仮想通貨UMAとは?合成資産が作れるDeFi関連銘柄の将来性を解説

「UMAってDeFiに使えるらしいけど、どんな仮想通貨?」
「UMAにはどういった将来性があるの?」

UMA(Universal Market Access)<ユニバーサルマーケットアクセス>は、合成資産を作成することができる仮想通貨(暗号資産)プロジェクトです。

合成資産の取引ができる仮想通貨シンセティックス(SNX)を調べているときに、この「UMA project」について知ったという人も多いのではないでしょうか。

この記事では、UMAの特徴や将来性について解説します。DeFi(分散型金融)に興味がある人や、DeFi関連銘柄への投資を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

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UMAとは

UMAの見出しと株価の画像

UMA(Universal Market Access)<ユニバーサルマーケットアクセス>は、あらゆる資産の価格に連動する合成資産を作成できる、分散型金融契約プラットフォームです。また、そこで利用される独自トークン、つまり仮想通貨(暗号資産)のことを指します。

この仮想通貨プロジェクトは、より多くの人が市場に参加できるようになることを目指して開発されました。

UMAで作成したデジタル合成資産は、通常の金融商品市場と違ってブローカーなどの中間業者を介さなくても売買することができます。そのため、これまで株や投資信託、FXに抵抗があった人でも気軽に始めることができそうです。

また、仮想通貨を始める人にはもともと金融商品で資産運用や投資を行なっていた人が多いのもポイント。UMAを利用することによって、仮想通貨の金融サービス「DeFi(分散型金融)」関連全体が更に盛り上がると考えられています。

通貨名 ユニバーサルマーケットアクセス
ティッカーシンボル UMA
運営元 UMA project
発行上限 100,000,000UMA
現在の価格 約1,054円
時価総額 約70,302,093,306円
市場ランキング 133位
公式サイト https://umaproject.org/
公式Twitter https://twitter.com/UMAprotocol

※2022年1月5日時点。

DeFi(分散型金融)については、こちらで説明しています。

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UMAの特徴

UMA特徴の見出しと株価の画像

UMA(Universal Market Access)<ユニバーサルマーケットアクセス>で作成した合成資産は、その特性から様々な活用方法があるとされています。

使い方のアイデア次第では「金融の革命を起こす可能性もある」と言われているため、UMAは金融分野の知識がある人にオススメの銘柄です。

ここでは、プラットホームであり仮想通貨でもあるUMAの主な特徴を3つご紹介します。

特徴① 好きな合成資産を作成して取引ができる

UMAのプラットホームでは「シンセティックトークンビルダー」を利用して、イーサリアムブロックチェーン上であらゆるものの価格を追跡可能なERC20トークンを作成できます。

シンセティックトークン(合成トークン)とも呼ばれますが、分かりやすく言えば「合成資産」です。

これを利用すれば、法定通貨(円やドル)をはじめ、コモディティ(石油や金)や株式といった定番の金融商品などの価格に連携した資産を、一つのウォレットで管理できます。

また、米国の代表的な株価指数「S&P500」や日経平均株価など、指標と連動する幅広い合成資産を作成できるのも魅力の一つです。

証券取引所などを利用することなく、24時間365日いつでも取引できるトークン(仮想通貨)は、これまでの金融商品市場とは違った面白さも感じられるのではないでしょうか。

合成資産の作成なら、シンセティックス(SNX)もオススメです。

今回は、SNX(シンセティックス/Synthetix)という仮想通貨について説明します。2018年より名前が変更になったSynthetix(...

