【初心者向け】FXのロスカットとは?ロスカットされない取引方法を解説

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FXと切っても切り離せないのが“ロスカット”の存在。ポジションを強制決済されるロスカットは資金の全損は確定するので、できればやりたくはないですよね?

ロスカットをしないための効果的な方法はたった一つ。リスク管理と資金管理を徹底して行うだけです。しかし、それを完璧にこなすのは非常に難しいと言っていいでしょう。

けれども、ここを克服できなければFXで勝ち続けるのは困難です。今回はFX初心者に向けてロスカットについての解説と、ロスカットをしないためのリスク管理法をご紹介していきます。

FXについて

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外国為替証拠金取引(FX)とは、異なる通貨の売買を行うことで利益を得る投資方法です。FX市場は、株式市場や債券市場と比べても非常に流動性が高く、24時間取引が可能なことが特徴です。

取引は、主に通貨ペア(例:ドル/円、ユーロ/ドルなど)を対象に行われ、投資家は通貨の価値の変動を利用して利益を狙います。

FX取引の大きな魅力の一つは、レバレッジを利用できる点です。レバレッジとは、手持ちの資金以上の取引を行うことができる仕組みで、少ない資金で大きな取引を行うことが可能です。

例えば、10倍のレバレッジを利用すると、10万円の資金で100万円分の取引ができます。しかし、このレバレッジには大きなリスクも伴います。相場が予想と逆方向に動いた場合、損失も大きくなるからです。

また日本では最大レバレッジが25倍までと制限が掛けられています。これ以上のハイレバレッジでトレードをしたい方には規制が入らない、海外のFX業者がおすすめです。

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ロスカットとは

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それでは本題です。ロスカットとは、損失が一定の水準に達した際に、強制的にポジションを決済して損失を確定させる仕組みです。

これは、投資家の損失が拡大し続けるのを防ぎ、残された資金を守るための重要なリスク管理の手段で、ロスカットが上手く機能することで保有資産以上の損失が発生することを防ぎます。

ロスカットの基準や方法は取引業者ごとに異なりますが、一般的には証拠金維持率が一定の水準(おおよそ日本の取引所では50%海外取引所では30%)を下回るとロスカットが発動します。

ロスカットが発生するとすべてのポジションが強制決済され、預け入れた資金以上の損失が出ないように調整されます。

ロスカットの利点

ロスカットの利点は、投資家が予期しない大損を防ぐことができる点にあります。例えば、予想外の経済指標の発表や政治的なイベントによって相場が急変した場合、自分で迅速に対応することが難しいことがあります。

そんなときにロスカットが自動的に発動することで、大きな損失を未然に防ぐことができます。FXでは、もし仮に損切の決済が間に合わず、預け入れた資金以上の損失が発生した場合、その損失を埋めるための“追証”を支払わなくてはなりません。

追証はレバレッジが大きいほど、そして価格変動が大きいほど発生確率が上がる為、追証の発生を避けるロスカットの存在は非常に重要なものといえます。

ロスカットのデメリット

一方で、ロスカットにはデメリットも存在します。例えば、相場が一時的に不利な方向に動いたものの、その後すぐに回復した場合、ロスカットが発動してしまったために損失が確定し、本来得られるはずの利益を逃すことになります。

さらに、ロスカットを信じすぎたあまり、相場の急変に対してしてロスカットが追い付かず、予想以上の損失(追証)が発生する可能性もあります。

ロスカットのデメリットを軽減するゼロカットシステム

ゼロカットシステムとは、ロスカットが間に合わず、証拠金以上の損失が発生した場合に、口座残高のマイナス分をゼロにリセットする仕組みです。これにより、投資家は追証による借金を負うリスクを回避できます。

日本国内のFX業者は法律によりゼロカットシステムの提供が禁止されていますが、海外のFX業者ではこのシステムを採用しているところが多く、特に急激な相場変動時に有効です。

