨ペアでメイカー(指値)手数料、テイカー(成行)手数料が無料になっています。キャンペーン延長で、もう数ヶ月は利用者にとって取引しやすい手数料になるわけです。
また、ビットバンクは経営陣の一部交代があり新たな経営体制で始動します。先月30日の臨時株主会議において加藤順彦氏と峰松浩樹氏の両取締役が辞任して弁護士の金山伸宏氏が外部取締役に就任しました。
新体制になった背景を辞任した加藤順彦氏のブログから伺うに、6月に金融庁からから受けた業務改善命令に対する業務改善計画、長期的な企業価値の増大の強化(コーポレートガバナンス)の一環のようです。
今後の運営がどのように変革していくのか、期待したいところです。
DMMビットコインは生体認証機能を追加
テレビCMなどで露出度が高まっているDMMビットコイン。口座をお持ちの方も大勢いらっしゃることでしょう。
今回、DMMビットコインはマイページの2段階認証の機能として生体認証の機能を新たに加えました。専用のスマホアプリ「Polarify」を使うことで指紋、声、顔のいずれかで認証が可能になります。
なお、生体認証のアプリはAndroid版のみの提供で、マイページのみの機能追加になります。iPhone版の生体認証の導入は今の所、準備を進めている段階とのことです。
生体認証はスマホでも顔認証、指紋認証ができるようになっています。同様のやり方でマイページへ進むことができるようになると非常にスムーズな取引も実現するのではないでしょうか。
ビットフライヤー (bitFlter)は新規アカウント作成を一時停止中
国内では最大規模の仮想通貨取引所のビットフライヤー はビットバンクやザイフと同時期に金融庁から業務改善命令を受けています。
ビットフライヤーの公式サイトを確認するとトップページには「重要なお知らせ」として新規利用者のアカウント作成を自主的に停止している旨で記載があります。
さらなるシェア拡大に向けてもアカウント作成停止がいつ解けるのか気になります。
GMOコインで板注文形式の取引サービスが開始
これまで販売所形式での運営だったGMOコインは5日からビットコインの板注文形式での取引サービスを開始しました。
これにより、利用者はビットコインの現物取引、レバレッジ取引が板注文によって行うことが可能になります。
板取引のメリットは販売所形式よりも安い手数料で取引が可能なことです。しかし、注文してから購入まで時間がかかるデメリットもあります。
GMOコインの親会社、GMOフィナンシャルホールディングス株式会社は今後も仮想通貨事業に力を入れると発表しています。今後も新たな取り組みが続々と出てくるかもしれません。
執筆者 西村大樹