【仮想通貨】Arkhumとは?特徴や将来性を解説

Arkhumはオンチェーントランザクションや特定のウォレットの動向を追跡するための仮想通貨です。

2023年7月には仮想通貨取引所BinanseでIEOが行われるなど何かと話題のこの銘柄。果たして将来性や特徴はどのようなものがあるのでしょうか。

そこで今回はArkhumについて、銘柄の特徴や将来性、トークンの価格動向を解説します。

「Arkhumへの投資を検討している」

「Arkhumとはどのような仮想通貨なのかを知りたい」

こういった疑問を解決します。

是非最後までご覧ください。

参考記事はこちら

Binanceに上場する新規の仮想通貨が登場する“バイナンスローンチパッド”。その中に登場した一つの仮想通貨が注目を集めています。 その名...
ここ数年ローンチされたトークンの中でも特に人気を誇る“Toncoin”。2023年現在も時価総額ランキング上位に位置し、根強いファンがホルダ...

Arkhumとは

名称 Arkhum
トークンシンボル ARKM
公式ページ https://platform.arkhamintelligence.com/
X https://twitter.com/arkhamintel
Telegram https://t.me/joinchat/82cZzOJqHhhlNmZh
Discord http://discord.gg/arkham

Arkhumとは、ブロックチェーン分析プラットフォームを提供する仮想通貨です。ブロックチェーン分析プラットフォームというと、どのようなプロジェクトなのかあまりイメージがわかない方もいらっしゃるでしょう。

簡単に言えば、Arkhumはブロックチェーン上の処理がどのような経路で行われたのかを確認するためのツールと解釈して問題ありません。

匿名性が高いブロックチェーンの問題点を解決するプロジェクト

ブロックチェーン上の処理を追跡できることには、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか。

基本的にブロックチェーン上の処理はすべて匿名で行われます。

トランザクションデータと呼ばれる処理情報はすべてブロックチェーン上に記録されますが、その情報はごく一部。

誰がトランザクションを発生させたのか、処理先のユーザーはどのような人なのか。この様な個人情報はブロックチェーン技術の高い匿名性によって隠されています。

一見、ブロックチェーンのこの匿名性はプライバシーという観点で見ると非常に優秀なしくみです。しかし、送金など金銭を伴うトランザクションでは、この匿名性が問題視されています。

例えば、最も多い懸念として挙げられるのが不正取引、特にマネーロンダリングやハッキングです。

送金元や送金先の個人情報が分からないブロックチェーン上の取引では、こういった金融犯罪の温床になっていることが少なからずあります。

こういった事態は仮想通貨取引の規制にも直結し、ブロックチェーン技術そのものの進化を遅らせる可能性もあるでしょう。

ブロックチェーンの匿名性に関する問題を解決。Arkhumのプロジェクトの利点はこの一転あるわけです。

Arkhumの特徴

ここからはArkhumはどのようにしてブロックチェーンデータを追跡し、透明性を実現しているのか、その特徴を紹介していきます。

Arkhumのプラットフォーム

ArkhumはUltraと呼ばれるAIを主体としたプラットフォームを構築し、透明性の高いブロックチェーンネットワークを形成します。

特に金融関連の取引データの透明性に注力しており、Ultraを活用して情報収集したデータを用いて、トランザクションデータを送信した個人を特定できるようにしています。

特徴的な例にはArkhumのプラットフォーム上に構成された“プロファイラー”が挙げられます。

プロファイラーを使用すると自身の保有する仮想通貨の残高や、取引先とのつながりが表示され、自身の取引動向が一目でわかるようになります。

この機能は、取引先のウォレットや個人まで特定できるため、カウンターパーティリスクが低減。安心した取引につながるでしょう。

用語:カウンターパーティリスクとは

カウンターパーティリスクとは、契約相手が債務不履行や取引の不履行といったリスクをもたらす可能性を指し、金融取引において相手方が約束を果たさない場合に生じる損失の可能性を示します。