そのため、通常追証が発生しやすくなるハイレバレッジトレードも、海外業者のゼロカットシステムを利用すれば大幅にリスクが軽減され、思い切ったトレードが出来るようになるでしょう。

もちろんロスカットを避けるためには、適切なリスク管理が重要です。しかし、それだけでは対処できなかった不測の事態にはゼロカットシステムを利用するのも一つのリスクヘッジとなります。

ロスカットをしないためのリスク管理方法

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ロスカットを避けるためには、レバレッジの調整や、エントリーの最適化など、適切なリスク管理が重要です。ここからは、ロスカットをしないために有効な、リスク管理の方法を紹介します。

レバレッジの抑制

まずはレバレッジの抑制です。レバレッジは大きな利益を生む可能性がありますが、同時に大きなリスクも伴います。

したがって、初心者やロスカットのリスクを抑えたい投資家は、レバレッジを低く設定することが重要です。例えば、レバレッジを2倍や3倍に抑えれば、損失が拡大するスピードはそのぶん遅くなります。

ゆっくりと投資方針に対して検討ができるため、間違った投資方針を選択することなく、冷静な取引ができるでしょう。

結果的にそれが適切な対処に繋がり、ロスカットを避けることができます。

ストップロス注文の活用

ストップロス注文とは、あらかじめ設定した価格に達した時点で自動的にポジションを決済する注文方法です。

これにより、投資家が目を離している間に相場が急変しても、損失を限定することができます。ストップロス注文を適切に設定することで、大きな損失を防ぐことができます。

ストップロス注文を入れるポイントとしては以下の基準を参考にすると良いでしょう。

  • 予め決めた損切位置の価格にする
  • 自己資金の20%の損失が発生したら損切
  • ロスカット基準の3倍の水準をストップロスに設定

こういった自分の投資ルールを徹底するようにストップロス注文をすることで、不意な損失にも冷静に対処でき、安全な取引が可能になります。

この他にもストップロスのポイントを決めるポイントは無数にあり、エントリー時に必ずストップロスの注文を入れるという習慣は非常に大切です。

資金管理の徹底

資金管理は、投資家が持っている全体の資金をどのように配分するかを決定する重要な要素です。例えば、全資金のうち1回の取引で失う可能性のある金額を全体の2%以内に抑えるといったルールを設定することで、連続して損失を出しても資金が枯渇しないようにすることができます。

この資金管理に関してもストップロス同様“この水準なら安心”ということはなく、あくまで自身のトレードスタイルに合わせたルールを決めることが大切です。

一つ資金管理法の具体例を挙げるとすれば、“5連続で負けていたとしても損切が痛くない”ポイントを基準に決めると良いでしょう。

これくらい資金に余裕を持ったトレードをすることで、連敗による精神的な苦痛を減らし、ミスの少ない安定したトレードが出来るようになります。

この方法はかなり消極的なポジションサイズでのトレードとなりますが、資金管理に慣れてないうちはそれくらい守りに入ったトレードが生き残る資金管理のコツです。

相場分析の強化

相場分析は、適切なエントリーとエグジットのタイミングを見極めるために不可欠です。テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を駆使して、相場の動向を予測しやすくすることで、無駄なリスクを減らすことができます。

また、複数の分析手法を組み合わせて利用することで、より正確な予測も可能になります。

特に経済指標発表など、レートが大きく変動するイベントが発生する時は想定外の値動きによりロスカットの発生確率が上昇します。

相場分析によって確実に勝つことは難しいですが、リスクが高い場面での取引を減らすことは比較的容易です。まずは相場分析を強化し、不意なロスカットを避ける練習をしましょう。

心理的な安定の維持

最後は精神論となってしましますが、心の安定もロスカットをしないためには重要です。

FX取引では、相場分析以上に感情に左右されない冷静な判断が求められます。損失が発生した場合でも焦らず、計画に基づいた取引を続けるなど、自分が決めたルールを守ることが重要です。

