ビットコインの先物取引!?仮想通貨の先物取引について解説

投資の世界に必ずある先物取引。金やプラチナといった希少金属から小麦や石油といった食品、エネルギーに至るまでどのような商品にも先物取引は存在していました。

しかしここに来て、新しい資産が先物取引解禁となります。それがビットコイン。つまり暗号資産の先物取引です。

ビットコインの先物取引は投資戦略の幅が広がると投資家の間で注目されており、取り扱い業者も増えてきています。

そこで今回はビットコインの先物取引について 詳しく解説します。

「先物取引ってどのような投資?」

「先物取引のメリットは?」

この様な疑問を解決する内容となっています。仮想通貨の先物取引にピッタリの業者も併せてご紹介していくので是非ご覧ください。

参考記事はこちら

https://bitcastle.io/column/post-20590/

仮想通貨の危険性やリスク対策について解説します。また、仮想通貨=危険のイメージがついた有名な事件などもあわせて紹介。参考として、警察庁が発表した仮想通貨の危険度や金融庁が公表する仮想通貨取引所も説明しますので、参考にご覧ください。

先物取引とは?

先物取引とは、金融市場で行われる取引の一つであり、将来の日付に特定の資産(株式、商品、通貨など)を特定の価格で売買する契約です。

これにより、投資家は将来の価格変動に対するリスクをヘッジしたり、利益を追求したりすることができます。

例えば、将来値上がりすると思った商品を先物取引しておけば、値上がり後でもあらかじめ決めた値段で購入することができるというわけです。

この場合は利益が発生しますが、反対に将来的に値下がりしてしまった場合は相場よりも高い金額で購入しなくてはならなくなるので損失が発生。

現物取引と同様、投資資産の値動きによってリスクとリワードが変動します。

先物取引の特徴

先物取引は現物取引とは異なり、レバレッジ取引が可能という特徴があります。

レバレッジ取引とは、少額の証拠金を使って通常よりも大きな取引を行う方法です。

証拠金を担保にしてポジションを拡大し、小額の資金で大きなリターンを狙える一方で、価格変動による損失も増大します。

ハイリスクハイリターンなトレードとなるため、リスク管理が難しく、無謀なハイレバレッジトレードは資金をあっという間に溶かしてしまう可能性があります。

他にも先物取引の特徴として、資産の価格変動による損失を避ける、リスクヘッジの手段に用いられるという点もあります。

先物取引はあらかじめ取引の時間、価格、取引数量などを決めたうえで取引をします。

将来的に価値が上昇しそうな投資資産は先に購入予約をしておき、反対に価値が下がりそうな資産は安値で買い戻す契約をします。

こうすることで、投資家は投資商品の価格変動に振り回されず安定的に資産を調達することが可能となり、予期せぬ価格変動によって損失を受けるリスクを低減します。

オプショントレードとの違い

先物取引と似たような取引方法にオプショントレードというものも存在します。

オプショントレードとは、金融市場での投資手法です。この方法では、将来の特定の日付に特定の価格で資産(例えば、株式や商品)を売買する権利を取引します。

買う権利を購入することをコールオプション、売る権利を購入することをプットオプションといい、今後資産の価格が上昇するだろうと予測する場合にはコールオプション。逆に価格は下落するだろうと予測する際にはプットオプションを利用します。

一見似たような取引である先物取引とオプション取引ですが、両者は全く異なる取引方法です。

というのも先物取引は“商品そのものの取引”をあらかじめ約束する取引方法。対してオプショントレードは商品を取引する“権利”を取引する投資手法になります。

したがって、先物取引はレバレッジを掛けなければ商品が手に入りますが(現物渡しをしない決済方法もある)、オプショントレードはレバレッジを掛けなかったとしても取引した商品は手に入りません。