特に仮想通貨取引においては取引相手の匿名性が強く、送金先の信頼度が銀行送金に比べて格段に低いため特にカウンターパーティリスクが懸念されます。

Intel to Earn

ArkhumではIntel to Earn、つまり情報で稼ぐマネタイズ方法が可能です。Play to earnやMove to earnのようにArkhumのアプリケーションを使用して情報提供をすると、提供者は仮想通貨がもらえる仕組みです。

このアプリケーションは“Arkhum Intel Exchange”と呼ばれ、利用者はArkhum Intel Exchangeに公開されている情報を売買することでマネタイズしたり、必要な情報手に入れたりすることができます。

例えば、株価情報やおすすめな飲食店などでは、Googleの検索に引っかからないコアな情報を見つけることができますし、ライフハック技術なんかも販売されていたりします。

もちろん販売されている情報が増えるほど、金銭を払う価値がある情報かどうかを精査する必要は出てきますが、大手の検索エンジンに引っかかる上位の検索結果よりも、ダイレクトに重要な情報を手に入れられる可能性があることが魅力です。

このArkhum Intel Exchangeはメールアドレス、ユーザーネーム、パスワードなどを登録すれば誰にでも利用可能です。

もし興味が湧いたという方がいれば、試してみてはいかがでしょうか。

BinanseにおけるIEOの実施

Arkhumは大手仮想通貨取引所BinanseにおいてIEOを実施したことでも注目されてました。

BinanceのIEOとはBinanse Launchpadと呼ばれるプラットフォームに新興の仮想通貨が上場することです。

このIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)は将来的に一般取引が期待できるであろう銘柄が先行的に特定の仮想通貨取引所に上場し、資金調達をする方法のことで、かなり優秀なプロジェクトでなければ実施することはできません。

そもそも販売場所が仮想通貨取引所である以上、IEOを実施する取引所が認めなければ仮想通貨を先行販売することはできませんからね。

こういった性質上、IEOを実施する銘柄は将来的に価値の向上が期待でき、人気が出やすい状況にあります。

実際Binanse LaunchpadでIEOを行ったArkhumも例外ではなく、販売が決まったときのBinanseのXでは多くのユーザーが反応していました。

ちなみに、このときのArkhumの販売価格は0.05ドル。上場直後には0.8ドルまで価格が急騰し、IEOで購入できたユーザーは16倍以上の利益を得ることができました。

これは決してArkhumだけの現象ということはなく、IEOを実施した仮想通貨全般に言える値動きです。

価格変動の激しい仮想通貨において、IEOでのトークン購入はかなり勝率の高い投資となるため、株式の新規公開株の購入権利同様、非常に人気な投資手法となっています。

Arkhumの価格動向

Arkhumの2023年11月時点の価格動向は以下の通り。

好調な値動きが続いています。ピークを付けた0.8ドルからは値下がりしているものの、価格レンジは0.3ドル~0.5ドルをキープ。一時は0.6ドル以上の値を付けた瞬間もありました。

また、直近の安値が10月中旬の0.28ドルであり、ここを起点に現在は上昇トレンドを形成中。IEO以降の高値更新をできるかが期待です。

将来の価格動向

さて、Arkhumの将来的な価格動向はどうなるでしょうか。結論から言えば、かなり上昇期待度は高めです。

というのも、期待値の高いIEO実施銘柄といえども価格が急騰するのはローンチ当初の短い期間だけ。その後は利益確定の売りに押され、急落するのが通常の銘柄の動きです。

そもそも仮想通貨は個人投資商品としての関心は薄く、株式やFXに比べるとその認知度はまだまだです。

この様な背景からもIEOに注目していた投資家は数が少なく、一度売りが先行してしまうと新たな買い注文が入りにくいため、下落した価格が浮上しないというのが多くの銘柄の価格動向でした。

ところがArkhumはどうでしょう。他銘柄と同じく、ローンチ後に大きく値を下げたところまではセオリー通りの動きを見せていますが、売りが一巡した後には少しずつ値が回復してきていることが分かります。