特に連敗が続き、負けを取り返したいあまりに感情的な取引を繰り返すと、いたずらに損失を拡大させる原因となります。

こういった精神状態での取引は、知らず知らずのうちにストップロスのルールを守っていなかったり、かなり大きめなポジションサイズでエントリーしたりと、リスクの高いトレードをしていることがほとんどでしょう。

この様なハイリスクな取引はロスカットの一番の要因となりうるため、取引中は冷静さを保ち、計画的に行動することが重要です。

FXの始め方

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さてロスカットにならない方法を学んだら、大切なのは実戦経験です。実践を積んで失敗を繰り返すことで取引の精度が上がり、ロスカットされないトレードが出来るようになるでしょう。

口座開設

FXは取引口座の開設を済ませればすぐに始められます。

しかし、FXの取引業者は数多く存在し、どの会社の口座を開けばいいのか悩むところでしょう。そんな時におすすめなのがbitcastle。

bitcastleとは、FXや仮想通貨取引はもちろん、コモディティ取引もできる取引業者です。クレジットカード入金によるビットコイン取引や、最大1,000倍のハイレバレッジトレードが楽しめ、直感的に操作しやすいトレード画面は初心者でもすぐに取引できるようになるでしょう。

もちろんデモ口座も用意されているので操作性を試す練習にもピッタリです。

また、bitcastleはボーナスが高価な取引所としても知られており、その中でも入金ボーナスは10万円まで100%キャッシュバック、最大で250万円のクレジットボーナスが貰える太っ腹なキャンペーンです。

対象ユーザーはすべての利用者、5月17日からスタートですので、始めるなら今がチャンスです。

 
こちらの口座開設を中心に始め方を解説していきます。

bitcastle口座の開き方

デモ口座の開き方は、とっても簡単。まずは以下のバナーをクリックして、メールアドレスを入力。アカウントの開設を始めましょう。

登録がすんだら、次にメニューバー上部のFOREXをクリック。

以下のデモ口座をクリックすればデモトレードがすぐに始められます。

しかし、bitcastleならボーナスクレジットもたくさん用意されているので、せっかくならリアル口座を開いて最初からボーナスクレジットで取引を始めたほうがお得です。

ボーナスクレジットであれば仮に損失が発生しても資金を失いませんし、勝った場合には勝ち分を出金できます。

デモトレードよりもお得に効果的に勉強をしたいなら、リアル口座での取引がおすすめです。

ちなみに、リアル口座を開くときには、アカウント作成時に求められる本人確認書類の提示が必要です。この手続きが完了していないとリアル口座の開設ができませんので注意しましょう。

リアル口座の開設が選択できるようになったら必要事項を入力してアカウントを開設します。

ちなみにここで聞かれているプラットフォームとはFXを取引するためのアプリケーションのようなもので、基本的にMT5から変更する必要はありません。

取引通貨も日本円で取引するのであればJPYで問題ないでしょう。

MT5を持っていない場合

MT5のインストールが完了していない場合はFOREXページ下部にあるダウンロードからアプリケーションを入手します。

アプリケーションを立ち上げると口座選択画面が表示されるので、口座をbitcastle、口座番号をアカウント開設時に表示された番号で入力します。

MT5が立ち上がり、画面右下が接続完了となればOKです。

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まとめ】ロスカットは徹底した資金管理とリスク管理で避けられる

FX取引は大きな利益を狙える反面、大きなリスクも伴います。そのため、適切なリスク管理が不可欠です。

ロスカットは、損失を限定し資金を守るための重要な手段ですが、これを過信せず、他のリスク管理手法も併用することが重要です。

レバレッジの抑制、ストップロス注文の活用、資金管理の徹底、相場分析の強化、そして心理的な安定の維持といった方法を実践することで、ロスカットを避け、安定した取引を続けることができるでしょう。

FX取引を成功させるためには、自分自身の取引スタイルに合ったリスク管理方法を見つけ、継続的に学び、改善していく姿勢が求められます。

執筆者 西村大樹

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