未来の取引を事前に取り決めるという意味では先物取引もオプショントレードもほぼ同じです。しかし、得られるリスクやリターンは全く異なりますので注意が必要です。

用語解説

ビットコインに関わらず先物取引では普段の生活では馴染みのない専門用語が多く使われます。

最低限の用語が理解できないと取引に参加できませんので、簡単に覚えておきましょう。

レバレッジ

レバレッジとはテコの原理を意味し、少ない資金(証拠金)で大きな金額の取引を行うことを言います。

日本では証拠金の4倍程度の資金まで取引することが可能で、100万円の証拠金を入金した場合、400万円分のトレードができます。

海外の取引所ではこれ以上のレバレッジを掛けられる業者も存在し、中には100倍以上のレバレッジを掛けられる場合もあります。

現月(げんげつ)

現月とは、先物取引の満了期日がくる月を言います。

例えば、5月に取引した先物取引の満了期日が10月だった場合、現月は10月となります。もし、5月に契約した先物取引を10月まで取引しなかった場合、現月の終値で取引が執行され契約が成立します。

現月の設定は取引業者によって異なるので、取引前には確認が必要です。

追証

追証とは、先物取引を行う上で必要な証拠金が足りなくなったときに入金する追加の資金です。

先物取引でレバレッジを掛けた取引を行う場合、あらかじめ入金した証拠金を元に決済します。しかし、想定外の値動きにより保証金では決済ができなくなった場合、追加の証拠金が求められます。

この追加の証拠金を追証といい、期限内に追証を入金しないと現在保有しているポジションをすべて決済されてしまいます。

追証の入金期限は取引業者によって異なるため、取引前には必ず確認しておくとよいでしょう。

ロスカット

ロスカットとは、保有しているポジションの損失によって証拠金が一定以下に下回ると発動する、強制決済のことです。

例えば1回の取引に必要な証拠金が100万円。ロスカット基準が30%という条件でトレードをしていた場合、保有しているポジションの損失が70万円を超えた時点でロスカットとなります。

この基準を証拠金維持率といいますが、証拠金維持率も業者によって異なり、おおよそ30~50%がロスカットの対象となる証拠金維持率になります。

ロスカットというルールがあるおかげで、ユーザーは資金をすべて失うリスクを避けられますが、稀にロスカットが追い付かなかった場合、決済が間に合わなかった分の損失を追証として求められることもあるので、過信は禁物です。

ビットコイン(仮想通貨)の先物取引

これらを踏まえて、ビットコインの先物取引ではあらかじめ決めておいた価格で仮想通貨を購入できる取引方法であることがお分かりいただけたでしょうか。

オプショントレードと違い、期限が来れば現物のビットコインが手に入るため、事前に決めていた価格で仮想通貨を購入したい方におすすめです。

ビットコインの先物取引をするメリット

ビットコインの先物取引をするメリットは次の3つ。

  1. レバレッジ取引が可能
  2. 空売りができる
  3. リスクヘッジになる

順番に見ていきましょう

レバレッジ取引が可能

先物取引のメリットは、レバレッジ取引が可能であるという点。現物取引に比べて少額で取引に参加できるレバレッジ取引は投資初心者から上級者まで多くの投資家が参加できます。

さらに大きな資金を用意しなくてもよいということは、一度に大金を投資する必要がないとも考えられるので、リスクをなるべく抑えた取引をしたい方には大きなメリットとなるでしょう。

レバレッジの倍率は国内業者であれば最大で4倍程度。海外業者であれば無制限ですので、より大きなレバレッジを掛けた取引がしたい方には海外業者がおすすめです。

空売りができる

ビットコインの先物取引は、売りからポジションを持つ、空売りをすることができます。空売りとは、保有していない仮想通貨を売り出して将来的に買い戻すという取引方法で、下落相場では有効な手段になります。

通常仮想通貨の現物取引では、持っていない銘柄を売ることはできませんが、先物取引では持っていない銘柄を売ることができるので、大きく下落しそうな銘柄は空売りで大きな利益が狙うことが可能です。