さらにローンチ後の値下がり幅も限定的で、新規の買い注文もかなり入ったのではないかと予想されます。

こうした状況からも潜在的にArkhumは上昇トレンドに乗る勢いを秘めており、プロジェクトへの期待感が大きいことが分かります。

このままの人気と上昇率を維持できれば、IEO以来の最高値更新も十分あり得るポテンシャルでしょう。

Arkhumの将来性

トークンの値動きからもわかるようにArkhumの将来性はかなり期待ができるでしょう。特にエコシステムの拡大とトークンのユースケースが確立されればまだまだ価値は上昇するはずです。

エコシステム拡大の期待

Arkhumのメインエコシステムは送金した仮想通貨の追跡です。

“自身が送金したトークンはどこの取引所を経由して送られたのか”、“取引相手のウォレットはどのブロックチェーンを利用しているのか”など今までブラックボックスと化していたトランザクションの流れを追求できることがメリット。

しかしこのメリットを最大限に生かすには、対応するブロックチェーンネットワークが複数でなければいけません。

もし、対応するブロックチェーンがBNBしかなかったとするとPolydonに送金されたデータが追跡できない、PancakeSwapからの入金は入金元が不明といった事態が起きるでしょう。

これだけDEXの種類が増えた現在では、このレベルの追跡能力では決して利便性が高いとは言えません。

そこでArkhumでは、多くのブロックチェーンとパートナーシップを契約。エコシステムの展開を広げています。

現在パートナーシップを結んでいるブロックチェーン

  • BNB
  • Polydon
  • Avalanche
  • TRON
  • Coinbase
  • Optimism

今後も対応するブロックチェーンは増えていく予定です。

参考記事はこちら

https://bitcastle.io/column/post-19042/

「Polygon(MATIC)ってどんな仮想通貨?」 「Polygon(MATIC)の将来性は?」 「まだ上昇する可能性はありそう?」 ...
「Avalanche(AVAX)はどんな仮想通貨?」 「Avalanche(AVAX)に将来性はある?」 ガチホの主軸通貨として保有して...
「仮想通貨トロン(TRON/TRX)って可能性はある?」 「仮想通貨トロン(TRON/TRX)を買うタイミングは?」 トロン(TRON)...

https://bitcastle.io/column/post-14094/

最近話題の仮想通貨Optimism。バイナンスなどの大手仮想通貨取引所に上場していることもあり、気になっている方も多いのではないでしょうか。...

トークンのユースケース

トークンのユースケースもArkhumの将来性を決める上で重要な要素となるでしょう。

現在トークンの主なユースケースは

  • ガバナンス投票
  • Arkhum Intel Exchangeの取引
  • プラットフォーム利用量の支払い

以上の3つ。Arkhumのエコシステム全般で利用できるため、ユースケースは比較的広めです。

今後Arkhumのプラットフォームの一般利用のスタートに期待ですね。

【まとめ】Arkhumは取引データを追跡するサービス

Arkhumはブロックチェーン上でのトランザクション、特に金融取引の送金データを追求するサービスです。

高い匿名性が利点のブロックチェーン。しかしその匿名性があだとなり、犯罪の温床となっていたり、詐欺被害に逢う人も少なくありません。

Arkhumのプラットフォームは、そのようなブロックチェーンの匿名性をAI技術により解析。より安全で透明性の高い取引を実現します。

今までブロックチェーンの課題とされていた金融取引の安全性を高めるArkhumは画期的なプロジェクトといえます。

トークンの取引価格も安定しており、今後の成長に期待の銘柄です。

Arkhumを買うならbitcastle

Arkhumは現在Binanseで購入可能です。しかしBinanseでは残念ながら日本円が利用できません。BTCやUSDTといった仮想通貨を使って購入します。

そしてそのBTCやUSDTを購入するには仮想通貨取引所bitcastleがおすすめです。

bitcastleはなんとクレジットカードで仮想通貨が購入できる画期的な取引所。無料のアカウント登録をしたらすぐに取引ができます。

口座開設料はもちろん無料。Arkhumを購入するなら、bitcastleを利用してBTCを購入。その後BinanseでArkhumを購入する流れがスムーズです。

執筆者 西村大樹