FX指標カレンダー【1月第2週】経済指標とトレード戦略

本記事では、1月第2週に予定されている経済指標や要人発言に注目し、トレーダーが市場動向を正しく読み取るための手助けを提供します。

具体的には、経済指標の発表や重要人物の発言が、為替市場にどのような影響を与えるのか解説していきます。

FX指標:1月第2週の主な経済イベントと市場テーマ

1月第1週は、年初相場の方向性を決める重要な1週間となります。

米国ではISM製造業非製造業ADP雇用統計、そして週末に米雇用統計(NFP)が控えており、「米景気は減速なのか、それとも底堅いのか」が最大のテーマです。

また、年明けはポジションが軽く、材料に対して相場が素直に反応しやすいため、指標結果がそのままトレンドにつながる可能性があります。

そのため、戦略としては、週前半で景気の方向感を確認し、週後半の雇用統計でトレンドが確定するかを見極める構えが有効です。

日付 時間 主なイベント内容 前回 予想 結果 注目度
1月5日(月) 24:00 🇺🇸ISM製造業景況指数 48.2 48.4 ★★★★
1月6日(火) 22:00 🇩🇪ドイツCPI(速報・前年比) 2.3% 2.1% ★★

1月7日(水)
19:00 🇪🇺消費者物価指数 2.1% 2.0% ★★★★
22:15 🇺🇸ADP雇用統計 -3.2万人 5.5万人 ★★★★
24:00 🇺🇸ISM非製造業景況指数 52.6 52.2 ★★★★
1月8日(木) 22:30 🇺🇸新規失業保険申請件数 ★★★
1月9日(金) 22:30 🇺🇸雇用統計(非農業部門雇用者数) 6.4万人 5.5万人 ★★★★★
22:30 🇺🇸失業率 4.6% 4.5% ★★★★★
22:30 🇺🇸平均時給(前年比) 3.5% 3.6% ★★★★

FX指標:1月5日(月)の主要経済指標

はじめに、週明け月曜日の主要経済指標を確認していきます。

ISM製造業景況指数

概要: 米国の製造業の景況感を示す重要指標で、とりわけ「50」を境に景気拡大・縮小を判断します。

市場反応

  • 50超・改善 → 米景気の底堅さを意識したドル買い
  • 50割れ・悪化 → 景気減速懸念からドル売り

今回の注目点: 年初相場は参加者が少なく、そのため、ISMの結果がそのままドルの方向感を作りやすい点がポイントです。

また、新規受注や雇用項目の動きにも注目が集まります。

FX指標:1月6日(火)の主要経済指標

次に火曜日は、欧州の景気や物価を多角的に確認できる指標が発表されます。

ドイツCPI

概要: ユーロ圏最大の経済国であるドイツの消費者物価指数で、そのためECBの金融政策見通しに影響します。

市場反応

  • インフレ鈍化 → ECB利下げ観測強まりユーロ売り
  • インフレ高止まり → 利下げ後退でユーロ買い

今回の注目点: 年初のユーロ相場は方向感が出やすく、そのため、ドイツCPIがECBスタンスを占う材料として強く意識されやすい点に注意が必要です。

FX指標:1月7日(水)の主要経済指標

続いて水曜日は、欧米の重要指標が発表されます。

EU 消費者物価指数(HICP)

概要:ユーロ圏のインフレ動向を示す重要指標で、とりわけECB(欧州中央銀行)の金融政策判断に直結します。

市場反応

  • インフレ鈍化・予想下振れ → 利下げ観測が強まりユーロ売り
  • インフレ高止まり・予想上振れ → 金融引き締め長期化を意識したユーロ買い

今回の注目点:年初相場で市場参加者が限られる中、そのためHICPの結果がユーロ相場の初動を左右しやすい点がポイントです。

また、サービス価格やコアインフレの鈍化ペースにも注目が集まります。

ADP雇用統計

概要: 米国の民間雇用動向を示す指標で、とりわけ、週末の米雇用統計(NFP)の前哨戦と位置づけられます。

市場反応

  • 強い結果 → 雇用の底堅さを意識したドル買い
  • 弱い結果 → 利下げ期待の強まりからドル売り

今回の注目点: NFPとの整合性が強く意識され、そのため、ADPの結果次第で週後半に向けたポジション調整が活発化しやすい点がポイントです。

ISM非製造業景況指数

概要: 米経済の約7割を占めるサービス業の景況感を示す重要指標で、とりわけ景気の先行きを判断する材料として注目されます。

市場反応

  • 拡大維持 → 米景気の底堅さを評価したドル買い
  • 減速 → 景気減速懸念からドル売り

今回の注目点: 製造業との「二極化」が続くかどうかが焦点で、特に、雇用・価格項目の動きがFRBの政策観測に影響します。

FX指標:1月8日(木)の主要経済指標

そして、木曜日も、雇用統計前の重要発表されます。

新規失業保険申請数

概要: 米国の雇用市場の短期的な変化を確認する指標です。

市場反応

  • 申請増加 → 労働市場減速懸念でドル売り
  • 申請減少 → 雇用の強さを意識したドル買い

今回の注目点: 翌日の雇用統計を控えているため、結果次第ではドル円が神経質に動きやすくなります。

FX指標:1月9日(金)の主要経済指標

そして、週末は今週最大の注目指標「雇用統計」が発表されます。

雇用統計

概要: 非農業部門雇用者数、失業率、平均時給を含む最重要指標で、とりわけ、FRBの金融政策に大きな影響を与えます。

市場反応

  • 強い結果 → 米景気の底堅さを評価したドル買い
  • 弱い結果 → 利下げ期待の強まりからドル売り

今回の注目点: 年初最初の雇用統計であり、結果次第では、1月相場全体の方向性を決める可能性があります。

そのため、発表前後は急変動リスクが高く、ポジション管理が重要です。

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執筆者 西村大樹

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