「仮想通貨Huobi Token(HT)ってどんな通貨なの?」
「仮想通貨Huobi Token(HT)に興味はあるけど将来性はあるのだろうか?」
「仮想通貨Huobi Token(HT)の特徴がよく分からない」
そんな人たちに向けて、本記事ではHuobi Token(HT)のメリットや将来性などを解説していきます。そのため、Huobi Token(HT)に興味がある方や、購入を悩んでいる方はぜひ最後まで目を通していってください。
目次
Huobi Token(HT)とは
Huobi Token(HT)は、中華系大手仮想通貨取引所Huobi Globalが発行する取引所トークンです。正式名称は「Huobi Global Ecology Integral」ですが、多くの場合フォビトークン(HT)という略称で呼ばれています。
このトークンを発行しているHuobi グループは、2013年に創業後、現在では銘柄数・顧客数・取引量ともに世界トップクラスな暗号資産取引所として、業界を牽引しています。また、世界最高水準のセキュリティ技術を持つ暗号資産取引所としても評価されています。
そんな取引所で使用されているトークンであるため、2021年12月現在の時価総額ランキングは77位と比較的高い人気と需要を誇っています。
通貨名 | Huobi Global Ecology Integral |
シンボル | HT |
公開日 | 2018年1月 |
発行枚数 | 5億枚 |
流通量 | 167,666,981枚 |
焼却量 | 288,864,648枚 |
時価総額(12月現在) | ¥179,271,611,793 |
時価総額(順位) | 77位 |
24Hの出来高 | 130億円以上 |
Huobi Token(HT)の特徴
Huobi Token(HT)には他のトークンにはあまりない特徴が複数存在します。この項では、そんなHuobi Token(HT)の主な特徴を3つご紹介いたします。
特徴①Huobiにおける取引手数料割引
Huobi Token(HT)の特徴の中でも最もユーザーに身近であり、有益なサービスは取引手数料の割引機能です。Huobi Japanであれば、Huobi Tokenの保有量等に応じて割引が受けられます。
割引の率は、Huobi Tokenの保有量と取引所での全通貨ペアにおける取引量に応じて変化し、最大で92%まで割引が可能です。そのため、他の仮想通貨に比べてお得に取引が出来ますので、お得に取引をしたい方にとってメリットが大きい仮想通貨です。
特徴②トークンバーンで価値をコントロールしている
Huobi Token(HT)の大きな特徴として有名なのが、流通量調整を目的としたトークンバーンです。トークンバーンとは焼却プログラムのことであり、運営元が発行したトークンの一部を消滅させる行為を指します。
何のためにトークンの焼却を行うのかというと、焼却を行うことによりトークンの枚数を減少させ、通貨1枚あたりの希少価値を上げることが目的です。その結果、保有者への利益還元へと繋がっております。
また、Huobi Tokenは運営当初から発行上限を5億枚と定められており、既に全てが発行済み、かつ追加発行の予定はありません。そして、現在では既に累計で約2億8,000万枚が焼却されており、現在もトークンバーンは行われていく予定です。こうした要因により、Huobi Tokenは希少価値が堅調に推移していくのではないかと予想されています。
特徴③取引所のガバナンストークンである
Huobi Token(HT)はHuobi Globalにおけるガバナンストークンであることも大きな特徴の一つです。
ガバナンストークンとは、トークンを発行しているプラットフォームの運営や将来に対して、投票等による発言権を保有者に与える機能があるトークンのことです。
実際、Huobi Tokenには保有者達によるコミュニティがあり、そのコミュニティからHuobi Globalへトークンの運用について意見が発出され、保有者達による投票によって方針が決められることがあります。
このコミュニティに投票ルールは、保有者達により最終支持率が50%を超えると可決されます。これまでに可決されたものとしては、トークンバーンの期間変更が上げられます。具体的には、以前までは四半期毎に収益の約20%に相当するHuobi Tokenをバーンしていたが、コミュニティより期間を四半期に一度から月に一度に変更する提案が行われました。その結果、現在では毎月バーンが行われるように変化しています。
Huobi Token(HT)の現在の推移価格
仮想通貨市場はIMF(国際通貨基金)が仮想通貨の普及を実質容認したことや、アメリカ大統領選でバイデン氏が勝利したことなどにより、2020年末から活況となっていました。そんな中、Huobi Tokenもまた高騰し、5月には約40ドルまで値上がりしました。しかし仮想通貨に興味がある方なら知っている方も多いでしょうが、中国が仮想通貨に対する規制を強化することを発表した等の理由により、5月中旬に仮想通貨の大半の銘柄が急落しました。
