仮想通貨Civic(CVC)とは?特徴や将来性について解説

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仮想通貨Civicをご存じでしょうか?Civicは2017年6月にリリースされ、現在とても注目を集めている仮想通貨です。主なプロジェクトは本人確認作業をブロックチェーンで行えるようにするプラットフォームの開発です。

セキュリティやデジタルコンプライアンスに関わる仮想通貨は今後も発展を続けていくジャンル。

本記事では「Civicについて情報を知りたい」「投資価値はあるの?」といった疑問を解決し、Civicの特徴や将来性を解説していますので、是非最後まで読んでいってください。

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Civic(CVC)とは

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Civicの基本スペック

名称 Civic
トークン名称 CVC
ローンチ日 2017年6月
発行上限 1,000,000,000CVC
公式ホームページ https://www.civic.com/
公式Twitter https://twitter.com/civickey

Civicは本人確認の認証をブロックチェーン上で行うためのプラットフォームを構築している仮想通貨です。ネットバンクやSNSといったインターネットサービスのログインには本人確認が必要であり、利用するサービスごとに登録しなくてはなりませんでした。このため、多くの個人情報を必要とするサービスのアカウントを新規に発行する場合には少し手間がかかってしまいます。

Civicではブロックチェーン上にSIP(Secure Identity Platform)と呼ばれる一括認証プラットフォームを構築することで、SIPを導入しているDefiやパブリックブロックチェーン、SNSなどのインターネットサービスではサービスを利用する場合の本人確認が不要になります。

何故Civicではこのようなことが可能になっているのか、特徴や仕組みを解説していきます。

Civic(CVC)の特徴

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Civicでは様々なサービスでの一括認証を行うために以下のような特徴を持っています。

Civicの押さえておきたいポイント

  • SIPの構築
  • Civicパス
  • トークンの報酬

以下ではこれらのポイントをそれぞれ紹介します。

特徴①SIPの構築

SIPとはSecure Identity Platformの略称でCivicの認証システムプラットフォームです。

認証システムは一般的にIdentity Platformと呼ばれ、日本語ではID認証システムと言います。そもそもなぜインターネット環境では認証システムを行う必要があるのか、疑問に思った方もいるのではないでしょうか?その答えは「通信先の相手が誰であるのか」ということを明確にする必要があるからです。

認証システムの必要性

仮に認証システムを取り入れず、どのようなユーザーでも参加できるようなインターネットサービスを運営したとすると、「1人で複数のアカウントを作成」したり、「悪意のあるプログラムでシステムをダウンさせられる」などといったユーザー側にも運営企業側にもセキュリティ面においてリスクが生じます。

この様なリスクを排除するために、多くのインターネットサービスでは「誰が利用したのかを明確にする識別情報(ID)」と、「その情報が正しいかを確認する情報(パスワード)」の2つを組み合わせることで利用者の本人確認の認証を行っています。

近年ではこのIDを発行する手順がセキュリティ強化のために複雑化しており、ネットバンクのアカウント開設ではIDを発行する際、本人確認として運転免許証や住民票などをデジタル化して送付しなければならなかったり、顔写真の登録を求められたりします。

これらの作業を行うことで認証システムは高いセキュリティ性能を実現し、インターネット上での金融口座の開設や商品の取引、SNSサービスを安心して利用できるようになります。

ところがこの認証システムの弱点は利用するサービスごとに本人確認の認証情報を登録する必要があるという点です。

利用するすべてのサービスでアカウントの発行時に詳細な本人確認書類が必要となってしまうとユーザーに負担をかけるだけでなく、運営側も取り扱う個人情報の量が膨大になることで管理体制のセキュリティ強化が求められます。

この仕組みでは「ユーザーと運営側の双方に負担がかかってしまう」という難点がありましたが、Civicでは従来の認証システムのデメリットを解消するためにSIPというプラットフォームを構築しました。

SIPのメリット

SIPを利用して本人確認の認証を行うとSIPに対応したインターネットサービスでは個別に本人確認を行う必要がなくなります。登録する情報が一か所のみで完結するので利便性も高くなりますし個人情報が複数サービスに分散することもなくなるのでセキュリティ性も向上します。

