仮想通貨におけるウォレットの考え方とは?

取引所に自分が購入した通貨を放置している人も多いと思いますが、取引所には数多くのハッキング攻撃が24時間行なわれています。

最近のハッキング被害だとコインチェックのNEMが500億円以上もハッカーに奪われてしまいコインチェックは買収されてしまいました。

つまり仮想通貨取引や仮想通貨を保有する場合は個々でしっかりとした知識をつけるだけでなく、ハッキング被害に合わない様に対策をする必要性があります。

ウォレットはインターネット上から自分の保有している仮想通貨を切り離す事が出来るので安全と考えられていますが、紛失をすると全てのコインが水の泡になってしまいますので注意が必要です。

仮にウォレットを紛失した場合、運営にいってもコインは再発行されないので現金を落とした事と何らかわりません。

ウォレットからハッキングを受ける可能性がある?

ウォレットに入れたからといって100%大丈夫か?といわれると答えはNoです。
確かに取引所に置いておくよりは安全ですが、ウォレットに保管していても「フィッシング」「パソコン上にウイルス」「ウォレットの信頼性」などで注意を払う必要性があります。

フィッシング

フィッシングとは、アマゾンやヤフーサイトのアカウントを狙う事件が有名だと思います。
アマゾン本来のサイトに似せてサイトを作成し、そのページでIDとPWを入力させアカウント内にある資産を奪う仕組みです。

気をつける点としては、フリーメールアドレス内にあるURLは基本的にクリックしない事、仮にそのサイトを見たいと思った場合は、グーグルやヤフーの検索エンジンで自分の手で入力してページを出す事が大切です。

パソコン上にウィルス

パソコン上にウィルスとは、パソコン内部にウイルスを仕込ませ感染させます。パソコンがウイルスに感染してしまうと遠隔操作だけでなく、グーグルなどで同期しているアカウントのPWも全て奪われてしまいます。

基本的に人は一定の習慣を好むので、PWは他のサイトでも同じ人が多いです。その為、ウォレットのPWも同様に同じものを使用している事が多いです。
PWを一定にしている人がいるのであれば、ウォレットや仮想通貨の取引所IDのものだけでも変える事が重要です。

ウォレットの信頼性

ウォレットの信頼性とは、そのウォレットが本当に信頼できるのか?セキュリティ的には問題ないのか?という所が重要になってきます。ウォレットは仮想通貨を取引所に置いとくのが危ないしとりあえず入れとこうと考えるのは危険です。

ウォレットはネット上の財布と考える事が大切です。
現実世界で穴が沢山開いている財布を使うとお金が道に落ちてしまいます。ウォレットも同様の事がいえるのでウォレットを選択するときは最新の注意を払う必要性があります。

ウォレットの中でも投資家に愛されているものは何か?

ウォレットの中で性能が高いといわれているものは、「Trezor」です。
Trezorは金額が15000円以上の価格がするのでウォレットの平均価格2000円を大きく上回っています。

しかし、Trezorは高いだけありハードウェアウォレットの中でも随一のセキュリティ性があると言われています。
その理由としては公開鍵をユーザーの使用を許可していない為、パソコンがハッキングされても鍵の情報が全く手に入らないのです。

更にパソコン画面と端末ボタンの二重承認制を採用しているので、通常の取引所と同じような難易度のセキュリティになります。
取引所のハッキングは成功した場合100億ですが個人のウォレットにハッキングしても1万円や大口でも1000万円といった所です。

Trezorのようなハッキング対策をされたウォレットに取引所の資金と比較した時に個人の小額資金をわざわざ攻撃をしてくるとは考えられないのでウォレット選びはしっかりする必要性があります。

執筆者 西村大樹

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