中国仮想通貨マイニング業者撤退の実態を暴く!?本質的なマイニングとは何か

中国マイニング事業の現状

仮想通貨のマイニングはとても時間と労力が必要となる作業です。マイニングに必要なマイニングマシーンを購入するだけでも多額を支払う必要がありますし、実際にマイニングを行うとなっても、それに対しての知識を持っていなくてはなりません。

マイニングを行っている人はマイニングを成功させた見返りとしてもらえる仮想通貨を目的として行っている人が多いですが、その仮想通貨自体の価格も下落傾向にあるため、マイニングに対しての熱が冷めてきているマイナーも多くいます。

そんな中でもマイニングマシーンを開発する業界の人々は最新マシンの開発やマイニングシェアの拡大によって、ハッシュレートやディフィカルティは上昇を続けています。

しかし、今年の底値を記録してからはある程度停滞している仮想通貨業界において、マイニングは採算を取ることが難しいと言われていますが、そんな中でもマイニング大国である中国は仮想通貨マイニングを行っています。

マイニングマシーン業界も不調に

マイナーの中には経済的に大きな打撃を受けてしまい、自身のマイニングファームを閉じなければいけないという状況まで追い込まれてしまっている人もいます。

これに伴って、大きな金額で購入したマイニングマシーンを中古で販売するという結果になってしまった人もいます。

この場合は世界中のマイニングに対する意識が低いことから、買い手が見つからないという状況が続いており、買い手が見つからない以上、損失が続いてしまう状況となっています。

買い手が決まっていても、結果的にはそこまで大きな金額にはならないことや買取を拒否されるというケースも多いです。

必死の思いでマイニングマシーンを入手した人もいますが、現在はほぼ鉄クズ同然の扱いを受けています。

また、マイニングマシーンに関しては開発が進められており、マイニングマシーンが当然のように新しい技術を搭載しています。

現在発売されているマイニングマシーンは以前よりも少ないパーツで開発が進められており、以前のモデルよりも安く手に入るのが現状です。

そのため、古いタイプのマイニングマシーンを購入する人も少なくなっており、中古で販売されていても購入する人はいなくなっています。

新しいマイニングマシーンにこそ大きな価値があり、古いマイニングマシーンに関しては価値がほぼないと言っても過言ではない扱いを受けています。

マイニングに関してロシアで動きアリ

そんな価値が薄れてきているマイニングに関しても、世界中で様々な動きがあります。

ロシア連邦議会の下院にて、デジタル通貨規制法案から仮想通貨マイニングの定義が削除されました。これによって、ロシア国内のマイナーの税制問題の明確化が先送りになりました。

法律が仮想通貨マイニングを定義するのであれば、結果として仮想通貨も定義する必要があることを下院の金融市場委員会の委員長は述べています。

提案した規制にマイニングを含めることは無意味であるとも述べており、マイニングに関しては規制対象には含んでいないということも述べています。

デジタル資産は法制度としてもまだまだ不十分であることが多く問題視している人も多いです。仮想通貨取引所の規制が進んでいる状態であるため、マイニングに対しての扱いも国ごとに変わってくるでしょう。

マイニングの価値を上昇させるには

マイニングの価値が大きく下がってきている現在では、マイニングを行ってくれるマイナーの人数も減ってきてしまいます。

そうなると、仮想通貨の新規発行や取引の承認も行われなくなってしまうため、仮想通貨という存在自体の今後が危ぶまれることになります。

まずはこのマイニングそのものを改善していき、多くの人がマイニングに関わり安くなるような環境を作っていくことが大切です。

マイニングに参加したが、そこにかけた投資が後々マイナスとなって返ってくるとなると大きな損失をするためにマイニングのための設備投資を行うような形となってしまいます。

マイニング参加者が最終的に利益を出せるような試作を行っていくことが今後のマイニングの価値の上昇につながっていくのではないでしょうか。

執筆者 西村大樹

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