ビットコインを始めとした仮想通貨は、下落を始めると一気に価格が崩れる傾向にあります。空売りという選択ができるビットコインの先物取引は、利益獲得のチャンスが広がる取引方法といえるでしょう。

リスクヘッジになる

レバレッジやロスカットなどの救済措置がある先物取引ではアクティブに投資を行うときのリスクヘッジとなります。

例えば、資金100万円で仮想通貨投資を始めようと思ったとき、現物のビットコインでは1BTCも買えません。

ところが、レバレッジ10倍の先物取引では1BTCを購入するのに必要な資金は約40万円です。資金の半分以下の金額で予定していた量のBTCを購入できるため、上手くレバレッジを効かせれば余った資金を他の投資商品に分散することができます。

この様に小さな資金で大きな金額を動かせる先物取引は、効果的に分散投資を行う資金を生み出すことができるため、リスクヘッジの観点からもメリットがあります。

ビットコインの先物取引のデメリット

もちろん先物取引はメリットばかりではありません。もちろんデメリットもあります。

特に高いレバレッジを効かせた取引ではリスクヘッジができる反面、損益が変化するスピードが速く、思わぬ損失を招く可能性があるので注意が必要です。

高いレバレッジを掛ける場合は口座に入れる金額を最小限にしたり、ポジション数を調整するなど、適切なリスクの幅を見極めて予期せぬ損失にも耐えられる体制を整えておきましょう。

ビットコインの先物取引ならbitcastleがおすすめ

ビットコインの先物取引ができる業者は限られています。その中でも特におすすめなのが仮想通貨取引所bitcastle。

bitcastleは海外の仮想通貨取引所でありながら運営は日本の企業が行っており、その信頼性の高さは海外の大手取引所に匹敵するレベルです。

bitcastleの先物取引がおすすめな理由

bitcastleの先物取引がおすすめな理由は以下の3つ。

  • デモトレードあり
  • 最大150倍のハイレバレッジトレード
  • トレードコンテストが開催されている

詳しく見ていきましょう。

デモトレードあり

デモトレードとは、実際に資金を入れずに、取引のシュミレーションを行うモードです。デモトレードがあるおかげで取引画面の操作方法を練習や、取引手法の検証をノーリスクで試すこととができます。

デモトレードは資金管理のトレーニングにもなるので、これから先物取引を始める初心者の方には特におすすめです。

最大150倍のハイレバレッジトレード

bitcastleの先物取引では最大150倍までレバレッジを掛けることができます。国内のレバレッジ上限である4倍をはるかに超えるハイレバレッジトレードができるのはbitcastleだけ。

もちろんロスカットシステムもありますので、安心してハイレバレッジトレードに挑戦できるのもbitcastleがおすすめな理由の一つです。

デモトレードコンテストが開催されている

bitcastleの先物取引では、デモトレードコンテストで上位入賞すると賞金がもらえます。デモトレードですので参加費用は一切かからず、上手くいけば全く資金を使わずに賞金を手にする可能性もあります。

デモトレードコンテストは常時開催されているイベントではないため、興味がある方や、自分のトレードスキルがどれほどの腕前なのか気になる方はぜひ参加してみて下さいね。

【まとめ】ビットコインの先物取引は多くの投資家におすすめ

ビットコインの現物取引に比べて、小資金で参加できる仮想通貨の先物取引は、初心者から上級者まで幅広い投資家におすすめの投資商品です。

売りから入れる取引戦略の広さや、レバレッジを使った資金効率の高い取引手法など、勝つための作戦を柔軟に考えることができるのも魅力の一つですね。

もちろんレバレッジを効かせた分、現物取引に比べてリスクが大きくなる場面もありますが、それでも大きな資金を必要としない先物取引は試しに挑戦してみる価値があるでしょう。

ビットコインは値段が高すぎて全く出が出せなかったという方は是非先物取引に挑戦してみてはいかがでしょうか。

執筆者 西村大樹