【FX】為替相場はどうして下落するの?その理由と最近の相場状況を解説

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FXを始めたばかりの方、またはこれから始めてみようかな?と考えている方にとって、「為替相場が下落する」と聞いても、なんとなくイメージはできても、実際にはどういうことなのかピンとこないこともありますよね。

この記事では、そんな初心者の方向けに、為替相場が下落する理由やその背景、そして最近の相場の動きについて、やさしく丁寧に解説していきます。難しい専門用語はできるだけ使わず、わかりやすい言葉でまとめましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

相場環境に関して詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。

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目次

「為替相場が下落する」ってどういう意味?

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まず最初に、「為替相場が下落する」とはどういうことなのか、簡単に説明します。

たとえば、「ドル/円(USD/JPY)」という通貨ペアがあるとします。これは「1ドル=○○円」という意味です。もしこのレートが 150円から145円に下がった場合、これはドルが円に対して下落したということになります。

逆に見れば、「円がドルに対して上昇した」とも言えるんですね。つまり、通貨の価値というのは、常に他の通貨との相対的な強さで決まっているというわけです。

為替相場が下落する主な理由とは?

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為替相場がなぜ下がるのか? これは一言では説明できませんが、大きく分けるといくつかの要因があります。以下に、初心者の方でも理解しやすい代表的な理由をピックアップしてご紹介します。

経済指標の悪化(その国の経済が悪いと通貨も弱くなる)

たとえば、アメリカの雇用統計やGDP成長率が予想よりも悪かった場合、投資家たちは「今後のアメリカ経済は大丈夫かな…」と不安になり、ドルを売るようになります。

当然、ドルが売られればその価値は下がっていきます。これが為替レートの下落につながるわけですね。

金利の影響(利下げは通貨安につながりやすい)

FXの世界では「金利」が非常に大きな意味を持ちます。

一般的に、金利が高い通貨は魅力的に映るため、買われやすくなります。一方、利が下がる見通しが立つと、その通貨は売られやすくなり、価値も下がりがちです。

たとえば、アメリカの中央銀行(FRB)が「利下げ」を示唆したとしましょう。すると市場では、「ドルの価値が下がるかも」と考えた投資家がドルを売り始め、ドル安が進むのです。

政治的な不安や地政学的リスク(戦争や政変も要因に)

通貨の価値は、その国の安定性にも左右されます。

たとえば、政権交代、選挙、外交問題、戦争や紛争などが起こると、「この国の通貨はリスクが高い」と判断されて売られやすくなります。これも為替レートの下落を引き起こす要因の一つです。

中央銀行の金融政策(通貨の量を増やせば価値は下がる)

中央銀行の政策も通貨の価値に大きく影響します。

たとえば、日本銀行やFRB(アメリカの中央銀行)が「量的緩和」という政策を実施すると、市場に大量のお金が出回ることになります。お金の量が増える=価値が薄まるため、通貨は下落しやすくなるのです。

投資家の心理や期待(思惑だけでも相場は動く)

意外と大事なのが「市場の期待」や「投資家の心理」です。

まだ何も起きていない段階でも、「もしかしたら来月、利下げがあるかも…」という憶測だけで通貨が売られることがあります。これを「先取り」して動くのが為替市場の特徴とも言えます。

【最新】2025年5月時点の為替相場の動きはどうなっている?

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それでは、実際に最近の為替相場はどのような動きをしているのでしょうか?
2025年5月現在の注目ポイントを簡単にまとめてみました。

ドル/円の動き

アメリカでは、インフレの鈍化傾向や景気減速の兆しが見え始め、FRBによる年内の「利下げ観測」が市場で強まっています。

その影響で、ドルが徐々に売られ、ドル/円相場は150円台から145円台へと下落する場面が見られました。

少し前までの上昇トレンドは一旦落ち着き、短期的には下落トレンドが始まっています。

ユーロ/円の動き

ユーロ圏では、経済成長の鈍化が懸念されており、ECB(欧州中央銀行)も金融緩和スタンスを維持する姿勢が見られます。これにより、ユーロはやや弱含みの展開に。

ユーロ/円もやや下落気味で、投資家のリスク回避姿勢が影響しています。

また、ユーロ圏はロシア・ウクライナ戦争に対してウクライナ側の支援を表明するなど、地政学的にも不安定になりやすい要因を含んでいます。

ユーロが一方的に強くなる可能性はあまり高くはないかもしれませんね。

円の全体的な傾向

日本銀行は依然として超低金利政策を続けていますが、世界的に利下げの流れが出てきたことで、相対的に円の価値が見直される場面も増えてきました

「円高になりにくいけど、ドル安やユーロ安が進めば相対的に円高になる」という少し複雑な構図です。

とはいえ、恐らく今後は日本も徐々に利上げ方向へ政策の舵を切っていくことでしょう。長く続いた円安トレンドも終わりに近づいてきているといっても過言ではないでしょう。

【まとめ】相場の下落には必ず「理由」がある!

為替相場は、ただなんとなく動いているように見えて、実はそこには明確な理由や背景があります。経済指標、金利、政治情勢、中央銀行の動き、投資家の心理など――さまざまな要素が複雑に絡み合って、相場は日々変動しています。

FXを始めたばかりの頃は、「どうしてこんなに動くの?」「何を見ればいいの?」と戸惑うかもしれません。でも、少しずつニュースや経済データに目を通していくと、自然と「なるほど、こういう理由で下がったのか」と見えてくるようになります。

最初の一歩として、「なぜ下がったのかを自分なりに考える習慣」を持つことがとても大切です。わからなくても大丈夫。経験を積むことで、必ず見えてくる景色がありますよ。

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執筆者 西村大樹

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