特徴②Civicパス

CivicのSIPを利用するにはCivicパスへ本人確認の情報を登録する必要があります。CivicパスとはDefiや、パブリックブロックチェーンなどを運営する企業向けのコンプライアンスツールで、KYCやAMLといった本人確認システムの基準を満たす内容になっています。

Civicパスを導入すると複数のインターネットサービスを利用するユーザーの負担が減ることはもちろん、サービスの運営側にも大きなメリットになります。

Civicパスの導入メリットと認証の仕組み

本人確認にCivicパスを導入するメリットは以下の通りです。

  • 認証スピードの高速化
  • AIを活用したID検証と本人情報の結びつけを正確に行うことが出来る
  • システムの利用料は使用した分のみ

これらのメリットは新しい認証システムを導入する企業には大きなメリットであり、特に正確に本人認証ができるという点においては、最も重宝される機能です。

Civicパスの認証システムではBotと呼ばれるインターネットブラウザ上で自動で動くスクリプトを排除することが出来ます。Botを利用すると不正アクセスをするためのアタックをアクセスできるまで無限に繰り返したり、ネットショップで大量の商品購入を行い、不正な価格操作を行うなど運営側が予期しない動作を行うことが可能になります。

この様な不正が行われるとユーザーのサービスに対する信頼度が落ちてしまいますし、運営サイドの思わぬ損失につながってしまう場合があります。このようなリスクを回避できるCivicパスのシステムは現在多くのインターネットサービスの運営者が注目しています。

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特徴③トークンの報酬

CivicではCVCというトークンが発行されていて、このトークンはCivicに登録された本人確認の情報が正しいものか承認を行う作業が完了すると支払われる報酬です。

この認証を行う作業は誰でも行うことが出来るわけではなくCivicが認める信頼性の高いユーザーにのみ認証する権利が与えられます。この仕組みは安全度が高く、Civicを利用する企業は本人確認の認証システムをすべてCivicに任せることが出来るので運営コストの削減にもつながります。

またCivicパスにはコスト面でもう一つメリットがあり、サービスの利用料は使用量に応じた価格設定になっています。そのため小規模なサービス運営を行う企業は高額なシステム利用料を支払う必要がなく、Civicパスは利用企業のスケールに合わせた適切な価格設定となっています。

Civic(CVC)の現在の推移価格

チャートはCVC/USDの日足チャートです。

 

値動きを振り返ると、2022年1月上旬の推移価格は0.33ドル。直近半年間での高値は2021年9月4日に付けた1ドル、最安値は2021年6月22日の0.142ドル、2021年12月以降は0.312ドル~0.410ドルの間で小幅な値動きをしています。

明確なトレンドをつけているわけではないですが、一定の価格帯(レンジ)で値動きを繰り返したあと、また次の価格帯でもみ合うような形を繰り返しているためレンジの下限で買いポジションを入れるといいかもしれません。

具体的なエントリーの戦略

現在の価格が0.3ドル付近と、比較的安い水準であることから基本戦略は「買い」となるでしょう。その上で注目のポイントと今後の値動きの予想を解説します。

エントリーのポイント

  1. 0.3ドル付近のサポートラインを下限に長期目線の買いでエントリー
  2. 0.2ドルまで下落する前提で分割の買いエントリー
  3. 4ドルのレジスタンスを抜けたら短期目線で強気の買いエントリー

現在の値動きは0.3ドル~0.4ドルのレンジで推移しており、0.3ドルはレンジ内では下限に位置しています。ここから短期の上昇が始まるか、もう少し下降を続けるかはまだわかりませんが安値の0.18ドルを下限とするなら下値が限定されていることが分かります。

このことから長期はもちろんのこと短期の目線でも売りでは値幅が取れないのでエントリーの方向は買いのみで考えていきます。Civicは将来的には1ドルを超えるポテンシャルを持っている仮想通貨と考えているので、そう考えるなら現在の0.3ドルは非常に割安です。

