インターネット上のプライバシー流出問題。大ネットワーク時代の現代において、これほど大きな問題はありません。
そんな中、画期的な仮想通貨が誕生しました。その名もtomiNet。この仮想通貨はブロックチェーン技術によってネットワーク上のプライバシーと匿名性の保護を保つ銘柄です。
個人情報保護の観点から言えば、現状の中央集権型ネットワークは大きな問題をかかえているといっても過言ではありません。
この課題を解決するtomiNetとはどのような仮想通貨なのでしょうか。特徴や将来性を解説します。
「tomiNetの将来性を知りたい」
「tomiNetはどのような特徴の仮想通貨?」
こういった疑問を解決する内容となっています。是非参考にしてみてくださいね。
参考記事はこちら
目次
tomiNetとは
名称 | tomiNet(トミネット) |
トークンシンボル | トミー |
公式ページ | https://linktr.ee/tomi.com |
X | https://twitter.com/tomipioneers?lang=ja |
tomiNetとは、ブロックチェーン技術を利用して、匿名性とプライバシー保護に重点を置いたネットワークを構築するプロジェクトです。
ネットワーク環境はプロジェクト参加者たちによって分散管理されるため、Web3.0の先駆け的な銘柄といった位置づけになります。
この銘柄が構築するネットワークをtomiNetと呼び、tomiNetのガバナンストークン、およびネイティブトークンとしてTOMIが発行されています。
Web3.0とは?
ここでtomiNetを深く理解するためには、まずWeb3.0を知っておかなくてはなりません。
Web3.0とは、インターネットの次の進化段階を指す用語であり、分散化とブロックチェーン技術の統合に焦点を当てたネットワークです。
Web3.0は、個人のデータの所有権とセキュリティを向上させ、中央集権的な仕組みを取り扱う方法を変える革命的なアプローチといわれ、現在多くの注目を集めています。
特に、分散管理されたネットワークはWeb3.0の最大の特徴であり、Web3.0の誕生はWeb2.0までの中央集権的なインターネットモデルから分散型のネットワークモデルに移行することを意味します。
参考記事はこちら
https://bitcastle.io/column/post-12128/
中央集権的なインターネットモデルの問題点
普段私たちがあまり意識することはありませんが、中央集権的なネットワークとは、現在のインターネット環境(Web2.0)のことを指しています。
Googleのサーバーに集まった情報を閲覧し、Amazonのサーバーにデータを保存する。こういった行動のすべてがサービスを提供している1社に情報を集める結果となり、現在の中央集権的なネットワークが構築されました。
ところが近年、このインターネットモデルに懸念を示す人たちが出てきました。それがプライバシーと情報操作問題。
例えばGoogleから何らかの情報が流出してしまうと、膨大な数の個人情報が不正利用のリスクにさらされます。万が一Amazonのサーバーがダウンしたら、システムが停止してしまうネットワークサービスがどれだけあるでしょうか。
一部の企業に情報が集中しているために、もしもの事態が起きた場合には、大きな混乱を招く恐れが懸念されています。
他にも現在のインターネットはIPと呼ばれる個人を識別するアドレスを元にアクセスをしているため、企業のみならず、国などの公的機関も情報を収集していることをご存知でしょうか。
これらはプライバシー保護の観点から、今も最も注目されている問題点であり、Web3.0の登場はWeb2.0の課題を解決するネットワークとして期待されています。
tomiNetが解決するWEB2.0の課題
そんなWEB2.0の問題点を、tomiNetはプライバシーの保護に重点を置いて解決するプロジェクトです。
インターネットでは特定の情報にアクセスする際、“IP”と呼ばれる個人を識別するアドレスを使用します。
このIPから得られた情報をもとに、国や、特定の機関は閲覧できる情報に制限をかけ、悪意のあるページにアクセスできないようにしています。
この機能自体は適切な利用方法なのですが、場合によっては宗教的観点、自国の利益、情報の統制など一部の利益のために情報操作をしているケースがあることも事実です。
tomiNetのネットワークでは言論の自由と情報の公平化を目標に、“ブロックされないWebサイト”の構築を目指しています。
ただし、この思想は公平性の裏側に、悪意のあるWebサイトへアクセス可能となってしまうといった問題点も。
tomiNetはそういった課題を解決し、安全に、自由で、公平なネットワークづくりのためにさまざまなサービスを展開しています。
tomiNetの特徴
tomiNetはプライバシーの保護や、公平なネットワークモデルを構築するために、Web2.0の代わりとなるインターネットを構築しています。
その基盤を担うtomiNetの特徴的なサービスをご紹介していきましょう。
Tomi
TomiはtomiNetのメインプロジェクトであり、匿名性とプライバシー保護を重視したインターネットプロジェクトです。
このプロジェクトでは、従来のインターネットの課題であるデータの中央集権化、プライバシーの保護、公平性を解決することを目標に活動。Tomiプロジェクトが展開するインターネットサービスをtomiNetといいます。
tomiの考え方は、情報統制や閲覧の制限により大きな損失や被害を受けている人々を救う一方で、本当に有害な除外されるべき情報にもアクセスできてしまうという課題も抱えています。
このあたりの課題の解決にどう取り組むのかがtomiNetが、今後最も注目されているポイントの一つといえるでしょう。
tomiDAO
