30日、アメリカに仮想通貨取引所DCEXが開設されました。これだけだと単純に新たな取引所が誕生しただけのように思えますが、少し特徴が異なります。
基軸通貨をリップル(XRP)とした取引所になります。世界中の取引所でリップルを基軸通貨にしているのは数少な炒め、注目度や期待感は高まります。
アルファポイントが提供・支援
今回、リップルを基軸通貨とした仮想通貨取引所DCEXを開設したのは、仮想通貨取引のホワイトラベルを提供するアルファポイント社です。リップルを基軸通貨にしたのは取引所りが短く手数料も安いからとのこと。この性質はアービトラージに向いている特徴でもあります。
取り扱い通貨は全部で15種類でリップル、ライトコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド、イーサリアムクラシック、イオス、ダッシュ、トロン、モネロ、ヴィーチェーン、アイオータ、ジーキャッシュ、ステーブルコインのトゥルーUSDとなっています。数ヶ月以内にネオやカルダノも取り扱う方針ですので注目コインが目白押しとなります。
また、BGCI(ブルームバーグ・ギャラクシー・クリプト・インデックス)にリストされている10種類のコインへのアクセスも提供します。取引開始は数週間以内を予定しているようです。
サンフランシスコに拠点を構えたDCEXはアメリカ財務省金融犯罪取締ネットワークへ(FINCEN)の登録は済んでいてアメリカ証券取引委員会(SEC)への登録は申請中です。
取引所間の価格差を利用した投資方法。例えばビットコインの価格が安い取引所Aで購入して、それよりも価格の高い取引所Bで売却し利益を出す。初心者向けのトレード方法
インデックス投資で市場全体の動きを示す指標い連動した投資信託やETFを購入する方法
リップルブロックチェーンの長所を活かせる取引所
仮想通貨取引所のDCEXはリップルの特徴を存分に活かせる取引所になっています。先にも紹介した、処理速度の速さ、手数料の安さ、アービトラージ向き、さらには上級トレーダーにはAPIに容易につながり高頻度の取引戦略が可能になります。
リップルのネットワークを使うことで比較的新しい仮想通貨とのペアによって顧客は様々なトークン(仮想通貨)の交換ができるようになります。それからDCEXではレバレッジ取引も可能になっています。
リップルの特徴を存分に活かせるようにDCEXでは1秒あたり最大で100万件のトランザクションを処理できるようになっています。手数料の安いリップルの性質を考えると少額で頻繁な取引もしやすくなります。
余談的にはなりますが仮想通貨評価機関のワイス・レーディングのツイッターによるアンケートによれば「どの仮想通貨が取引所間の資金移動をするのに最適か」という質問でリップルは堂々の1位を獲得しています。
日本での人気は今に始まったことではありませんが、リップルの導入は世界的にも進んでいます。送金能力に優れたリップルのネットワークには日本、世界の多くの金融機関が参加しています。
まだまだビットコインが仮想通貨の王様として大きく君臨していますが、DCEXのように基軸通貨をリップルにする取引所が増え始めれば銀行や証券会社を巻き込んだ強力なネットワークを作り上げていくかもしれません。
今後もリップルやリップルを導入する取引所や金融機関からは目が離せません。