特徴② オラクルサービスで価格を参照

UMAでは、分散型オラクルサービス「Chainlink(チェーンリンク)」を利用しています。オラクルとは、簡潔に説明するとブロックチェーンと世の中の情報を繋ぐシステムです。

この仕組みにより、不動産価格や為替などの情報・データをブロックチェーンに持ってくることができます。また、外部から持ってきたその情報が正しいのかどうか判断もしてくれるのです。

UMAのあらゆるものの価格を追跡することができるトークンは、このシステムにより実現しています。

ちなみにオラクルを使用して価格を参照する際は、利用手数料(ガス代)を支払わなければいけません。UMAではこのオラクルの使用頻度を必要最低限に抑えるようにする仕組みも備わっているのが特徴となっています。

「Chainlink」や仮想通貨LINKについては、こちらで解説しています。

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特徴③ DeFiで利用がしやすい

UMAで作成した合成資産はイーサリアムのERC20規格のため、主にDEX(分散型取引所) などのDeFiで利用されます。

DEXとは特定の組織や会社などの管理者を持たず、ユーザーが自分で暗号資産を管理する仮想通貨取引所です。

ユーザー同士で直接取引できるので、仮想通貨投資の時間的・金銭的コストが抑えられるのがDEXの強み。仮想通貨(トークン)を預けて流動性マイニングを行ない、利息収入を獲得できるのもポイントです。

DEX(分散型取引所) 一例

  • Uniswap(ユニスワップ)
  • SushiSwap(スシスワップ)

人気のDEX「PancakeSwap(パンケーキスワップ)」もチェック!

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UMAの現在の推移価格

 

2021年2月にUMAの価格が急騰しています。これはDeFiブームによるものと思われます。

ただし、競合の仮想通貨シンセティックス(SNX)と比べると上昇幅が少ないのが悩みどころ。多数のプロジェクトと提携するシンセティックスによって、市場のシェアは大半が奪われています。

UMAは12月からチャートが下がっていますが、ここから持ち直すのはやや厳しいでしょう。

UMAの今後と動向

UMA今後と動向の見出しと株価の画像

UMAの需要を増やすためには、より画期的な利用方法が生み出されることが期待されます。また、競合の仮想通貨シンセティックス(SNX)のように専用の取引所があると、流動性も高まりそうです。

現状は、DeFi上のトークンに相互互換性を持たせる仕組みを提供する「Ren Protocol」との提携によって、利用の幅や流動性をカバーできている印象。renBTCを購入&UMAを担保としてuUSD(イールドドル)を発行し、共同流動性マイニング報酬プログラムを利用できる仕組みはより多くのユーザーの注目を集めました。

DEX(分散型取引所) を利用して利息収入が得られるようなプロジェクトが他にも発表されれば、UMAの将来性は期待できるものになるのではないでしょうか。

UMAの購入方法

UMA購入方法の見出しと株価の画像

UMAは日本の仮想通貨取引所では取り扱っていません。そのため、海外の仮想通貨取引所やDEX(分散型取引所)などで購入する必要があります。

ただし、取引所によっては日本人向けサービスを停止しているところもあるようです。また、海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないため、リスクも踏まえたうえで利用しましょう。

UMAを購入できる取引所 一例

  • Binance(バイナンス)
  • OKEx(オーケーイーエックス)
  • Bitget(ビットゲット)
  • Coinbase Pro(コインベースプロ)
  • KuCoin(クーコイン)

海外の仮想通貨取引所でUMAを購入する手順は下記の通りです。

  • STEP.01口座開設
    日本と海外、それぞれの仮想通貨取引所に口座を開設。
  • STEP.02取引ペア
    国内取引所でUMAの取引ペアとなっている仮想通貨を購入。
    ※取引ペアとして一般的なのは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)です。
  • STEP.03海外送金
    国内取引所から取引ペアの仮想通貨を海外取引所に送金して、UMAを購入。

取引所を選ぶ際は、こちらも参考にしてみてください。

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もし仮想通貨を稼ぐことができたら、更に資産を増やすためにレートを予想して二者択一の取引に挑戦してみてはいかがでしょうか。

【まとめ】仮想通貨UMAは自由度が高いという将来性がある

UMA(Universal Market Access)<ユニバーサルマーケットアクセス>は、あらゆるものの価格に連動する合成資産を作成できるプラットフォーム、及び仮想通貨(暗号資産)です。

合成資産であるシンセティックトークン(合成トークン)は、イーサリアムブロックチェーン上で発行されるため、DeFi(分散型金融)で利用できる点が強みとなっています。

好みの資産を自由に作成できるので、仮想通貨の金融サービスで資産を運用したいときはUMAを検討してみてはいかがでしょうか。

執筆者 西村大樹