長期目線であれば損切しなくて済むポジションサイズで今のうちに買いを入れておくか、0.3ドル0.2ドル以下の2段階で分割購入をしてトータルで少し大き目のポジションを入れるのも戦略的には悪くないと思います。

どちらの戦略をとるにしても比較的リスクの少ない今の価格は非常にチャンスと言えるでしょう。また短期目線では一旦のレジスタンスで4ドルが控えています。何度か上ヒゲで跳ね返されていることから、ここの反発を完全に抜けるまでエントリーを様子見している投資家も一定数いるのではないかと推測できます。

この様子見の投資家たちの買い上昇が起きれば、次のレジスタンスである6.5ドル~7ドルまでは一気に上昇する目があると思われるので、短期でしっかり利益を出すのであれば4ドルを超えたタイミングで買いエントリーをポジション多めに入れると効果的です。

「bitcastle」を利用すれば小さな値動きでも利益を狙える

「bitcastle」は最も安く最も早く最も安全な仮想通貨取引所です。

bitcastleが提供するオプション取引、バイナリーオプションは価格の上昇か下降かを当てるだけでリターンが狙える取引方法なので、値動きの少ない仮想通貨でも大きな利益を生み出すことが出来ます。

残念ながらCVCのバイナリーオプションは取り扱っていませんが同じようなチャートパターンを形成している通貨にはCVCの戦略が通用するかもしれません。今なら取引所で仮想通貨が最大$50プレゼントのキャンペーン中なので気になる方は是非登録してみてください。

Civic(CVC)の今後と動向

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Civicの認証システムは今後もニーズが高まる一方でしょう。現在のインターネットサービスでは認証システムを採用している企業がほとんどです。しかしその認証システムに登録する個人の情報はセキュリティレベルが上がるにつれて多くのデータの入力を必要とします。

しかし、そのデータ入力もCivicを利用すればたった1度の個人情報登録で、すべてのサービスの認証を受けることが可能になります。もしあなたが今Civicパスに対応している仮想通貨の取引口座を開こうとした場合、一切の人情報の登録なしに新規のアカウントを作成することが出来ます

一度でもインターネット上でネットバンキングやフリーマーケットサービスのアカウントを作成したことがある方ならこのメリットの大きさはかなり想像がつきやすいのではないでしょうか。

既にCivicの公式ページでは企業向けにCivicパスの利用料の価格も提示されており、サービス自体は利用可能な状態にあります。あとは導入する企業が増えることでCivicの利便性が上がりユーザー普及が進めばCVCトークンの価値も上がっていくでしょう。

今後の成長に期待です。

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Civic(CVC)の購入方法

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Civicは現在国内の仮想通貨取引所での取り扱いはありません。

以下の海外仮想通貨取引所で購入可能です。

  • COINBASE
  • Binance
  • BYBIT
  • GEMINI

大手の仮想通貨取引所でも取り扱っているのでどこでも安心して購入可能です。初めて取引される方はBinanceがおすすめです。

【まとめ】仮想通貨Civicは今後認証システムのスタンダードになるかもしれない

仮想通貨Civicについてまとめました。もういちど押さえておきたいポイントを振り返ると

  • Civicは本人確認認証システムプラットフォームを提供している
  • Civicパスに個人認証データを入力しておくと、対応しているサービスは本人認証作業が不要になる
  • Civicパスを導入した企業は本人認証作業が不要になり、運営コストを下げることが出来る
  • CVCトークンはCivicに入力された情報の承認を行うと付与される

上記のポイントがCivicの基本的な情報となります。

今後もインターネットサービスがますます進化しオンライン上のやり取りがすべての基本となったとき、相手の存在を証明する為の本人認証作業は今とは比べものにならない情報の量を処理しなくてはならないでしょう。

Civicはそんな企業の課題を解決する仮想通貨として今後も成長を続けます。将来の可能性に対して割安なうちにCivicへの投資を検討されてみてはいかがでしょうか?

執筆者 西村大樹

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