こんにちは、FXトレードに興味を持ち始めた方、もしくはすでに取引を始めていて「もっとチャートを使いこなしたい!」と考えている皆さんへ。
今回は、世界中のトレーダーに支持されている高機能取引ツール「MetaTrader 5(MT5)」を使って、FXのテクニカル分析を行う基本的な方法をご紹介します。
「テクニカル分析って難しそう…」と思っている方もご安心ください。この記事を読み終わる頃には、チャートを読み解く力が一段階レベルアップしているはずです!
参考記事はコチラ
目次
テクニカル分析とは?FXにおける基本的な考え方
まずは基本中の基本からおさらいしておきましょう。
テクニカル分析とは、「過去の価格データ(チャート)をもとに、将来の値動きを予測する方法」です。
FXはニュースや経済指標などの「ファンダメンタルズ」も重要ですが、短期〜中期での売買を行うトレーダーにとっては、チャートに現れる“市場の心理”を読み取るテクニカル分析が非常に重要な武器となります。
「上がるか下がるかをチャートから読み解く」
この技術が磨かれれば、相場の波に乗ることができるようになります。
MT5を使ってチャート分析を始めよう
MetaTrader 5(MT5)は、多くの証券会社が採用している無料の取引プラットフォームで、チャート分析の機能が非常に充実しています。スマホ版、PC版とあり、簡易的なテクニカル分析はスマホでも十分可能です。
しかし、いくつかのインジケータを組み合わせるような高度なテクニカル分析や、複数のチャートを同時に開いて行うような取引スタイルの場合はPC版の方が良いでしょう。
ここでは、FXトレーダーとして最低限知っておきたい使い方を紹介していきます。
通貨ペアのチャートを表示する
まずは、取引したい通貨ペア(例:USD/JPY)を選びましょう。
- MT5下部の「気配値表示」をタップ。
- 表示されたリストから通貨ペアを選択。
これでチャートが表示されます。
背景色やローソク足の色なども自由に変更できるので、自分好みにカスタマイズしてみてくださいね。
画面下部の気配値をタップ。
表示させたい通貨ペアを選択。
インジケータを表示させる
テクニカル分析用のインジケータを表示させるには画面上部のアイコン(十字線の右側)をタップ、メインチャートを選択します。
すると系統別にインジケータ各種が表示されるので、目的のインジケータを選択すればOKです。
テクニカル分析に関する詳しい記事はコチラ
FXトレーダー定番!おすすめインジケーター4選
インジケーターとは、チャート上に表示する“テクニカルなヒント”を与えてくれる道具のようなもの。ここでは、FXトレーダーによく使われる定番インジケーターをいくつか紹介します。
移動平均線(MA)
移動平均線は相場のトレンドを視覚的にとらえるための最も基本的な指標です。短期(緑色のライン)・長期(ピンク色のライン)の線を表示することで、現在の値動きが「上昇トレンド」なのか「下降トレンド」なのかを判断しやすくなります。
特に注目されるのが、「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」。
- ゴールデンクロス:短期線が長期線を上抜けたとき。買いサイン。
- デッドクロス:短期線が長期線を下抜けたとき。売りサイン。
シンプルながら、非常に多くのトレーダーが意識しているサインです。
移動平均線に関する過去記事はコチラ
RSI(Relative Strength Index)
RSIは、「今の相場が買われすぎているか?売られすぎているか?」を示す指標です。
- RSIが70以上 → 買われすぎ(そろそろ下がるかも?)
- RSIが30以下 → 売られすぎ(そろそろ反発するかも?)
特にレンジ相場(横ばいの値動き)で強い効果を発揮します。
MACD
MACDは移動平均線の差をベースにしたオシレーター系のインジケーター。トレンドの転換点を捉えるのに使われます。
- シグナルラインとのクロスで売買のタイミングを見極める。
- ヒストグラムの形状から、勢いの強弱を読み取る。
RSIと併用して使うトレーダーも多く、エントリーの根拠として信頼される指標です。
ボリンジャーバンド
価格がある範囲内(±2σ)に収まるという統計的性質を利用して、価格の上限・下限を可視化したインジケーター。
- バンドの外に飛び出すと「行き過ぎ」と見なされ、反発が期待される。
- 反対に、バンドに沿って動き続ける「バンドウォーク」が出たら、強いトレンドの証拠。
逆張り・順張りの両方に応用できる、便利で奥の深い指標です。
チャートにラインを引いて分析をレベルアップ
インジケーターだけでなく、「ラインを引く」というシンプルな手法もとても効果的です。
- 水平線:過去に何度も反発した価格帯=サポートやレジスタンス。
- トレンドライン:安値を結んで上昇トレンド、高値を結んで下降トレンドを把握。
- フィボナッチ・リトレースメント:押し目や戻りの目安を数値的に分析。
これらのラインは、「相場が意識している価格」を浮き彫りにしてくれる、まさに“見えない心理戦”の地図です。
チャートの高値と安値と結んだだけの簡単なトレンドライン。これだけでも相場の方向性は十分に把握できる。
ライントレードに関する詳しい記事はコチラ
トレード前の「分析ルーチン」例
「どこで買う?どこで利確する?損切りはどこに置く?」
その答えを導き出すために、毎回同じ手順でチャートをチェックすることが大切です。
分析の流れ(例)
- 上位足(H4、D1)で相場の方向を確認
- 移動平均線でトレンドをチェック
- ラインでサポート/レジスタンスを確認
- RSIやMACDでエントリーのタイミングを探る
-
リスクリワード比(損益比)を計算してポジションサイズを調整
このように、ルールに沿って冷静に判断することで、感情的なトレードを防ぐことができます。
【まとめ】チャートの読み方は“慣れ”が全て!
テクニカル分析は、「未来を確実に当てる手法」ではなく、「確率的に優位な状況を見極めるツール」です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、毎日チャートを眺めているうちに、自然と「パターン」や「クセ」が見えてくるようになります。
MT5には、そのための強力なツールがたくさん揃っています。焦らず、自分のスタイルを見つけていきましょう。
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執筆者 西村大樹