FX指標カレンダー【1月第5週】経済指標とトレード戦略

本記事では、1月第5週に予定されている経済指標や要人発言に注目し、トレーダーが市場動向を正しく読み取るための手助けを提供します。

具体的には、経済指標の発表や重要人物の発言が、為替市場にどのような影響を与えるのか解説していきます。

FX指標:1月第5週の主な経済イベントと市場テーマ

1月最終週は、米国の景気・金融政策イベントや、さらに日本のインフレ指標や先週の日銀会合の議事要旨が材料となる重要な週です。

米国ではFOMCを中心に金融政策イベントが集中する一方、日本では日銀のスタンス確認が円相場の評価軸となりやすく、ドル・円ともに方向感が出やすい局面となります。

そのため、金利見通しを軸に、主要通貨のボラティリティが高まりやすい一週間です。

日付 時間 主なイベント内容 前回 予想 結果 注目度
1月26日(月) 22:30 🇺🇸米国耐久財受注 -2.2% 3.0% ★★★
1月27日(火) 23:00 🇺🇸ケース・シラー米住宅価格指数 1.3% 1.2% ★★
24:00 🇺🇸消費者信頼感指数 89.1 90.1 ★★★
1月28日(水) 08:50 🇯🇵日銀・金融政策決定会合議事要旨 ★★★
28:00 🇺🇸FOMC政策金利発表 3.50-3.75% 3.50-3.75% ★★★★★
28:30 🇺🇸パウエルFRB議長会見 ★★★★★
1月29日(木) 22:30 🇺🇸新規失業保険申請数 20.0万人 ★★★
1月30日(金) 08:30 🇯🇵東京都区部CPI 2.3% 2.2% ★★★★
19:00 🇪🇺10-12月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前期比) 0.3% 0.2% ★★★★
22:30 🇺🇸卸売物価指数(前年比) 3.0% ★★★

FX指標:1月26日(月)の主要経済指標

はじめに、週明け月曜日の主要経済指標を確認していきます。

米国耐久財受注

概要:企業の設備投資動向を示す指標で、製造業を中心とした景気の先行きを測る材料となります。

市場反応:

  • 受注増加 → 米景気の底堅さを意識したドル買い

  • 受注減少 → 景気減速懸念からドル売り

今回の注目点:FOMCを控える中で、企業の投資姿勢が維持されているかが焦点で、特に変動の大きい輸送機器を除いたコア指数にも注目が集まります。

FX指標:1月27日(火)の主要経済指標

続いて火曜日は、米国の住宅価格や消費マインドに関する指標が発表されます。

ケース・シラー米住宅価格指数

概要:米国主要都市の住宅価格動向を示す指標で、とりわけ住宅市場の過熱感や調整状況を確認できます。

市場反応:

  • 価格上昇継続 → 住宅市場の底堅さを意識

  • 価格下落・伸び鈍化 → 金利高の影響を意識した景気懸念

今回の注目点:金利高が続く中で住宅価格がどこまで耐えているかが焦点で、そのため翌年の米景気見通しを考える材料として注目されます。

消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

概要:米国の消費者マインドを示す指標で、そのため個人消費の先行指標として位置づけられます。

市場反応:

  • 信頼感改善 → 消費底堅さを意識したドル買い

  • 信頼感悪化 → 消費減速懸念からドル売り

今回の注目点:雇用や所得見通しの変化が注目され、とりわけ小売売上高など他の消費指標との整合性が意識されやすくなります。

FX指標:1月28日(水)の主要経済指標

続いて水曜日は、深夜に今週の重要イベントの一つ「FOMC」、さらにパウエルFRB議長の会見が控えています。

日銀・金融政策決定会合議事要旨

概要:日銀の前回金融政策決定会合における委員間の議論内容をまとめた資料で、とりわけ今後の金融政策スタンスを読み取る手がかりとなります。

特に、物価見通しや賃金動向、金融政策正常化への温度感が注目されます。

市場反応:

  • タカ派的な議論(追加利上げへの言及) → 円買い

  • ハト派的な議論(利上げ打ち止め感など) → 円売り

今回の注目点:政策変更の有無以上に、特に今後のスタンスに関するニュアンスが相場を左右しやすい局面です。

そのため、植田総裁や委員が「賃金と物価の好循環」についてどの程度踏み込んでいるかが焦点となります。

FOMC政策金利発表・パウエルFRB議長会見

概要:FRBが金融政策の方針を示す重要イベントで、とりわけ声明文と議長会見が市場の注目点となります。

市場反応:

  • タカ派的内容 → 金利高を意識したドル買い

  • ハト派的内容 → 利下げ観測強まりドル売り

今回の注目点:利下げ時期に関する示唆や、インフレ評価の変化が焦点で、特に会見での発言が相場を大きく動かす可能性があります。

FX指標:1月29日(木)の主要経済指標

そして、木曜日は、アメリカの雇用関連の指標が発表されます。

新規失業保険申請数

概要:毎週発表される雇用指標で、そのため短期的な雇用の強弱を把握するための指標です。

市場反応:

  • 申請数減少 → 雇用底堅さを意識したドル買い

  • 申請数増加 → 労働市場減速懸念からドル売り

今回の注目点:FOMC後の最初の雇用関連指標で、そのため強さが維持されているかが改めて確認されます。

FX指標:1月30日(金)の主要経済指標

そして、週末は日米の物価に関する指標が発表されます。

東京都区部CPI

概要:日本のインフレ動向を示す先行指標で、特に全国CPIに先立って発表されるため注目されます。

市場反応:

  • インフレ加速 → 金融政策修正を意識した円買い

  • インフレ鈍化 → 緩和継続観測から円売り

今回の注目点:日銀会合や議事要旨後の発表で、そのためインフレの持続性が評価されやすい局面です。

EU域内総生産(GDP、速報値/前期比)

概要:域内経済の成長率を示す代表的な指標で、特に景気の足元の強さや減速度合いを確認する材料となります。

市場反応:

  • 成長率上振れ → 景気底堅さを意識したユーロ買い

  • 成長率下振れ → 景気減速懸念からユーロ売り

今回の注目点:金融引き締めの影響がどの程度実体経済に波及しているかが焦点で、特に個人消費や設備投資の寄与度が注目されます。

卸売物価指数(PPI)

概要:企業間取引段階の物価動向を示す指標で、そのため消費者物価への波及を測る材料となります。

市場反応:

  • 物価圧力低下 → インフレ沈静化を意識

  • 物価圧力強化 → 金利高を意識

今回の注目点:CPIとの整合性が注目され、とりわけインフレ基調の確認材料となります。

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執筆者 西村大樹

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