現在は、時価総額トップであるビットコインが復調してきたことや、イーロン・マスク氏が今までとは一転して仮想通貨に対する前向きな発言を行ったことにより、再び上昇基調となっております。また、焼却プログラムにより常に供給量が減っていくため、価値が下がりにくいという特徴もありますので、上昇が期待できるトークンといえます。
Huobi Token(HT)の今後と動向
Huobi Tokenは取引所トークンの一種であるため、DeFiやNFTを開発するような能力を持っていません。そのため、爆発的に需要が増し、価格が上昇することはあまり期待できません。
しかし、Huobi Tokenは世界でもトップクラスの取引所であるHuobi Globalの取引所トークンであり、取引所ユーザーの多くがHuobi Tokenのメリットを享受するためにトークンを保有しております。そのため、Huobi Globalが世界トップクラスの取引所である限り、常に実需があります。また、こうした実需がいきなり損なわれることも考えにくいので、役割と需要は今後ともなくなることはまずありません。むしろ、利用用途の拡大に伴い、取引所ユーザーが増えていくことで、需要が伸びていく可能性の方が高いと考えられております。
そして、Huobi Tokenの機能として、トークンバーンによる希少価値の向上を行うシステムがあり、今後もトークンバーンは継続して行われていくこともあって、Huobi Tokenは大きく伸びる要因こそ今のところありませんが、今後も堅調に推移していくトークンであると評価されています。
Huobi Token(HT)の購入方法
Huobi TokenはHuobi Globalをはじめ約30社の取引所に上場しています。しかし、Huobi Globalは日本人の口座開設を受け付けておらず、日本国内で上場している取引所は、Huobiグループが日本で運営しているHuobi Japanのみです。そのため、Huobi Tokenのメリットを活かしながら購入したい場合は、トークン保有のメリットを享受できるHuobi Japanを利用するのが一番良い手段でしょう。
Huobi Japan(フォビジャパン)とは
Huobi Japanは、世界170カ国以上にサービスを展開し、利用ユーザー数は数千万人に上っている世界トップクラスの大手仮想通貨取引所Huobiグループの日本法人です。Huobi Japanの主な特徴としては、金融庁登録済みの暗号資産業者であることです。また、Huobi Japanを運営しているHuobiグループは、2019年に第三者機関のICO Ratingからセキュリティ性能が世界最高水準であるという評価をされている実績もありますので、仮想通貨取引を初めて行う人でも安心して利用できます。
他にも、Huobi Japanは取扱銘柄・通貨ペアが豊富であることも有名で、実際国内他社よりも多い12銘柄・29通貨ペアを取り扱っています。また、Huobi Tokenの保有による取引手数料の割引といったメリットもあるため、様々な通貨ペアで手数料を抑えながら取引をしたいといった方に最適な取引所の一つです。
こうした取引所としての評価が高いだけではなく、販売所としても高く評価されている実績がありますので、仮想通貨取引をはじめたいとお考えの方におすすめです。
Huobi Token(HT)のまとめ
今回はHuobi Token(HT)の特徴や将来性についてまとめていきました。
分かりやすく要点をまとめると、
- Huobi Tokenは、世界でも有数な中華系大手仮想通貨取引所Huobi Globalが発行する取引所トークン
- Huobi Tokenは保有量に応じて、取引手数料が最大で92%まで割引できる
- Huobi Tokenはトークンバーンを行い希少価値の向上を図っている
- Huobi Tokenを購入する際はHuobi Japanがおすすめ
となります。
これまでは海外の取引所でしか取引が出来なかったHuobi Tokenですが、2020年6月上旬にHuobi Japanが取引をはじめたことにより、日本国内でも気軽に購入できるようになりました。そのため、今後日本国内で普及する可能性は十分にあり得ます。
また、Huobi Tokenを発行しているHuobiグループは業界をリードしている勢いのある取引所であり、大手企業との連携も進められているなど、実績もブランド価値も十二分にあります。
反面、NFTやDeFiなどを開発できるような優れた機能はありませんので、急激に需要が増すことはあまり期待できません。
これらから、Huobi Tokenは長期的に高騰する可能性がある手堅い投資対象というのが、今回調べてみた結論です。
執筆者 西村大樹