tomiDAOは、tomiのプロジェクトや今後の方針を決定する分散型自立組織です。ガバナンストークンであるTOMIを保有しているメンバーや、プロジェクトの改善案に言及できるPioneerNFTを保有するメンバーで結成され、tomiNetのプロジェクトの方向性を決定しています。
tomiDAOでは有害なサイトの除外方針を決定したり利用規約違反の監視を担っており、tomiNetが健全なサービスを提供するために無くてはならない重要な組織です。
DAOとは
DAOとは、日本語では分散自治組織といい、ブロックチェーン技術を用いて運営される組織の総称です。
DAOには上下の命令系統はなく、自律的な意思決定、分散型投票、透明性が確保されていることが特徴。
内部ではスマートコントラクトによって規則がプログラムされ、メンバーは投票により重要な決定を行います。ブロックチェーン上でトランザクションが透明に記録されるので、自己資金調達に利用することも可能です。
DAOの用途は多岐にわたり、仮想通貨プロジェクトのみならず、非営利団体、企業ガバナンス、投資ファンドなどでも利用されます。
Tomi Browser
Tomi Browserは、tomiNetにネットにアクセスするための専用インターネットブラウザです。匿名性とプライバシー保護に特化したブラウザで、WindowsとLinuxで利用できます。
将来的にはMac、android、iOSでも利用できるように開発中であり、今後の展開に期待です。
さらにこのブラウザの特徴的なところは、WEB2.0とWEB3.0双方のネットワークにアクセスできると言う点。
現時点ではほとんどのWebサイトがWEB2.0で構成されています。どちらか一方のネットワークにしかアクセスできないWEB3.0ブラウザでは実用面の利便性が低いとされていましたが、Tomi Browserではその問題を解決。
パラレルウェブ対応型のブラウザとしてリリースされています。
TOMIの価格動向
TOMIの現在の価格動向は以下の通り。
2023年10月の価格レンジは2.08ドルー3.2ドルの幅で推移していました。年初来高値が9月15日に付けた4.4ドル。ここをピークに現在まで下降トレンドを形成。現在はピークのほぼ半分の価格帯で値動きが安定しています。
今後の価格の方向性
今後のTOMIの方向性は今の水準から大きくは変化せず、ほぼ横ばいのレンジ相場となるでしょう。
その根拠は次の3つ。
- 出来高が少ない
- 下値を更新していない
- WEB3.0の普及には時間がかかる
それぞれの根拠について解説していきます。
そもそも仮想通貨に関わらず、金融商品というものは出来高ありきの存在です。出来高があるので上昇圧力が高まりますし、反対に下落の勢いが強まります。
こういった需給の偏りが大きな値動きを生み、その動きは出来高が大きいほど強くなります。ではTOMIはどうでしょうか、2023年に入ってからの出来高はごくわずか。トレンドも方向感のないものになっています。
この流れは取引が活発ではない銘柄によく見られ、しばらくはレンジ相場が続く傾向と判断できます。
また、下値を更新していない点もレンジ相場の判断となる根拠の一つで、出来高が少ないにも関わらず、価格の上昇がみられるということは売りも買いも少なく、たまたま価格の上場が観測されただけと判断できるでしょう。
もしこれが上昇トレンドの発端なのだとしたら、短期間での価格高騰か、出来高の急増がみられるはずです。
これらのサインが確認できないことを総合的に見て、TOMIはレンジ相場に入ったと判断。上昇相場に転じるためにはWeb3.0の普及や注目度の変化が重要です。
現在はまだWeb3.0の普及率はほとんどありません。長期的に見てTOMIは将来性が高く、急騰が期待できるトークンではありますが、今すぐに価格が急上昇することはないでしょう。
tomiNetの将来性
Web3.0の発展にフォーカスしたtomiNetの将来性は、とても期待できるでしょう。インターネットのモデルはここ30年間で大きく変化しています。
ただ情報を閲覧するだけだったWeb1.0。情報発信を主とし、オンラインコミュニティという文化ができたWeb2.0。そして分散管理されたネットワークという全く新しい概念のWeb3.0。
その進化には凄まじいものがあります。
今後10年で、インターネットモデルは間違いなく分散化され、Web3.0へ突入していくでしょう。
ともすればWeb3.0対応型のブラウザを展開するtomiNetはとても将来性の高い銘柄です。
もし何か懸念点を挙げるとするならば、Web3.0の発展によってライバルとなるプロジェクトが増える点。
しかしながらその懸念はブロックチェーンに限った話ではなく、すべての新規サービスにいえることです。
今後発展が続くとされるWeb3.0関連事業。次の主導権を握るかもしれない可能性を秘めているtomiNetの将来性は十分投資リターンが期待できる銘柄です。
【まとめ】tomiNetはWeb3.0ブラウザを展開するプロジェクト
tomiNetは、Web3.0インターネットで活躍するブラウザです。現在はWeb2.0をWeb3.0双方の情報を閲覧することが可能なパラレルウェブ対応型のサービスが展開されており、Windows版とLinux版が既に利用可能です。
今後はMacやiOS、androidも利用可能になるそうで、今後の発展がますます楽しみです。
そんな期待とは裏腹に、トークンの価格動向は下降トレンドとあまり思わしくありません。しかしtomiNetブラウザーのポテンシャルを考えれば、Web3.0の普及に供ないトークンの価格上場は十分に期待できます。
誰でも公平にウェブサービスにアクセスできる時代を作るサービス、それがtomiNetです。トークン価格が安い今こそ投資に最適化もしれませんね。
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執筆者 西村大樹