仮想通貨で国も買える!?2018年は仮想通貨のゲームがトレンドになるかも!

去年はイーサリアムのブロックチェーンの仕組みを使った「Crypto kitty」という育成ゲームがヒットを記録したのは記憶に新しいと思います。
そこで2018年注目を集めそうなブロックチェーン・仮想通貨を利用したゲームをご紹介したいと思います。

国を買える?Cryptocountries

イーサリアムのブロックチェーンを利用して、キャラクターを育成・売買できるCryptokittyやCryptocelebritiesが人気を集めていました。

そんな中、新しく登場したのが「Cryptocountries」というゲームです。
これは地図上にある国をバーチャルで購入できるというゲームです。
例えば、日本を購入したいとき購入希望者が複数いたらオークションのような形式で1番高い金額を提示した人が落札できます。

一度購入された国は、その後の販売価格は2倍になります。
その値段で誰かに購入されるまで、固有の領土としてブロックチェーン上で扱われます。

この時の売買は実際にイーサリアムを使って行われ、スマートコントラクトを利用して取引が行われます。
購入されるたびに国の価格は2倍ずつ上がって行きますが、この内の一定の割合は元の所有者に利益が配分されます。

つまり最初にAさんが日本を1ETHで購入します。
その後、Bさんが2ETHで所有権を奪ったらAさんは所有権を失う代わりに一定の割合のイーサリアムを手にすることが可能です。

ゲーム性と実益を兼ねたこのゲームは、既に人気を集めており、リリース開始直後3日で1,500人が参加するなど盛り上がりを見せています。

現在人気なのはオリンピック開催した韓国で4375ドル相当のイーサリアムの値段が付いているんだそう。
続いて人気なのはブラジルとジャマイカという新興国が続いています。

固有の領土を所有するチャンスかもしれませんね。

ビットコインの価格で難易度が変わる?

アクションRPGのImperatumは、ゲーム界で斬新なシステムを導入することを明らかにしました。
それはビットコインの価格でゲームの難易度が変化するといったユニークなものです。

アップデートでCryptoモードが追加されることで実現します。
ビットコインの価格が上がれば上がるほど、ゲーム内の難易度は高くなりミッションクリアしにくくなります。
しかし高い難易度でクリアすれば、ユーザーは戦利品として良いグッズが貰えます。
普通のRPGでも強い敵を倒せばレアな防具を手に入れることができますが、このようにランダムで難易度が変わるのはとてもユニークです。

ビットコインの価格が低くなれば、難易度は下がりますが得られるグッズもレア度は下がります。

2017年秋から12月にかけてのような高騰がまた起これば、ゲームの難易度はかなり上がってクリアするのが難しくなりそうです。

個人的には最難関レベルをクリアしたらビットコインが貰えるなどの特典があるといいかなぁと思いますね。

仮想通貨ゲームの今後の展望は?

仮想通貨がかなり広まったことで、投資以外のジャンルでも利用されるようになりました。
このようにゲームで楽しく仮想通貨に触れられるのはとてもいいと思います。
イーサリアム系のゲームは育成や取引ができ、ビットコインは価格変動がゲームの難易度にかかわるといった流れはそのコインの特徴を捉えていて面白いですよね。

他の通貨でゲームを作るとしたら、リップルの場合は送金スピードの速さを生かしてオンラインパズルや音楽関係のリズムゲーム、ダッシュなどの匿名通貨は匿名性を利用して誰が送金したか当てたら配当が倍増するクイズやカジノゲームなどにも使えそうだなあと思います。

日本でもVRゲームなどと仮想通貨が融合したサービスが誕生しないかなぁと待ち望んでいます。

執筆者 西村大樹

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