株式投資も注目は仮想通貨銘柄? 株と仮想通貨の比較

仮想通貨のトレードを行なっいる方が非常に多くなっている昨今。多くの方が利益を目指して投資していることでしょう。

ところで、その影に隠れつつ仮想通貨関連の株式投資も盛んに行われているのをご存知でしょうか。そこで、今回は仮想通貨関連銘柄への株式投資に関してお伝えします。

仮想通貨関連の株式銘柄とは

今回注目していくのは国内の株式ですが、その銘柄は幾多にも及びます。誰もが知るような、トヨタやソフトバンクといった銘柄やこれから伸びてきそうな銘柄まで豊富に存在します。

その銘柄の中には仮想通貨関連の銘柄もあります。具体的には取引所の運営会社の銘柄です。一例をあげると以下になります。

  • マネックスG……コインチェック
  • GMO……GMOコイン
  • フィスコ……Fisco
  • リミックスポイント……Bitpoint
  • SBIホールディングス……SBIバーチャルカレンシーズ

特に注目してみると面白いのはコインチェックの運営会社、マネックスGです。つい先日、コインチェックを買収したのは多くの方がご存知でしょう。

コインチェックを買収したあたりからマネックスGの株価も一気に上昇し、2018年5月上旬現在の価格は675円。これは2月や3月頃の株価に比べ1.6倍以上になっています。仮想通貨で1.6倍くらいの値上がりは物足りなさを感じますが、株価で見ればかなりのジャンプアップです。

SBIホールディングスも2017年6月に仮想通貨取引所開設の発表、SBI Ripple asiaなど仮想通貨事業に参入したあたりから株価はじわじわと上昇しています。

何百倍もの価格の上昇は難しいと思いますが、注目度の高い仮想通貨の分野に参入している企業の株価は上り調子になりやすく、保有するのも悪くはありません。

株と仮想通貨の違い

先に紹介した内容を踏まえると仮想通貨関連の銘柄に魅力を感じることでしょう。しかし、仮想通貨のと株の取引には違いがあります。念のため覚えておいてください。

投資の性質として、株は「ミドルリスク・ミドルリターン」。仮想通貨は「ハイリスク・ハイリターン」。取引時間は株は平日9時から15時、仮想通貨は24時間365日とこちらもだいぶ違います。税率は株が一律20%。仮想通貨は15%から55%の累進課税となっています。

投資上級者向けになりますが、株では信用取引で3倍のレバレッジをかけることが可能で、仮想通貨は取引所により異なりますが最大25倍のレバレッジがかけられます。

もともと、ボラティリティ(価格の変動)が高い仮想通貨ですので、レバレッジをかければさらにハイリスク。ハイリターンになります。

総合してみると株は中長期的な保有、仮想通貨は短期売買に向いていると言えます。

株と仮想通貨の投資でおすすめはどちらか

株と仮想通貨の取引では違いがいくつかありました。気になるのは、結局のところ「どちらがいいのか」だと思います。

これは投資の性質の違いもありますので一概には言えませんが、「どちらも」やってみるのがおすすめです。

株は投資対象の中でも安定した値動きを見せます。株主優待や配当が得られるのもメリットでもあります。逆に少額の資産でもハイリターンが期待できる仮想通貨への投資も行えば資産形成にも役立つでしょう。

仮想通貨人気はしばらく続くでしょうから、株も仮想通貨関連銘柄を購入しホールド。その間に仮想通貨のトレードも行い資産を増やしていく。そのような投資方法もいいでしょう。

仮想通貨関連の株式も保有してみよう

仮想通貨取引所を運営している企業の多くは上場しています。仮想通貨の人気の影で話題になりにくいですが、マックスGなど取引所を運営している企業の株価も好調です。

株保有は仮想通貨のトレードと違い一気に利益を出すのは難しいですが、長期的な資産を保有する目的なら適しています。

仮想通貨トレードとうまく組み合わせて資産をつくってみてはどうでしょうか。

執筆者 西村大樹

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